第7官界彷徨

第7官界彷徨

詩・晩秋


自分が不必要な人間だと言われた時の
喪失の念は深い
しかしそれが
悪意に満ちた密告者のワナに
双方ともが落ちたと思えば
誰も彼もが美しくない孤猿の姿
進むべき道は未来にはもうなくて
自らが墜ちる1つ1つの孤独な穴を掘る

遠くに響く高笑いは
誰の耳にも もう聞こえない     2007/6/30


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