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第7官界彷徨
往復書簡
なじ職場だった)の私とが、池袋駅に近い水明庵というアパートで合いました。お互い暇な学生同士、私たち3人は意気投合して、それからずっと生涯の友となりました。
大学1年の春休みには、一緒に奈良・京都の旅に行きました。奈良公園でわたしは卒業した学校の修学旅行の一団に遭遇、しかも、引率していたのは高3当時の担任のK先生。『「警察・教師」を見たらまず逃げる』という高校生活を送っていたわたしは、いそいで馬酔木の花かげに隠れました。
「なんで逃げるの、行って挨拶してくればいいじゃない」うさぎAは言ったのですが、学校さぼって私服で遊んでいる自分、という気がして隠れたままだった小心者のわたし。そんなこともありましたっけ。
うさぎAは、現在は会社のお局さまになり、遠目には気のいいダイアナ妃みたいにゴージャスですが、当時は白いブラウスの似合う楚々とした女子大生でしたね。
ブログを始めて昔の原稿用紙を捨てていたら、紀伊国屋の原稿用紙に書いたうさぎの子育て中の往復書簡が出てきました。すっかり忘れていましたが、文章が硬くて面白いので、ここに保存することにしました。
2005年5月14日
「辺境うまれの通信」(こんな題までついてました)
まりこ様
我が家の男どもは、全員寝入っていて、わたし一人の心楽しい時を過ごしています。京の夕刊(多分あなたも読んだことと思います)に載っていた、太田愛人なる、めずらしい名前の牧師さんの、エッセイのようなの、ちょっといいと思いませんか?著書も読んで見たい気がします。わたしの理想とする食生活に、非常に近いように思えるの。特別に豪華でもなく、かといって
粗末でもなく、心豊かに食べる、ということでしょうか。
もし、あなたが近々東京方面に出かける予定がありましたら、太田氏の2冊の著書を求めて来てください
題は「羊飼いの食卓」と、「辺境通信」です。 あきこ
あきこ様
吹く風は冷たいのですが、体中、春を感じませんか?わたしは、いよいよウツ病の季節が去って、ソーの季節の到来です。
昨日は、春の味、セリを摘みに東金まで行ってきました。我が家のそばの、狭いけれど遠くまでつづく道、人呼んで御成街道を、どんどん行くと東金に着きます。徳川家康が鷹狩りに行くために作った道だそうよ。
現場の進行具合を見届けがてらでしたが、日だまりの田んぼにセリのいいのがたくさんみつかりました。
よし、今日の夕飯はセリだけにしよう、ということになりましたが、タンパク質が足りないみたいなので、海岸まで足を延ばし、採りました、貝を。
ハマグリとアサリのあいのこみたいなので、結構大きいの。わたしは靴を脱いではだしで海に入り、かかとをぐりぐりさせて10個採りました。
わたしの収穫を見て、観光客のみなさんが何人も海に入り、結構とれたみたい。
夕食はセリの天ぷら、貝も玉ねぎをいれて量をふやして、四国直送のさぬきうどんを、あつあつの釜揚げうどんにして食べました。
太田氏の本、千葉でさがしてみます。おいしいセリご飯を作って持ってきてくださるとのこと、楽しみにしています。
まりこ
追伸・先日無理をして求めた漱石全集を、今必死で読んでいます。まずは「こころ」から。
いつ読んでも好きな作品です。
まりこ様
また、風が冷たくなって来たようです。楽しみにしていた千葉行きがだめになって、心のこりです。
K介は、午後になってまた熱が上がってきたので、先ほど医院に行ってきました。今は熱が下がっているらしく、元気にしています。
昼食には、あなたと食べる予定だった、セリ入りの五目ちらしを思いながら、昨夜の残りの天ぷら(はす、えのき茸、ピーマン、おいも、長ネギとあさりのかき揚げ)で、うどんを食べました。おいしそうでしょう?
昨日、Y介が、可愛がっているノラ猫を追いかけて遊んでいて、土手でつくしを見つけたそうです。子ども達も、草花に気持ちを向けられるような子に育ってほしいと思います。
朝日歌壇の太刀研ぎの歌は気に入りませんでした。一人暮らしの小さな俎板の歌。わたしは、俎板はもうちょっと大きいのにして、友人達のために、質素ながらも豊かなごちそうを作りたいと思います。
あきこ
あきこ様
つくしを見つけたY介を、とても可愛く思いました。ほんとうに、草花に目を向けられる余裕のある子に育ってもらいたいと思います。名前に負けずに。ね。
話は変わりますが、漱石の「猫」のクシャミ先生は、丸善に行って読まない洋書を沢山買い込んできたり、自分の物差しでしか人を評価しない(金持ちや実業家には驚かない)所とか、とても私好みの人です。
春の野にすみれ摘みにと来しわれぞ・・・
の、こころのゆとりを、わたしたちも持ちたいですね。
ところで、先日電話にてお話を聞いたなつかしい味の話。あなたの父上様の作ってくれた、沢ガニを使った「かにこずき」の調理法を教えてください。
実行するかどうかは別として、知識としてしっておきたいの。
まりこ
まりこ様
最近、我が家の冬枯れ野は、みるみる春の雑木林に変身。雪柳、れんぎょうは今盛り。
あやめの芽はニョキニョキ伸び、朝、外を見るのが楽しみです。
お便りにてご質問のかに汁ですが、小志駒では、料理名を「かにこずき」といいます。うすの中でこずくから。何ともそのものズバリです。
まず、生きていて逃げ回るかにをヒョイとつかんで、うすの中に放り込み、杵を持って待ちかまえていたもう一人がすかさずグシャっとついて、つぶすのです。
全部つぶしたら、なおよくついて細かくします。そして、ザルの下にボールか鍋をあててザルで漉して、どろりとした汁だてえ取り分けます。
あらかじめ作っておいた玉ねぎの味噌汁の中に入れると、かにが、かき玉汁のように煮こごって来るのです。
今だったら、わけぎのざく切りなど散らしたら、色もきれいだしいかがでしょうか?
里の方で採れるかには、通称をモクゾーといい、モクズガニです。
あきこ
あきこ様
先日は洗濯日和にお邪魔してすみませんでした。おかげさまで楽しい1日を過ごすことができました。
お土産にいただいたぶ厚いしいたけは、天ぷら、バター焼き、炊き込みご飯と大活躍です。
フライパンにオイルを引いてじゅっと焦げ目をつけて並べ、お醤油をジャーッとかけて、上にバターをのせ、パセリのみじん切りをちらして、少しの時間ふたをして焼く、バター焼きは、あのような高級しいたけにふさわしい料理だと思います。
君津の野山に、もうふきは出ているでしょうか?
千葉方面にもぜひおでかけください。セリのおひたしなど、土産に差し上げたく思います。
まりこ
まりこ様
今日の庭仕事は、草むしりと、矢車草、かすみ草の移植でした。太田氏のような猛烈なる辺境暮らしは出来そうにありませんが、わたしなりにほどほどのところで楽しくやって行きたいと思います。
ところで、例の太田達人氏ですが、今、愛人氏の著「羊飼の食卓」をひっくりかえしてみましたら、今日のテレビの「女性手帳」でも、愛人氏の言っていた、「菜飯」のところにあったんですが、漱石と彼の交友を書いた本があるというのは、わたしの思い違いでした。
愛人氏は、漱石が達人氏の自炊宿に行って、煮豆や塩鮭をつついたことを個人的に知っていて、しかも、「ある物好き」が「我が輩は・・・の中に食い物の品名が145もあったことを発表しているのを読んで、「食卓の漱石」という本でも書こうかと、言っただけでした。
何でも「食卓のバルザック」という本があって、それを真似ようかとの話だそうです。
楽しいね。
今日、テレビで愛人氏が言っていた、うこぎの芽ですが、名前はよく聞くけど本物を知りません。多分山では見たことはありんだと思います。が、どれがそうかわからないんだと思います。そのうちに確かめて「菜飯」の材料にしたいですね。
我が家の姫りんごの芽も、日一日と伸び、太田氏ならそろそろ食べ頃というところでしょうが、わたしはやはり、「だんごより花」の気持ちもありますので、決して手はつけません。
電話で話したかもしれませんが、父ちゃんのヨット仲間が、先日、海でわかめを拾ってさっと茹でてマヨネーズで食べたら、大変にうまかったそうです。わたし達も早く春の海へ行って、山のような収穫を手にしたいものですね。
では、その日を楽しみに。
あきこ
あきこ様
水上勉の「土を喰ふ日々」と太田愛人氏の「辺境の食卓」を比べてみると、同じ食物誌でも、仏教とキリスト教・東洋と西洋みたいな違いがあって面白いですね。
寒い頃の読み物としては、水上氏のほうがいいね。焼きくわい、かちぐり、たけのこ、サンショの葉のつくだ煮・・・。寒いこごえた土の中からやっと芽ぶいたいのちを大切に手のひらの上でまろばせてから食べるようで・・・。
テレビの太田氏は、血色が良くて、随分元気そうでしたね。包丁なんか持ってきたりして。包丁の下のビニール?のレースは、気分を損ないました。やっぱり、包丁は、純白のさらしか、もしくは黄ばんだフランネルなんて、ふさわしいと私は思うわ。
牧師さんのイメージは、かさかさとした肌でないと困るわ。ユキちゃんの父上の清水牧師も、あんなに元気そうなのかしら。
でも、太田氏の食物は、1面では、娘時代にアップルパイやチーズケーキがはやりだしたわたし達の好みに合っているわね。
ルバーブのジャムって、どんな味がするかしら。長野出身の人に聞いてみたけど、知らなかったわ。
私が太田氏を気に入ったのは、メイプルシュガー用の楓を植えて、メイプルシュガーを作ってみる予定、というところ。
何とも、私とおなじことを考える人種が居たってことです。インガルス一家の物語の中で、大きな森でのメイプルシュガーを作るシーンは、私の何よりも好きなところです。 まりこ
まりこ様
いよいよ明日からY介ちゃんが年長さんです。彼は、今夜は早々と寝てしまいました。
わたしもいよいよ冬物の始末に本腰を入れようと思っています。
ここのところ、歯の具合が悪く(本当の年寄りになったみたい)食べるものを、限ってしまい、同じようなものばかり食べています。食べることをとってしまうと、楽しみのほとんどが消えてしまいます。やはり、食べることが第1のようです。筍の季節を控え、あせりを感じます。
あなたも太田氏を気にいったと聞き、何となくほっとしました。話のタネがふえて楽しみです。
そのうちに、上星川教会に手紙を書いて、今でも辺境通信を続けているのか、わたしたちでも読者になれるのか、きいてみるつもりです。
小志駒へ、早く行きましょうね。
来週は、水曜日に店を閉めるそうですので、父ちゃんがY介と、鋸山に歩いて登ると言っています。
K介は、「ボクは一人じゃあるけない」なんて、はずかしげもなく言っています。
かすみ草がぐんぐんのびてきました。 あきこ
あきこ様
良い季節になりましたね。もう、おしゃれなんてしたくない年、なんて、春先のころは言ってましたけど、やはり、春の色のブラウスなど、着てみたくなりますね。
陽の光が強くなると、台所のほこりとか、ガラス窓の汚れとか気になってきましたが、何となく多忙で、気にする気はどこかに忘れ去っている現状です。
今日は、近所の本田さんに、キャラメル作りを教わりました。砂糖、水飴、バター、コンデンスミルク、を煮詰めます。かたく煮詰めて、ヨウカン流しにあけてから、1口大に切り、オブラートに包んでから色セロファンで包むの。とてもおいしくできました。
近所では、このキャラメル作りがブームで、文房具屋さんではセロファン紙が払底しました。
今度、蕗を取りに行くときに持参します。道に迷っても、1粒で1日は生き延びられそうよ。栄養満点。
もっとも、房総の山じゃあ、1日歩いても町に出られないなんてことはありえないけど。 まりこ
まりこ様
久しぶりに酔いお天気が続き、あなたが見えたとき、やっと手でつまめそうだった姫りんごも、ちらほら咲き出しています。スズランも5センチくらいになりました。花が引き立つように、この頃は庭のそうじなんぞもしているんですよ。また見にきてください。
ところで、昨日の午後、とうちゃんが急に時間が出来て、富津岬まで行ったのですよ。そしたら、なんと、わかめが採りほうだい。ちょうど干潮に合わせたので、岬の先のほうまで行けたのが良かったみたい。
ちょっと水に入ると根こそぎはがれて、流れついたわかめがいくらでもあるのよ。車に積めるだけ積んで帰り、十何軒もの知人に分けました。
残りを、今日フェンスに干しておいたら、夕方にはもうほとんどカサカサした感じの素敵な干しわかめができあがりました。ゆうべはもう、わかめづくしの夕食でした。
まず、熱湯をさっとうくぐらして、さっと緑色になったのを、そのままマヨネーズで食べたり、お豆腐と味噌汁にしたり、バカ貝とわけぎとで酢味噌にしたりしました。
今日は、くき(これがまたやわらかくてうまい)をごま油でいためて煮、小さな筍をもらったので、若竹煮も作りました。まだ飽きません。また行きます。よかったら、あなたも一緒に・・・。 あきこ
あきこ様
いつも通る道に「桜茶用の桜の葉あります」と、書いてあるお茶屋さんがあるの。桜茶、飲みたいと思いませんか?」友人の六華さんは、昔、商社のOLをしていて、神田の古い小さな甘い物屋さんで、出してくれた桜茶と、やわらかいぎゅーひの入ったあんみつを、この時期になるとすごく食べたいって言ってます。
桜湯なんて、美味とは言い難いけれど、思い出とともに飲む味は、複雑で捨てがたいかもね。
今度の日曜日は、姉ヶ崎の山にわらび採りに行きます。いつも行く山。そこだけきれいにお掃除してあるので、シーズンには人がいっぱい。
私たちは朝の五時に出かけて、ほかの人が来る前に採って帰ってきてしまうの。すごいでしょう。
ずんぐりむっくりの黒いわらびで、最高。 まりこ
まりこ様
昨日、姉の姑さんの病院で、姉と待ち合わせ(おばあさんの食事用のエプロン作りを頼まれ、届けに行った)志駒(小志駒の奧・辺境そのもの)で採れた筍と湊でとれた蕗の煮物を食べました。
何でも、志駒に牧場を作っている人(東京者)がいて、竹やぶをブルドーザーで掘り起こしたら筍が出てきて、それを、ガソリンスタンドに寄ってくれていったんだそうです。
ふきのほうは姉の家の周りに出たものでまだ細く、葉も一緒に煮てありました。ほろにがくて大変美味しかったです。
筍の旬は、今月の末で、ふきのいいのは5月になってからだそうです。わたしは、23日の法事が終われば、もう大した用事はありません。何度でも行きたい気分です。是非、一緒に行きましょう。草刈りガマで、バサバサ切って、1年分のきゃらぶき(ふきのつくだ煮)を作るなんて最高です。
今日の午後は、忠実屋へ出かけ、3900円のベストスーツを買いました。紺のジャージで、着てみたらすっきりしていい感じでした。そんなわけで、気をよくしています。あげかまと、塩辛も買いました。
あきこ
あきこ様
予想通り、ワラビは大収穫でした。ワラビ採りの秘訣は、一本採ろうとして手をかけたら、目で、次に採るのを捜すのですって。
下手なわたしはため息ですが、でも、良いのが採れました。10時前に家に帰りつき、早速重曹をふりかけて、大鍋いっぱいの煮立ち湯をざぶーんと一気にかけて落とし蓋をして、その日の夕食にはもう食べられました。
今日は、友人の史子さん宅に、1把のワラビを持参、ウドをたくさんとしたけ、三つ葉をもらって来ました。
酢飯を3カップほどささやかに炊いて、山菜ちらしを作りました。筍、しいたけ、人参、油揚げの甘辛煮、うどをさっとゆがいて甘酢につけたもの、三つ葉はさっとゆがいてみじん切り、これを混ぜ合わせました。
おつゆは、ふとめのワラビの卵とじです。誰も喜ばないけど、完璧ね。
太田氏によると、木下謙次郎氏によると(この人誰?)シュンとは、春機発動の意だそうです。本当に、大地が春になって、ムックリ、筍やワラビが頭をもたげてくる、そのいのちを食べるみたいで、わたしは大満足。
あーあ、わたしはsを同志社に入れて、牧師にして、大町教会に赴任させようと思うんだけど。いかか?
牧師の母は、毎日山菜を採って歩き、木苺のパイも作るノダ!!
まりこ
まりこ様
お変わりありませんか?こちらはY介に新しい友達ができたり、花々が咲いたりで、何となく弾んだ毎日を送っています。
それに、いよいよ筍の真っ盛りとなり、五目寿司、煮物、味噌汁、いためものと、たんのうしています。どこかで読んだのですが、筍を他のシーズンに採るために、いろんな試み(ハウスとか)をしている人たちが居るそうですが、成功しないことを願っています。
花にら、をご存知ですか?葉は、にら、そのもの、花は白くとても可憐な花です。我が庭で今、咲いていますが、どんどん増えるそうですので、よかったらお分けします。それと、名前は知りませんが、まっ白なすみれ、これは、例の、栗原氏が、昨日、持ってきてくれました。中のほうは、みどりががった白で、きれいです。
都忘れも咲き、紫ランも満開。
来週はY介の先生が見えるそうなので、一つでも多く花が開いてほしいと思っています。
子ども達は、うす暗くなるまで、外で遊んでくると、大変機嫌が良く、食欲もおうせいでねつきも良く、これこそ自然なのだなと、いい気分になっています。
あと、一月もすると新茶の季節で、静岡より到来すると思います。飲みに(味わいに?)来てください。 あきこ
あきこ様
ワラビ採りのコースに、老爺と老婆の住む、日当たりの良い小さな家があります。そこには、海棠と、白っぽいいろの八重桜が、わりとそそとして咲いていて美しかったです。家の前に小さな10坪くらいの畑が山にへばりつくように耕してあって、やわらかそうな小松菜と、青い葉玉ねぎ、それといきおいよく伸びた空豆の木がきちんと植えられていて、草一つないの。
向こうから軽トラックが勢いよく来たので、避けていると、その車が急停車して、クボタコンバインの帽子をかぶったむくつけき男が降りてきて、畑の老爺に「花がきれいに咲いたね」と、一こと言って、また行ってしまいました。のどかです。
房州での、蕗とり予定、楽しみにしています。太田氏すいせんのアシタバ、ちゃんと採れるといいね。できたら、アラメを売っている店を探して、あらめのとろろを食べようね。 まりこ
まりこ様
またまた食べる話ですが、先日、西友(ダイエー?)の地下で、クラゲの中華風味付けをしたものを買ってみたら、ことのほかうまく、もう売ってないので、今日、塩クラゲなるものを買ってきて、教えのとおり熱湯を通したら、なんと輪ゴムのごとく変わり果て、がっかりです。
夫は、この辺の海に居るクラゲとは全然別のものだと言い張るのですが、実態をご存知ですか。辺境に移り住んだ折りには、こういうものも、瓶などに入れ、保存したいと思っています。
それともう一つ、今マンゴーが出まわっていて(今までもあったのでしょうが)わたしにも手の出る値段だったので、1こ買ってみて、試食してみたら、大変おいしく、その後、気をつけていると、少しいたんだのは、ワゴンに載って特売してるの。水気もあって、適当に甘ずっぱくて、わたしの好みの味です。
あきこ
おしまいに・・・
ハガキの裏表にこまめに綴った便り。時には続きとして2枚の時も。そこには、若くてきまじめな、いとおしいうさぎたちがいます。
いろいろあったけど、思えば遠くへ来たもんだ、が実感だけど、楽しい人生だったね。
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