未来

風鈴詩







あなたは溶けた氷のように
たった三度の季節の生まれ変わりの時に
笑顔をしながら消えてしまった
もう逢えない そんなことは思わず





あの時出会えた奇跡
あなたの無残に傷つく身体
あの時の貴方は触れただけで
壊れてしまいそうだった




悲しい結末に 翻弄され
望むべきモノは何処にもなくて
あなたの心の中にだけ想えていた
誰も私を構ってくれなくて
ただひたすら あなたにすがりついた




もう三年の日が経ちました
あなたに逢う日々がとても楽しくて
またお家にきて そしてまた
来るのだろうと 平然に想っていました





悲しい知らせが 耳に届き
こんなのは嘘 そう想いながら
貴方からの手紙を読み そこには
そこには最後の言葉が 一言
書いてありました でも泣けずに


「ごめんねずっと 側にいれなくて
 でも 君のことが大好きだった」




*リピート









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