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ここまでは近いのですが、温泉街は少し山を登ったところにあります。
途中にはこんなお店も。
この番組、見たことあったかも。
温泉街にやってきましたが、こんな雰囲気です。
温泉街の上に、神社があります。
鳥居をくぐったところには足湯があります。
隣が源泉になっていて、ここで温泉たまごも作れます。
その近くにある共同浴場で、温泉に浸かります♪
大人300円。
気軽に入れる日帰り温泉だと思います。
* * * * * *
さて、この地域は、新政権発足によって再び注目を集めることになりました。
八ッ場(やんば)ダムの問題です。
このブログでは、あんまり政治的なことを書きたくはないのですが、避けて通るわけにはいきませんので、ちょっと書きます。
※私は支持政党の無い、いわゆる”無党派層”です。念のため。
八ッ場ダムの影響で、この温泉街も近い将来、ダムに沈んでしまう運命にありました。
当初の計画では、ダム完成後は新しくできたダム湖の湖畔に新しい街が作られ、そこへ温泉街も移転されることになっています。
それに備えて、新しい源泉も既に掘り当てられています。
が、反対運動が激しかったこと、地盤の問題や用地買収の遅れによって、この計画がズルズルと遅れてしまいました。
事業を推進していた建設省(現・国土交通省)の進め方に、大いに問題があったのだろうと思います。
その間、先行きの見えないこの街を自主的に去ってしまった方もいます。
こうして、廃業してしまった旅館もあるので、温泉街は歯抜けの状態になっています。
また残っている旅館も改装工事をしようにも、いつ新しい場所に移れるかの目途もつかないので、思い切った投資ができないのです。
10年間は動かない、という確約があれば10年で回収できる投資計画を作るでしょうが、いつになるか分からないというのでは、経営者は投資の意思決定ができません。
このような宙ぶらりんの状態が、ずっと続いているのです。
住民の方の将来への不安感というのは、かなりのものではないかと。
国の行政の拙さのせいで、生活に打撃を与えられているのです。
そこへ来て、今回の総選挙。
民主党がマニフェストで”八ッ場ダム事業は中止”と謳ったわけです。
八ッ場ダム事業は「規模が大きい」「高度成長時代の計画を引きずっている」「反対運動が長く続いていた」「土建行政の典型」という印象のある事業です。
「無駄な公共事業を無くし、国民生活のために使う」という民主党のイメージにはピッタリ。
そんなわけで、公共事業削減の旗印に据えられたわけです。
・・・これ、民主党のイメージ戦略以外の何ものでもありません。
小泉政権の「郵政民営化こそ改革の本丸」というのと何も変わりません。
私、このやり方に、かなり懐疑的です。
大体、マニフェストで大々的に謳って政策のテーマにしているのに、民主党の候補者が八ッ場ダムの地元である群馬5区から立候補していない。
この地域は小渕元首相の地盤ですので、到底勝てないと思ったから候補者を立てなかったのでしょうが、
重要な政策で争点にするんだったら、きちんと地元から候補者を出して、民意を問え!
と思います。
これほど地元住民を疎んじた、いい加減な話はありません。
#ちなみに、今回の選挙では小渕優子が圧勝。民主党が選挙協力した社民党候補は約10万票差をつけられて惨敗。地元の民意は、ダム推進と判断せざるを得ません。
そのようなイメージ戦略の一方で、ダム本体以外の工事は着々と進んでいて、周りを見渡すと山のあちこちにコンクリートの建造物が出来ています。
吾妻峡の自然の風景が魅力である川原湯温泉にとっては、これはかなり痛い。

あちこちで重機の音が響き、工事が続いています。
さあ、ここで工事が中止となったら、この建造物は全部撤去して、自然の状態に戻すんでしょうか?
一度壊した自然は、元には戻りません
ある程度の状態には復元できるとしても、それにはさらに多額のお金がかかります。
既に総工費4600億のうち3200億円を使ってしまった、八ッ場ダム事業。
工事途中の状態で放り出したのでは、地元住民は納得できません。
おそらく中止・撤去となれば、予算を超える額のお金が投じられることになります。
その財源は税金や国債ですから、国民の負担です。
現場を見てしまうと建設中止が現実的な選択であり、かつ地元住民のためになるとは、到底思えません。
新天地で再起をかけようと考えていた地元住民にとっても、税負担をする国民にとってもメリットが見えないのです。
中止すれば、「公共事業と闘う民主党」というイメージにはなるでしょうが、そんなイメージ戦略に使われるような税金は支払いたくありません。
確かに高度経済成長の頃の計画をいつまでも引きずって、大規模ダムを建設するというのは、時代にはそぐわないことです。
しかし、現場に立ってみると、全くもって無念ですが、もう引き返すことは出来ないように感じます。
引き返すには、あまりに遅すぎたのです。
むしろ、新政権が行うべきことは、これを教訓として公共事業で20年経っても進んでいないのは、全て見直すとか、そういう法案を通すことだろうと思うのです。
そのような仕組みが、このような不幸な公共事業を削減する近道であり、天下国家を議論する政治家の本当の責務だと思うのです。
そういう今後に繋がる政策を実行せずに、「八ッ場ダムは中止!」だけでは、”政権交代のためだけのイメージ戦略”と断ぜられても、仕方ありません。
今の日本に表れている、地域の衰退化と硬直的な官僚組織の問題。
そんな問題の縮図が、八ッ場ダムにはあると思います。
* * * * * *
難しいことを書きましたが、今後の進み方によっては、美しい吾妻峡の景色を見ながら温泉に浸かれる時間はあと僅かかもしれません。
きっと、秋の紅葉も素晴らしいと思います。
自然豊かな温泉郷を、今のうちに目に焼き付けておきたいものです。
自然豊かな温泉に行こう♪