新・とれびの泉

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患者会旅行(9月)


毎年恒例のアイリスの会一泊旅行が行われたようです。
手術によって胸を失うと、なかなか人前で裸になることができなくなる人が多いので、だったら“みんなで入れば怖くない”ではないけれど、交流会の意味合いも含めて、毎年この時期に近くの温泉で一泊旅行を行っているようです。

場所:岩手県雫石町「森の風」
けんじワールドという室内海水浴が楽しめる施設に隣接していて、私も2年前行った事があるのですが、とても楽しい施設でした。

うちは父のケガや、私の留学などが重なり母は参加を悩みましたが、思い切って参加したようです。

その2日後(日本出国後5日後)、やっと国際電話のかけ方がわかり(遅い)無事到着したことを伝えようと家に電話すると、「楽しかったよ」と母。駅の公衆電話で私もうれしくなったことを今でも覚えています。

帰国後写真を見せてもらい、(総勢50人以上は参加したようです)母から会長へ送った手紙の下書きをこっそり見ると、「あまりにも楽しかったので、写真を枕元において毎晩みています」とのコメントが。鈴木会長を始め、執行委員の川合さんなど、本当に良くして頂いたみたいです。

思えば3年前母から乳がん宣告をされたとき、真っ先にネットで調べつくしました。そしてメールで会長さんへいろいろ教えてほしいと送ると、次の日即返信が入りました。最初は入会を渋っていた母ですが、当時私は東京で暮らしていたため、実家近くに住んでいる従姉に相談したら「入会してみたほうがよいのでは??」とのアドバイスがでたようで、それから私たちとアイリスの会の付き合いが始まりました。

4ヶ月に一度会合が行われるのですが、はじめの会合(たしか2年前の2月)、おそるおそる母とホテルのエレベーターを登ると受付で、会長さんが歓迎してくれて、とても安心したことを記憶しています。そして会長さんは私たちに気を使ってくださり、顧問の石田乳がん専門医への質問など、積極的に私たちにマイクを向けて手術後の不安などを癒してくださいました。娘の私まで挨拶されられましたが。会の終了後、会場に飾ってあった花を私たちにプレゼントしてくれました。

あれから3年。母はとても元気で、今回の旅行ではカラオケまで疲労してきたみたいです!!













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