全3385件 (3385件中 301-350件目)
< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ... 68 >
入ったばかりの私は知らなかったのだが・・ のびのび学童では毎年 冒険活動センターという宿泊施設にお泊りする恒例行事があるという事だった。 自然豊かな森林地帯に建つその冒険活動センターには年間通してたくさんの教育機関から先生、生徒が訪れ 楽しい思い出を作っていってるという・・。 小学生低学年の男の子にとって そこはカブトムシや川エビ、小魚たちを見たり触ったり出来る自然のパラダイス・・。 のびのび学童の子どもたちも 数日前から あのスポットにカブトムシの罠を仕掛けるとか? 虫取り網を誰が持っていくとか・・夏休みの課題そっちのけで喋りこんでいた。 通算で4回?冒活含め色んな施設に色んな子どもたちとお泊りしたザッキ~は 当時 どの子とどの子がメンバーで居たか?うる覚えなのだが・・・。 笹川小学校の大と空、 池山小学校の風 あと蔵並小学校の呈・・ 確か初回は それくらいのメンバーで冒険活動センターに行ったんだと思う。 女の子のノンや豪ちゃんは別用があってお泊りに参加出来なかった気がする・・。 学童から現地までの運転は高山先生がしてくれた。 子供たちもう・・車に乗るなり前日に買い込んだお菓子をパクパク。。。 シートのあちこちに 子どもたちの食べたポテチの破片やらグミの入ってた袋が散乱してるし。。。 高山先生はね ほんとに口数の少ない 穏やかな先生なので そういう子どもたちの様子 横目でみても 何も動じることもなく。。 慎重な運転をされてたから・・。 ま、このくらいは大目に見てあげていいのかって。。自分もさほど注意することもせず 大きなゴミに関しては こっちに入れなって誘導して あとはスルーしちゃった。 さて現地に着いてからが大変だった(^-^; 高山先生が受付してる間も 子どもたちは自由奔放だったから(笑) ふっと草むらみるとぴょんぴょん バッタやコオロギ飛んでるしね。。 そりゃー小学生低学年の彼らにとったら 興奮ものでしょ? 持ってる虫かご広げて 採るわ採るわ(笑) でもお目当ての虫はバッタやコオロギのようでは無いらしく・・・ 『ザッキ~、早くあっちの方いこ?』そう急かす。 笹川小の自然児:大は生き物全般が大好きな男の子でね。 冒険活動センターに来るのを凄く楽しみにしていた。 それで他の子が持って無いカッコいい玩具の双眼鏡みたいのを首にぶら下げててね? 用もないのに しょっちゅう首から外しては 他の子に貸してあげたり その辺に置きっぱなしで遊具で遊びこんだりしてたんだ。 険しい山道を上がったり こんなところ通れるの?みたいな林の道をみんなで通り抜けたりして 大きな橋が架かってる場所まで出てきた。 お目当ての洞窟 ゆうきのどうくつにたどり着いた一行・・。 高山先生は なぜか足早に洞窟内に入ってしまいΣ(゚Д゚) 私たちは 取り残されてしまった。。。。。 どうすんのーザッキー? 心細そうに呈が私の腕をつかむと 他の子どもたちも ザッキーこわいって ひっつく(◎_◎;) 《ほんとにこわいのお前たち?》 そう言いながらも ちっこい頭 わたしの腕やら横腹やらにくっつけながら頼ってくる子どもたち見たら しょうがねーなーって(-"-;A ...アセアセ 4人まとめて腕組んで 洞窟の中入っていたんだ。 それが 洞窟内は途中で二手?なんか枝分かれしてる部分があってね(^^; 片方は行き止まりになってるんだよね。 その行き止まりの空洞から。。何者かがわっ!って出てきたの(@ ̄□ ̄@;)!! ほんと あの穏やかな高山先生が そんな事をすると思わなかったので 子供たちより先に大笑いしてしまった・・わたし(^-^; 子供たちも私につられて大笑い。 それがさぁ。。すっごく面白かったとみえて 『もう一回最初っからやろ?ねーザッキー!』って 洞窟の中引き返そうとするんだよ 子どもたち(~_~;) 「そんな・・なんで折角出口まで来たのに入口戻んのさー!」 そう言いながらも 喜んでる子どもたち見捨てられず3往復ほど付き合ったザッキ~。 なぜか洞窟外に出るころには ほっくほっくの笑顔になっていた。 3度目に洞窟入り口戻った大が歓声の声をあげた。 『見てみてザッキー!ガマがいるよ でかー』 みると その辺の田んぼに居るカエルとは桁違いの大きいイボガエルが 大の掌に握られてたの(*_*; いやぁ カエルも長く生きてると人間みたいな顔になるんだね。。。 あまりの不気味さに もう離してあげなって 言ったんだけど。。 大は可愛い可愛いって。。離さないの(-"-;A ...アセアセ 『こいつ主だよ きっと』 興奮冷めやらぬ大に 先生が写真に残してあげるから ここに離してあげなって なだめ 何とか手放した。 これだけでも相当 子どもたちと私の絆は深まったのだが・・ この後 もっと 凄い事がおこって まさにザッキー学童においての伝説! 夏休みになると ここに行きたいベスト1に この冒険活動センターが選ばれる理由となったのです ~つづく~
2020.03.27
ザッキ~先生・・ そう名乗ったのは 子どもたちに最も近い存在になりたかったから。。 先生と言うよりは・・何でも話せる兄貴・・おじさん(*^^)? そう思われたかったからだと思う。 ちょっと前にもお話したが 子どもたちの親でもなければ親戚のおじさんでもない・・ 第三者の大人が 預かりとは言え 他所様の大事なお子さん、それも僅かに6歳7歳の幼い小学生の躾やその心に関わって行かなくちゃいけない訳なのだから・・。 そこは余程の配慮が必要だと 私は思っている。 特に これをやったらどうなるのかな?って好奇心が物凄く沸いてる年ごろの彼らだから・・ ちょっと目を話せば ミラクルワールドおっぱじめて こっちが手を出せない場所に飛んで行ってしまう。 だからこそ先人の教えというものが必要なんだろうし いざと言う時には彼らを叱って正当な道に戻してあげるって事も必要なんだろうけど・・ 怒るには ちょっとしたステップが必要だと私は思っているんだよね。。 彼らが この大人なら安心して身を任せられる、この人なら悲しい気持ちでも苦しい思いでも話せる・・そんな状態を取り付けておくということ。 これをやっておくのとやらないとでは 後々の彼らの気持ち(叱った大人を見る目・その大人との距離)は全然違うものになるから・・。 *********◇ そういう考えから 私は 信頼確保の第一歩として 子どもたちの前で ザッキ~先生と名乗った。 久先生じゃ~子どもたちの中に溶け込めない。。もっと気軽さが欲しいって事で 当時ボランティアの歌活動で使ってた〝ザッキ~”を 自己紹介の時に口にしたのがきっかけ・・・。 子供たちも その呼びやすさからか? 頻繁に まるで友達のように 私をザッキ~ ザッキ~呼んでくれた。 ※まぁ・・そのことで 一時 海老沢園長からお小言を食らったが(^^; 子供たちとの信頼関係を築くため・・という私の考え方を理解して下さって 何とか そのニックネームで 最後まで学童生活をおくらせていただいた。 ただね・・あんまりベタベタした付き合いも 良くはないんだけどね(;^ω^) その距離感は 長い学童生活で 少しずつ覚えていったんだ。 ********◇ しかし・・夏休みの学童(子供たちとの時間)というのは 想像以上に大変なものである(;^ω^) 午後3時くらいに読み聞かせで訪問して おやつの時間にちょこっと紙芝居を演じて帰るのとはわけが違う(笑) 朝8時くらいから子どもたちを預かり・・延長保育まで入れると午後の7時8時まで やんちゃな彼らが悪い事しないように 遊ばせたり喧嘩の仲裁入ったり。。おやつの準備したり。。怪我したらその処置もしなくちゃいけない。。 小学生低学年といえば まだ保育園幼稚園ようやくあがったばかりの年齢。。 甘えたい盛りの子どもたちを肩車したり・・時には足の甲に乗せてぽっこぽっこしてあげたり。。 ホームシックっぽくなってきた児童を楽しい気持ちに戻してあげたりもしなくてはならなかった。 いたずらも半端なかった(笑) 先ほどの高級絨毯ペインティング騒動どころか。。 園庭水びだし事件ってのが。。その数日前にあって(◎_◎;) 学童のボスである豪が 野郎ども数名(風・空・大・呈)引き連れて 保育園の足洗い場に設置してあるホースを引っ張り出し水かけ祭りをやったんよΣ(゚Д゚) 豪いわく・・『暑いから水まきしてあげてんだよー』だと。。。(-"-) 子どもたち大笑いしながら Tシャツもハーフパンツもびっちょびちょ。。 足なんて泥砂でじゃりじゃりにしながら『もー豪ちゃんやめてよぉ~』 『ねーザッキー!豪ちゃん止めてよぉ~ボクに水かけるのぉ』 その時間が ちょうど 保育園の午睡(お昼寝の時間)だったものだから・・ 各組のテラスから丸見えΣ( ̄□ ̄|||) どこぞのクラスの先生が大急ぎで海老沢園長に通報して。。 園長:「あらあらあら・・・どうしましょう お庭が水浸しになっちゃって」 副園長:「あなたたちお着換えあるの? もぅ。。大変だわ~」 結局、私は保育園の足洗い場からあちこち離れた子供たちを一人一人抱っこして 足洗い場まで連れていき その泥だらけの足やら靴やら腕やらを洗い流してやって・・ 学童の部屋に戻したの。 そんな事を仕出かした子どもたち。。。私にお礼を言うどころか 「濡れた足で靴はくの気持ち悪いよ~ザッキー」 「どうしよう。。こんな汚れたズボン持って帰ったらお母さんに叱られちゃうよぉ・・」 だからね"(-""-)" もー その時は呆れて物も言えなかった・・。 それでも子どもたち可哀想だから 保育園の洗濯場借りて汚れたTシャツやズボン、下着洗ってさ? お迎えの時間まで駐輪所の物干しにかけて乾かしてあげたり。。 何とかお母さんたちに分からないように・・証拠隠滅の協力をしてあげてたの(笑) 天気悪い日はそうそう濡れたものも乾かずお母さんに理由話したけどね(^^; その代のお母さんは長男長女?学童に預けてるお家が多かったゆえか? 肝が据わってる方が多くて助かった(笑) 先生が前に居ようが居なかろうが平気で自分の子どもに怒鳴ってたからね(^^; 『もーあんた自分で洗濯しなさいね! お母さん2回も3回も洗濯してらんないんだからっ』とか 『もー先生も放っといてください 泥だらけのまんま、うち帰らせるから』 そう呆れ顔でランドセルの縁引っ張ってお子さんたち連れて帰ってたから(笑) 自分の母親を見てるようで。。 ザッキ~先生は心強かった^^ でもねぇ・・今思うと いたずらをしてる時の彼らの顔ほど 輝いてて可愛いものはないんだよね・・。 その証拠に 私に抱っこされたいがゆえに わざと洗ってやったばかりの足を まーた目の前で汚しては洗ってくれとやるんだから(-_-メ) ま、そういう事の繰り返しで 彼らの心に入っていったザッキ~。 このステップが 子どもを怒るって事の前になければ 本当はいけないんだよね・・ 学童指導員(その子の直接の親でもなければ親戚でもない第三者)の立場としては。 いろんな学童入ってみたけど なかなかそう 子どもたちの心に入って→それから怒るって行動をしてる先生は居なかったなぁ・・。
2020.03.27
〝信頼を勝ち取るためには誘惑子どもの心をこっちに振り向かせることである” 子どもたちがその時 どんなものに興味を持ってるかを?察知して・・ 何かの瞬間に それを ちょこっと披露する。。 そうすると 一気に 子どもたちの心は それをみせた大人に釘付けになる。 ありがたいことに 私は 彼らに会う前にそれを体現していた。 私に桃ノ木保育園の学童職を紹介してくれた大学の村木先生・・ たまたま大学3年次に彼の授業を受講してた私は 地域コミュニケーションⅢという演習で田江町にある擁護施設に訪問、2年に渡って施設の子どもたちの学習指導ボランティアのメンバーに加わらせていただいていた。 その際、そこの子どもたちに折り紙の手裏剣やら昆虫、恐竜などを折ってあげて・・ 随分懐かれた覚えがあった。 だから・・さして年齢の変わらない のびのび学童の子どもたちの心も。。 そういった特技を使えば取り込めるかも?そういう策略があったのだ。 そう・・ザッキ~先生のかばんには いつも子どもたちを楽しませるための迷路絵本やら昆虫の折り紙本、スケッチブックやシールなどが詰め込まれてた(^-^; そういえば・・ のびのび学童を解雇されて 他の先生が主となって運営する学童施設にお世話になった時? そうしたかばんを 子どもたちが(まるで自分の持ち物のように)勝手に弄る場面があって・・ その女性指導員さんは よく 子どもたちを叱ってたっけ(;´・ω・) 自分はそのたびに『大丈夫ですよ・・いじられるために持ってきてるんですから』 そう言ったんだけど・・ 必ず言われたの。 『子どもたちが別の先生にやったら大変だから』 『勝手に人のものを弄るのはダメだから』って(-"-) 自分にとっては 子どもたちと心を繋ぐための。。ひとつの便利グッズだったから。。 さわられてなんぼ だったんだけどね(;´∀`) 指導員によって考え方はまちまち。。 特に カブトムシ*クワガタの折り紙の本は ザッキ~学童第一期生の男の子には大変人気があって 私がその本開くと もう~ 頬っぺたやら顎やら押し付けて 子どもたち私に寄り添って折り紙を折ってね(^^; 外で遊べない雨の日なんかには とても重宝した。 思えば そんな折り紙なんて興味なさそうな豪ちゃん? 彼までが 男の子グループの間に割り込んで 『これどうやって折るの?』って私に聞いてきたからね(^▽^;) どれだけ子どもたちが それに夢中になってたか?分かるでしょう?
2020.03.27
常に園長:海老沢の脇で穏やかな微笑を浮かべていた70代くらいのメガネの男性・・。それが高山斉賀だった。ちゃきちゃきと喋る海老沢に比べると こちらの高山先生は実に穏やかな方で。。失礼ながら私は 最初の保育園訪問時、彼を見かけた時?桃ノ木保育園の雑用を賄う用務員のおじさんと思ってみていた(^-^;そのくらい・・目立たない存在の方で学童の子どもたちに何か頼まれると 壊れた玩具を直したり・・豪ちゃんの。。小学3年にしては難しそーな算数問題を一緒になって解いてあげたり・・そんな日々を過ごしてる人だった。園長と高山先生の間柄は その話しぶりで 何となく分かった(^-^;やはり・・好きな男性の前では 女性は普段とは違った口調をしたりするからね?いくつになっても恋する女は 輝いている(笑)そういう雰囲気は やっぱ自ずと私生活に出ちゃうんだよね?いつもは どちらかと言うとサパサパとDRYにお話される海老沢園長が彼の前では 女性っぽい喋り方になってたから(笑)あーお二人は出来てるんだなって(;´∀`) そう思いながら横でお仕事していた。さて 子どもたちの夏休みスケジュールはこの高山先生が園長に伺いを立てながら作成していた。ざっと内容を見せてもらうと 所々、保育園の行事にかぶせたものが多くみられた。言っちゃ悪いけどちょっと古臭い?昭和初期の頃の幼児教育・・。それを良しと思って ずーっと手を加えることなく伝統的にスケジュールに組み込んできた・・そんな感じだった。ま、それは保育園、幼稚園のお子さんには良いとしてもこの平成令和の時代に生まれた子供たちに強いるのは ちょっとキツイ気がした。私が思うに 伝統的なスケジュールを動かすことが出来ないとしても集団の中の誰かが その代り映えしないスケジュールに新しい風を入れなければ・・子供たちは心から楽しんで 大人が作った行事やその制作活動に目を輝かせて参加するって事はないと思うんだよね・・・。そういう意味では この海老沢園長の我が余りにも強くて桃ノ木保育園の誰もがそれに従うしかないって風潮が そこにはあった。そして彼女のテリトリーである この学童もそうした保育園行事を一緒に楽しむよう・・子供たち、その保護者に強いてきたのである。******************☆ザッキ~先生はそうした子どもたちの意欲を見る先生だったのでそうした やらせる行事って言うのがあまり好きではなかった・・。例をあげるなら 夏のお祭り・・お神輿をみんなで作って桃ノ木大学の構内を歩きましょうって・・行事?これは保育園の恒例行事なんだけど・・学童の子どもたちにとっては とても苦痛な強制行事でもあったんだ。ただ 誰も園長に逆らえないから。。渋々それに従ってただけ。。そうだよね?豪ちゃん、プリンスTちゃん? (笑)それで一度 お神輿担ぎなんて古臭い行事は今の子にあまり受け入れられない、学童ならではの何か違った行事を取り込みたいと 意見文を書いて提出した事があったんだけど・・園長の耳には届く事はなかったんだ。**************☆彼女は常に ベースとしてる保育園のそれに学童も従っていくのが当然と言い続け気の乗らない子供たちを急かし その制作活動に参加させた。段ボールを切って色画用紙や折り紙で飾りを作って・・絵の具を使って段ボールの隙間をペイントしたり・・これを 夏休みのプールやら宿泊学習の合間を縫ってやらなくちゃいけない訳だから。。もう学童の子どもたちにとってはストレスの何物でもなかった・・。制作が遅ければ彼らが楽しみにしている外遊びの時間さえ削ってお神輿づくりしなくちゃいけないんだからね?そうした園長の勝手なスケジュールに 子どもたちは振り回されて・・見てる指導員の私も 哀れだな~って思ってたくらい。そうした気持ちを一番感じてたのが豪だった・・。大人に命令されて何かやらされるって事が凄く嫌でしょうがなかった豪は高山先生がほぼ一人で作り上げた段ボールのお神輿を(;^ω^)面倒な置物と心の内で憎み。。爆発させる機会を伺っていたのである・・。その機会を与えたのがお目目キラキラ ちょっと喋り方が幼児さんな呈だった・・。顔はハーフっぽくて可愛いんだけどねぇ?〝虎の威を借る狐” って言うの?呈は・・大人を利用する小1男子だったんだ。私は彼と高山先生のコミュニケーションを見ていて すぐにそれが分かった。何か自分に都合が悪いことがあると泣き真似をしてみたり。。目の前の机を持ち上げて周りの子を驚かせたり・・ちょっと情緒が不安定なところもあった。何か自分に都合が悪いことがあると 自分で解決しないで力がありそうな園長や高山先生のもとに飛んで行って べーって舌出してる子だったから。。↑おそらく私が思うに彼は そのハンデ(ある精神的障害)ゆえに周りの大人に丁重に扱われ過ぎてきた子どもなんだと思う・・。特に海老沢園長の彼への喋り方を見てると 保育園の年少さんに言ってる言葉のように赤ちゃん喋りで?何か見てて 違和感感じた私はハンデがあろうとなかろうと預かった子どもは 悪い事すれば他の子同様怒るしそういう自分のハンデを利用して健常の子どもたちを陥れるって事するのは人間として許せないと思ってたから・・。様子をみながら周りの子とうまくやっていけるように 持って行ってあげようと企んでた(;^ω^)呈はね、運動は苦手だったけど・・モノ作りや絵を描いたり折り紙折ったりって事は大好きな子だったから。。高山先生が作った段ボールお神輿に 絵具で色を塗りましょうって言った時も率先して保育園の道具置き場から絵具持ってきたりバケツ運んだりして とち小の女の子:ノンと一緒になって。。学童の部屋の真ん中でペインティングを楽しんでたんだ・・。事件はその時起こった(笑)当時、学童のお部屋の床には(フローリングの床が傷まないように園長が買ってきた)ベージュの絨毯が部屋半畳くらいに敷き詰めてあったのね?一応、絵具を垂らしちゃいけないって事で事前にお神輿の下には新聞紙を敷いては いたんだけど・・。そこは 保育士に悲鳴をあげさせるほどのやんちゃ坊主たちがひしめく のびのび学童(笑)真面目に本体に色を塗ってた時間なんて。。15分くらいだったよ((´∀`*))ヶラヶラそのうち 誰かが誰かの頬っぺたに絵具をつけて?火がついた その子が また別の子の腕に別の色の絵具をつけて・・・あっという間に カラフルボーイズの出来上がり!そこにやってきた海老沢園長・・「あらまーまーまー あなたたち 何してるんですか!」「あらやだぁ・・絨毯こんなにしてぇ・・・」※学童のお笑い担当?弘南小1年の準之介がよく言ってた台詞(笑) 「あらま~やーね!」って。。よくシナを作りながらおばさん喋りをして皆を笑わせていた
2020.03.27
私の契約は子どもたちの夏休み期間のみの学童預かりバイト。その学童に入る前、私は市内の学童保育施設2か所の掛け持ちをし日々の生活の足しにしていた。といっても・・2か所の学童施設共に 臨時のサポート指導員のようなポジションであったので 夏休みのプール付き添いとか?どうしても主の先生だけでは子どもたちの面倒がみきれない場面でお声をかけられる。。言わば便利屋扱いの男性指導員だったけど(笑)それでも この2か所の学童保育施設での経験は のちのザッキ~学童の生活指導に大いに役立つことになった。 ***************☆私の尊敬する坂本金八先生が学園ドラマ『3年B組金八先生』の中でこんなことを言っていた。「教育なんてものは 1時間2時間で教えられるような そんなもんじゃ~ないですよ私たちが関わった子どもの何人かでもいい・・そいつが社会人・・いや奥さんでも子どもでも連れてこんな桜の花のいっぱい咲いた小道歩いてる時にふっと。。そういえば あんとき先生が言ってくれた言葉って この事だったのか!そんな感じで思い出してくれたら それで十分なんですよ今、これを全部覚えてもらおうなんて・・そんなの我々のエゴですよ」※TBS「3年B組金八先生」の主人公。武田鉄矢さんが熱演 そうなんだよね熱くなればなるほど その子に色んなものを期待してあれも教えなくちゃ!これもこの子に教えとかなくちゃいけないと・・今のお母さんお父さん、教育現場にいる先生方は・・目の前にいる子供に 自分のエゴを押し付けてしまう。。でも肝心の子どもたちは そん時の親や先生の顔が怖いから〝ハイ!” って分かったふりするだけでまた同じことやって 怒られたりするんだもの・・。だからね、ほんと ながーいスパンで考えなくちゃ・・ダメなんだよね。。子どもの教育って**************☆で ザッキ~先生の子どもとの付き合い方って言うのは最初は甘えさせるのが多い(^-^;ま、よほど 輪を乱したり?道徳的にこれダメでしょ?って言動を目にした場合は新1年生であろうと氷の丸テーブル連れてったけどねぇ・・。※子供たちの間では反省房と呼ばれていた(笑)お部屋よりちょっと寒い保育園の本読みスペース・・。甘えさせて子どもたちの友達みたいになっちゃうわけね 最初(^^;そういうステップを踏んでおくことで 彼らは叱られたあとのショックが軽くて済む。これやらないで 直接叱ったりすると 子どもはもう その先生との間に壁を作ってしまうから・・叱られると大人を見る目が悲しい目になる・・。何て言うかなぁ・・管理体制って言うのが これによって生まれるんだよね。↑しょせん この先生も学校の先生とおんなじだって。。その子の中にある種のがっかりが生まれる訳ねザッキ~先生は 自分の関わった子に そういう淋しい目はさせたくなかったの。だから 友達みたいに 子どもたちと付き合い・・そして怒る時は 本気で怒ったし褒める時は目一杯褒めたし。。だから ザッキ~学童は いつもほっかほか 子供と先生の垣根がない。。子供たちがリラックスし過ぎちゃうくらいの?あったかい雰囲気で満たされてた。*******さよならを言えなくてごめんね 第4話「保育士も悲鳴をあげるほどの悪ガキたちと」子供は可愛いだけではない・・ よくよく付き合ってみないと その子の本当の心には近づけない。信頼関係を築くためには 寄り添って この大人は寄り添っても大丈夫な人だと 安心感を与えてあげること。。そうした関係が築けた上で はじめて 説教なり こっちの言い分を子どもにぶつけなければ子供は手元から離れていってしまう・・。わたしは その信念に基づき 子どもたちと付き合っていった。。そう・・数年前の夏、この桃ノ木保育園の学童に来た時も自分の目の前にいる子供たちの 淋しい心を ちょっとでもあたためてあげたいと・・本来持ってる子供らしい感情、柔和な表情に変えてあげたいとそんな気持ちで 指導員のアルバイトを引き受けたのだった・・。しかし・・・園長の言った 彼らのいたずらの凄さは 並みのものではなかった(笑)副園長の信田先生等は毎回 学童の部屋をのぞいては悲鳴をあげてたくらいだから。。『大さん!もっと静かにお勉強してください さくら組の子 寝てるんですよ?』『ひさし先生(←筆者)も 豪ちゃんのこと 注意してください!』『ほんとに・・学童のおにいちゃんたちは 困りますねぇ。。』もう夏休み中、保育園のあちこちから この声が消える事はなかったんだから(笑)それくらい・・誰も子どもたちの暴走を止められなかったって話。。さて そんな彼らと ザッキ~先生が どうやって心を通わせていったのか?次回は 未だ私の脳裏に強烈に焼き残っている^^ザッキー学童第一期生との夏休みのお話をして参りましょう。。。
2020.03.25
私の心をそこに引き留めたのは 子どもたちの〝欲する目” だった・・。『先生みたいな人 ボク嫌いだから』初対面の私(大人)に向かって あまりに無情な言葉を突き付けた 小3の豪の目も『グルグルやってー』と私の両手を占領して はしゃぎまくった大や空の目もどことなく影があるように見え・・その淋しさを埋めてあげたいと思ったのが 就職動機だった。私を面接してくれた桃ノ木保育園の園長:海老沢ハツネは歳の頃70手前くらいだろうか?いつも自分の着る服には凄く気遣いをし 喋る言葉のひとつひとつには上品さが出ていた。また お膝元である桃ノ木大学で大学生相手にたくさんの講義をしている教授らしく・・それらには説得力も備わっていた。ただ 子どもの真の声を聴くという作業は 出来ていないと 私は直感で思った。「この学童立ち上げて暫くは知り合いの学生さん(海老沢園長が講義をしている桃ノ木大学の学生)にお声かけて授業がない時 来てもらってたの」「でも あまりに この子たちがやんちゃで 手をこまねいてて・・辞めてしまった女子学生も居るんですよ。。」それこそが 子どもたちの淋しい心を生んでしまった要因なのに。。この人は そういうものは見えないんだなって・・。人は上に行くほど下の者の心が見えなくなると言うがこの海老沢園長もまた自分が立てた学童施設の子どもたちの心の声が聞こえなくなってしまった一人だった。この子たちにとって 今一番必要なのは 学校から帰ってきたら『おかえり』とむかえてあげる 誰かであって・・。月曜日は~ゼミの〇〇おにいさん先生、火曜日は~ゼミの△△おねえさん先生水曜日は~ゼミの◇◇おにいさん先生そんな風にコロコロ 若い先生を2~3時間充てたところで子供たちとの心の繋がりは生まれる訳はないと・・。そういうものが 私が入ることで 取り除けるのであればと・・私は夏休みだけの短期ではあるが・・桃ノ木保育園の学童のアルバイトを引き受けたのだ。
2020.03.25
私に丁寧語を使って喋る豪の顔を見ていて 時の早さをつくづく思い知らされた。あのいたずらっ子の豪が こんな優しくて正義感も強くて?年上の私に気遣いすら出来る立派な青年に成長したのかと思うと・・ほんと 胸がいっぱいになって 目の前のランチすら口に運べなくなった(^^;)彼が言うほど 私は一人一人の子供に 十分な事をしてあげた先生でもないのに・・。ただただ 目の前の子どもたちが可愛くて仕方なくって 毎日が我武者羅だった。必死で関わろうと その子の気持ちを分かりたいと バカやって笑わせたり?子どもたちが普段みてる戦隊ヒーローものの悪役になって ボールを投げつけられたり(笑)そんな よその先生がみたら・・大人げないんじゃない?って事を毎日 子どもたちとしてただけなのにね(^^;)そんな毎日が 5年経った今でも 彼の心に残っているなんて・・。ここだけの話、あんまりイイ子になり過ぎちゃった豪を見て どう接していいか?ドギマギしちゃったよ ザッキ~先生(笑)だって 先生の知ってる豪の身長 あんな高くないし?当時は 先生と距離おいて 喋ってたからさぁ?豪ちゃん。それが 私が距離置こうと離れると豪がくっつこーくっつこーとするから(笑)変わったなぁーって^^相変わらずだなって笑ってみてたのがお会計の場で豪ちゃん、そこの店員さんに写真撮ってもらえますか?って頼んだんだよね。そしたら店員さん、店内じゃ撮影無理ですって断ってきて・・そのとたん 何でダメなの?ってムッとした表情したんだけどそれみて ムキになるとこ、ちっちゃい時と変わんないなって横でみてた(笑)でも嬉しかった 先生の知ってる豪ちゃんの一面がみれて^^豪はおばあちゃんに怒られると よく 「世の中には自分の思い通りにならないことがいっぱいあるんだよ」そう つぶやいてたっけ・・。他の子より一つ先を歩いてる そんな一匹狼・・運動でも勉強でも 誰よりも秀でて当然と。。そう周りから言われて走ってきた彼。。プレッシャーに押しう分されそうになったことも いっぱいあると思う。。でも会うたびに彼は色んなものを吸収してるなって感じる。。彼の話のなかで すごく嬉しかったエピソードがあった・・。それは クラスで仲間外れにあってる子と友達になりその子のいいところをうんと引っ張ってあげたこと・・。そんな豪の周りに次々と良友が集っていったこと・・。彼は愛をもって人と接してる。。それを知っただけで 自分は幸せだった。******☆ さよならを言えずにごめんね 第2話『淋しい目をした子どもたち』豪との出会いは とある保育園の園庭だった・・。 お世話になってた大学のМ先生から『学童のお手伝い探してる保育園があるんだけど・・面接行ってみる?』 そうお話をいただき見学を兼ねて 先生と一緒にそこに行った私。 ざーっと私の履歴書に目を通した施設長は 実際どんな子たちがここで暮らしてるか?見てってください・・ そう言って 私を園庭に通してくれた。 伺った時間帯・・面接おわった頃が4時くらいだったろうか? おやつを食べ終わって園庭で遊びまわってる児童が2~3人ほど そこにいた。 『これまでは 大学生のおにいさんやおねえさんがシフト制でこの子たちの面倒をみに来てくれてたんですけどね・・やはり1人の先生にしっかり腰すえて看てもらった方がいいと思って。。いい人はいないか?とM先生にきいていたんですよ』優しそうな笑みを浮かべながら その施設長は私に事の流れを説明してくれた。施設長と話してると・・興味深そうに2人の男の子(小学1年生)が私の傍に寄ってきた。『誰この人?』 『ここの先生なる人?』 人懐っこいその男の子たちに手を引っ張られ いつしか私は 人間遊園地していた(笑)すでに日が落ちて園庭は閉館前の遊園地みたいな明るさになっていたけど・・私の手を引き無邪気に笑う大や空の顔は本当に嬉しそうで。。出来たら この子たちの先生になってみたい・・ そんな気持ちになっていた。 ※当時、 紙芝居のボランティアで子どもたちに気に入られ? 〝W小子どもの家” という学童施設に顔を出してた私(一応肩書は臨時の学童保育指導員^^)は 学校の傍、もしくは隣接する敷地で経営してるその学童(児童40人に指導員3~4人とかの体制)とは また別の?保育園の一角で そろって6~7人ほどの子どもたちの面倒を 1人でみる・・という保育に心を動かされた丸刈り小柄の空、そして健康的に日焼けした眉の凛々しい大は 人懐っこい性格でもともとお世話になった先生(保育士さん)が周りにいるという事で2人とも環境的にも安心して過ごせてたのだろう・・。見ず知らずの男の先生が こうやって園庭に案内されても平気で『あそぼ?』そう言えたくらいだから。だが そんな 自分に都合がいい子どもばかり居るものではない。空や大にねだられるまま 夕方の園庭で人間遊園地してた私だったがそろそろ帰宅しなくてはならない時間が迫っていた。ふっと前方をみるとズルズル・・何やら腰に縄をつけ大きなタイヤを引きずりながら園庭を走ってる男の子がいた。。。もう額から汗がだらだら・・ふーふー言いながら真剣な表情をしてね?『あの子は?』自分がその子の方をみてると横にいた2人が急いでその子のところに走っていった。『豪ちゃん』「ふんっ おまえたち それでいいんだな?」一瞬立ち止まって 空と大を睨むように言い放ったタイヤの少年・・。また ひたすら 腰の縄をもって タイヤを引きずり園庭を走り始めた。『空、あっちで遊ぼ』豪と呼ばれる少年に一喝されたせいだろうか?今まで自分とあそぼって心を許してた大が急に真顔になって空を連れてブランコの方に行ってしまった・・。ちょっとさっきの男の子が気になった私は見学に来た身分である事も忘れ タイヤの少年の後をつけていった・・。ちょうど園庭の裏側あたりで ハーハ― 呼吸を整えてた彼が居たから『だいじょうぶ? すごい重たいの引きずってるねぇ。。』そう軽く声をかけてみた。でも はじめの 私の問いには彼は応えてくれなかった・・。ただ 『体鍛える為にやってんだから 邪魔しないで!』そう一喝されただけ(-_-;)初日はこんなものかなぁ・・そう思って 施設長に挨拶して 私が保育園出ようとした時だった。『ぼく 先生みたいな人 嫌いだから もうここに来ないで』一瞬にして悲しみのどん底に突き落とされるような そんなキツイ一発を私は その学童の指導員になるか?ならないか?分からない時点でこの豪という少年から受けてしまったのだ・・。思えば この子の言った一言が 逆に私の心に火をつけてしまったのかも知れない(^^;~つづく~
2020.03.25
このドキュメントを書くきっかけとなったのは 数年前、半ば強制的に解雇を命じられた あの学童保育施設の 相当手こずった教え子:豪からの1本のメールからだった。実を言うと 彼と会うまでは 二度とその学童の名も憎むべき女性の名も聞きたくないと思っていた私・・。その頃の教え子に会えばきっと自分がまた苦しむことになる。。だからどんな親御さんや当時の子どもたちから連絡が来ても・・メール無視したり手紙を受け取ることさえ拒否する。。そんな数年を過ごしていた。そんな私が なぜ あのいたずらっ子の豪の誘いにのったのか?今でもよく分からないが(^^;)教え子の成長をどこかで見てみたい・・そんな気持ちがどこかにあったのだろう・・。待ち合わせした その日・・私はまるで恋人にでも会うような気持で(笑)その場所に向かったのだ。私の不安をよそに 彼は あの頃と少しも変わらぬ陽気な笑顔で私の手を握りしめ・・『会いたかった・・ 探したんですよ・・』感極まる声で そう私に言ってくれた。〝僕にとって先生と過ごした あの学童の日々は最高のものだった”その言葉をきいて 私は あの頃 必死で彼と向き合って良かったと・・そう思った。彼が私に会いたかった理由・・それは なぜ愛する子どもたちを捨てて 突然、学童の先生を辞めてしまったのか?その理由だった。当時の私の雇用主に聴いても 辻褄が合わない返答をされるので どうしても本人から本当の辞職理由を聞きたいと・・ そう彼は私に問いただした。正直、迷いはあったが・・成長した彼の その澄み切った瞳をみてこの子には本当の事を伝えても大丈夫かな?と思った私は 彼に あの事件の真相と雇用主から促された辞職について (当時を)振り返りながら 語っていった・・。
2020.03.25
わたしは女帝が話したことがすべて事実だと思って身を退いた・・。わたしがそこに居ることで悲しむ子が出る、そう彼女は私に言ったから・・。でも 7~8年の時を越え私の耳に 事の真実が伝えられた・・。あの時言った言葉は すべて彼女の作り話であったと。彼女はわたしがそこに居ることで 自分の思い通りの学童経営が出来なくなる、それを予期して私の起こしたアクシデントを利用して(この機に学童を一新しようと)邪魔になる株を切り落としただけだったのだと。今更こんなお話しても どうにもならないことではあるけれど。。あの日・・わたしは お怒りになっているという児童の保護者に謝罪をしたいと女帝にお願いした。。ところが返ってきた言葉は「それがですね 先生・・わたしが何とかしようと思ったのですが・・先方のご両親のお怒りはかなりのもので 私の手には負えなかったんですここで先生が出て行ったら余計にこじれてしまうと思うんです」そうおっしゃった。それでも謝罪したいという私に 彼女は止めを刺した。「もう先生に会いたくないと〇〇〇くん自身が言ってるんですよ」《あの〇〇〇が・・そんなこと言ったのか。。》誰よりも子どもの心に寄り添ってたザッキ~先生だけに その女帝の言葉は 何よりも効いた・・。それまでは何とかして あの子たちの居る学童に戻りたいとそう思ってた心が一気に 〝そこに戻ってはいけない” に変わった。もう一気に どうにでもなれという気持ちになってしまった私・・。うなだれるような感じになっていた。そこを プリンスにみられてしまった・・。いつもは私にさよならなんて言わないで帰る坊やが。。その日に限って「ザッキぃ? 帰るね?」そう言いに来るなんて。子供というのは本当 おそろしいくらい その場の空気を感じ取る生き物だよね。。思わず涙出そうになったけどなんとかいつもの顔に戻して 彼を見送った。どの学童に潜もうとザッキ~学童・・自分ではじめから手掛けた教え子の影は付いて回った。。悲しいくらいに 私を求めてる姿が 毎晩のように現れては消え。。なんで自分の息子でも娘でもない教え子にこんなにまで私が焦がれるのか?よく分かんないけど。。可愛くてしょうがなかったんだ あの子も この子も。みんな心がきれいで 素直だったから。。
2020.03.25
大好きな宮城まり子さんが旅立たれた・・朝一番で この記事を目にして すごくショックを受けた。小さい頃 学校に行く前によく見てた『まんが世界昔ばなし』何十何百もの お話お話の 登場人物、動物になりきってそれを声のみで見事に表現しきっていた まり子さん・・。障害をもつ子どもたちのお母さんとしてねむの木学園を守ってきた園長先生・・。穏やかで やさしい表情でいつも子供たちを見つめていた まり子先生・・それでいて ここぞという所では 社会の冷たい風を成長していく子供たちに諭していた まり子先生・・・。ダンスに歌に。。そしてとっても魅力的な絵画にと・・子供たちひとりひとりの障害にあわせその可能性の限りに 彼らの個性の箱を引きだしそれぞれが ものおじせず社会に出れるよう全身全霊で 彼らに寄り添っていった お母さん・・。どうか天国で 子供たちの成長 見守ってあげてください本当に長い間 お疲れさまでした。。以下、WEB記事より*************日本で初めての肢体不自由児の養護施設「ねむの木学園」を運営してきた女優、宮城まり子(みやぎ・まりこ、本名・本目真理子=ほんめ・まりこ)さんが21日、死去した。93歳。自宅は東京都世田谷区上野毛3の22の5。 東京都出身。1955年に「ガード下の靴みがき」で歌手デビューした。その後、ミュージカル女優などとしても活躍し、テレビドラマ「てんてん娘」や映画「オンボロ人生」で地位を築いた。 脳性まひの子の役を演じたことなどから障害児教育への関心を高め、68年に私財を投じて「ねむの木学園」を静岡県浜岡町(現御前崎市)に開いた。74年、障害のある子どもたちとの日々を描いた記録映画「ねむの木の詩」を製作・監督して反響を呼んだ。 97年、施設を同県掛川市に移すとともに「ねむの木村」を開設。美術館などを併設して独自の障害児教育に取り組むとともに、全国各地で絵画展やコンサートを開いて障害者への理解を訴えてきた。 94年7月に死去した作家の吉行淳之介氏とは、伴侶として約40年間を過ごし、99年には園内に吉行淳之介文学館も開設した。 2012年に瑞宝小綬章を受章。上皇ご夫妻とも交流があり、18年11月には両陛下が私的旅行として、ねむの木学園を訪れるなどした。 学園を巡っては、11年2月、関連団体の元職員らが宮城さんから運営資金約1500万円をだまし取ったとして警視庁に詐欺容疑で逮捕される事件も起きた。
2020.03.23
第1期の子どもたちを送り出して 2年の月日が経った相変わらず上も下も無い おふざけ大好きの2頭の学童リーダー(ミキオと草太)にかき混ぜられながら。。わたしザッキ~先生は時に本気で怒り時に大爆笑させられ保育園の片隅にある その学童保育施設で学校から帰ってくる子供たちのお世話をしていた。はじめた頃は 5~6人だった預かり児もその頃には 常時20人くらいに増えしかも喧騒の嫌いなダウン症の児童・・光を抱えての学童引率は見た目よりハードなものであった。その証拠に・・児童の人数が増えた直後私は 視点が合わなくなるという体調の異変が起こって子供の声が耳鳴りのように常時きこえる。。難聴のような状態が数分間 慢性的におこるそんなことが何度かあったくらいだから・・。それでも 私が休んだら代わりは居ないと実家の親が倒れた時ですら 学童の仕事を休むことはなかった。当時私以外に2人・・海老沢園長が登用した指導員が居たんだけどね?女性の夏野先生は集団の流れや喧騒を極度に嫌うダウン症の子:光のお世話で手一杯だったし・・海老沢園長が子どもたちにサッカーをやらせましょう♪って言って連れてきた若い男性の先生:荒木田先生も当時 保育園のめだか組さんのお仕事と掛け持ちしていたんでずっと子どもたちの傍に居るって事は出来なかったんだ。ゆえに 子どもたちの甘えやトラブル解決はどうしても私一人で引き受けなくちゃならなくて(;´Д`)もう毎日のように・・あっちから こっちから『ザッキ~ また草太が俺のプリントに落書きした 注意して!』『ザッキ~ あたしのスタンプワールド進めてくれた?』『ザッキ~ 俺のおやつ少なすぎー!』そんな子供たちの声が飛びあってた。そりゃね 可愛い子どもたちの甘えを独り占めできるのは一見 幸せそうにも見えるかも知れないけど・・〝そういうのは自分で考えて 何とかなるだろよ?”そんな事まで私に言ってくる子供たちみると甘え過ぎだ!と背けたくなる時もある。わたし1人でなんとかしなくちゃ・・そういう気持ちは 子供たちにも伝わるもの。。普段は頼りない第2期のおにいちゃんたち(ミキオと草太)は一番に私のそうした心の動きを読み取り無器用ながらも 私の代わりに下の子の面倒を看始めて行った。あの草太が 下の子に『いつもザッキ~先生が言ってるだろ?〝あいての目をみてはなす だよ』そう言ってる姿をみたり光が急に泣き出した時なんかもだいじょうぶ だいじょうぶって 寄り添ってくれたり・・そんな姿を見るにつけ私がクドクド言ってきた事は決して無駄にはなってないんだなって。。子供たちの成長を感じたりもした。そうだね・・ザッキ~は大人には恵まれなかったけど(笑)こうした子どもたちが気持ちを分かってくれたから何とか大勢の子供たちを引っ張っていけたんだと思う。**********************☆そんなワイワイがやがやのザッキ~学童に運命の子 逢野聖文がやってきた。第1期の風と似たような エリートの香りが漂う男の子:聖文。いつもその脇には 可愛い秘書?召使い?の女の子2人を従え(笑)彼はルックスもさながら とっておきのSMILEを備えてる男の子だったから保育園時代から 先生方に『きよちゃん』『きよちゃん』と呼ばれあの女帝:海老沢園長ですら 彼ににこ~っと微笑まれると目じりがだら~んと下がっちゃうくらい・・・ 恐ろしいイケメンビームを放っていた(笑)《↑ちょっとあげすぎかなぁ?きよちゃん》まぁ~ザッキ~先生は初め聖文みた時はそんなビームにはかからんかったけどさらさら~の髪の毛をいつも風になびかせ・・鉄棒の逆上がりを 鉄棒をつかまずにやろうとするような。。そんな危険な?プリンスであった(笑)最初はネコかぶってたのかなぁ私に怒られまいとイイ子を演じていた聖文他の子を怒ってる私の姿をじーっと見つめ・・ザッキ~先生と言う大人を観察していた(^-^;そんなプリンスを 私は新入生歓迎パーティーの 真っ只中に 怒った(笑)~つづく~
2020.03.22
令和の社会情勢をちょっとひねくったお歌を作るのが大好きな宮痔ぺー先生が作詞を手掛けた「あぁマスクいずこ」元タカラジェンヌの千条寺まどかさんが歌って下さいました( *´艸`)♡
2020.03.21
2020.03.20
大納言みや子「三日三晩のアホ亭主 at 石岡」完成しました♪ 特別編集、NG集ありバージョン(笑)
2020.03.18
女装栃木県ザッキ~おにいさんInstagram宇都宮市大納言みや子自治医大****ちょっと撮影秘話( *´艸`)♡****大納言みや子のヘアスタイル・・今回は演じ手であるザッキ~さんが働く某パート先のおねえさまのそれを参考に・・真似真似させていただいたそうですどなたかは。。内緒(〃艸〃)ムフッ
2020.03.16
所属◆フロンティアレコード年齢◆ひ・み・つ好きなお酒💓キンミヤ焼酎よく飲みにいくお店💓オリオン通りのシャバ駄馬DO好きな言葉💓一攫千金憧れの有名人💓水森亜土さん
2020.03.15
「泣いて宇都宮」「七十路坂ブルース」 に続く大納言みや子のシングル 第3弾「三日三晩のアホ亭主」3/14 リリース!
2020.03.14
評価166 イ ナンチョンの商団!品揃えも豊富(´▽`*)♪信頼と安心価格で ご提供いたしておりますみなさまのご来店お待ちしております(^^ゞ購入者様のお声********
2020.03.13
実録★学童ドキュメント!さよならを言えなくてごめんね第51話『さらば1期生!悪ガキたちと爆笑の卒業旅』********************☆行先は 子供たちが行きたがってた 冒険活動センター雨の中、重たいリヤカーを引きながらあーでもない こーでもないと 森の道を小さな懐中電灯ひとつで歩いたあの場所・・。ほんとは怖くないくせして 小さな体 目一杯わたしにくっつけて 体震わせて喜んで一緒に歩いた 勇気の洞窟・・。第1期生の子どもたちが 私と過ごせる最後の夏休み・・彼らが口を揃えて言ったのは その場所:冒険活動センターだった。『たまには温泉がある那須とか日光の宿泊施設とかでもいいんじゃないですか?』いつも学童の旅行に同行して下さる海老沢園長が充実した他施設を子どもたちに勧めても彼らは 執拗にその場所に行く事を望んだ。私も この旅が愛する1期生たちと過ごせる最後の旅となるって感じてたからか?自分の班に出来るだけ1期の子どもたちが入れるよう・・調整もおこなった。その旅には子どもたちのリーダー豪ちゃんも参加することになっててね?確か私がグループ名簿作ってる時に 『ぼくこの班がいい』ってそう言った気がする。その頃は結構 豪ちゃんも落ち着いてたしね?私も 同じ班にして 何の問題もないだろうと タカをくくっていた(笑)しっかし・・・その年の夏旅行は そのタカがくくれないほど。。。凄まじい ものになったのです例えるなら あれは 酒がだいぶまわったオヤジたちの宴会場(笑)よく卒業間際に自分の世話になった学校の窓ガラス割ったり暴走する学生なんかの行為を〝御礼奉公” って言って先生たちに恐れられるけど・・うちの場合、それは御礼奉公というより 大じゃれあい大会?だった。ザッキーの風呂場尾行に始まり・・深夜のおやつバラ撒き大会(-_-メ)あげくの果てに真夏のバンガロー室内の温度を17度に冷やし。。なぜか背中には皆 リュックをがんじがらめに背負ってイビキかいて寝ると言う。。 やりたい放題の 子ども天国を楽しんだ彼ら(~_~;)豪の命令で みんな朝の5時にカブトムシを採りに行く予定でいたのだろう。。私に内緒で?(* ´艸`)クスクスでもそこは普段お家で早寝早起きの習慣つけられてるから その日だけ急に何時間も徹夜したら・・早起きするなんて出来やしない。それも昼間キツイ山道を上がったり下がったりしたしねぇ?疲れがドッと出たのだろう・・。2段ベッドの上や下、寄り添ってる子 口を開けっ放しの子 お腹を丸出しにしてる子。。。彼らの元に近寄って 私は一人一人の体に絡みついたリュックのベルトや水筒の紐をはずし 布団をかけて歩いた。この瞬間が 一番幸せを感じたなぁ。。学童の先生やってて良かったなぁ~ってザッキ~先生が思えたのは・・こうしたお泊りの際に子供たちの寝顔を見てる時だった。。普段はいたずらばっかして私を困らす悪ガキたちも寝てる姿は ほんと 天使だから寝顔を見てる時が 一番 幸せ感じた〝先生みたいな人嫌いだ”はじめて会った時 こんな言葉を突き付けた豪の寝顔もこの時はじめて私は拝見した(笑)本当は人一倍 人間が好きな癖してそれでも 妙に素直になれなくて・・。いつも相手を傷つける言葉を言ってしまう。。こんなに自分を大きく見せようとしている豪の寝顔は実に一番あどけなかった。****************☆ほんと第1期の子どもたちは 揃いも揃って 心の繊細な持ち主ばかりだったなぁ・・。。色んなデリケートな心がぶつかり合って 火花散らしたり私にぶつかってみたり・・。それでも皆 懸命に 家のために働いてるお父さんお母さんを思って我慢して生活している・・。それが 学童という場所・・。君たちは 学校が終わったらすぐ自宅に帰り大好きなお母さんやお父さんの懐に飛び込む事。。それらを当たり前と思って生活している子どもたちよりもずっと偉い修行を積んだんだよ・・。我慢という事を覚えそして 集団の中で 自分の居場所もちゃんと見つけて過ごせた。工夫すること、想像することの素晴らしさも・・ザッキ~学童で暮らしている間に ちゃんと感じただろうし。。身に着けたと思う。。だからどうか 学童に行く事、来ることを決して恥ずかしい事だとは思わないで欲しい。私が唯一 最後まで見送れた子どもたち。。第一期生の 風、大、空、ノン、準之介泣くはずがないと思って 一期生のお別れ会進行をつとめた私だったが子供たちが書いた反省文の束と それぞれの顔を見たら自然と目頭が熱くなってしまった・・。ちょっと離れた客席側に夏野先生居たんだけど私が手作りの学童卒業証書を 子どもたち一人一人に渡す場面みててボロボロ泣き始めちゃってね?それ見てたら 泣いていいんだって(;´∀`)◆嗚咽って言うの?泣いちゃいけないって我慢する理性を感情が越えてしまうと人って ううっ・・って声にならない音が胸から出るんだなって。。自分はじめて経験した◆◆それだけ全身全霊で この子たちを愛してきたんだなって・・思い知らされた◆どんなに怒っても 私を恨みもせず 頼りない私のような先生の手を握り共に3年もの月日を過ごしてきてくれた 子どもたち・・。はじめて会った時は身長だって顔つきだってほんと 幼い表情だった彼らがこんなに逞しい表情になって・・私の前で立ってる。。そんな彼ら見てたら もうウルウルきちゃって(>_<)もう子供たちの方も かなりグスングスン 涙こぼしててね。。いっぱい手がかかった子どもたちみてたらもう 何も言えなくなっちゃって。。涙が流れるのと同時に鼻水まで流れ始めたもんだから慌ててティッシュで鼻を押えながら・・卒業証書渡したんだよ。。その時の写真がこれ・・。「今までいっぱい怒ってごめんな」そう私が言ったら子供たち・・肩で息切りながら『いいよ』って。。涙声で返してくれた。彼らを見送ったあと・・私は 第一期生が使っていたロッカーや靴箱を見回り子供たちの名前が貼ってあったネームプレートを外していった。宝物だと言っていつも靴箱の隅に大事そうに大が居れてた泥団子がからっから状態で出てきた。一生懸命付き合ってあげれば 心の声をきかせてくれる・・。彼らの目線に合わせてあげれば・・きっと分からなかったことが分かってくる。。だからザッキ~先生、これからも この学童に入ってくる子供たちに先生の愛を注いであげて?誰にも話せない心の声を聴いてあげて?第1期生との3年間は私に子どもを育てる喜びを教えてくれた。人の成長に携わる学童という仕事を天職と思い情熱を注ごうと 決意した その日・・・。
2020.03.04
忘れもしない・・その時の土曜預かり児は学童第2リーダーの風にムードメーカーの準之介、たまに抜けるとこあるけど (笑)しっかりおねーちゃんのノンその3名だった。私の中で リーダーの風が居れば 準之介やノンをまとめて小一時間ほどの外遊び・・うまく遊んでくれるだろう。。そんな甘い期待があったのかも知れない・・。「どこにいきたい?あんまり遠くまではいけないけど」そういう私の問いに 子どもたちは『みたらしこーえん♪』そう返してきたので 保育園の子どもたちがお昼寝の間・・学童の子どもたち3名と 慣れ親しんだその道を歩いて行った。******* 学童の外遊び 捉え方は 施設の学童主任の考え方で まちまち学校あるいは市のコミュニティセンターなどに併設されている一般的な学童保育施設だと複数の指導員が30~40人くらいの子どもたちを管理していて。。外遊びに関しての考え方も その学童の主任の匙加減で色々でもしそこの学童の主任が〝児童の安全を第一”と考えてる人ならばその他多くの下につく指導員はその人の考え方に合わせて子供がせがんできても〝先生は子どもの見張り役だから”そう言って監視にまわるより仕方ないだろうし?そこの学童の主任がいやいや 〝多少の怪我は仕方ないもの”〝痛い思いをして そこから学ぶものもあるのだから”何でも子どもに体験させて遊びたいと手をつかんできたら それに応えてあげるのが学童指導員の役目・・そう考えてる人ならば ついてる指導員もそれに合わせ動いているのがごくごく自然。。お母さんお父さんの思う気持ちとその学童主任の考え方が一緒であるならその指導員は素晴らしい先生にも思われるし考え方が違えば 何て先生なんだ!と憤るもの・・。うちの学童にも色んな考え方のお母さんお父さんがいたし川遊び一つにしても『うちの子が望んでもそれをさせないで下さい』そう私に釘を刺しにいらしたお母さまも。。1年にひとりふたりはいらした(^-^;ザッキ~先生は いつでも子どもの気持ち最優先の人だったから(^▽^;)そんなお母さま方にはほんと申し訳ないけど・・やりたい!って目を輝かされたら・・お迎えの時、お母さまに またぁ?って溜息つかれても子供たちに目一杯 羽目をはずさせてた。さて そんなザッキ~先生だからこの日も 子どもたちに『ザッキ~も一緒にやろ?』そうせがまれて みたらし公園での 隠れ鬼に付き合ってしまったのだ(~_~;)※鬼ごっことかくれんぼが一緒になった遊び。覚えてるかな~?当時の子どもたちは・・声のおっきな悪ガキたちを束ねるのにザッキ~先生は常に胸元に黄色い笛をぶらさげてたんだよね。。黄色い笛の役目*********************ふざけだしたら先生の話なんて聞きやしない?ミキオや草太をこっち向かせる為に(笑)その当時、私は黄色いホイッスルを首にかけて歩いてた。私は早くやろ~と急かす子どもたちを一旦落ち着かせ『先生がホイッスルを3回鳴らしたらそれは緊急の合図だから 自分たちが何をしていても先生のところに飛んできて!』そう プレイ前に 言っておいた。あと公園から他の敷地に出ないよう・・あそこから あそこまでと 逃げ隠れしていい場所の範囲もプレイ前に うるさく伝えておいた。はいはいと 返事だけはいい うちの子どもたち(-"-;A ...アセアセ毎度ではございますが・・この日も じゃんけんで役目を決める事もなく。。『じゃ、ザッキ~鬼ね!』とこちらの反論も聞く事なしで いっそいで私の目の前から走り去った子どもたち=3でも見晴らしの良い みたらし公園(笑)そうそう 小学2~3年生の彼らが隠れられるスペースなど・・ありはしない私は余裕でものの5~6分で 続けざまにノンと準之介を発見!つまんなそうにする二人を連れながら 残る1名・・風を探すことにした。とっころが!簡単に捕まった二人とは違ってこの宮田風・・・・見つかんないのΣ(゚Д゚)もう20分くらい 3人で公園のあちこち『ふうー!』『ふうーどこぉ?』そう大声で呼んだって出て来やしない。。最後の手段と 力任せに3度 緊急のホイッスルを吹いたが・・それでも 風は出てこなかった(+_+)余裕の気持ちがだんだん無くなってきた私・・そこに追い打ちかけるようにノンが『そういえば・・ あたしたちが公園来た時サングラスした変なおじさんがベンチに座ってたよね ザッキ~?もしかして その人が風を連れてっちゃったんじゃない?!』そんな事言い出したもんで(◎_◎;)もう居ても立っても居られなくなって・・公園にノンと準之助置いて 川の方まで走って風の姿を探したんだ。頭の中には 車のトランクに閉じ込められてガムテープで口押さえられてる風の泣き顔やら・・園長や副園長に 何てことしてくれたんですか!って怒られてる自分の姿やらが どんどこ浮かんできてね?何より 風を愛するお母さんお父さんに どう詫びればいいんだってほんと そういう時って 最悪のことしか思い浮かばないねぇ?人間って・・(>_<)しかも腕時計みたら もうあと10分ほどで保育園の子たちが起きる時間!学童の子ども連れて 土曜保育の部屋に戻らなくちゃいけない時間になってた。『ザッキ~だいじょうぶ?』真っ青な顔で公園帰ってきた私を心配するように準之介とノンが囲んだ。「もう保育園戻る時間だから・・帰ろうか風のことは先生がちゃんと園長先生に説明するから。。」肩をおとして2人と一緒に公園を出ようとした時、(出口付近にある)東屋で将棋をやってる高校生のグループが居ることに気づいた私。『ねぇザッキ~?もしかして あのおにいさんたち、何か見てるかもよ!』ノンの言葉に一瞬の期待をかけて私は 見ず知らずの高校生たちに近づき 風の事を尋ねてみた。すると将棋をさしてた男の子が『あ、その子かどうか分からないけどさっき そこの家の植え込みのとこから あっちの方に走ってく男の子見かけましたよ』この言葉が どんなに嬉しかったことか。。。それまでバクバク言ってた私の心臓がようやく ゆっくり鼓動し始めた。『あ!みて!ザッキ~!風いたよー!』準之介とノンが指さす方向みるとささっと 小走りに草むらから物置小屋の方に逃げようとするやつの姿が!それがこちらの心配をよそに彼は ぜーんぜん 平気な顔して『どうしたのザッキ~』『俺が顔出したらみんな公園にいねーんだもん。。どこいってんの みんなして?』そうケロッと言うんだよ(~_~;)私は泣きそうになりながら「もうー風、どこに隠れてたんだ!先生、緊急の笛何度も吹いてお前のこと 呼んだのに?!」そう彼を抱きしめながら言った。そうしたら 笑いながら こう言うんだよ『だってさ すぐに見つかったら面白くないじゃん』それ以降、子供に 完全に心を許しては ならぬなと肝に銘じる事にした ザッキ~先生でした。ほんとに 学童一期生のおにいちゃんたちは日々とんでもないことやらかすから・・生きた気がしなかったよ(笑)空が桃ノ木大学の馬小屋入口 勝手に入ってって 馬に頬っぺたカプッてかじられた話とか。。。驚き話尽きないから・・。
2020.03.04
Performance by ザッキ~おにいさんhttp;//plaza.rakuten.co.jp/aosuzaku
2020.03.02
ひとり2役女装【とつ子と美輪さま~コロナに負けるな2020】宇都宮のザッキ~おにいさんがお贈りするひとり2役女装ものまね!今回は 黒柳徹子さんと美輪明宏さんのお二方に成りきってみました。
2020.02.29
ようつべで 教え子に出会うの これで2人目だー(*´ω`)いや実は今朝、新しい動画をupしようとようつべINしたらね?自分の動画に3件ほどコメントが残ってて・・ひらいたら そのうち2件が〝ヤバいハンドボール屋くん” が残したものだったのね?人懐っこい彼の性格が 短い文の中に滲み出てて・・思わず 土曜保育での彼との思い出がふ~っと甦ってきた(#^^#)もう今やこの時代・・小学生でもようつべInして 動画みてるもんねぇ?憧れの職業に選ばれるくらいだもん。。ユーチューバーって高校生の彼がInしてても 全然おかしくないヤバいハンドボール屋くんとこは 笑顔が絶えないお家って。。イメージなんだよね♪ 本人はもちろん、お母さんもお父さんも弟さんもみんな笑顔が良いお家で。 だから・・ 『あらまーやーね~』なんて学童で皆を笑わせること出来たんだよぉ彼わ(笑) もう高校生だよね 確か?学童去ってから あんまり過去を振り返らないようにって言い聞かせながら生きてきたからザッキー(^^;)年数はほんと いつからか?数えなくなっちゃってて。。。でも本当 彼らと街中ですれ違っても 分かんないと思う・・・。小学生の面影しか自分の中に無いからねぇ?男の子も女の子も学生服着ただけで 全然ガラッとイメージ変わるから・・。でも 嬉しかったなぁ。。10年弱?経っても 『ザッキー!』そう呼んでくれるんだもんねぇ・・。
2020.02.22
タイトル分かんないけど今朝きいたら妙に脳裏に焼き付いて(^^;)音程の外れ具合が すごく良い〇たどたどしというか。。飾り気のないとこが妙に心をくすぐる
2020.02.22
学童の先生やってて 後にも先にも あんなハラハラさせられた事件は・・・・一度や二度。。いやそれ以上あるか(^-^;とにかく心臓がバクバクなって 生きた気がしなかった誘拐事件騒動が。。桃ノ木保育園の園長も 副園長も そして 子どもたちのお母さん、お父さんも知らないところで起こっていた。滅多に土曜保育を利用しない 宮田 風(学童の第2リーダー)がその日は 弟の雷くんと一緒にイタチ組の小さな椅子に腰かけてノンと準之介と学習帳ひらいて漢字の書き取りしてたんだ。ま、周りにウロチョロ 2歳~5歳のちびっこ達がわーやー行ったり来たりしてるお部屋で 身の入る勉強ができる彼らでは無いが。。それでも 担当の竹川えいこ先生に迷惑かけまいと ホールの〝いちにっさんたいそう” も〝らーめんたいそう” も心半分 がんばって 合わせてくれてた当時、読者の皆様ご存じの通り私は月に2~3度・・午前中の空いた時間に市内の別の保育園で歌のおにいさんステージを園児さんや子育てサロンスペースに集まる親子さんの前で演じてたりしてた。だから そういった人前でのたいそうは 特に恥ずかしくて出来ないって事はなかった(^▽^;)だけど 砂原準之介の弟:壱成くんは茶目っ気がある年長さんで。。私が一生懸命 いっちにーさんたいそうやってる目の前にちょろちょろーっと出てきて わざと笑わせて・・すかさずおにいちゃんとこに走っては『ねーおにいちゃん! ザッキ~ こーんな顔でやってるよ! いっち・にーさーんってぇ~』って(^^;)まるで伝書鳩のように おにいちゃんに知らせに行くんだわ(笑)そうすると 壱成以外の年長さんまでぞろぞろ~っと私の踊ってる前にきて しげしげ私の顔みてさ?『もぉー!あなたたち なにしてんのー』『一番小さな スモモ組さんがちゃんと体操してるのにー』って 竹川先生に怒られてさ。。。(-"-;A ...『ほんと 野中先生くると みんながソワソワしちゃって困るわ~』って 私までとばっちり食らう事。。度々だった。そのくらい 私は 先生らしくない 子どもたちとタメの存在?(~_~;)ダチみたいな存在に思われてたんだと思う。。さて 問題の誘拐騒動が起きたのは保育園の午睡時間のこと・・お昼寝の時はね、私が学童の子どもたちを連れていつもの あのお部屋か。。園庭か?みたらし公園か?ドブ川に連れてって小一時間つぶして保育園の子たちが起きる3時くらいに またイタチ組に戻ってくる。。そんな流れになっていたんだ。しっかし たかだか3人ほどの子どもを大人一人で預かると言うのは簡単に思えるがそうでもない事なのだと・・・あの時ほど 身に染みて感じた事はなかったなぁ。。。~後編に つづくぅ~
2020.02.19
これは墓場まで持って行かなくてはいけない・・悪ガキたちと私との約束であった(笑)ま、第一期の息子娘は もう高校生になってる頃だから。。ザッキ~先生が その頃の話しても。。。。。時効だよな?自然遊びが主体だった ザッキ~学童。。遊びと言えば ドブ川、桃ノ木大学の庭園、グランドの片隅?ネット裏の土管基地。。。そして ちょっと遠いけど第2保育園がある方角に〝みたらし西公園” って 噴水とか幼児さん向けの遊具が設置されてる小さな公園があってね?そこに彼らを連れてっては鬼ごっこしたり 水上ハンカチ当てして遊ばせるのが主な流れだった。水上ハンカチゲームは 私が閃きで考えたゲームだったんだけど・・・子供たち大はしゃぎして シャツからパンツからびっしょびしょになるまで濡れたハンカチを ドッチボールのボールみたいに投げてはキャーキャー言ってた。その日も 子どもたちにどこ行きたい?って聞いたら『みたらし公園~』って言うんで・・下級生も上級生も手を繋いで そこまで移動したんだよ。確かその頃は呈もいてね、生き物好きな大と妙に仲良く 草むらをぴょんぴょん跳ねるバッタを見つけたり大きな桜の樹にたかる毛虫を棒でつついたりして2人で遊んでたんだわ。 公園入ってすぐのとこには あまり手入れが行き届いてなさそうな公衆トイレがあって。。。綺麗好きの未優なんかは 『あたし ぜったい あそこのトイレには 入りたくない!』って用を足したいのに 我慢して学童まで帰ったくらいだから(^-^; よほどの事が無い限りは女の子はそこには近寄らなかった。でも男の子はぜんぜん平気でね。。。『ザッキ~、おれ、トイレいってくる』『おれもー』って数人で束になって そのトイレで用足してたんだ。それがさ?私が公園の端の方で ノンのボール投げ付き合ってたら大に空、風に呈、それからミキオに草太がケラケラ笑ってとあるご自宅の前にある植え込みのところに集まって 何かの切れ端を見てたんだね(^^;《何笑ってんだアイツら?》私が彼らの方に近づいていったら 草太が切れ端じゃなくて本体の方を持って『え~い!』って飛ばしたのΣ(゚Д゚)「草太?なんか隠したなぁ?」草太が飛ばした その本体を追って 私より先にそれを見つけたノン・・イヤーン って顔を手で覆って。。『んもぉー男の子たちったらー』って言いながら私のとこにUターンしてきた昆虫探ししてた呈もノンの悲鳴に興味を示し。。すかさず悪ガキどもが集まってる その植え込みの方に・・。そして飛ばされた本体から外された一部を見て『イヤーン』ってノンと同じポーズとって私に合図するんだわ。もぉ このおばか(-"-;A ...アセアセ子供たちの様子があまりにおかしかったので私は呈が手にしてる切れ端を見ようと 彼に近づいて行ったんだ。。そしたら 今度は駆け足の早い白くまくん(学童第2リーダー)風が呈の手からそれを奪ってね?もう私は走る風を追っかけ追っかけ・・なんとか 風が持ってる その切れ端をゲットしたんだよ。そしたら何てことはない・・ある少年漫画の一部で 女の子がお風呂に入ってる場面。。ちょっと胸の谷間がみえてるような?そのくらいの漫画に彼らはキャーキャー言ってたわけ。。でも 大人の私に自分の恥部を見られたって気がしたのかなぁ・・。空や大、ミキオまで 罰の悪そうな顔しちゃって(^^;意地悪な私は「風のおかあさんが~こんなの見てたって知ったら。。どう思うだろうなぁ」「学童で宿題がんばってやってるって思ってるミキオのおかあちゃんはーーミキオがこんなの見て笑ってたーって知ったらどう思うだろうなぁ。。」ちょっとふざけて かまってしまった(^▽^;)そしたら風とミキオ 私の前で両手合わせて『ザッキー先生 言わないで」私は笑いながら 「大丈夫だよ こんなの見たくらいで 先生、おまえらのお母さんに言わないよぉ」そう返したんだ。そしたら そんな二人の後ろで草太が 僕は言われてもぜーんぜん平気だよぉ~って顔してるの^^思ったら 草太はおねーちゃん2人、上にいるんだもんね?そんな女性の裸なんて 見飽きるほど見てるだろうから(笑)風やミキオみたいに動揺はしない筈だと。。私は納得した(^-^;
2020.02.19
クリスマス時期私はよく サツマイモの蔓を使った手作りリースを学童の玄関口に飾ったり 100円ショップで買ってきた ツリーやスノーマンを子どもたちが集まる大テーブルや学習スペース近くに置いたりしていた。小学2年の頃の大は 目がくりっとしたガタイのしっかりした男の子で・・私の姿をみると いつも『ザッキ~、アレやって?』そう言って私の足の甲に自分の足の平を乗っけてぱっかんぽっこんと部屋を移動させては 満足そうな顔してる。。そんな男の子だった。独占欲がめっぽう強い大は私が保育園の年長さんと喋ってたりするだけで『おまえら ザッキ~先生は学童の先生なんだぞ?おまえらにはえーちゃん先生が居るんだからえーちゃん先生に遊んでもらえよー!』そう言っては よく年長さんにガンを飛ばしてた。それから たまたま 風とノンが通う学校が早く終わる日(短時間授業って言うの?)があって・・他の子が未だ帰ってない時間 彼らを遊ばせようと桃ノ木大学の方に行って(賞味40分くらい鬼ごっことか探検遊びして)学童の部屋帰ってきたら。。大と準之介が窓のとこで大泣きしてて「何だ大、何かあったのか?」って私が聞いたら2人して『だって 学童帰ってきたらザッキ~居ないんだもん』って 大きなナリして頬っぺた濡らして泣いてた事とかもあってね。。ほんと微妙な心の変化で この子は泣いたり怒ったり・・忙しい子だった。寄り添う事の大事さ。。それを第一期生にはうんと教えられた遊ぶって事以上に 学童の先生には それが必要な事なんだって・・。特に平成、令和と新しい時代に進むにつれて。。心が淋しい子どもたちが増えてきているから・・ご自宅や学校で心が満たされなかった場合、子供たちは一番寄りかかりやすい誰かに。。それを委ねるしかないんだと思う。心の交流を続けてきたからこそいざとなった時は本気で 彼らを叱ることもできた保護者からお預かりした大事な坊ちゃん、お嬢ちゃんその保護者がお迎えに来るまで無事にお預かりしお手元に返してあげる言ってみれば児童を管理するのが学童指導員の役目・・そう思ってる人がほとんどかも知れないが。。実はそれ以上に彼らが求めているものがあるのだ*******************☆「このスノーマン、 大に似てて可愛いから 先生買ってきたんだぁ。。」『似てねーよ そうゆーこと言わないで ザッキ~!』妙にその日の大は ご機嫌が悪かった。ちょっと前100円ショップで可愛い陶器のスノーマンを見つけた私、子供たちに見せてあげたくって学童持ってきたんだ。サンタさんと一緒にね?そしたら数日後・・ひょっと そのスノーマンみたら首のところに筋が入ってたんだ。おっかしいな~と思ってすっと そのスノーマン持ち上げたらポトって 首がテーブルに落ちてΣ(゚Д゚)思わず「あれ、、、首がおっかけちゃったー」そんな声を発してしまった (^^;そしたら 近くで勉強してた大の顔色が変わって。。。急に『ボクが・・ ボクがいけないんだ』 ボロボロ涙こぼして。「どうしたの大先生は怒ってないよ」そう言っても ずーっと泣きじゃくってるんだわ思えばその日、学校から帰って彼はいつもより むしゃくしゃしてる様子でやたら他の子にあたってた・・。何かご自宅か?学校で嫌な事でもあったんだろうね?この際だから 気持ちを楽にさせてあげようと思いっきり泣かせる事にしたんだ。『ぼくが。。先生が。。大事にしてるのに。。 ぼくがこわしちゃった。。 ぼくは悪い子なんだ 』まつ毛も頬っぺたもぐっしょぐしょに濡らしてテーブルに顔突っ伏しながら泣く彼の横に私は座りただただ 心の声を 聴いたそして「よく本当のこと言えたね。。 大は素直でいい子だよ 全然悪い子じゃないじゃん」そう言葉を足した。そんな私と大の様子を他の子どもたちも見ていた・・。〝誰かが怒られてる時 泣いてる時・・自分の事だと思って それを感じなさい”~ザッキー先生の大切な言葉~泣くだけ泣いた大はお迎えのお母さんがいらっしゃる頃にはスッキリしたいつもの表情に戻っていた。心のバランスを失った時は 私が傍にいる。。何も出来ない私だけど・・一緒に居てあげることだけは できるから
2020.02.19
ザッキ~先生が来なくなった その学童で・・あんなに明るかった広野進の笑顔が消えた。。いや 彼ばかりか・・他の新1年生たちも その目から光が消えたかのように。。口数も少なくなりのびのびした個性を育むこともワクワクする冒険をする機会も。。すべて 海老沢に取り上げられ・・もう僕 あの学童やめたい・・わたしも 別の習い事するから、、保育園の学童やめたい・・そうお父さんお母さんに訴える子供たちが増えていった。片倉:『園長先生 今年の学童保育希望者・・ 園からはこれだけです。。 野中先生がいらっしゃった時に比べると 随分と減りましたね?』海老沢:『ま、あれだけ子どもたちの心を惹きつけ 保護者の信頼も得ていた先生が急に お辞めになったんですから・・ それ相応のリスクがあるのは承知してました。。 でも市議会員に立候補する為には この保育園の、私のステータスの 汚点となるものは 手元に残しておきたくなかったのよ』 おきたくなかったのよ』鳴海:『先生のご判断は いつも的を得ています あれで良かったのですよ お子さんを3人も この桃ノ木に預けてる広野家と 資格も何ももってないパート指導員・・ どちらを手元に置くかと考えれば 自ずと答えは出ますからねぇ?』片倉:『まぁ!鳴海先生ったら お見掛けに寄らず 口が悪いんですのね?HUHUHUHU・・』ザッキ~先生が去っていった学童で後を託された矢野広大は心境複雑であった・・。《野中先生が園長に解雇を言い渡された時・・僕はただ 園長の声を聴いてることしか出来なかった。。同じ児童を守る仕事に就いていながら全ての責任を野中先生に押し付け 見知らぬフリをした僕は・・人間として失格だ。。》『いいですか?広大先生あの事件は野中先生一人が子どもたちを監視出来ずに起きた事件なんですあなたにはこれっぽっちの非も無いんですから・・保護者が何を聞いてきても〝知らない” でお通しになって下さいね?もし真実がバレたら あなたも この私も・・せっかく長年かけ築き上げてきたビジョンが台無しになるんですから!』「せんせい?こうだいせんせい!」『あ。。どうした?テル』「もぉー どうしたじゃないよぉ。。ザッキ~先生居た頃は 川遊び行ったり 土管探検もやらせてくれたのに。。広大先生となっちゃん先生だけになったら急に保育園から出ちゃダメって・・・つまんないのぉ。。」『テル、先生何度も言ってるよな?ザッキ~先生の話は もう先生の前では話すなって?』ぼくはザッキー先生が居なくなってから ひとつの決心をしたそれは 学童に居る時は なるべく広大先生やなっちゃん先生にバレないようにイイ子のふりをして生活しようって・・それでも白の騎士団のメンバーと あの秘密基地で事件の証拠集めをして 必ず園長に本当の事を言わせるんだって。。by桜野美鶴
2020.02.18
『ザッキーは・・ザッキ~先生は そんな人じゃない!ザッキ~は ザッキ~なんだ。。』自分の面目を保つために海老沢園長がもうけた 学童保護者会の席で学童卒業生の荒川草太は顔を真っ赤に腫らし 涙で頬を濡らしながらその言葉の矛盾に異を唱えた。。「いい加減 目を覚ましなさい!あなたたちが思ってるザッキ~先生は酷い先生なんです子供を傷つけて置いてそのお父さんやお母さんに謝りもせずに出て行ったんですよ?そんな先生を・・・ あなたたちはいつまで待ってるんですか!」『そんな人じゃない! ザッキ~先生は・・・園長先生こそ 僕たちのこと 何も知らないくせに!この学童守ってきたの、ザッキ~先生なんだよ?その先生に 何も喋らせずに 追い出したの・・・園長先生じゃないか!』事務長 穂田「園長先生にそのような言葉を使うとは・・ まったく!きみは 5年生にもなって目上の人への言葉遣いも出来んのか? 海老沢園長 ここは私にお任せになって どうかお部屋の方にお戻り下さい」その場に居た保護者たちは 荒川草太の涙に動揺したものの学童施設運営者である この海老沢に楯突けば 我が子を預けられる場所を失ってしまう、そう思い・・誰もが口を挟むことはしなかった。絶対この園長 何か隠してる・・・子供たちの心には疑惑が残ったそして あの事件の真相を調べようと 密かに ある組織が動き出した。。そう あの桜野美鶴 彼が同志を集め・・結成した裏の組織白の騎士団美鶴は ザッキ~先生が居なくなった あの日の事を一つ上の夢咲和香に話した。 すると美咲は『わたし、お母さんがお迎えきた時、先生が荷物まとめてるの見た』そんな事を言い出したのだ。《おかしい・・普通 どんな会社だって雇ってる人を急に辞めさせたり出来ない筈だ。。先生は僕に明日、秘密基地のブロック動かすの手伝うって約束してたから辞めるんだったら ちゃんと僕にそれを言う筈だよ。。。》もっと証拠を集めよう・・絶対に真実を暴いてやる。。人一倍正義感の強い美鶴は ザッキ~先生が傷つけたと言った 一年生・・広野進に会う事にした。。
2020.02.18
第一期生たちとの涙の別れ・・新たに学童の指導員となった夏野先生・・得体の知れない事務局長の出現。。冷めきった目でおふざけおにいちゃんたちを斬る ダンスリーダー。。未優そして ザッキ~学童は第4期へ・・豪にも盾つく 肝ったまの持ち主 プリンス 桜野美鶴が やってきた!!ザッキ~学童、最強にして最後となる 影の男子リーダーこと桜野美鶴・・・高学年の夢咲和香さえ震えさせた 影の組織?!【見鶴研究所】の掟とは??数十枚にわたる厳密な誓約書に 召使いユナとアリコはただ平伏すのみ。。果たして この手強き影のプリンスとザッキ~先生はどう 関わっていったのか?やがて訪れる悲しい結末とは?~ 45話以降の展開に 乞う期待!~
2020.02.13
「先生はね、一番手こずらせた子の事は絶対忘れねーわ」いつもの説教時に 私がこんな事を言ったら誰かが『じゃ、ぼく うんと悪戯してザッキー困らすんだ』そう言ったっけ(-"-;A ..その子は確か?学童入所日に お父様のお尻の後ろに隠れたお坊ちゃんだったような?(笑)わたしの学童には 愛が通っていた。どんなに時が変わろうとそれだけは 確信している。。ミキオ画伯作**********☆第一期の男の子たちもかなり私を手こずらせたが・・それに負けず 第二期のぼんぼん達も。。。。凄いことをやってくれた。今回は 栃木では かなり有名な?一万人プールで 園内放送をされた 草太の武勇伝をお話しましょう。時はザッキ~学童第5期の夏休みのこと・・。その頃は預かってる児童の数も初期の5倍ほどに増え。。私と夏野先生以外に体育会出身の矢野広大先生と そのご友人で当時 桃ノ木保育園のムササビさんクラスの園児さんをサポートしていた陣内良友先生って20代くらいの男の先生がついてくれて・・その年は 4人の先生 フル活動でかなり盛りだくさんの夏休みイベント 盛り上げてくれたんだ。宿泊学習も茨城の方の海の施設に泊まったりね?子供たち それはそれは・・凄いテンションで 各先生と写真撮ったり。。楽しい夏休みを謳歌したんだ。昭和生まれのザッキ~先生はそういった大きなイベントがあるとよく 【冒険のしおり】って言う 旅の冊子を作ってね。。子供たちと 胸をワクワクさせながらバスの座席やら宿泊メンバーを決めたり・・事前に子どもたち自身で確認できるよう・・持ち物確認表みたいのも冊子の終わりに入れてたっけ(^^;)そして 長い長い夏休みの有り余る時間を利用して旅行に行く前には 子どもたちとリハーサル?オリエンテーション的な事も時間をとって念入りにやったんだ。まだまだ自分自身がふざけちゃう 学童のリーダー ミキオと草太に『今回の一万人プールはお前たちにとっては卒業試験みたいなものだからな?いつも周りを笑わせてばかりいないで ちゃんと自分のグループにいる2年生3年生の面倒みながら施設を周るんだぞ?先生は新1年生看ないといけないから・・しっかり皆のこと引っ張ってくれよ?』そう自分の気持ちを託し何回もリハーサルをしたっけ・・・。しかしいざ蓋をあけてみたら。。。。やっぱり まだまだミキオと草太には荷が重たかった(-_-メ)入園してわずか20分ほどで・・『先生。。草太くんどっか行っちゃった』2年の伊皿こうきの手を引いて ミキオがむくれながら私のところにやってきた。『ザッキー、もぉーかんべんしてーこいつがいると俺、深いプール入れなくなるよぉー』まったく・・・ウチの子どもらは どうして揃いも揃ってじぶんかってなんよーーーーー(>_<)・・・・わたしの期待は ものの見事に 草太に粉砕されてしまったのです1万人プールで冷や汗かかされたよ事件その1~伊皿くんのばあい~仕方がないので 私はミキオを矢野先生のグループに預け酔うとすぐゲぇしちゃう伊皿くんと それから飛竜の妹で 豪ちゃんに憧れてる野球少女:ちなみのお相手をしながら 水かさがほとんどお尻くらいしかない。。幼児さん向けのプールで 滑り台から下りてくる彼らの安全を見届けていたのでした。しっかし 大勢の家族連れがキャーキャー高いスライダーから滑り降りてる姿やら・・海のように海面が盛り上がったり低くなったりする中を大きな浮き輪につかまりながら笑い合ってるおにいさんおねえさんの姿を見たらば。。遊びたい盛りの6歳7歳の坊やたちは心惹かれるわなぁ?(*´ω`)『ザッキ~あっちいこ?』車酔いしてよくゲぇしちゃう伊皿くんが くりっくりのまん丸目玉 大きく見開いて私の手を引くもんで・・《だいじょうぶかいなぁ》内心そう思ったもののしょうがないなーと 波のプールに 2年生のちなみと彼の手を引いて入ってった訳。。。そしたら ものの5分ほどで『ザッキーせんせ。。きもち、、わるっ。。』って顔真っ青なった伊皿くんが口を押えてさぁ?うわっここでやったらまずーーーー(@ ̄□ ̄@;)!! って慌てて私は 伊皿くんの体抱えて 一万人プールの端っこにあるお便所へ=3 ちなみ残して 走っちゃった(~_~;)しっかり者のちなみは ちゃんと私たちが走り去った方角・・というか?こうきくんが落とした液体の跡をたどって?男子トイレの前で待っててくれたから良かったようなものの。。。ほんと このように人が多い場所で いきなりのゲぇーは参った(-"-;1万人プールで冷や汗かかされたよ事件その2~草太くんのばあい~ゲぇしてスッキリしたらしい居皿くん まだ遊びたいと言ったものの・・時計をみたら もうあとちょっとでお昼の全体集合の時間⌚私たちの代わりに場所取りをしてくれてた片倉先生のところにそろそろ合流しなければ。。ということで 私たちのグループと夏野先生のグループは集合時間よりちょっと早めに休子どもたち連れて休憩場所へ・・・陣内先生のところも無事 集合時間までにやってきた。ところが。。矢野先生のチーム・・私がこの子たちなら協力して何とかやれると期待して送り出したミキオと草太がいるチームが 時間になっても帰って来ないのだ(;゚Д゚)取り敢えず先に来た子供たちとお昼の準備をはじめた私たち・・出来上がった職員分のラーメンを取りに行ってた夏野先生が『あ!先生 あれミキオ君じゃないかしら?』みると 一つ先にある幼児向けプールの方から 陽に焼けた男の子が背の高い男性と歩きながら こっちに向かってるのが見えた。『あれ?草太くんの姿が見えないわね ひさし先生?』麦藁帽を手で支えながらサングラスをかけた片倉先生が私に言った。《どうしたんだろ?草太何度もリハーサルしたし・・集合場所も時間もちゃんと伝えたのに。。》矢野先生が口を開く前に ミキオが状況説明を始めた。『もーやってらんねーだから あいつと同じグループになるの嫌だったんだよ!『スライダーの列に皆で並んでたのね?で 上まで行って一人ずつ滑ったんだけど終わったらここで待てって広大先生に言われてたのに草太だけ待ってねーんだもん』心配になった夏野先生はしっかり者の飛竜と準之介の弟 ミナトを連れて一万人プールの総合案内所へ・・十分後・・・戻ってきた先生が『監視員の人が迷子の案内してくれるらしいです』私は ちょっと恥ずかしい気持ちになりながらピンポンパンポーン のメロディー音を聞いた(-_-;)〝宇都宮市~ のびのび学童から お越しの~荒川草太くん学童の皆さんが探しています~至急~ 総合案内所まで~ お越しください ませ~”その迷子案内の後、 ふっと 集合場所の傍にある足洗場の方みたら・・もじもじ明後日の方角をみながら口笛を吹いてる やけに背筋が出来上がった少年が。。居た(◎_◎;)怒ると言うより 何か呆れてしまって・・「もう・・草太どこ行ってたんだよー11:50なったら みんなここに集合って先生言ったじゃん・・・』そう言ったら彼、『わかってたよ ここに行かなくちゃいけないの・・だけど 迷子になったら ザッキ~あちこち動き回るなってそう言ったんだもん・・。だから僕、みんなに迷惑かけちゃいけないと思ってスライダーのとこにずっと待ってたんだ・・だけど矢野先生もミキオも誰も居ないんだもん。。』 って(~_~;)確かにねぇ・・迷子になった時はあちこち動くな、そこにいろって言ったけど。。。まさか こういう時に 私の言葉を実直に守るとは(-"-;A ..1年1年・・ミキオも草太も 体はもちろん・・。精神面の発達も大きいものがあった・・。鼻息荒く 草太と口論するミキオ、そして どう集団と仲良くやっていけば良いのか?分からなくて下の学年の子 可愛がるつもりが しつこくし過ぎて逆に疎まれる草太などなど・・(+_+)ほんと 二人とも私からみたら 決して器用とは言えない男の子なんだけれど・・いじらしい位 私の気持ちに沿おうと努力してくれていた。。真似をしなくてもいいのに・・先生の正義感の強さまで 似てしまって。。心の葛藤もしょっちゅうだったろう・・。学年が上がるに従って 先生は学年の低い子どもたちにとられてなかなか君たちとじっくり話せなくなってしまっただけど そんな先生に不満を口にすることもせず君たちは 無器用ながらも 自分たちで一つ一つ あーでもない、こーでもないとぶつかり合いながら巻学童で巻き起こる問題を解決していったね?忙しいザッキ~に負担をかけちゃならないと。。先生、そんなミキオと草太がいじらしくて堪らなかった。私の心に・・そして あの学童に たくさんの笑いをくれた君たちに私はあらためて礼を言いたい。ありがとう ミキオありがとう 草太
2020.02.11
実録!学童ドキュメントさよならを言えなくてごめんね第43話『だって女の子だもん♪ ひまわりは笑いの天使』***************☆マイペースな子って親からみたらイライラしたり?ついつい 『もっとテンポアップできないの?!』って急かしたくなっちゃうとこあるでしょう?でもね 思うんだよねぇ・・その子のマイペースさが時には誰かの心をゆったりさせたり?癒すものになる時があるんだって・・。私がお預かりした女の子の中に ひまわりって女の子が居た。体型はぽっちゃりした感じでね?お話しする時も みょうにゆったりとした?ほのぼのーっとした女の子なのね(笑) よーくお迎えの時に彼女のお父様が『ほらおねーちゃん!もうそろそろ支度しないと明日の朝なっちゃうよ』って笑いながら ひまわりのランドセルもって 玄関の方に歩いてく姿をみたっけ。また お父様にくっついて学童入ってきた妹さんたちも ひまわりにそっくりで(^^; 『おねーちゃん なにしてんのぉ?』って学童のおにいちゃんおねーちゃんがウロウロしてる中入ってきて。。ごくごく普通におねえーちゃんの座ってるお席の横に座って^^お父さんもう駐車場の方に歩いていってるのに。。おねえちゃんと折り紙やってたりするの(笑)そんなマイペースな彼女が あの大地震の時にみせた姿・・あれには 私も大笑いしちゃったなぁ~****************☆あの震災からもう十年経つんだねぇ~まだちょっと冬の寒さが残る3月初旬・・学校から帰ってきたのが花並小の飛竜とひまわり、あいことトキエの4人だけだったんだ。なぜか他の小学校にお迎えに行った荷田さんたちが変えて来なくてねぇ・・。実は飛竜たち花並小学校の子どもたちが学童に着くほんの20分くらい前、ちょっと長めの地震があったんだ。ただ その揺れはすぐおさまったので 私はいつもの軽度の地震だと軽く流し・・いつものように麦茶づくりをしていた。しかし子どもたちがおやつを食べ終わる頃 また大きな揺れがきて・・上みると蛍光灯もかなり揺れてたんだよね?ちょっとこれは普通と違うと感じた私・・大きなテーブルの下に子どもたちと潜り込んだんだ。強い揺れのすぐ後 余震がちょっと続いてて・・園内の電気がいっせいに消えたんだよね。。廊下から園児さんたちの泣き声と 各クラスの保育士さんの声が聞こえてきて・・ なんか心がソワソワしたのを覚えている。暗闇の中で ただ懐中電灯の小さな灯りがあっちへ行ったりこっちへ行ったりしていて・・。私と子どもたちは揺れがおさまったのを確認してテーブルからカーペットのある勉強スペースの方に固まって移動したんだけど・・。みんなかなり動揺してる様子で『お母さんお迎え来れるかなぁ~~』って不安そう。。ちょうどその頃ひまわりとトキエの妹は 保育園の一番奥の年長さんのクラスに居たから妹思いの彼女たちは安否を確かめるために『ザッキー先生、りーちゃんふーちゃんの様子見てきていい?』『あたしも!』そう言いだしたんだわ(・_・;)この緊急時にうちの女の子ふたり 保育園の別のクラス行かせたらあかんなーとは思ったけど・・ま、廊下のそこかしこには懐中電灯もった他のクラスの保育士さんも居ることだしね?歩いて何メートルも離れてないところだから大丈夫だろうと許可したんだ。「妹たちの様子確認したらすぐここに戻ってくるんだよ?」そう言ってね。彼女たち こっちを振り返りもせずに とっとと廊下に向かったんだけど・・なぜか?すぐ ひまわりだけが私のとこに戻ってきたんだよ。それで どうしたのかな~って彼女をみたら 息をハーハ―しながら『ねぇ?ザッキ~せんせい・・・』『ねぇ?ザッキ~せんせい・・・あたしの顔 だいじょうぶ?』そう言うんだよ(^^;)《顔大丈夫って いったい 何が言いたいんだろ?》子供の言葉って 時々 主語が抜けてたり?何の脈略も無いところから発せられるワードが多いので(^^; 咄嗟に意味が分からない時があるんです自分の言葉が先生に伝わっていないと感じたひまわり・・もう一度 今度は別の言い回しで私に訴えた『あたしの顔に何もついてないよね?』やっと彼女の言おうとしてることが分かった私(^▽^;)横にいる飛竜と顔を合わせて笑ってしまった。こんな時でも やっぱ女の子は女の子なんだな~って(笑)震災で周りがハラハラしてる そんな時でもひまわりは 自分の身だしなみを気にしていたのです。笑ったあとで「大丈夫だよ ひまわりいつもの可愛いひまわりのお顔だから・・安心して 行っておいで」って そう言って彼女を廊下に出したんだ。私が保育園の学童を去ってから暫くして風の噂で自分の通う学校の指導員になったと聞いた ひまわりは別の女の子に頼んで 私に一通の手紙をくれた。〝先生が居た学童はすごく楽しかった” 〝私は学童さよならしちゃったけど 先生から教わったこと 思い出して頑張るから先生も頑張ってね!”そんな短い文が可愛らしいキャラクターのついた便せんに数行書かれていた。ひまわりとは ほんと 短い付き合いだったんだけど・・そうやって 私との時間を楽しかったと思ってくれてたなんて。。ザッキ~先生も ひまわりと出会えたこととても幸せだと思っています。競争競争と 群を押しのけて己が先に行く事ばかり考える人々が多い中こんなマイペースな女の子が ふーっと優しい風を吹かせてくれる・・それって貴重だと思う・・。ひまわりの そういう性格 先生は好きでした。
2020.02.11
まだ間に合う!ザッキ~先生の 実録学童ドキュメント!!『さよならを言えなくてごめんね』第3期メンバーと新たに加わった学童の先生、子どもたち・・そして学校から子どもたちを送迎するために海老沢園長が雇った2人のドライバーさん、人事異動で桃ノ木第2保育園の園長になった信田先生それから桃ノ木南保育園の園長になった高山先生(海老沢園長の恋男)それらを簡単にご紹介!まず桃ノ木保育園より北方に点在するJR宇都宮駅・・その近隣に小規模の園児を抱える第2保育園が設立された。それから続く事1年後には 桃ノ木保育園から歩いて15分ほどの所に海老沢が長年考えていたバリアフリーをテーマにした保育園が誕生、その保育園には自分の恋男:高山斉賀を園長として立てる事にした。荷田兄弟はもともと桃ノ木大学の用務の仕事をしていた壮年の男性であった。学童預かり児が年々増加していくことを看越し 海老沢園長が彼らを大学から引き寄せたのであった。見るからに人の好さそうな荷田兄弟ドライバーは子供たちからも 大荷田さん、小荷田さんの愛称で呼ばれるほど慕われ各学校へ出向いてはそのスケジュールに合わせ日々子どもたちの送迎に徹してくれた。それから学童に新しく入ってきた夏野りえみ先生・・彼女はやさしいお母さん?そんなイメージの女性であった。3年近くも男手一人学童の悪ガキたちを引っ張ってきた私をサポートしそれまで私が出来なかった女の子が好む遊びや生活のフォローに努めてくれた。何より海老沢の気まぐれで学童に突然編入することになった舵乃ひかる君彼の食事介護から遊び、トイレの補助・・そういったもの全てを彼女が私の代わりに行ってくれたおかげで 私は日々巻き起こる学童の子どもたちのトラブル、彼らの心のケアに付き合う事が出来たのだった。夏休みとか秋休み・・春もそうだったかな?豪ちゃんはいつも海老沢園長の都合であちこち・・学童で時間潰すように言われてたみたいで たまに学童の部屋へきては 2年になったミキオや草太をかまったりその下に入ってきた飛竜の顔をみては『ひりゅうかわいいー』って。。ウットリした顔してた(笑)今思えば 一人っ子の豪は 学童の子どもたちを自分の弟や妹みたいに可愛くて仕方なかったんだろうね(^-^;ただ日本の歳に換算すると 彼は同年代より2つほど上のおにいちゃんに匹敵するから。。体もおっきいしね?新1年生の飛竜や草太は豪ちゃんをジャイアンのように思ってビクビクしてたみたいそれから飛竜と同じ保育園《桃ノ木第2保育園》から来た女の子が3人ほど居たんだよね。名前はひまわりと あいことトキエひまわりは下に双子の妹がいる ちょっとぽっちゃり型の女の子(^▽^;)あいこ は体を動かすことが大好きな体育会系女の子で気が強かった。それからトキエは家族思いの しとやかなお嬢さんだった。妹がすごく気が強くて?お迎えの時よくおねーちゃんのトキエのランドセルを自分で持って行っちゃって(笑) トキエが『んもぉー!』って怒って追いかけてた。ということで 蓋をあけてみたら何と自分が保育園の学童にきて3年経った頃にはのびのび学童の預かり児の数は13~15人になってたって訳(*_*;それも学校の敷地に隣接してるような?学童施設とは違って数か所の異学校から子どもたち預かってるから・・・下校時間も日によってまちまち。。おやつ食べさせる時間もズレたり外遊びの時間も 子供たちみんな揃って~って訳にはなかなかいかなくなる。その頃から徐々に ザッキ~学童の形は変わっていったんだ。
2020.02.11
実録★学童ドキュメント!さよならを言えなくてごめんね第42話『黒い企み~偽善』**********☆『ご存知ですか?園長障害児をひとり 学童に入所されれば国からかなりのお手当てが出るようですよ』保育園経営で必要なのは保護者からの信頼と支援(money)そのために 海老沢は 事務局長と闇の取引をおこなった。政界進出には何と言っても ここで保育士と保護者の票が必要・・。県内で行われる子育て支援講座で さんざん己がいかに素晴らしい育児支援を行っているか?を力説し 何とかここまで保育園の規模も大きくすることができた。しかし政界に進出するためには もう一歩 大きな話題性を作る必要がある!そこで彼女が考えたのは自分がサイドビジネスで始めたような園内預り所スペースを利用しての学童施設・・。そこに重度の障害児を入所させ より以上の善意光景を世に知らしめることだった。海老沢は事務局長鳴海が提案した重度障害児の学童入所を二つ返事で承諾し何の受け入れ態勢も整っていない のびのび学童に ダウン症の児童を入所させるのだった。『うちは他の学童とは違いますのでお月謝の方もちょっと値が張りますの』満面の笑みで 己の善意を公言する海老沢園長。その言葉を鵜呑みにし毎月多額のお金を彼女に支払っていった保護者たち。まさか そのお金が別の事に使われているとも知らずに・・
2020.02.07
実録★学童ドキュメント!さよならを言えなくてごめんね第41話『兄弟制度の発足~女の先生がやってきた』*******************☆一期生との別れの時が徐々に迫っていた。この子たちに もうひとつ教えておかなくてはいけないことがある・・。それは第2期のミキオや草太に集団を引率する力を身に着けさせるということ。ようするに これまで集団を引っ張ってきた第一期生の引継ぎを彼らが卒業するまでに 行わなければいけないと・・私は思っていたのだ。名付けて 【学童兄弟制度】しかしプライベートで一人っ子のミキオや実家では頼もしき?年上のおねえちゃんに引っ張られるように守られて育ってきた草太に下の子の面倒をみさせると言うのは とても難易な事だった。少し前のストーリーでお話したが・・春休み・・・新1年生の歓迎を兼ねてミキオや草太を中心に 近隣の公園でお花見でもしようと計画していたらちょっと私が目を離した隙に ナズナをからかって走り回ってた草太が保育園の小池にドボンっ 追われてたナズナも半身ずぶ濡れになるというお目玉事件を起こして私を激怒させたし。。。大人しい飛竜とミキオは意外に歩調合せて過ごしてくれたんだけど散歩の最中 ふざけ始めると そっちに気がとられ 飛竜ほったらかしで自分の遊びをはじめてしまうきらいがある・・。はたして第一期生をおくるまでに彼らに学童の下級生引っ張る力を備えられるものだろうか? とても不安であった。ちょうどその頃・・・副園長:片倉先生の紹介で夏野りえみという女性の方が助っ人で入ってくれてね?私がそれまで行ってた学童のお掃除や女の子のプール着替えなどのサポートに来てくださることになったんだ・・。
2020.02.07
第3期・・桃ノ木保育園にも新しい動きが現れ始める。やり手の海老沢は貯蓄を崩し近隣に新しい保育園を2か所建設した。そこには彼女が愛してやまない高山斉賀とこれまで自分の手足となって働いてくれた信田育子を充てた。空いた桃ノ木保育園の事務の席には海老沢園長の知り合いで それまで工業大学で事務処理などを行っていた穂田鳴海という男を就任させた。これまた口数少ない男で何を考えてるか?分からないくらい いつも窓際のその席で書類をみてる・・そんな初老の男だった。この物静かな事務局長が まさか私の解雇問題に口を出そうとは・・その頃の私は夢にも思わなかった。
2020.02.05
実録★学童ドキュメント!さよならを言えなくてごめんね第40話『氷の微笑*手をかけない少女』未優未優はザッキ~学童での思い出今も時々思い出してくれてるかな?それとも もう中学で良き友達、先生と出会ってその頃の事を 忘れちゃってるかな?先生はあの時の君の仕草を 未だに思い出すことがあるんだ・・あれは君が学童をさよならする その年の3月。。お父さんだけ先生に挨拶にきて 未優は初め部屋に入って来なかったんだよね?お父さんが『すみません未優はどうも 先生に泣き顔見られるのが嫌だからって・・』そう言って 外の靴箱の後ろに隠れてた君の方に顔を向けてさ?涙でいっぱいになった君を見た時、思わず先生もお父さんの前で泣きそうになっちゃったよ。。懸命に 大人に迷惑かけちゃいけないって 唇を一文字に結んで学童生活送ってた君の事を あれこれ思い出しちゃって・・。**************☆いやぁ 私もザッキ~学童離れてからいくつかの学童で色んな子どもたちと接したけど 未優ほど 出来た女の子はいなかったなぁ・・。それくらい君は 子どもたちを引っ張る大人(学童の先生)からしたら手をかけなくて 楽な児童だったから・・。共に入ってきたナズナや飛竜は そこそこ先生に大変な思いをさせてくれたけど(笑)君は初めから最後まで 本当 私が教えようとすることを全部身に着け。。何も言う事ないくらいのお嬢さんだった・・。だけど先生は 君の中に 〝ひとりで平気だから” って気持ちがあることを知っていた。その淋しさを誰にも見せたくなくって君は うるさい男子を徹底的にやり込めようとしたんだよね(^^;先生ね、事あるごとに 草太やミキオに怖い顔してる未優をみててもっと心にゆとりが出来たらいいのになって・・そう思ってた。だから先生、あんな海外アーティストの真似なんて君の前でして(笑)男の子がふざける理由を教えたんだよ(^^;そうそう 第5期の 館川 来斗がさ? よーく君に冷たい言葉を言われたって・・先生のとこに言いつけにきたっけ男子も女子も容赦なかったからねぇ未優は(笑) 春先、はじめて学童入ってきた新1年生の手をとって道沿いに散歩に出かけた時、『ザッキ~先生、未優ちゃんが僕のことサルって言うのぉ~』って言いつけにきて(笑)気が強い君は『それくらいの事でイチイチ 先生に言いつけるなんて 弱虫ー』そう言って また来斗泣かせて・・。思えば第5期の男の子は よく泣いたなぁ・・デリケートな子が多かったから余計にね?時代を反映してるよねぇ・・学童に入ってくる子供たちをみてると。打たれ弱い男の子がめっぽう増えてきてるって・・。比べて女の子はどんどん強くなってきてる(笑)ザッキ~先生はよく男の子の方に甘くて女の子には厳しくするって言われたりするけどそれはさ、女の子は根っこのところが強く出来てる子が多いからポイントポイントで ここがいけないから治していこうって教えてあげるだけで自立できると・・先生の初期判断で選り分けたからなんだ。どっちかって言うと女の子より精神年齢低めの男の子たちは依存が強くて心が折れやすい子が多かったから・・そういう子を何とか自立まで持っていこうと必死だったんだ。そんな先生の大変さをあの学童の女の子は ちゃんと分かってくれてた。
2020.02.05
いよいよ 実録★学童ドキュメント さよならを言えなくてごめんねも3年目 第3期の子どもたちを迎える時代に・・・※ザッキ~学童は当初3年生までしか預かれなかったから一番はじめに預かった子供たちとは この3期が 共に過ごせる最後の年になった。彼らを送り出す その時が もう目の前に迫っていた。。この第3期には これまで学童を牛耳ってた男の子グループを脅かすほどの強さをもつ 氷の少女 未優 が登場する。。そのプライドの高さは 学童第2ボスの風をも超えなんと 自分より年上の草太やミキオを呼び捨てに言葉も達者な女子で 口論なんかに巻き込まれたら男子はタジタジ・・言い捨てる言葉の冷たさは まさにアイスカッター(笑)そんな彼女は ダラダラの男子チームに激を飛ばすかのように学童はじまって以来の女子のダンスチアグループを設立!外遊びの時間を削って猛特訓をはじめる・・。一途で潔癖 とっても負けず嫌いな未優とふざけて楽しもう学童~♪のミキオ&草太(笑)しょっちゅう衝突します(-"-;A ...はたして ザッキ~先生は この男子を軽蔑する氷の少女:未優とどう 第3期を過ごしていったのか?まもなく 第40話 アップロード!
2020.02.05
実録★学童ドキュメント!さよならを言えなくてごめんね第39話『学童のやくそくに込められた思い』いつもは子どもたちにかまわれてる そんな甘ーい学童指導員ザッキー先生であったが・・いったん お説教がはじまったら 長い(笑)そして怒らせたら その1日は地獄第2期のミキオに『ザッキ~はなし長いんだもん』そう言われたっけ。要点だけかいつまんで~みたいな事出来ない人だからねぇ(^^;子供たちにこれ教えとかないと!って時には 熱く喋っちゃうんだよね。子供たちに嫌がられてた 反省文書きザッキ~学童の子は ほとんど書かされたんじゃないかなぁ・・。漢字を100書かされた子も居れば 保育園の本棚にあった古びた海外の童話の一部を書かされた子も・・。ものも。ザッキ~学童に入ってきた子が必ず覚えさせられた 5か条学童のやくそくというものが いつも 彼らが勉強する窓際に立てかけられていた。これは実は たった一人で 子どもたち6~7人みていた時分に考えた彼ら自身を守る約束事(サバイバル術)だった。保育園から上がってきたばかりの子どもたちははじめ 先生が筋道たてて 何かスケジュールどおりに動かしてくれるものと・・お客さん気分でいることが多い。ゆえに こちらが指示を与えなければ何も出来ない小学5~6年生が出来上がってしまう。第1期生、第2期生あたりまでは まだ空白の時間が出来たとしても 工夫で補う力がある子が存在していた・・。けれど第3期第4期と新しい子どもたちが入ってくるにつれ・・『次は何したらいいの先生?』『つまんない』 指示が与えられないと 何をしてその時間楽しんだらいいか?分からずただ ダラダラ漫画の本ばかり読んで過ごしたり・・一生懸命おもしろいこと考えて遊んでる子の邪魔をしたりしてストレスの発散をしだす。〝めんどくさがり”で〝かまってちゃん症候群” の成人を作り上げてるのが平成以降のお母さんお父さんおよび 幼児教育に携わってる 全ての教育者 なのであるだからこそ 私は自分と関わった子供たちにはそんな人間になって欲しくなくて学童のやくそくを 身に着けさせた。ひとつには 共に過ごすために必要な約束ザッキ~先生が子どもたちに最初に教えるのが先生から離れる時は 必ず 〝〇〇行ってきます” とどこへ行くか?担当の先生に言ってから出歩くこと。これは保育園の中の学童・・そんな 普通の学童施設とは違ったスペースでその日1日を過ごさなくてはいけない子どもたちに自分たちが立ち入ってもいい場所とダメな場所があるという事を身に着けさせるためのものでありお家では好き勝手 何の断りなく行き来できる場所であってもここでは ちゃんと主となる先生に 自分がこれからどこへ行くのか?を伝えてから行動するってことを習慣づけさせるためにしいた約束事なのである。こうした事を身に着けておけば先生ひとりが 全員を守るという事をしなくても彼ら自身で 自分の身を守ることが出来るようになるから・・。ひとつには 人と話す時の姿勢これは実際 私が栃木の某S学院大学に? おじさん大学生として入学して経験した嫌な体験から きてるんだけど(^^;大学1年の時、担任。。大学では△□ゼミって言ったけ?山下壽々子って女の先生が私の担任だったんだけどね・・19-20歳になったばかりの男子学生3人とおじさんの私は 何か街についての話し合いをするためにひとつの班を組まされて・・それが私と対面席になった男の子は こちらが何か話そうとすると横の同い歳の子の方に顔を向け いっこうにこちらと視線合わせなかったんだ。 最初それは恥ずかしさから来てる行動なのかな?と思ってたんだけど・・彼が話してる友達の方も そうした私のアプローチを完全無視してる様子で? これって絶対おかしい行動だと・・ゼミの壽々子先生に掛け合った事があったんだ。ゼミの壽々子先生は 当時の私と同い年の先生で私が感じてる気持ちは十分分かるけれども平成生まれの?今の大学生はこんなものだと 私に折れるよう諭した。そんな事があったから私は 関わる子どもたちにだけは人として最低限のマナー・・目を見て相手と話す姿勢が出来るようにこうした約束事を作ったんだ。私のように 無視されて 相手の人に彼らが 何て人間なんだって思われないようにね?こうした事は本来 彼らのご両親、学校の先生が教えるマナー、道徳心なんだろうけど・・みなさん ご自分の事で手一杯だからね?だから お節介ではあるけれど 私がそれを教えていったんです。
2020.02.04
実録★学童ドキュメント!さよならを言えなくてごめんね第38話『海亀のお母さんの話』いつもお忙しくしていて お迎えの時も玄関口で風を呼んで そのまま急ぎ足でスイミング教室に風を連れていかれる・・そんな風ママが ある日、学童の部屋まで入ってきて・・私に優しく微笑みながらこんなことを言ったんだ。『ザッキ~先生きのう風に何かお話されました?なんかいつもは私にそんな事言いもしない あの子がやけに私に優しい言葉をかけたり・・お母さん大変だからボクが代わりにやるよとか・・家のお手伝いまでして。。学童で何かあったのかなーって きょうザッキ~先生にお会いしたら直接聞いてみようと そう思ってたんです』微笑みながら私に昨夜の風の様子を離すお母さんをみていて私は ふっと もしかして あの話のせいかな?と子供たちに話した 産卵時の海亀のお母さんの話を 風ママに話て聞かせた。青白い月明かりに照らされた砂浜に・・大きな体を引きずりながら 海亀のおかあさんがやってきた。体の所々は荒波に擦られ傷つき・・ 息も絶え絶えに深い海底から その砂浜を目指して。。お母さんのお腹にはたくさんの海亀の赤ちゃんがいてねその子供たちが1匹ずつ入った真っ白な卵を彼女は 地上の敵に狙われまいと 深く深く土を掘って・・そこに子どもたちを産み落とすんだ。もう自分の顔には砂やら波しぶきやらがいっぱいかかって泥だけ。。目に砂が入ろうが そんな事おかまいなしで 何十という卵を砂の中に産んでいくんだ。そのあとお母さんは 涙をこぼしながら 自分の後ろ足と前かきを使って周りにある砂をかき集め 卵が見えないように隠していくんだ。元気で生まれてくるんだよ そう言いながらお母さんは 一生懸命 赤ちゃんが居る場所が分からないように砂をかける。「いいかみんなは お母さんが全身震わせながら 痛みを伴いながら・・それでも がんばって生まれてきてと 願いをこめて 生まれてきた一人なんだだからクソババーとか言って悲しませちゃダメだぞ?」この海亀の話がきっと お母さんとかぶったんだね(^▽^;)だからきっと 風はおかあさんに優しくしたんだと思う。*********☆そんな会話をしてから数か月後・・風ママは無事 見目麗しいお嬢さまをご出産された。『もぉー大変だよぉー きのうさ、夜 きゅうに佑奈が泣き出しちゃって・・ よくねむれなかったー』それまでお母さんの話題でいっぱいだった風の口から今度は妹さんのお話がいっぱい飛び出すようになった。がんばれ風!強く優しく そして時折おちゃめに~つづく~
2020.02.03
普段はいばりんぼうの豪だったけど意外に 可愛らしいとこも ちょこちょこあってね(笑)まだまだ 私をみる彼の目は 不信に満ちていたけど・・2回目に学童であった時は みょうに赤ちゃん返りしてたなぁ夏休みの冒険活動宿泊学習で 豪が足をくじいたんだったか?『ぼくもうあるけなーい』とか言い出して・・先生におぶさって バンガローまで行った事あったよね?あれは・・・ちょっと演技っぽかった(笑)だって 学童の中で一番屈強そうな豪が足くじいて 歩けないとか?絶対おかしいものね。でもね。・・高山先生は君の演技にすっかり騙されて(笑)君の荷物を代わりに持ったり・・・周りの子も 『豪ちゃんだいじょうぶぅ?』とか。。すごく心配したんだぜー(^^;宇都宮で君と再会した時この話をしたら そんなことあったっけ?って笑ってたけど・・君の体温はしっかとザッキ~の背中に残ってるからねぇ(笑)ま、第2期の冒活のお話は 少し後に話すとして・・きょうは 君がお姫様と恋慕った?ノンのお話をしようね*************☆あれは 暑い暑い夏の日の ある土曜日いつもは 土曜保育に入らない筈の 風が ノンと準之介に交じって保育園の幼児さんクラスのちっちゃな椅子に腰かけてて(^^;午前中は みかん組の志緒里先生とサクランボ組の水無月先生が紙芝居読んでくれたり 折り紙工作をしてくれてたね?先生がよそってくれたクリームシチューを おかわりして食べる風や準之介、ノンを横で見守りながら・・幼児さんたちがお昼寝するまで見守った。で、たまたま昼に 豪が合流することになってね?おばあちゃんの事情だったのかな・・夕方まで学童の方に居てって言われたのかも知れない。幼児さんが寝てる間、学童の子どもたちは私と一緒に普段使ってる 学童の部屋で過ごすことにしたんだ。カンカン照りの日だったからねぇ?その年の最高気温は35度とか? あんまり子どもたちを外に出すのも良くないかなぁと思って クーラーのかかってる部屋でくつろがせていたら豪が 『ノンちゃん、ちょっとこっち来て?話したい事があるから』そう言って ノンを呼ぶんだわ(^^;私が 「話なら豪ちゃん ここでも出来るでしょ? 今、幼児さんたちお昼寝してるんだから・・ あんまり保育園うろうろしないで」そう止めるのも聞かずに 勝手にノンを連れて保育園の事務室の方に歩いて行っちゃったんだよ(-"-;A ...私は準之介や風が落ち着くのを見届けて彼らの様子を見に 事務室に行ったんだけど。。びっくりしちゃったΣ(゚Д゚)最初にノンの笑い声が聞こえてきて。。何で笑ってるんだろうと声のする方をみたら事務室にある あのクルクル回る事務椅子?あれに豪がノンを座らせて頭の上に何やら広告紙で作った王冠みたいなのをかぶせ「ノンちゃん わらわないで? ノンちゃんはボクのお姫様なんだから」そう言ってるの(^▽^;)早いよねぇ・・・今の子って。。。ザッキ~、笑いながら 一部始終を観察してしまいました。部屋に残してきた筈の風と準之介まで 私の笑いに引き込まれいつのまにか 私の横に居てさ?『お、おひめさまだってー ククク・・・ ねぇねぇ!ザッキーきいたぁ?』口を押えて笑ってて。。豪がカンカンになって『おまえら よくも見たなー!』って2人を追いかけだす始末(-"-;A ...あまり騒がしくしてたもんだから園児さんを寝かしつけた水無月先生がクラスの部屋から顔だして『ちょっと学童さん静かにお願いしますぅ! みんな起きちゃうからー』怒られてしまった。~つづく~
2020.02.03
覚えてるかな・・あれは そう 『保育園で大事な行事があるから うるさい学童のおにいちゃんらは その時間ザッキー先生、どこか連れだしておいてください』と海老沢園長に言われて2つしかない貴重な羽根と3つばかりのバドミントンのラケットをもって園庭で君たちを遊ばせてた時。。ふざけて わざと草太が保育園の屋根に バドミントンの羽根を飛ばしてしまって 先生、高山先生から脚立を借りて・・人生初で あんな高い 保育園の屋根に上った事があったよね?今だから言うけど・・ 体が震えあがるほど先生 高いところ苦手だったんだよ(;^ω^)でもさ、頼りにしてくれてる君たちの前で 学童入ったばかりの草太の目もあったし?ちょっとカッコイイとこ見せておかなくてはいけないと・・・あんな長い脚立を足掛けに・・無謀なアクションをおこしたんだ(^^;マンションの3階?4階はあろうかと思われる保育園の屋根にまさか 大工さんのようによじ登ってお前たちが飛ばした遊び道具を取りに行かされるとは・・夢にも思わなかったけど(-"-;A ...でも あの時 普段は寄って触れば喧嘩はじめるようなミキオと草太君、まだまだ先生に信頼を置いてなかった豪までが・・妙に心を共にして 私を梯子から落としちゃいけないと 小さい体で必死に下から支えてくれてたよね(^^;うれしかったな。。それがさ・・不思議だよ屋根に上るまでは足ががくがくだった私なんだけど(^^;いざ瓦に足をつけると そこが平面(見慣れた地面)に見えて平気で歩いて 下に居る子供たちを見降ろすことができたんだ。思えば 普通に生きてたら こんな高いとこ上ることもないだろう。。そこから見た空はとても青く清々しかった。急に英雄にでもなった気持ちになった私(笑)ざーっと広い保育園の屋根を見回すと・・あったあった 草太が飛ばしたバドミントンの羽根が!その他にも 何やら 誰が飛ばしたのか?紙飛行機の残骸らしきものも・・瓦にぺたーって貼りついてたり。。『ねーザッキー、羽根あったぁ?』下から大きな声で呼ぶ 子供たちの声に 私は「あったよー!こっから落とすから拾ってー」と手にした羽根を飛ばす。そしてようやく任務が完了した私は下で待つ子どもたちのもとに下りていきちょっと興奮した声で「先生 屋根の上にはじめて上ったよぉ」「最初は怖かったけど・・屋根の上って意外に面白いなぁ♪」そう言っちゃったんだぁ。そしたら子どもたち・・・おれも上りたい♪ってはじまって(-"-;A ...それはダメーって私が子どもたち制止してたら。。事もあろうか!その隙を狙って さっき屋根にバドミントンの羽根飛ばしたばかりの草太が。。また 屋根の違う場所にもうひとつの羽根を飛ばしてしまって(@ ̄□ ̄@;)!!ほんとにー草太! おまえは先生が怖がることを・・わざとやったな(-"-;A ...渋々 下りたばかりの屋根に 再び私が登ったら・・後から豪までついてきちゃって(~_~;)んでも ぜーんぜん怖がる様子もなく 保育園の屋根をぽんぽん歩いて草太が飛ばした羽根見つけたっけ。。。そして 足がくがくの私に向かって『ザッキー、こんなの怖いの?』そう笑って言った(-"-;A ...子供たちにからかれながら ザッキ~先生は1年1年 歳をとっていったのです(笑)
2020.02.03
そりゃー 誰でも鬼にはなりたくないよねぇ(^-^;うちの学童の子どもたちも第1期からラスト期まで・・揃いも揃ってみな 鬼になると拗ねてた(笑)一生懸命走っても なっかなかすばしっこい子どもたち毎回鬼にされてるザッキ~先生もさすがに 毎回と言うのはしんどい(笑)それが つかまらないのを良いことに 普段のうっぷんを 発するのだから・・堪ったものではない。第1期の子どもたちが言うならまだ我慢もしよう。しかし保育園からあがったばかりの 新1年生が べーっとか舌出して挑発してきたり? 『でーぶ でーぶ』とか『何やってんだよーこのおっさん』とか言ってるの見たらさっすがの私もカーっと頭に血がのぼってしまう(-"-;A ...そこで私が考えたのはこの遊びに乗じて 彼らに〝鬼になった方の気持ちを教えてやれないか?” ということだった。ある日 私におっさんって挑発した準之介や空を呼んでエイリアンごっこの鬼をやらせてみることにした。エイリアンごっこ・・・ドブ川探検の次くらいに子どもたちに愛されていたザッキ~学童の工夫遊び。園庭にある火の見やぐらに乗るは人間チーム、対して 地上からダークボールをあて人間を(自分たちと同じゾンビ化しようと)企むのがゾンビチーム。二手に分かれて 熾烈なバトルを繰り広げる過激な遊び(^-^;火の見やぐらには子どもたちがしゃがむと ボールから逃れられる柵があって そうそう簡単には 人間チームをあてられない。またゾンビチームが使うダークボールは保育園の空気抜けボール小型であたってもそんな痛くはない。お分かりのとおり・・このゲーム、人間チームになった方が断然 安全で? 優越に浸れるゲームなのである(^^; そんなゲームに なぜ子供たちは白熱したのか?それは ザッキーマジック(笑)いや 子どもたちいわく 〝必死になって僕たちを狙うザッキ~先生をみてるのが楽しいから”なんだって(-"-;A ...まったく・・ウチの子どもたちは 私のことを先生だなんて思っちゃいなかったんだよね(笑) 何て言うか?ゆるキャラの一匹とでも思ってたんだろう。。きっと。ま、そう言う時もないとね?お説教ばっかりじゃー子供たちも息苦しかろう。。********************☆という事で実際、私が人間チームに。。準之介と空がゾンビチームになって戦ってみることに。。私は心細そうにこっちを見ている彼らに潰れたボールを渡すと悪戯そうに笑う風や大がしゃがみ待つ火の見やぐらに上って行きました。『ほら いつも先生がやってるみたいに 投げてごらん』風や大の間にしゃがんだ私・・。不思議な光景に風と大は顔を見合わせてクスクス笑ってる。。下にいる準之介と空は私を怒らせたことを自責しながら。。互いにお前のせいだと突っつきあうばかりで いっこうにボールを投げて来ない。そんな彼らをその気にさせるために 私は横にいる大や空に いつも先生をからかってる言葉を 下にいる準之介と空に言いなと命令、見本として私が『やーいやーい 当てられるもんなら当ててみろー このちびぃー』そう彼らに向かって叫んだ。おそらく 正統派の教育者が私の この学童ドキュメントを読んだら何て酷い学童指導員なんだと・・酷評する事だろう。。でもね、少々手荒な方法ではあるけれどこれは 人の気持ちを考えさせる方法として とても有効的な方法なんだ。そして私には ここまで言っても彼らが私の手を離さないと言う・・自信も2年の間に築いていた。だからこその 荒業だった。多人数の生徒を一連のカリキュラムに乗せ指導していく世の教育者にはそんなひとりひとりの心の教育なんて 出来ないこと・・。ザッキ~先生だから出来た事なんだって。。私は思ってる。****************☆自分の息子のように可愛がってる大や準之介にザッキ~先生がとんでもないことを言ってる。。それを横で聞いてた大や風は『かわいそうじゃん?ザッキー』そう私を止めにかかった。そんな彼らに私は「なんで?なんで可哀想なの?先生はいつも言われてるよ皆から」そう言い返した。私の挑発に ようやく立ち上がった準之介と空・・潰れた保育園のボールを一生懸命拾って。。小さな体を折り曲げ折り曲げこっちに向かって投げるが。。高さ5Ⅿほどの火の見やぐらは彼らにとっては万里の長城のように高く。。私たちが潜む柵の上を掠る事すら難しい状態。。火の見やぐらの壁に当たっては砂場に落ちるボールを涙を流しなら拾っては投げる準之介と空。。そうした姿を 私の横に居た大と風は見ていた。そんな彼らに 私は『お前たちももっとからかえよ 先生に言ったみたいに?』そう吹っ掛けた。下に居た空が 『もう俺やだ こんなのつまんない』そう呟いた。隣の準之介が火の見やぐらの階段下にやってきて『ザッキーごめんなさい ボクたちが悪かった』そう言ってきた。頭のいい彼らには もう少し それを考えさせる必要がある・・そう思った私は 「なんであやまるの?準之介も空も悪いことしてないじゃん」そう言った。すると今まで私の横にいた風が 『俺もつまんない なんかザッキ~が準之介とか空をいじめてるのみて凄く嫌な気がしたこんなの遊びでも何でもないじゃん?』そんな事を言ってきたんだ。だいぶ煮詰まってきたと感じたから ここで説教を彼らに。「風、先生はいつもそういう思いをしてきたんだよ?ゾンビの親玉はザッキーがいいって 皆に勝手に決められて・・」泣いてる準之介や空に聞いてみた。「どうだった?高い火の見やぐらに隠れてる人間チーム・・当てるの簡単だったか?」すると二人とも 『難しかった・・・とっても』そう答えた。「そんな難しい事がんばってしてる先生に向かってみんなは デブだとか・・おっちゃんとか・・からかってたんだぞ?」そう言ったらみんな ククク・・って顔見合わせて笑って。。(-_-;)まぁ。。そんな事があってから みんなは ゾンビチームになった人をからかわなくなっていったんだよね。。***************☆説教って 子供たちからしたら すっごく苦痛な時間だと思う・・。でもね、子どもと関わる以上 避けては通れない部分でもあると思うんだ。でも間違っちゃいけないのは こちらのエゴを子どもに押し付けるような真似は絶対しちゃいけないって事・・。そして 説教はただ長ければいいってものでもないという事。第一 小学年低学年の子供に 大人の自分が経験してきて知り得た情報を理解してくれって説明したところで どれくらいの言葉を彼らは頭で理解できると思います?そんなの1時間しゃべったところで ものの切れ端も覚えちゃいないですよ・・。肝心なのは ここぞと思う時に 彼らの心に痛みを与える事。そして 説教で行うべきは 彼らとの心の駆け引き。これを教えたいと思ったら 決して後ろを振り返らないそれがザッキ~先生の 子どもとの向き合い方だった。普通の教育者、世のお母さんお父さんは子どもを傷つけてしまうと思うから・・今一歩子どもの心に踏み込めない。『〇〇ちゃんを怒らしたら怖いんですもの。。』そうやって自分の子どもを守り過ぎちゃう親や先生が多いから・・学級崩壊だとか家庭内暴力だとか・・そんな事件を引き起こすアダルトチルドレンを増殖させてしまうんだよね。。子供は痛みを覚える事で 世の道理を知っていくんだよ。恐れてはいけない・・大人である私たちは・・。~つづく~
2020.02.02
守るものが居る時 人は普段の倍?いや・・こんな力が自分にあったのだろうか?と思うくらいの情熱という力が体から出てくる。。女性が母になるというのも又・・ そういった思いがけない力が出る瞬間なのかも知れない。。私にとって 学童でお預かりした子どもたちは 〝守ってあげなくてはいけない存在”ゆえに その時期の私は 自分では分からないくらいの情熱という力を そこで使っていたんだと・・職を離れた今、あらためて思う。いささか熱くなりすぎるところがあるから(^^;私のもとに居た子供たちは まるで古臭い昭和の学園ドラマのような?説教を このザッキ~先生から 伝授されてしまったかも知れないが(笑)*************☆実録★学童ドキュメント!さよならを言えなくてごめんね第34話「ザッキ~、馬にされる・・の巻」どんな学童に流れようと 私の中には あのザッキー学童の強烈な個性を持つ子どもが頭から離れる事はなかった・・。たかだか5年ほどの子供たちとの生活でこれほどまで 凄い思い出を体に刻むとは(^^;自分でも ほんと やられたなーって 感じです(笑)特に第1期生の子供たちとのそれは 私の幼少時代の思い出を薄れさせてしまうほど濃厚で^^毎日が 戦いでもありました。小学校2年にあがった 大や風、空やノン、準之介はそれぞれに 反抗期もむかえストレートに 自分の思いを わたしにぶつけてきました。のびのび学童に入るちょっと前、私は自然教育の教祖?とも言うべき大輪ひな子先生のもとで学童のアルバイトをしていました。のびのびで抱えてた5~6人の子どもたちとは違ってそこは3人の先生が常時約30人くらいの子どもたちの面倒をみてるそんな場所だったのですが・・私が訪れると 必ず私の肩に乗ってきて?「おまえは俺のとうちゃんだ」そう言って まるで 暴れ馬のたてがみにつかまるかのように私の髪をその子は鷲掴みにして 部屋の各場所へ私を歩かせては 喜んでいました。その子が去ったあと 床には 私の抜け毛が落ちてて・・ひな子先生は たびたび 『ユズル!もう下りなさい ヽ(`Д´)ノフサイヤ人の髪の毛無くなっちゃうでしょ!』そう言って彼を引きずり下ろすのですが・・次の日にはまた同じことを私に要求してきて(・_・;)で やっぱり言われました。『ひさし先生は子どもに甘すぎるんですよ・・嫌な事されたら きちっと叱ってくれなくちゃ』って・・。でも自分には 彼のそれを拒めない理由があったんです。私はスポーツが得意な訳でも ずば抜けて学習をサポートできるような?エキスパートな学童の先生じゃないって自分自身思ってたから・・彼らの心を知るには 体を使うしか。。方法が無かったんです。他からみて甘えと思われたとしても そこから彼らと心を通わすことが出来れば・・それで私は十分 幸せなんだと。現に はじめて私と顔合わせたユズル君は 私が声をかけても ふんっって顔背けて手に持った漫画の本に顔を伏せる・・そんな男の子だったんですが・・何回か?彼の要望を聞いてあげてるうちに 彼は素直な自分の感情を私にぶつけてくるようになって。。私の髪を引っ張る行為にも ちゃんと彼なりの理由があったのです・・。それは 淋しさ。彼にはちゃんと お母さんもお父さんも居ましたよ。それでも 私にしか見せられない 感情がそこにあったんです。これは市内色んな学童を転々として子供たちをみてきたから分かったのですが・・今の子どもたちは 学校の先生の前、お家のお母さんお父さんの前、そして学童の先生の前と・・全く違う自分を演じて生きてるんです。これは動物的本能でもあってよくワンちゃんって言うのは 飼われてる間にその家で誰が一番力をもってるか?を悟ってその一番強い人に敬意を示し それより下位の者には適当に尻尾ふって愛想だけ振りまくと言いますよね(^^;それと同様・・子供たちも自分の居場所を作るために大人の順位付けを頭の中でちゃんと組んでそれに合った顔や言動をその場で演じる事ができるのです。はじめて学童に入ってきた私を ユズルは自分には関係のない大人と最初とらえていました。でも 肩車というスキンシップによって彼はだんだん私に素の心を見せるようになっていった・・。『お前は今日から俺のとうちゃんだ』彼の中の大人の配列に 私がちゃんと組み込まれた。。彼の淋しさを 私の髪を握る。。その熱い掌と時折わたしの首にグッとしがみついてくる その小さな体から感じる事ができた・・。だから 他の先生がやめさせてと言っても彼の好きにさせたんです。学童を去る時に 無器用な彼が一生懸命 プラバン切り抜いて私向けのペンダントを作って渡してくれました・・。子供の気持ちを知る、受け止めてあげるそれは 簡単なことでは決してないけど・・でも心許して貰えたら こちらの気持ちがほんわかなるような。。思い出をくれるものなんです。※サイヤ人・・・大学に入ってた時、髪の毛けっこう明るめの茶髪で?ジェルで固めてツンツンに立ててたから(^-^;その学童では子どもたちに〝すーぱー” とか 〝サイヤ人” って言われてた。アニメDRAGONBALLの主人公に髪型が似てたんだね。そのバリバリ固めたヘアーを鷲掴みにしたユズル君って。。。(笑)
2020.02.02
とちテレで久々予選会やるって聞いたので一夜漬けでSuperflyさんの『フレア』おぼえて歌ってきた(^^;)司会のわたなべさん 相変わらず 若かった(笑)いつもでも このおにいさん楽しいそうに地元の人いじってくれるからみんなに好かれてるんだよねぇ~♪性格に憧れる(笑)『なんか 今日は おなじみの顔がそこかしこにいるな~おい』とか参加者の間を歩きつつ・・『あの人は今~みたいな感じだ』って言いながらオチをつけていました(笑)ほんと この人は人が好きなんだなぁ~っていうのが わたなべさんの表情で分かる(#^^#)いつも自分がマイク握ると『おっ ザッキ~おにいさん』とふってくれて(笑) もう年配の観客さんとか知らないだろうに(^^;)いつも笑わせてくれるんだわ。『最近どう?』ってふられたから「ふつうの仕事に戻りました」って言ったんだけどね。歌い終わったあと 『ザッキ~おにいさんも紆余曲折あると思うけど頑張ってね!』って言ってくれて。。嬉しかった♪自分にとって わたなべさんは ここに行かないと会えない?元気のみなもと?刺激を与えてくれる光の世界の人間なんだよね♪また 刺激が欲しくなったら・・予選会いこっ*********予選会で歌う曲『フレア』を選んだ理由Superflyさんの『フレア』を知ったのは 朝ドラ「スカーレット」のはじまりにいつもかかってたから・・(^^;それまではSuperflyというアーティストの存在も知らなかった(-"-;A ..でも このフレア?ドラマの主人公:喜美子がおかれてる現状を如実に表してる優れた曲なんだよねぇ。。芸術家肌の喜美子は旦那の反対も押し切って 窯炊きして・・・自分の目指す陶器、その色を出そうと必死になるんだけど。。何度やっても 陶器が割れたり? 思ったような色が出ずに だんだん芸術の厳しさ:女性がその道を極める事の大変さを知るんだわ。人のためじゃなくて 自分がやりたいから それを創る・・芸術家って そうなんだよね。。産みの苦しみとは良く言ったもので何かひとつ 自分がこういうのを作りたいって そう思うものを追い求めてる時に 〝そんな事やっても無駄だよ” そう言われたら孤独な芸術家は さらに心細くなってしまう・・。心に描いてるものを 誰にも分って貰えない時って喜美子と同じに すごく悲しいものなんだよねぇ。自分もボラティアではあったけど・・栃木で歌のおにいさんやってきたでしょう? そのボランティアも親にしてみたら理解できないものだった。一番わかって貰いたかった相手に分かって貰えなかった時・・自分も本当に 空の色が真っ黒になった気がしたっけ(>_<)「人様の子どもを楽しませて なんの足しになるの?」「いい歳の男がやることじゃないよ」何度も そう言われた。一番分かって欲しい人にわかって貰えなかった・・そう思った時は本当 空が真っ黒に見えたっけ。ちょうどドラマのヒロインが旦那さんに理解して貰えなくて涙こぼしてる場面みたいに。そういう時って すごく悲しいんだよね?親に言われるまでもなく 自分自身が ダメなのかも知れないって落ち込んでる時だから・・傷口に塩をすりこまないで?そう言い返したくなる。。そう・・どんな人でも そうそう思い通りになんて道を選んで生きていけない〝いたずらな空” 〝雨雲たち” ってきっと自分以外の周りの人間なんだと思う・・。本当に自分の心を理解してくれる相手って 親や恋人でもなかったりするんだよね・・。誰が助けてくれるわけじゃない、だからこそ自分自身で 心を曇らす 雨雲やいたずらな空を太陽のように真っ赤に心を燃え滾らせ そこから追い払え!そんな事を この曲は教えてくれるからだから私は一夜漬けではあったけど。。うたの王様予選会で歌う事にしたんだよね。ほら笑うのよ 赤い太陽のように・・いつの日も雨に 負けるもんか今日の日も涙に 負けるもんか~♪
2020.02.01
NHK朝の連続テレビ小説スカーレットの主題歌Supeflyさんの『フレア』の替え歌を・・栃木のアカペラソングライター:Superえびflyが熱唱!タイトルは「デブヤ」
2020.01.28
実録★学童ドキュメント!さよならを言えなくてごめんね第33話『ゴミ箱に捨てられたおやつ ~食べられない国の話&COST裏話で決着~』私も可愛い子どもたちを裁判にかけるような事 したくはなかった・・。だけど 今回の事件は これからの彼らの生き方に大きく影響してくるもの・・。それゆえに おやつをゴミ箱に捨てた者が誰かを見つける必要があった。その子は 私がゴミ箱からおせんべいの袋をとった頃から もう顔色が変わっていた。ゆえに 捜査をする必要もなく 誰かすぐ分かった。「ごめんなさい ザッキ~あたしがすてちゃった・・」その子は私が激怒するんじゃないかと思って 目の前で大泣きした。周りの子も黙って 泣いてる彼女をみていた。私は 泣いてる彼女をなだめながら こう言った。『正直に言ってくれてありがとう』 って・・。そのあとで 彼女の周りに集まってきていた子供たちに【食べられない国の人の話】をきかせた。みんなが 当たり前のように 食べた このお煎餅・・それどころか パンひとつ、おにぎりのひとつも口に出来ずに死んでいってる子供たちが ある国には居るんだよって・・。こういう話をすると子供たちは 普段の絵本の読み聞かせなんかよりずっと真剣な表情で私の話を聞くんだわ(^^;)学校では国語も算数もトップクラスの成績をおさめている風や空までも 私のこういう話には新鮮さを感じるようで・・「ほんとそれ?」 「あ、俺 前テレビで見た事ある」そう言いながら 私の首周りにくっついて より深く話の内容を聴こうと耳を傾けてくるのだから・・。私も実際 現地に行って そうした暮らしをしている人たちに会った訳じゃないから・・ほとんどテレビでの情報のみではあるんだけどね。。他の国から送られてきたトウモロコシの粉やらデンプンなどを水で薄めて火で炊いた おかゆみたいなものを 木のお皿にほんの1杯・・与えられて・・ゲソゲソの体して その日一日をやり過ごしてる人がいっぱいいるんだとか・・ 栄養とってないお母さんは母乳が出ないから・・その子供も生まれてすぐに死んでしまうんだとか・・そんな話を 臨場感たっぷりで話して聴かせた。「何より みんなが食べてる このおやつには みんなのお母さんが学童に払ったお金がかかってるんだからね~?お煎餅だって1円で買える訳じゃないし?みんな ゴミ箱にそうしたお母さんらのお金を捨ててる事になるんだよ」って 教えたら・・お母さん思いの風や準之介、しげしげ頷いていただからね、例えば自分がこれ嫌いだなーって食べ物がおやつや給食に出てきても・・ゴミ箱に捨てるって事は しないでって・・。もし皆が見てる前でお母さんお父さんが ゴミ箱に食べ物を捨ててる・・そんな場面を見たらば 君たちが教えてあげるんだよって・・私は みんなに伝えた。それ以来、お煎餅捨てた彼女は『お父さんがこれ好きかも知れないから・・』と言って苦手なお菓子は封を切らずランドセルへ入れてご自宅へ持ち帰るようになった。ちっちゃくてもね みんな家族の事考えてるからね?お母さんお父さんが働いたお金が そうしたものにかかってるって聴いたらちゃーんと言う事きいたよ(^^;時には子どもたちの心理を逆についてやる。それがザッキ~流(笑)ちゃんとした事前のフィールドワークが出来ていれば子供たちの関心事を逆手にとって彼らに道徳を教える事も出来るのである。要は タイミング。いつ その話を伝えるか?
2020.01.26
実録★学童ドキュメント!さよならを言えなくてごめんね第32話『ゴミ箱に捨てられたおやつ ~新制度*学童裁判のきっかけ~』うちの学童のおやつは基本、桃ノ木保育園の園児さんたちが口にするものと同じものが給食室から出されていた。さすがに量の方は海老沢園長が多めにって伝えて下さってる事もあって大人の私からみても ボリュームある時は結構ボリュームあったし・・栄養もちゃんと考えられてて 健康に良さそうなおやつが毎回テーブルに並んでた。学童第2期の頃から 部屋の隅には その日の係が分かる【お当番ボード】が設置されてね? 設置って言っても まー窓際に立てかけたり・・そんな簡易的な手作りボードだったんだけど・・(^-^;おやつの時間になったらその日のお当番が給食室行って 人数分のおやつを給食の先生からいただいて みんなに配ったりしてたんだ。あれはいつだったか?学童のおやつが足りなくなった時があってね・・・。フルーチェと何か乾パンみたいのを組んで出される筈が乾パンが人数分ないって事で・・代わりにおせんべいを用意して下さったんだ。。給食の先生が。で、みんなフルーチェをmyカップに入れてスプーンで食べて・・そのあと 袋に入ってたおせんべいを それぞれ開けて食べてたんだけど。。食べ終わったあと 手洗い場の脇のゴミ箱をみたら・・何と 私が配ってあげた おせんべいが封も空けられずにそのまま捨てられてたのね(-"-;A ..これはちょっと 酷すぎるなって思ってそのあと 学童裁判を行う事にしたんだんー 正確に言うと まだその頃は 裁判なんて言葉はなかったけどね(^^;古くは大岡越前?金八先生流に言うなら 涙のホームルーム?あの説教シーンのような・・緊迫さがそこにはあった。普段子どもと一緒に馬鹿やってるザッキ~先生が自分の神経擦り減らしながら子供に道徳を語る その様子はまさに裁判官(~_~;)子供たちにとっては ほんと自分が被告人席に立たされてるに等しい思いに陥らされたんだと思う。自分は何もやってないんだけど・・もしかしたら僕にも責任があったのかも?そこまで追いつめられるから。。子供たちはザッキ~に裁判記録を持たせないように隠したりしていた(笑)◆学童裁判・・・第2期から新たに加わった ザッキ~流おさばき。無記名でのアンケート投票が裁判のクライマックスに用意されているみんなから自分がどう思われてるか?分かって涙する子どもが多かった事から・・〝魔の暗闇裁判” と子どもたちに恐れられていた第3期以降の子どもたちはおにいちゃんおねえちゃんから その恐ろしさを聞きザッキ~が 過去の裁判記録を持っただけで 『ごめんなさーい』と自白した
2020.01.26
再び 大ボス登場!揺れるザッキ~学童新入生 ミキオ 草太 加奈がようやく学童の生活に慣れてきたころ・・あのタイヤ引きの少年、豪が 再び桃ノ木保育園にやってきたΣ(゚Д゚)良くも悪くも彼はそのカリスマ性ゆえ 周囲の者の心を動揺させる(-_-;).わたしは一抹の不安を覚えた。新しく学童に入ってきた草太は 豪の波長と性格的に合わないのではないだろうかと。。黙っていれば貴公子タイプ?の第2ボス風なら草太と合わせてあげれるが・・きっと豪は マイペースな草太を毛嫌いすると。そんな私の予感は ものの見事 的中してしまった・・。私の元で真面目に学童の約束を守り 新入生たちを軌道にのせてくれてた風や大はたちまち ふざけキャラに変貌ミキオはいつの間にか学童のおにいちゃんたちの いじられキャラになってしまうし?さぁ どうするザッキ~?みんなの心をひとつにすることなんて出来るのか?
2020.01.26
実録★学童ドキュメント!さよならを言えなくてごめんね第31話『意地悪な心の鬼を追い払え! それぞれの反抗期』長い時間いっしょに過ごしているとこの子、今日は妙に言葉遣いが悪いな?やけに周りに意地悪な事するなぁ?そういう瞬間に出くわす時がある。2年生になった大もその日、学校から帰ってきた時の様子が 怒りに満ちてて?この子、今日はきっと何かやらかすな? そんな嫌な予感がした。いつもはね、大の目はニコニコーとした目でやさしい口調で友達と遊んでるんだけど・・その日の大は妙にイライラしてる様子で・・〝俺は機嫌が悪いんだ!” ってオーラが眉にみなぎってたんだよね。だから私も 「大、なんか今日、お前、泣きそうな気がする」そう予言したんだ。その時は 『そんなのあたりっこないよー べー!』そう言ってた大だったんだけど・・・帰りまでに先生に叱れて泣くことになった。彼は情緒が不安定になる時が たまに合ったからねぇ・・。私が泣けるように持って行ってあげたというのが正しいのかも知れない。小学生の低学年なんて・・そんなストレス抱えるようなこと何にもなく楽しく過ごしてんだろ?つい一昔前はね?そういう子が多かったのかも知れないけど・・今、平成令和のこの時代は 心を病むの? 意外に低年齢化してるんだよぉ。。ちょっと前に学校で虐められて 自分のおばあちゃんおじいちゃんを斬りつけた子が中学1年だか?いたでしょう?意外にね・・・学校の先生にも親にも相談できずに心のモヤモヤを引きずったまま 自殺しちゃったり・・そういう子増えたんだよぉ。。そんなひとりひとり見てらんないよーって人は言うかも知れないけど・・聴いてあげるってことは とっても有効なことなの。すっと涙が出るような誘導をしてあげると彼らは安心するから・・。大はよく怒られたあとに 私にこう言った『僕の心には鬼が住んでんだだから その鬼が時々悪さをする』って。良い部分も 悪い部分も ちゃんと この子は自分で分かっている・・。私は こういう子は間違った道には進まないと・・叱りながらも 心は安定していた。4年生に上がると同時に私の元を去って行った第1期生の風、大、空、ノン、準之介・・彼らは怒られても決して私を憎んだりしなかった。。その目にはいつも 〝次はきっと先生が教えてくれた言葉を生かすよ”そんな静かで真っ直ぐな光が見えたから。。彼らと3年過ごしたことで私は子どもの成長に携わる学童の先生という仕事を聖職と感じるようになっていた。自分にとっての教科書でもあったんだね・・第1期生たちは。こうすれば こうかえるよって事を彼らは私に教えてくれたんだ。だから第2期、第3期と増えていった子供たちを先生は その教科書を復習しながら・・導いていった。私の宝物入れには 彼らが最後にくれた手紙が入っている・・。空を除けば あまり綺麗とは言えない子どもたちの字であるが(笑)それでも その字を見るにつけ ふっと彼らの顔が浮かんでくるのだから・・本当に 学童をやっていた時間というのは私の人生において大きな財産だったと思う。
2020.01.25
全3385件 (3385件中 301-350件目)