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ここ数日、またやたらに停電が多いです。確か5月の上旬に、マラウイ1大きな都市ブランタイヤの発電所の発電機が1つ壊れ、その回復に1か月ほどかかると聞きましたが、すでに7月・・・。日曜の夜の停電は新聞広告で予告されていましたが、翌月曜は、ほぼ丸1日使えず。火曜は午前と夕方、各3~4時間使えず、深夜にも停電していました。そして今日は朝、日中、夕方とそれぞれ数時間・・・。停電になってしまうと、パソコンや灯りが使えないだけでなく、オール電化?の我が家では、食事が作れない、お湯も沸かせず、コーヒーも飲めない、シャワーも浴びられない状態になってしまいます。マラウイの電力会社「escom」を、日本語に訳すと「嫌がらせ」ではないかと思うほど、生活に支障をきたしております。停電中、ベッドの中から見た私の枕元。編み目模様は蚊帳です。人気blogランキングへ
July 4, 2007
昨日の午後から、体調があまり良くなかったのですが、昨夜から出てしまいました。むち打ち。20歳の頃に遭った自動車事故以来、長い付き合いです。ここ数日、温度計では20~22℃を示していますが、体感温度としては10℃前後に感じる、とても寒いここドマシ。このような急激な寒さや、梅雨時などの季節の変わり目のほか、疲れがたまった時、大きなストレスがかかった時、大きな環境の変化が起こる時などに発症することが多いです、私のむちうち。先週末、金~日にかけて各部屋の棚を整理しました。労働としてはさほど大きくなくても、たまっていた見えない何かがのしかかってきたのかもしれない・笑そして、やっぱりストレスですね。私は途上国が好きでした。インドで出会った人たちとの関係にはまり、その後、イエメン、カンボジア等、好んで途上国を旅行しました。彼らはまっすぐなんですよね。むき出しの好奇心がしんどいこともあったけど、こちらが恐縮してしまうほどのもてなしを受けたこともあった。マラウイにも、それを期待していたのかもしれません。「日本が失ってしまった、 人とのふれあい、子どもたちの目の輝き」マラウイの気質は、日本人と似ていると、事前研修で聞きました。確かに、インドやイエメンに比べたら、あまり領域に入ってこない人が多いですね。ボトルストアなどで延々話しかけられて閉口することもあるけど、深く立ち入ってこないし、立ち入らせない。自分の知っている途上国とは違う、そんなドライな関係性を寂しく思っているのかもしれない。確かに子どもたちはかわいらしいですけどね。そろそろ幻想を捨て、現実に生きるべき時に来ているのかもしれません。マラウイに来てから9か月も経つのに・・・遅!人気blogランキングへ
July 3, 2007
来月の学期休みを利用して、2週間実施されるSMASSE(現職中等理数科教員再訓練プロジェクト)のトレーニングに向け、今週はMIE(マラウイ教育研究所)で、コアリーダーたちが最終確認の合宿をしてはります。MIEはうちから歩いて20分ほどなので、参加してきました。今年で3年めとなる、このトレーニング。これまではJICAがかなりテコ入れをし、SMASSEの先輩であるケニアから専門家を招いたりしていたそうですが、今年はマラウイアン自身の手で、トレーニングを運営・実施することも大きな目的のようです。午前中は、物が足りなくても、いかに教材を工夫するかというトレーニングとアクティビティ。家庭科は準備が不十分なためか、途中から別プログラムで、模擬授業の練習を始めていました。その模擬授業のテーマは、スポンジケーキの起泡性のようでしたが、泡を起こし、維持するためにはソーダが適しているか、ベーキングパウダーが適しているか、さらにそれは物理的な反応なのか、化学反応なのかで延々討論。家政学の人たちにとって、それは重要な問題なのかもしれないけれど、家庭科教育の人間からみれば、どうでもいいわけですよ。ソーダであっても、ベーキングパウダーであっても、それが生徒の健康にどのような影響を及ぼすのか、この授業を通して生徒に何を学んで欲しいか、生徒にどのような生活力を身に付けて欲しいか、という視点がまるで見えない。この国ではセカンダリースクール(4年制)の2年生から3年生へ進級する時に必要なJCE、4年生の卒業時に実施されるMSCEというそれぞれの国家試験の合否が人生を左右するらしく、その合格率アップが学校の至上命題のようです。家庭科では特にMSCEで実施される実習・実験の試験の合格率が低いらしく、今回のトレーニングの主な目的になっています。例えば、健康を維持するためにより良いものを選択する力を育むようなアクティビティなら、まだ教育的だと思うのです。試験のため、ソーダかベーキングパウダーかどちらかの「正解」を与えることが、生徒の生きる力を育むとは、私は思いづらい。でもこの国ではそれが求められているのなら、それに徹するのも「青年海外協力隊」としての役目なのかもしれない。「教育」的な意義や効果を考えてしまう私は考えすぎであり、隊員としては不適格かもしれませんね。でも一人の教育に関わる者として、譲れない部分でもある。生徒が見えない模擬授業案づくりに突っ走っているマラウイアンたちに、どこからどうアプローチしたらいいのかわからず、呆然としてしまいました。今日はやたら寒かったこともあり、体調もいまいちで、何も言えずじまいでした。この合宿の期間中、もしくは来月のトレーニングの時にでも「生徒の生きる力を育む」という視点を伝える機会があるといいのですが。私の語学力では、そして試験至上主義のこの国の教師たちには、伝わらないかなぁ・・・人気blogランキングへ
July 2, 2007
セルテルで待たされている間、あれこれ考えさせられました。私がこの国にいる意味を。活動では何度も書いている通り、週にたった10時間の授業に対して3人の家庭科教師と、マンパワーとしてもあり余ってます。家庭科教師たちも、日本の家庭科の良きところを吸収したいとか、他の同僚たちも、日本の学校から何かを学びたいなんて気持ちはさらさらなく、援助の押しつけ、自己満足でしかありません。ではなぜ、私はこの国にいるのか。マラウイは必要としていないけれど、青年海外協力隊の目的の第一義は、日本の青年の育成。とすれば、私がここで何かを学ぶことにきっと意味があるわけで。マラウイで学ぶこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・う~ん・・・?まず前日、ロックを解除してもらったあと、チェックしていれば、こんなことにならず、こんなに待たされることもなかったわけで、1.「プロ」の仕事でさえも、仕上がった後、確認する。これは必要ですね。我が家の鍵も、付け替えてもらったところ、内側から鍵がかからなくなり、開かずの扉になっちゃいましたからね。「直して」とお願いしてあるのに、1か月以上ほったらかしです。お金を払っちゃったら、もうそれ以上何もしてくれません。日本だったら、「プロの仕事」を信用してないのかって、失礼な話ですよね。でもこの国では確認が必要です。つまりこの国では、1.人を信用しない。以前、盗難未遂にあった時もそうでした。「大丈夫か?」って近寄って来た人たちは、皆、タクシーの客引きでした。自分のためにしか動かない人が多いですね。1. 慎重になる。何度もオフィスに足を運ばずに済むよう、しっかり確認する。泥棒にもあわないよう、行動は慎重にしなければ。1.その上で、何をされても怒らない大人になる。配慮や思いやりの足りないマラウイアンも多いし、怒っても通じないことが多いですからね。怒るだけ無駄な労力かも。また、町を歩いていると、マラウイアンたちから、「チャイナ」と言われることがよくあります。「チャイナ?」って聞かれるならまだしも、大抵は蔑むように「チャイナ!」ですね。某先輩隊員は「映画の字幕で“China”の文字を見ても、腹が立つ。 差別用語じゃないかと思う」とおっしゃっていましたが、それくらいイヤになるほど、マラウイアンから叫ばれるのですよ、「チャイナ!」と。Jeffたちと一緒にいると痛感しますが、マラウイアンはJeffのようなホワイトたちに対しては、かなり好意的に接します。が、私たち東洋人=「チャイナ」のことは見下していますね。マラウイアンにとって、英語がしゃべれるのは最低限の教育を受けた証でもあり、英語が流暢にしゃべれないのもバカにされる一因だと思います。というわけで、1.英語をしゃべれるようになる。これもかなり重要ですね。人気blogランキングへ
July 1, 2007
数日前、携帯をいじっていて、うっかりロックをかけてしまい、解除できなくなってしまった、あほな私。この国の携帯はSIMカードが主流であり、3月にテレコムのSIMも購入していたので、しばらくそれを使っていました。金曜、普段使っている携帯電話会社セルテルにようやく行くことができ、ロックを解除してもらいました。家に帰り、テレコムを使っていた間のデータを移そうと、SIMカードを取り出そうとして、気付きました。電池が変わってる・・・。私の携帯はJICA事務所から貸与されたもので、電池も新しかったのが、古くてぼろぼろの電池が入ってました。ロックを解除してもらう時、担当者が他の携帯のSIMカードや電池と入れ替えたりしてたんですよね。これだけぼろぼろだったら、電池の持ち時間も相当違うと思うし、何より私の物ではなく、JICAから借りている物ですからね。翌日、再びゾンバのセルテルまで行きました。「電池が変わってる。元に戻して」が、担当者曰く「I don't know.」はぁ? 昨日、アンタが入れ替えたんでしょ?「電池の色の問題なの? この色なら満足?」ちゃうがな。こんだけ古い電池だったら、持ち時間も違ってくるでしょ。と、言いたいのに、私の英語力では伝わらない・泣結局、昨日オフィスにいた人物の携帯電話の電池と入れ替わっており、その人物のところまで彼女が電池の交換に行き、元通りになりました。その間、1時間以上。私がオフィスでぼーっと待っている間、他の職員はにやにやしながら、時折こちらを見て「・*#§・・アズング(=外国人)・・&!$?@・・・」などと言っており、きっと私のことを話していたのでしょう。以前、Fさんの家の電気をつなげてもらうため電気会社に行った時もそうでしたが、こちらが困っていることに対し、周りの人間たち、職員でさえもにやにや笑いながら見ている、マラウイアンのこういうところは、大嫌いです。ようやく戻ってきた担当者も、何も言わずに返してきたため、「そもそもあなたが間違えたんだし、 私はこんだけ長い時間待たされたんだから、 あなたは“sorry”と言うべきだ」と伝えたところ、ようやく「I'm sorry.」と言ってくれました。この国では、こけた時、どこかにぶつかった時などに近くにいた人たちから「Sorry」、チチェワ語で「Pepani」と声がかかりますが、自分の落ち度を謝ることは滅多にないです。「Sorry」や「Pepani」はきっと、「大丈夫?」という意味だと思うのです。「ごめんなさい」に相当する言葉はあるのかなぁ?人気blogランキングへ
June 30, 2007
久しぶりに、ドマシ教員養成カレッジのJeffと、マラウイ大学チャンセラー校のCybellaと一緒にランチをしました。私たち皆、金曜には授業のない暇な? 外国人ボランティアたちです・・・食後、とりとめのない話をしていた時、Cybellaが鼻の整形をした、か、するという話になりました。(彼らは今まで接したアメリカ人のなかでもとりわけ 話すスピードが早く、ほとんど聞き取れない私)アメリカで60万円程度だそうです。その続きから、自分はどこを修正? したいかという話題になり、Jeffは自分の髪質が嫌いで、丸坊主にしていることもあり、髪を変えられるものなら変えたいと。で、私にふられたんですけど、思い浮かばなかったんですよ。子どもの頃は一重がイヤで、アイプチを通販で買い、「親からもらった体を変えようだなんて」と、親にむちゃくちゃ怒られた私。わはは。でも今は、思い浮かばなかった。あとから思えば、痩せたいし、豊胸もしたいし、胴も短くしたいし、きれいになりたいし、くせっ毛もめんどうだし、直したい所だらけ。顔など、どこから手をつけたらいいのかわからない状態・爆自分の外見にコンプレックスだらけなんですけど、整形したいとは思わなかった。自分がこう思うようになったのは、職場の先輩で、すごく素敵な方がいらっしゃったんですよ。気が利いて、きめ細やかな心配りができて、明るくて、自分の決めたことは守り、お酒が強くて・・・顔はドテチンみたいでしたけどね・爆その人と出会って以来、男性を見る目も変わったし、自分自身に対するコンプレックスも薄らいだのかもしれません。「チビ」とか「ハゲ」とか、自分の力では変えようのないところを責めるのは、私は好きではありません。同様に、顔の造りや足の長さ、胸の大きさなど、外見だけでその人のことを評価する人がいたら、それはそれだけの人だと思う。なあんて私も若かりし頃は、思いっきり外見重視でしたが、年や経験とともに、人を見る目が変わってきた。どんなに見た目がきれいでも、話してみて中身が薄ぺっらなら、私は魅力を感じないし、年とともに、もともとの造りの美しさ以上に、その人の生き方が表情に表れているような気がします。とは言え、男性と女性では外見の重要度が違うのかもしれないし、私も整形したら、もっと人生を楽しめるのかもしれません。お金と時間が有り余っていたら、整形も考えるかな?ん~? 整形よりも、旅行に行きたいな。人気blogランキングへ
June 29, 2007
今月初旬、JOCVテストが配属先の学校で行われました。JOCVとは、青年海外協力隊のこと。マラウイの理数科隊員たちが作成した数学と物理のテストが、それぞれの配属先の学校で実施されました。同じ学校の先輩理数科隊員によれば、マラウイアンの理数科教師たちに任せておいたらいいとのことだったので、家でお昼ご飯を食べていたところ、同じ学校のコンピューター隊員からメールが入りました。「テスト監督が足りない」慌てて学校に戻り、監督に入りましたが、生徒たちはすでに計算機を使っており、制限時間は90分と問題用紙に書かれていましたが、学校側の意向で? 2時間実施されました。そのJOCVテストの模範解答がようやく私の手許に届いたので、採点しましたが、唖然。Form1(日本の中学3年生に相当)の生徒で4桁×3桁のかけ算や、小数、分数の正解率が5~6割。Form3、4(日本の高校の2~3年生に相当)の生徒でもマイナス計算等、間違いだらけ。私も忘れてしまった高校レベルの数学を理解しているのは学年に数人といったところです。この国では国家試験でも計算機が使えるそうで、基礎計算力は重視されていません。けれど、九九も計算機を使っているようでは、難解な数学や物理等の問題を解くのにも時間がかかり過ぎるし、例えば将来、九九を計算機ではじいている人が、飛行機や車、精密機械などを作ったり、銀行等お金を扱う仕事に就くのは厳しいのではないかと、私は思います。先週末に行った計算コンテストでも、私の配属先の生徒たちの九九の正答率は8割、小数や分数、マイナス、四則等基礎計算の正答率は3割でした。彼らの基礎計算力向上を願い、週に数回、放課後に計算トレーニングを続けることにしました。専門外ですが、この国の算数程度なら、私でも教えられそうです。一応、小学校教師の免許も持ってますし・笑コンテストが終わった直後のためか、出席率はぐんと下がりましたが、マイナス計算のルールを理解しようとしている生徒たちもいました。一人でも二人でも、基礎計算力を上げ、わかる楽しみやできるようになった実感を味わってくれたらと願うばかりです。人気blogランキングへ
June 28, 2007
家庭科は、家事を伝達する教科ではありません。家庭や地域社会で学ぶことのできる技術や智恵をなぜ学校教育でとり上げるのか。日常の生活を客観的かつ理論的に見直し、もし課題や問題点があるなら、それを改善していく。生きていく上で必要な技術や知識、考え方を身につけるきっかけを与え、(週にたった2~4時間の授業だけで技術や知識が身につくはずもなく、 実生活のなかでくり返すことにより、自分のものとなるでしょう)自分の人生をより良くクリエイトしていくための練習、そこに教科の存在意義があると私は思っています。ですから、実生活のなかからの学びを大切にしたい。この国ではどの教科も国家試験の合格が目的の第一義であるとはいえ、生きていくための家庭科にこだわりたかった。その1つとして、「仕事インタビュー」を課題にしました。職業に対するイメージを明確にするため、将来、自分の就きたい職業にすでについている人にインタビューし、仕事の実際を垣間見るためもので、アメリカや日本の家庭科でも行われています。前の長期休みに入る前、3月に出した課題、ほとんど誰もしていませんでした。何度もその意義を訴え、締め切りを延ばし、学期の中休み明けまで待ちましたが、実際にインタビューをしたのは数人。でもまぁたった数人でも、実際に課題に取り組んだ生徒はきっと何かを得たことでしょう。たまたま、隣村のFさんの学校の家庭科の先生の子どもが、うちの学校にいるそうで、この仕事インタビュー、すごくいい課題だと誉めてくれていたそうです。少しずつ、一歩ずつなのです。人気blogランキングへ
June 27, 2007
先日、K専門家宅で焼き鳥をいただいて以来、日本食が恋しくなっているのでしょうか。翌日には、Fさんと成田のフードコートで、生ビールを感激しながら飲んでいる夢を見ました。さらにその翌日の夢のなかでは、なぜか一時帰国していた私。「焼き鳥屋さんに行こう!」と強く思ったものの、行かずじまい。そして今日は、氷川きよしがとんこつラーメンを作ってくれる夢でした。「紅生姜がたくさん入り過ぎてしまったし、 少し伸びてしまったので、作り直しますね」と紅生姜たっぷりの、そのとんこつラーメンに、さらに一味をふり、美味しそうに目の前ですする氷川きよし。紅生姜好きやし、それでいいのに、と思いつつ、私のラーメンを作ってくれるのを待っていたところ、背後から、先輩隊員たちに「明日、13時30分発のバスですから」と話しかけられ、うちの任地では定時発車のバスなぞありえないと、頭の中が???となったところで、目が覚めてしまいました。美味しそうだったなぁ、紅生姜たっぷりとんこつラーメン・・・。人気blogランキングへ
June 26, 2007
マラウイでは食事をしながらお酒を飲む習慣が少ないのか、近くの町ゾンバではムスリムの人が経営するレストランが多いためか、アルコールを置いていない食堂やレストランがほとんどです。そんななかドミノというお店では、お酒を飲みながら、そこそこおいしい食事が500円弱で食べられるので、重宝しています。最近のマラウイは、とても寒いです。温度計では20度を上回っていますが、とてもそうは思えない。夜は、フリースを着ていても寒いくらい。計算コンペが終わった夜、Fさんと打ち上げでドミノに行った時には、暖炉に火が入っていました。ちなみに私はここマラウイで、生まれて初めて暖炉を使いました。アフリカなのに・・・他のお客さんが、この暖炉の脇に串を刺しました。残念ながら写真がぼけてしまいましたが、毛が2~3センチ、体長10センチほどのねずみです。ペルーのクイのようなかわいらしい食用ネズミならともかく(それでも私はよー食べませんでしたが)、ただのドブネズミのような・・・。クイ ゾンバでは貴重なものらしく、隣に座ったマラウイアンがわけてくれました。Fさんに食べてもらったところ、「魚みたい」とおっしゃるので、私もこわごわ試したところ、確かに脂っぽい魚のようなお肉。しかし、毛がなんとも気色悪い。たまたま私が羽織っていたショールにポンポンがついており、そのポンポンのような触感でした。とてもお気に入りのそのショールが、途端に気持ち悪く感じてしまった。Fさんいはく、「解剖実習の後、食べた蛙よりもまずい」とのこと。貴重なモノをわけてくれたマラウイアンには感謝ですが、う~ん。確かに貴重な経験でした・・・人気blogランキングへ
June 25, 2007
成績上位10人に文房具セット(先輩隊員からの寄贈)と、各校トップの生徒にお手製のメダルを授与。上位10人中9人がFさんの学校、かろうじて1人だけ、私の学校から入り込むことができました。が、平均を出してみても、Fさんの学校との差は歴然・・・Fさんの学校は国立で、全国から優秀な生徒が集まっているのに対し、私の学校は地区の学校、もう1校はさらに小さな村の学校とはいえ、この差は、日頃のトレーニングの差のような気がします。今回の計算コンペに関し、私の勤める学校で実施の意義を伝えましたが、「国家試験でも計算機使えるのに、なぜ必要なの?」と、副校長をはじめ、あまり理解してもらえませんでした。そのためか、生徒の送迎を、併設の教員養成カレッジのバスを使えるよう手配してもらったものの、朝は30分待ち、帰りは2時間待ちという有様・・・。今後、日々のトレーニングを続けることで、生徒が基礎計算力の向上を実感し、その意義を伝えていけたらと思います。Fさんの学校からも、私の学校からも職員は誰も来てくれませんでしたが、村の学校の校長先生は、最初から最後まで参加。生徒に向け、基礎計算力の重要性をスピーチしてくれたのみならず、「協力隊が来ると、こんなに計算力が上がるのか。 うちの学校にも、協力隊に来てもらいたい」と、大絶賛してくれました。その村の学校にも、週に1回でもトレーニングに行くなど、できる範囲で協力していきたいと思いました。人気blogランキングへ
June 24, 2007
マラウイでは、進級・進学の際の国家試験でも、計算機が使えることも一因でしょうか。生徒たちの基礎計算力はとても低いです。私が担当しているセカンダリー1年生(日本の中学3年に相当)でも、九九を完璧に言える子が学年に1~2人、分数や小数、三桁のかけ算、マイナス計算すらおぼつかない有様です。そんな彼らの基礎計算力アップの一助になればと、隣村のFさんと、先日、帰国された同じ学校の先輩隊員が、近隣3校で計算コンペティションを企画されていました。当初、2週間前に予定されていたのが、大統領夫人の埋葬式のため延期。この日に実施することになりました。先輩隊員からの引き継ぎも十分でなく、また学期の中休みもはさんでしまったため、準備不足の感が否めず、私はこの日に実施することに対し、当初、不安の方が大きかったです。が、今後のスケジュールからみても、今学期はこの日しか実施できないし、やってみないと始まらないと言うFさんの説得により決行。事前の校内選考会では、多くの生徒が、「スタート」「ストップ」という、制限時間を守りなさい、計算機やノート(裏表紙に九九の一覧表が載っています)を使ってはいけないなどの指示が守れず、どうなることかと不安でしたが、本番では予想以上に真摯に取り組んでくれました。人気blogランキングへ
June 23, 2007
SMASSE(現職中等理数科教員再訓練プロジェクト)の日でした。いつもは月に1度のこの会が、ほどよい刺激になるのですが、今回は慌ただしく、ほとんど話し合いに参加することができませんでした。まず前日、停電のため、印刷できなかったマスコンペの問題を印刷。学校へ行くと、郵便局から「荷物が届いてますよ」というお知らせが届いていたので、それを持って郵便局へ。5月中旬に航空便で送ってもらった荷物が、ようやく届きました。JICA事務所宛の荷物は、開封されることは少ないようですが、任地に直接送った荷物は、ひもも切られ、ガムテープもはがされ、中身をチェックされていました・・・夜は、SMASSEの専門家Kさんのお宅で、美味しい赤ワインと焼き鳥!、カレーを堪能させていただきました。Kさんは体育会系のさっぱりした方で、会話も楽しく、この晩、マラウイへ来てから一番酔っぱらったような気がします。電子ピアノもさわらせてもらいましたが、自分の左指がほとんど動かないことに愕然。人気blogランキングへ
June 22, 2007
朝からずーっと停電でした。大抵は3~4時間で回復しますし、1日じゅう停電の場合は、事前にラジオで告知されるそうです。が、この日は告知もないまま、終わってみれば、約12時間の停電。土曜に予定している計算コンペの問題を印刷することもできず、電気コンロのため、朝から何も食べられず・・・翌日のSMASSE(現職中等理数科教員再訓練プロジェクト)のため、夕方からうちに来てくれたFさんが、火をおこしてくれて、ようやく食事にありつけました。人気blogランキングへ
June 21, 2007
電気代の支払いがうまくいかず、電気を止められてしまった先輩隊員Fさん(詳しくはこちら→★)その後1週間は、マラウイ1高い山ムランジェに登ったり、首都に行ったりと、お忙しくされていたため、月曜にようやく、電力会社エスコムに行くことができました。私も、まだ1度も電気代の請求書が届かないんですよね。学校の事務から連絡してもらっても音沙汰がなく、町の料金支払い窓口でそう言っても、丘の上の事務所に行くよう言われたため、Fさんと一緒に出かけることにしました。幹線道路でミニバスを降り、坂道を上がること10分あまり。この坂道でさえ、Fさんの歩く速度に着いていけない私は、ムランジェなど、到底登れるはずありません・・・道中咲いていたポインセチア↓ようやくたどり着いた事務所では、今日は担当者がいないので、町の窓口で支払い、そこでリコネクトの手続きをするようにとのこと。前回、町の窓口で支払えなかったことを訴えても、支払えるの一点張り。やむを得ず、町の窓口へ向かいました。道中咲いていた白のポインセチア↓町の窓口では案の定、ここでは支払えないので、丘の上に行けとのこと。今、行って来たばかりで、ここに行くように言われたのだと言い、丘の上に行き、本当に支払えるのか、電話で確認してもらいました。歩けば片道30分あまりかかるため、今度はタクシーで移動しました。またここでも、「今日は支払いの担当者がいないから、明日来なさい」おいおいおい・・・Fさんが交渉している間、待っていると、忘年会でよくしてくれたリチャードがひょっこり事務所に現れました。「何してるの? そんなことになってるなら、なんで、僕らに声をかけなかったの?」たった1度お世話になっただけの関係ですし、コネとか使うの、あまり好きではない私は、彼らに連絡しようとも思わなかったのですが。Fさんは工事担当者と、翌火曜にリコネクトの約束をして、再度、町の窓口へ行き、料金をようやく支払い。翌日、忘年会でお世話になったビリーから、「リコネクトのサポートするから、友達の名前と電話番号教えて」との電話がありました。結局、その日は、車をマラウイ1大きな都市ブランタイヤまで修理に行っていて、移動手段がないという理由で、来なかったそうですが。水曜は朝から、ビリーと担当者に、「今日中に絶対、リコネクトして!」とお願いメールをした成果かどうかわかりませんが、ようやく電気が使えるようになったそうです。電気の料金を払う、つなげるだけに、大変な労力の必要な国です・・・人気blogランキングへ
June 20, 2007
私たちの足、通称ミニバスは、日本のバンタイプの中古車で、日本では車検に通らないであろう、何十万キロも走った車ばかりです。「何十万キロ」のままメーターも止まっているものも多く、果たして何年モノなのか?↑内装もぼろぼろこんな車に補助席もふくめて3人席に4~5人がけ、計20~24人くらい乗り、数時間移動します。エコノミー症候群ならぬ、ミニバス症候群になりそうです首都リロングウェからの帰りに乗ったミニバスは、私の住む村まであと30分ほどの村で乗客の乗り降りの際、なんとも言えぬ臭いにおいが充満。見ると、助手席の下から白い煙が上がっているではありませんか「修理工を呼んでいるから」と、しばらく待たされましたが、修理工のお見立てでは、回復の見込みがなかったらしく、別のミニバスに乗り換え、無事、村に着くことができました。 夜ご飯は、首都の韓国料理屋さんで買って来たキムチとコチュジャンで作ったチゲに、辛ラーメンを入れてみました。辛ラーメン、韓国料理屋さんのオモニが韓国からコンテナで仕入れているそうで、パッケージには600ウォンと書いてありましたが、マラウイでは、300円弱・・・人気blogランキングへ
June 19, 2007
今回の上京の目的は、同じ学校の先輩隊員が帰国されるため、その報告会と、お食事会のためでした。お食事会は、今月上旬に近くの町ゾンバで企画していたのですが、その先輩隊員が帰国準備で忙しいからと、ご辞退されたため、出国直前に首都ですることになりました。が、報告会の日も、出国前日も、ご多忙とのことで、お食事会は残念ながら、結局お流れ。でも、今回の上京では、これまでほとんど話したことのない先輩隊員Fちゃんとたくさんお話しして、彼女の魅力にはまってしまいました。これまで行ったことのないレストランに連れていってもらったり、いろんなお話をして、たくさん笑いました。また、これまであまり話す機会のなかった同期隊員Rちゃんとも、夜中の3時頃まで話し込みました。職場の研修会を終え、かなりへこんでいた気持ちを一新させてくれる、素敵な時間でした。自分の家が好きすぎて、引きこもりの私ですが、たまには首都に出て、いろんな人と触れあうのも良いのでしょうね。事務所の所長からの差し入れ、手作りケーキ↓人気blogランキングへ
June 18, 2007
職員研修会の終わった翌14日から、首都リロングウェに行ってきました。首都まではミニバスで、平均6時間、ひどい時には7時間あまりかかります。リロングウェのミニバス降り場は、オールドタウンと呼ばれる治安の悪い場所。暗くなる前に着きたかったので、朝10時頃には家を出ようと思っていたのですが、職員研修会のまとめ等、ごそごそしていたら、家を出たのが正午前。オールドタウンに着いたのは結局、うす暗くなり始めた頃。バスを降りてから、メイン道路に出るまでの道はバスも人も大渋滞で、なかなか前に進めず。「こりゃ、やばいな」と思い、ふと後ろを振り向くと、男が私のリュックサックのポケットに、まさに手を入れている瞬間でした。「何、しとーねん! こいつ、どろぼー! ポリス! ポリス!」と関西弁で大声で叫び、そいつのシャツをつかみ、猫パンチを繰り返しましたが、何も取っていないとジェスチャーし、逃げ去りました。貴重品は基本的に内ポケットに入れてありますし、バスを降りる際、外ポケットに入れてしまっていた携帯電話もiPodも無事で、被害はありませんでした。ようやくその渋滞を通り抜けると、渋滞の原因は、警察がバスの車検表をチェックしていたからでした・・・警察がスリの要因を作ってるんやん・・・人気blogランキングへ
June 17, 2007
リウォンデはナショナルパークが有名ですが、国道3号線沿いのシレ河の風景も、私はとても好きです。同僚から朝陽がきれいだったと聞き、翌日、頑張って早起きして、お散歩してみました。残念ながら、この日はもやがかかっていました。上の写真で朝日を背に受けていた漁師さんが、陸に上がってきました。網の浮きは、ビーチサンダル・・・結構いろんな種類のお魚が捕れるのですね。同じお魚でも大きさによって、名前が変わるのだとか。マラウイ流出世魚だわん。人気blogランキングへ
June 16, 2007
正直、これまで不登校でした、ワタクシ。これまでにも何度か書いた通り、週にたった10時間の家庭科の授業に対し、3人の家庭科教師というマンパワーとしても、また、マラウイで求められている、非科学的な教条のおしつけ家庭科に対する違和感も消せません。持ち時間数が少なくても、日本の文化を伝えるクラブ等を実施している先輩隊員もいらっしゃいますが、同じ学校に3人も日本人がいたため、私がする必要はないし、(生徒たちは日本語を他の日本人から習うため、 私はあえて韓国語を教えて楽しんでいます)未だ私がここにいる必然性を感じられずにいます。そのため先々週までは、授業以外は学校に行かず、同僚たちとのコミュニケーションを、積極的にはとってこなかった。研修会の2日め、晩ご飯を各自でとることになりました。たまたま近くにいた家庭科教師たちに「晩ご飯、どうするの?」と聞いたところ、「私たちは食べる場所をもう見つけたから、 あなたはaloneで行きなさい」・・・絶句でした。日本でもALTというネイティブの外国人教師がいますが、このような場面だったら、日本人英語教師をはじめ、大抵、誰かから声をかけるし、万が一、ALTの方から先に声をかけられたとしても、「一緒に行こう」って言いますよ。しかも、マラウイアンでさえも治安の悪さを危惧し、暗くなってから一人で出歩くのを嫌がるような場所で・・・もちろん、これまで彼らと積極的にコミュニケーションを取ってこなかった私の責任でもあります。よく相談にのってもらっているFさんに、以前言われました。私は、過去にこだわり過ぎ、日本を持ち込み過ぎていると。確かに、日本と比べてしまうのはよくないかもしれません。ゆとりが少なく、配慮や気配り、思いやりを持てずにいる?途上国だからこそ、私たちの活動の意義があるのかもしれない。しかし、ここよりもっと貧しいインドのアウトカーストの村でも、イエメンでも、思いやりや配慮に感謝する場面は何度もありましたよ。ま、旅行と仕事の違いかもしれませんが。プログラムも、他の日本人は、チチェワ語以外、ほとんど理解できたそうですが、私はほとんど理解できず。英語に対する苦手意識から、必要以上に畏縮してしまって、ますます活動が狭まっていく、悪循環に落ち入っていました。私の経験に基づく視点を伝えられたらと思う反面、そんな私の経験がむしろ、これまでの悩みやもがきを深めているような気もします。人気blogランキングへ
June 15, 2007
*有言「不」実行2日間のプログラムを始める際、この2日間を有意義にすごすため、参加姿勢を確認する時間がありました。「積極的に参加する」「時間を守る」「携帯は“サイレント”(マナーモードではなく、こう言います)か、 電源を切る」などのルールが確認されました。が、そのルールの確認を仕切っていた教育委員会の人、自らがぴーぴーぴーぴー、何度も鳴らしていました・・・日本で、講師に来た委員会の指導主事等がそんなことしていたら、総スカンですよ。組合の強い地区なら、主事のそんな姿勢に対し、面と向かって疑問をぶつけるかもしれない。マラウイだなぁと思いました。不言実行どころか、有言不実行。2日間のプログラムで取り上げられた事項も、話して満足しているような気がする。今後、どれほど実行されるのでしょうね?*参加費は払うのではなく、もらうもの昨年の12月に実施されたSMASSE(現職理数科教員再訓練プロジェクト)INSETでも違和感がありました。参加者には新品のファイルやボールペン等の文房具や、宿泊先に新品のマットレスを配付。食べきれないほど山盛りの朝昼晩の食事のみならず、朝10時と午後3時にはファンタとクッキーの配布。残飯が山のように積み上げられていました・・・SMASSEを支援しているJICAは、INSETに参加した人たちへの謝礼? 日当は出さなかったそうですが、一昨年はお金を確実にもらうため、会期中デモも起こったのだとか。そのためか昨年はマラウイ政府から、日当が支払われていました。配属先の研修会 DDSS INSETでも同様に、新品のファイルやボールペン、ルーズリーフ、宿泊先と、朝昼晩の食事(当初、夜は自己負担の予定が職員から反発があったため、1夜めは学校負担となりました)、朝10時と午後3時のファンタとクッキー、そして日当が支給されました。私自身これまで、興味のある研究会や聴きたい内容であれば、参加費はもちろん、交通費も実費で、神戸から東京日帰りでもしていたし、マラウイのこういった体質には、ものすごい違和感があります。職員の生理的欲求や、必需品の文房具等を整えるよりも、チョークやサインペン等、生徒に還元される部分に投資すべきだと思うのです。しかし校内研修会でさえ、職員のための環境を整えなければならないとは・・・食事や日当等を提供し、参加してもらうことがマラウイの「常識」であり、迎合すべきなのでしょうか。正直、わからなくなっています・・・人気blogランキングへ
June 14, 2007
*12分の模擬授業週の授業計画や、授業案を書くことの需要性を伝えたかったのかもしれません。SMASSE(現職理数科教員再訓練プロジェクト)に比べれば、週の授業計画があった分、単元の目標という部分は見えやすかったものの、いかんせん12分では・・・。SMASSE INSETでもそうなんですが、授業案を書いたグループのメンバーが積極的に発言し、その授業を牽引するんですよね。実際の授業では、こちらの期待する発言が得られなかったり、あるいは突拍子もない発言にたじろいだり、生徒とのやりとりで作られていきます。教師の発問や板書、教具の使い方が的確だったか、教師が強引に引っ張り過ぎ、知識や技術の押し付けになっていないか、それぞれの生徒たちの心の動きに気を配っていたかなど、さまざまな角度から検討するのが、授業を見てもらう意義だと、私は思います。だから、教師たちを相手にした模擬授業よりも、生徒を対象にした研究授業の必要性を感じています。*「参加型」アクティビティのとり入れ方DDSS INSETを通じて、いくつかアクティビティも取り入れていましたが、その導入やまとめとして、講師がしゃべりすぎなのも、違和感がありました。私自身これまで、こういうOJTよりも、開発教育や国際理解教育、冒険教育等の、参加型学習に魅力を感じ、そんな経験の方が長いためかもしれません。例えば、コミュニケーションの講義も1時間の予定が、講師が延々2時間しゃべったのち、10分のアクティビティ。それも「学校が内外に提示すべきコミュニケーションは何か」など、各グループに与えられたテーマに対し、答えを考え、発表するもの。「コミュニケーション」について考えたいなら、「目を合わさない」「笑う」「強調する」などと言葉で説明するより、それを実際に体験するアクティビティを取り入れた方が伝わりやすいと思うのです。人気blogランキングへ
June 13, 2007
今週のマラウイのセカンダリースクールは、ミドルターム休み。学期の中休みというわけです。学校配属の先輩隊員たちの幾人かは、マラウイ1高い山ムランジェに登ってはります。が、私の配属先はなぜか、2泊3日で職員研修会を実施・・・表題のDDSSは、私の配属先の学校の名前、INSETは、SMASSE(現職理数科教員再訓練プロジェクト)でも使っているトレーニングの名称です。教育委員会の人たちや、同じ敷地にある教員養成カレッジの教員、そして同じ学校の教員が講師として、管理職の役割や、授業運営、教員の風紀、ソーシャルコミュニケーションなどの講義がありました。人気blogランキングへ
June 12, 2007
青年海外協力隊員派遣の目的の第一義は、日本の青少年の育成であり、二義的に、途上国援助があります。したがって青年海外協力隊員としての活動は、基本的に自主・自律・自由と言えます。いろんな思いをもつ人たちが、それぞれの活動を模索し、実行する。その活動の成果や責任を問われることはありません。10年ほど前の隊員OB/OGの方々の共通した見解では、当時は、協力隊員が前面に出ることは少なかったそうです。自分のもつ知識や技術を現地の人たちに伝える、縁の下の力持ちだったと。いつの頃からか、隊員が前に出ることが増えました。冒頭で述べた通り、隊員それぞれの自由な発想、活動であり、各自の信念に基づいた、自らの成長のための機会ですから、他人がとやかく言うべきではないのかもしれません。彼らが前面に出ることで、JICAの宣伝にもなるわけですから、JICAも黙認しているのかもしれません。でも、隊員はいつか帰国するけれど、残されたマラウイアンや、後輩隊員が引き継げないような、その人でなければできない活動では、あんまりよくないんじゃないかなと私は思います。ある隊員OGの方がおっしゃっていました。「マラウイは、マスコミへの露出度の高い隊員が多いけど、 マスコミに取り上げられることが『いい活動』とは限らないよね。 その国の人、一人でも確実に、自分の活動を理解し、受け継いで くれる人がいたら、その方がよっぽどその国に貢献できると思う」自分のやりがいや達成感、功績よりも、マラウイアンの生活向上に少しでも役立てたら・・・というのが、私の基本的な考え方です。が、マラウイアンの多くはプライドが高く、生活をよりよく変えたいと思っているようには感じられないんですよね。変化をこばんでいるのか、あるいは、英語もろくにしゃべられない人間の言うことなど、聞く耳を持とうとしないのか。ん~。後者の気がする、今日この頃・・・人気blogランキングへ
June 11, 2007
サッカーの上手なKさんによれば、マラウイ1大きな都市ブランタイヤで、マラウイ対セネガルのサッカーの試合があるそうです。セネガルは、2002年韓日ワールドカップの予選リーグで、フランスを破ったチームだそうで、そんなチームの試合を、「たった200クワチャ(約230円)で見られるなんて、あり得ない」というKさんの言葉についつられ?昨夜のバーベキューのメンバーで、試合観戦に行きました。道中も、昨夜のお酒が残っていたのか、朝の迎え酒が効いているのか、大盛り上がりマラウイ1大きなカムズスタジアム。観覧席は老朽化が激しく、あまり近付きたくありません。大統領夫人の服喪中のため、試合の前にはコートの中央のサークル上で黙とうがありました。両国の国旗のみならず、FIFAの旗まで半旗。前半はマラウイのオウンゴールと、なんとなく入ってしまった点の、2対0でセネガルリード。私たちは、暗くならないうちに家に帰りたかったので、後半が始まった直後にスタジアムをあとにしました。私たちが観ていた間は、試合自体はさほど盛り上がりに欠けました。が、風が強かったためか、試合中、スポンサーの看板がグランドに入ってしまったのを、セネガルのキーパーが外に出したり、(ちなみにスポンサーは、カールスバーグ1社のみ)国旗を掲げ、歌い、踊りながら、通路を練り歩く応援団とか、日本とは大きく異なる観戦は、とてもおもしろかったです試合はその後、マラウイが2点、セネガルが1点入れ、惜しくも2対3で負けてしまったのだとか。翌週の土曜は、モロッコとの試合ですが、セネガル相手に善戦したため、セネガルよりも格下のモロッコには勝てるのではないかと、マラウイアンの期待も高まっています。人気blogランキングへ
June 10, 2007
Fさん宅で、先輩隊員のKさん、同期隊員のKちゃん、Fさんの同僚のマラウイアン教師2人とともに、バーベキューをしました。この日は大統領夫人の埋葬式がKちゃんの任地の近くであり、Kちゃんも大統領を間近に見たそうです。交通も大渋滞で、普段の倍以上の時間をかけて来てくれました。「ハンプ」という、牛の背中のこぶの部分のお肉を初めて食べました。脂が乗っていて、やわらかく、美味しい日本人好みだと思います。暗くなって来たので、停電中のFさん宅から我が家へ移動。2006年のM1、チュートリアルの「ちりんちりん」を満喫したのち、 M-1グランプリ 2006完全版JICA事務所の所長からの差し入れのキムチともやしで、キムチチゲを作りました。もやし、冷凍しておいたのですが、かなりやばかったですいくらもったいないとは言え、日持ちのする食材ではないですね夜中、私が居眠りをしてる間に、Fさんがとろろ昆布うどんを作ってくれました。美味しかった~人気blogランキングへ
June 9, 2007
火曜、お昼を食べに家に戻り、冷蔵庫を開けてびっくりなんのこっちゃわからず、目がテン“ハウスキーパーが、自分のおかずを入れてるのかな?”と思ったり キムチともやしですから、冷静に考えれば、この村で入手できるはずもなく・・・月曜から出張でいらっしゃっていた、JICA事務所の所長からの差し入れでしたこんな貴重なモノ、一人ではもったいなくて食べられなくて、先輩隊員のFさん経由で、Kさんも誘ってもらいました。「もやしが入ったから、ウチに来ない?」って、日本ではあり得ない誘い文句ですねバーベキューセットをKさんが持って来てくれる予定が変わり、こちらで用意することになりました。が、ゾンバのスーパー3軒、市場と歩き回りましたが、見つからずJeffのバーベキューセットを借りられることになりました。折り畳みできないそれをFさんがかつぎ、私は炭と網をもち、チャリマトと呼んでいる、自転車の荷台に乗せてもらう交通手段→ミニバス→チャリマトで隣村のFさん宅まで大移動「チャリマトはコケない」と聞いていたのが、なぜか私の乗っていたチャリマトがスリップ、横転ひざこぞうをすりむいてしまいましたかわいそうなのはマラウイアン運転手。地面と自転車、私のサンドウィッチになり、彼も怪我をしたそうですそんなこんな思いをして、ようやくたどり着いたFさん宅。電気を入れてもつかないので、またいつもの停電かと思いきや、隣の人が「Sorry、F」とやってきました。「午後、電気会社が来て、電気を止めて行ったんだ」以前、Fさんがゾンバの電気代を払う窓口へ行ったところ、ここでは受け取れないので、別の事務所に行くように言われました。その事務所は幹線道路から、坂道をしばらく上らねばならず、公共の交通機関しか持たず、月曜から金曜まで働いている私たちにとって、非常に行きづらい場所にあります。というわけで、料金未払いで、電気が止められてしまったのでしたここにいると、自動引き落としやコンビニ払いなどの、日本では普通のシステムが、すごいことだと実感します真っ暗な中、ろうそくの灯りと、iPodからもれるスキマスイッチの「藍」をBGMに、Fさんの恋ばなを聞きました。Fさんはもっと話したそうだったのに、昼間の疲れか、睡魔に襲われてしまった私最後までおつきあいできず、申し訳ありません・・・ 夕風ブレンド [DVD付限定盤] / スキマスイッチ人気blogランキングへ
June 8, 2007
同じ敷地に住むアメリカ人ボランティアJeffから、「旅行者がうちに来ていて、ハンバーガーをするから、おいでよ」と誘ってもらいました。先月、Jeffが遊びに行ったカタベイで会った、イギリス人女性Loren。彼女はウガンダでのボランティアを終え、ルワンダ、ケニア、タンザニアをまわり、現在はマラウイを満喫中。8月からは1年間、タンザニアで理数科教師をするのだそうです。以前、タイやカンボジア、ラオス、ベトナムも旅行したそうで、アジア人慣れしているためか、ゆっくり、聞き取りやすく話してくれました。「イギリス人とアメリカ人の英語の違い、わかる?」と聞かれ、「“トゥダイ(today)”って発音するの?」と応えたところ、「そうそう。 クイーンズイングリッシュは“トゥデイ”って発音するけど、 私は“トゥダイ”なのよね」と、気さくな人でした。ケンブリッジ卒の才女なのにその後、いつものように外の炭火で焼いたハンバーグでハンバーガーをごちそうになりました。しばらくして、同じ敷地に住むアメリカ人女性Fayも合流。Fayも博士号を持つ才女です食後、なぜかFayとJeffのジェンダー論が白熱。「世界各地の文化や伝統を守らなければならないように、 女性が仕事をせずに家庭を守るのは アメリカの伝統であり、守らなければならない」というJeffに対し、「家庭に入りたい人は入ればいいし、仕事をしたい人はすればいい。 そういう選択権を与えるべきだ」議論が白熱してくると、二人の話はもちろん、Lorenもネイティブ同士の話では当然? 早口で、ほとんど聞き取れないのでしたJeffと、カレッジの先生Friday、小学校の先生Fred↓おしゃべり大好きなマラウイアンたちが、Jeffの家では無口に感じます・・・人気blogランキングへ
June 7, 2007
職員室のテレビでは相変わらず、大統領夫人の棺の横を通り過ぎながら一礼していく、マラウイアンたちの映像が延々と流されています。今日はその行列の中にマラウイアンだけでなく、アラブ系や東洋系の人たちもまじっていました。棺にたどり着くまでに何時間並んでいるのかわかりませんが、みなさん、ごくろうさまです・・・この映像を見ていると、北京の毛沢東祈念館を思い出します。ぞろぞろと並んで歩き、ようやくたどり着いた毛沢東の遺体の前では、写真はおろか、立ち止まることさえ許されません世界でも有数の、お墓参りに訪れた人数の多い人物だろうなと思いました。話をマラウイに戻すと、職員たちは飽きもせず、その参拝風景を食い入るように見つめています。私 「悲しいの?」職員「うん。」私 「なぜ?」職員「彼女は私たちの母親のような存在だから」私 「今の大統領は、就任何年めなの?」職員「3年め」たった3年で「母親のような存在」と思ってもらえるなんて、よほど彼女の功績が大きかったのか 職員が純粋なのかちなみに大統領夫人は63歳、大統領は75歳だそうです私がむちゃくちゃ驚いたところ、別の職員いはく、セネガルやコンゴ共和国の大統領は78歳であり、彼らに比べれば、マラウイの大統領は若いのだとか日本の歴代内閣総理大臣一覧によれば、就任時で、鈴木貫太郎が、77歳大隈重信が2度めに就任した時と犬養毅が、76歳だそうなので、日本でもそんな時代もあったのだと思いますが、70代後半て、養老院やん!しかもマラウイの平均寿命は37.55歳。(総務省統計局「世界の統計2005」より)養老院と言うよりも、雲上人だな・・・ちなみにコンゴ民主共和国の大統領は30歳で就任、現在4年めだそうです。若!なんというか・・・もうちょっとバランスとろうよ、アフリカ人気blogランキングへ
June 6, 2007
5月28日、エッセロ・ムタリカマラウイ大統領夫人が逝去され、6月28日まで1か月間は服喪、国旗も半旗とのこと。(JICA MALAWI 事務所たより6月号β版より)この国では普段から、学校や郵便局等いたるところで国旗を掲揚していますが、半旗は気付かなかったな。「半旗の意味が違うやろっ!」って、つっこまないでくださいね配属先の学校で、普段から掲揚されている国旗です。(2007年3月撮影)先週、配属先に、テレビとDVDプレーヤーが各1台入りました。テレビは職員室に設置され、マラウイ唯一の放送局、マラウイテレビがつけっぱなしです。彼女の棺は、北部にあるマラウイ第3の都市ムズズから、首都、そして今週、マラウイ第1の都市ブランタイヤへと移動されました。テレビでは1日じゅう、棺を参拝するマラウイアンたちと、宗教音楽、神父さん? 牧師さん?の訓話が、くり返し流されています。今週の土曜、ブランタイヤ聖マイケル大聖堂にて葬儀の後、そこから1時間あまり行ったところにある、チョロのンダタ農場に埋葬されるとのこと。(JICA MALAWI 事務所たより6月号β版より)その埋葬式は国家行事になるため、配属先の学校で予定されていたPTAの会議は延期になりました。同じ日、先輩隊員たちが、近隣3校で計算コンテストを予定してはりました。隣村のFさんの学校の校長先生は、予定通りの実施を許可してくれたそうですが、私の配属先では、職員は全員、そして大半の生徒までも、延期した方がいいと答えたそうです。大統領夫人の逝去がここまで国民生活に影響を及ぼすとは。それだけ功績のあった女性なのか、お国柄なのか、「大統領」と「総理大臣」の違いか・・・?ま、日本でも約20年前、あるお方が「崩御」される前には夜中じゅう、テレビの画面で体調が表示され、自粛ムード一色になったこともありましたが。人気blogランキングへ
June 5, 2007
やさしくキスをしてグラスゴーにあるカソリックの高校で音楽を教えるロシーンは聡明で魅力的な女性だが、若くして結婚した夫とは別居中で、心に寂しさを抱えていた。ある日彼女は教え子タハラの兄で、パキスタン移民2世のカシムと出会う。彼はクラブでDJとして働きながら、将来自分のクラブを経営することを夢見る青年だった。音楽という共通の趣味もあり、急速に愛し合うようになる二人。しかし厳格なイスラム教徒であるカシムには、父親が決めた従姉妹の婚約者ジャスミンがいて、9週間後にイギリスに来ることになっていた。家族との強い絆とロシーンとの愛の間で揺れ動くカシム。ロシーンも二人の付き合いをカソリックの神父に責められ、学校を辞めさせられることに。さまざまな問題が立ちはだかりながらも二人は愛を深めていくが・・・(S-プレミアムDVD&GAME館の商品紹介ページより転載)出演者 エヴァ・バーシッスル、アッタ・ヤクブ、シャバナ・バクーシ監督: ケン・ローチ2004年 イギリス、イタリア、ドイツ、スペイン家族やコミュニティを大切にするパキスタン人と、二人の関係性を優先させたい白人女性。二人の愛を通じて、宗教や習慣、伝統の違いからくる価値観や生き方の違いを乗り越えようとするメッセージはわからなくもないけれど、入り込めなかった。カシムの妹が、学校で差別した生徒たちを音楽室まで追いかけたところから、カシムとロシーンは出会うのだが、そもそもムスリムの生徒が、そんだけカソリックの厳格な学校に、なんで入学してたのかよくわからないし、映画としてのクライマックスも、私はいまいち釈然とせず。パキスタン移民とイギリスというテーマとしては、『ぼくの国,パパの国』の方が、私は楽しめた。人気blogランキングへ
June 4, 2007
同じ敷地に住んでいるアメリカ人ボランティアTedが、昨日帰国しました。木曜はTed宅で、いつものハンバーガー。金曜は、ゾンバのインターナショナルスクールの校長先生のお宅で、パーティがありました。校長先生ご夫妻はご長男がまだ2歳、奥さんは妊娠中と、かなりお若いとお見受けしましたが、JICAの所長宅並の大豪邸でした。写真を撮る雰囲気ではなかったので、1枚もないのがとても残念ですが、天井が高くて、とっても素敵なお宅便座にまで、クッションがついてました・・・お食事も、ピザやグラタン、サラダ2種、キッシュ、デザートはフルーツのチョコレートソースがけ、赤ワインもたーっぷり飲ませてくださって、久しぶりのパーティらしいお料理と空間を、むちゃくちゃ堪能しました土曜、Tedが家を出る時、お見送りに行きました。Tedいはく、「最後に一言あるんだ。」何事かと思いきや、「How old are you?」・ ・・。思わず、マラウイに来て初めて、自分の年を明かしちゃいましたよ明るく気さくで気遣い、そしてとても優しいTedがいなかったら、他のアメリカ人たちともここまで仲良くなれなかったと思います。Ted、ほんまにありがとう!またいつか、お会いしましょう!人気blogランキングへ
June 3, 2007
地雷を踏んだらサヨウナラベトナム戦争、カンボジア内戦当時の戦場カメラマン、一ノ瀬泰造さんのお話。出演:浅野忠信、川津祐介、ソン・ダラチャカン 監督:五十嵐匠1999年、日本これ、公開当時に劇場で見ました。この映画を見て、カンボジアに行こう!と思い、行きました。浅野忠信、かっこいいですね。子どもが亡くなった時の演技はどうなん?と思いましたが。久しぶりに見て、やっぱり私は好きですね、この映画。近くの先輩隊員Fさんは、もう一つだったそうですが。「あなたは自分勝手だ。だけど自由で・・・、 だから応援したくなるのかもしれない」というベトナム人のウェイトレスの言葉が、身に染みました。私もええ年して、気ままなことさせてもらってるし、ここでの生活を満喫して、日本に何か持って帰れたら良いのですが。最後、行方不明になってから9年後の1982年、両親により死亡が確認されたというテロップが流れますが、両親に死亡を確認させたらあきませんね。無事に帰ろう、私。・・・って、泰造さんに比べたら、平和ボケしまくってる、ぬるま湯のような環境にいますが、これまでにも、事故やマラリアなどの病気のため、日本の地を再び踏むことのなかった先輩隊員たちもいらっしゃいます。うん、無事に帰ろう、私。人気blogランキングへ
June 2, 2007
死ぬまでにしたい10のこと6歳と4歳の娘を持つ23歳の女性。ある日倒れ、病院へ行ったところ、両方の卵巣と肝臓、胃にガンが転移しており、余命は長くてあと3か月であることを伝えられる。出演:サラ・ポーリー、マーク・ラファロ、スコット・スピードマン監督:イザベル・コヘット2002年、スペイン・カナダスペイン映画を見たのは、『息子の部屋』に続いて2作目だと思います。好きですね。こういう日常の中の非日常、そして日常の中の大切なものを描いた映画。彼女がしたい10の項目・娘たちと一緒に海に行く・髪型やネイルを変える・夫以外の男性と恋をする・娘たちに新しい母親を見つけるなどを見た時、そんなもんなんかな?と思いましたが、死に直面した時、身の回りにある、あるいは少し手を伸ばせば届きそうな幸せを願う、人はそんなものなのかもしれませんね。娘たちにメッセージを残す場面、父親に会いにいった場面等、何度も涙してしまいました死を淡々と迎える映画としては『8月のクリスマス』もかなり好きですが(もちろん、オリジナルのハン・ソッキュシの方です)、この『死ぬまでにしたい10のこと』の方が、残された人たちが、前向きに生きている感がいいですね。それが彼女の生き方の潔さなのかもしれない。『息子の部屋』も映画館で泣き、エンドロールの間じゅう立てなかったのですが、この映画も、エンドロールの終わりまでなんとなく見てしまいました。情感がじんわり残るのでしょうね。私がエンドロールを見ている時、それは、その映画にかなり入り込んでいる時ですね。エンターテイメントのハリウッド映画よりも、こういう映画の方がしっくりくるようになりました。 息子の部屋 韓国映画/8月のクリスマス人気blogランキングへ
June 1, 2007
パール・ハーバー陸軍航空隊の若き精鋭パイロット、レイフとダニーは幼い頃から固い友情の絆で結ばれていた。二人は、軍医療施設で美しい看護婦イヴリンと出会い、レイフとイヴリンは激しい恋に落ちる。だが、世界中に戦火が広がる中、理想に燃えるレイフは志願し、英国へと旅立ってしまう。一方、ダニーとイヴリンはハワイ・オアフ島に転属になる。この南の楽園でイヴリンはレイフを待ち続け、ダニーはそんな彼女の心の支えとなった。そして、運命の日がやってくる。1941年現地時間12月7日。パール・ハーバーは一瞬にして深紅に染まり、戦争は突然の嵐のように彼らの青春に襲いかかった。(ぐるぐる王国商品紹介ページより転載)出演:ベン・アフレック、ジョシュ・ハートネット、ケイト・ベッキンセール監督:マイケル・ベイ2001年、アメリカ「日本人は見るのが辛い」と聞いていましたが、日本人としても、また恋愛モノとしても辛かったですね途中で結末が想像できてしまったため、展開を楽しめなかったこともあります。また、私が恋愛ものが苦手なのは、1人でいることが辛くなるからだと、改めて感じました。日本兵役は、日系の人を使ってはるんですかね?字幕が欲しいくらい、聞き取りにくい日本語でしたね。女優さんは皆、おきれいでしたね。これだけきれいかったら、人生謳歌してはるんやろうなぁ。ん じゃ、私は人生謳歌してないんやろかと自問してしまった人気blogランキングへ
May 31, 2007
久しぶりに、帰りたい病でした。今朝はほんま、何か月かぶりに、帰りたくてたまらなかったここにいる意味を感じられないんですよね日本人との関係に消耗して、マラウイアンと関係を築こうという気持ちが起こらないそんな今日の放課後、同じ学校の先輩隊員がしてはる計算補習に参加しました。来週末、その先輩隊員たちが企画された計算コンぺが近隣3校で実施されるので、その練習です。100マス計算をしたり、分数や小数の計算をしたり、レベルは日本でいえば、小学校2~4年生程度でしょうか。だから、私も参加できるのですが2週間前、この補習にお邪魔した時には、絶望感しかありませんでした。生徒たちが、あまりにもできないことに・・・一方で、彼らが将来、チップス屋(注1)になるなら、分数や小数、マイナス計算ができなくてもええんちゃうかな?という思いもありました。注1:チップス屋というのは、ポテトを揚げて売る人たちで、ミニバスの停留所には大抵います。が、先輩隊員に、「今の段階(注2)で、 チップス屋になりたいと思っている奴はいないよ」と教えられました。注2:セカンダリー1年は、日本で言えば中学校3年生。 セカンダリーから有償になることもあり、進学率は20%を下回っています。 セカンダリーに通っているのはある程度、経済的な余裕のある家庭であり、生徒自身の成績も必要です。また、家庭科の授業で、「マラウイの教科書には人体の3/4は水分と書いてあるけど、 日本の教科書では、50~60%って書いてあるのよね。 3/4、50%、60%、どれが一番多い?」と、聞いてみたところ、ほとんどの生徒が迷いもなく、「60%!」と答えるのですよ。棒グラフを書かせてみたり、計算もさせてみましたが、分数やパーセントの感覚は、つかみづらいようです。私自身、子どもの頃、会得するのに時間かかりましたしね。その他、先輩の理数科隊員たちから、式は書けても計算できない、生徒たちの計算力の実態を聞きました。それでは国家試験の合格はおろか、彼らが生きて行く上で困ることもあるでしょうしね。基礎計算力を養うことは、彼らの人生において有意義ではないかと、少し納得しました。というわけで、参加させてもらった今日、先輩隊員のご好意もあり、前半部分を担当させてもらいました。楽しかったですね~家庭科より、うんと楽しかった生徒も、できなかったことができるようになった実感をもちやすいのでしょうね。授業では感じづらい生徒のかわいらしい一面を垣間見て、私もまだ、ここで何かできることがあるかも、と感じられました。もう少し、頑張ってみます人気blogランキングへ
May 30, 2007
ターミナルJFK空港に到着したビクター。祖国でクーデターが起こったことを知る。ニューヨークにも入れず、帰国もできず、空港で暮らし始める。彼は父親との約束を守るため、ニューヨークに来たのだが・・・出演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ監督:スティーヴン・スピルバーグ2004年、アメリカヒューマン系の映画が好きな私が、なぜかまったく入り込めませんでした。空港も大好きなのに、なんでだろ?トム・ハンクス&スピルバーグですか! なら、ますます私のツボのはずなのに、ん~不思議。お父さんとの約束云々のくだりは好きですが、星1.5といったところです。人気blogランキングへ
May 29, 2007
先週から、ずっとだるさが続いており、ほぼ1日じゅう、ベッドの中にいました急に寒くなって、風邪気味なのに加え、やっぱり精神的な要因が大きいような気がします金曜に先輩隊員Nさんが、映像を見るためのソフトをインストールしてくれたので、やっとみなさんからいただいたデータが見られるようになりました。早速、「ダウンタウンのごっつええ感じ」や、青色のジャケットの「ルパン3世」(1972年の作品らしい)、2002年から2006年までのM1を見たりしました。以前にも書きましたが、私はその人の容貌や過去、必死にやっているのにできないことなどをけなす笑いが苦手です。アメリカザリガニやチュートリアル等の“すかし”の笑いに癒されました。人気blogランキングへ
May 28, 2007
同じ敷地に住んでいるアメリカ人ボランティアのTedが、来週6/2に帰国するそうです。Tedのためのサプライズパーティが、近くの町ゾンバでありました。Tedはドマシカレッジの敷地内に住み、ゾンバのマラウイ大学チャンセラー校で微積分を教えています。パーティにはドマシカレッジ、チャンセラー校のアメリカ人ボランティアやマラウイアンスタッフの他、NGOで働くマラウイアンたちなど、20人あまりが来ていました。先週からの体調不良に加え、ブランタイヤ行きの疲れが残っていたのでしょうか。意識が朦朧として、いつも以上に会話が成立せず、途中で帰りました。カレッジのマラウイアンドライバーが、家まで送ってくれたのですが、途中、わざわざ彼の家に寄り、「電気が来てないんだ」と、寄付を求められました。人気blogランキングへ
May 27, 2007
3か月に1度の安全対策会議のため、マラウイ1大きな都市、ブランタイヤに行ってきました。先輩隊員Nさんの情報によれば、ブランタイヤにてマラウイ大統領もやってきた、ワールドトレードフェアが開催中とのこと。少し早めに家を出たところ、会場近くでFさん、Sさんと偶然一緒になり、4人で向かいました。入場料はK100(約115円)。マラウイの農作物や文房具、給食プロジェクトなどの紹介だけでなく、ケニアやモザンビーク、台湾など他国からの展示ブースもあり、さしずめ、マラウイ流万博。会場では、Fさんの学校の生徒たちと会い、彼らはなぜか、日本人4人の写真も撮ってくれました私たちも日本代表、物産展の1つ??昼食には「せっかくだから、他国のモノを食べたいね」と会場を歩き回ったのですが、残念ながらチキン with シマ or チップスというThat's MALAWI フードしか見つからず・・・食堂の隣には、子ども向け遊具が2つ並んでいました。↑観覧車は当然? 手動です。インドでも手動観覧車を見ましたが、残念ながらこのパソには写真が入ってないや。代わりに? ミャンマーで見た手動メリーゴーランドです↓途上国の遊具は、手動が主流ですね。人気blogランキングへ
May 26, 2007
相変わらず、停電が多いです。水曜も朝5時過ぎから停電していましたが、この日も朝5時前から、正午過ぎまで・・・夕方、先輩隊員Nさんが寄ってくれることになっていたので、電気の復旧はあきらめ、ぬるいシャワーを浴び近くの町、ゾンバまで買い物に行きました。ここ数週間、日本人ご用達のお店Usaveで、鶏を見かけません。これまであまり馴染みのない、ムスリムの人のお店に行ってみたところ、鶏の胸肉をゲット!クリームシチューを作ってみました。私は、食材を一切持ってこなかったので、カレールウもシチュールウも持っていないのですが、シチューを1口食べたNさん、「これ、日本のシチュー?」ん~。喜ぶべきか、悲しむべきかデザートにプリンを作ったのですが、いつも買う牛乳パックが売っておらず、ビニール袋入りの牛乳でしてみたところ、見事に分離なぜ??? 恐るべし、マラウイの牛乳。人生で最も失敗のプリンでしたNさん、すいません。人気blogランキングへ
May 25, 2007
マラウイは、すっかり寒くなりました。夜、寝る時には毛布を使っていますし、日中もフリースやトレーナーを着てすごすことが多くなりました。なのに蚊がいるので、蚊取り線香を炊いています。急な気温の変化のためか、朝晩と日中の気温差のためか、あるいは精神的なものか、火曜からなんだか体調がすっきりせず、1日じゅう寝ていました人気blogランキングへ
May 24, 2007
今学期は、学校と一部生徒の要請に応じ、教科書の順番通り教えています。今は、栄養の話です。炭水化物は、体内で分解でき、エネルギーになる糖質と、人間の持つ消化酵素では分解しづらく、エネルギーにならない食物繊維からなると話したところ、一部の生徒から拒絶反応がありました。「糖質なんて、教科書にも載っていないし、生物でも習っていない。 そんなものは、存在しない」確かに教科書には、「炭水化物」としか書かれていません。ちなみに生物の教科書には、「たんぱく質は、エネルギーにならない」と書かれているそうです。日本では健康番組やCM等でおなじみの「カロリー」「食物繊維」といった言葉も、彼らは接する機会がほとんどないらしく、未知の言葉。その言葉の意味から説明せざるを得ず、普段の情報量の圧倒的な差 は感じます。が、教科書の情報量の少なさや、間違った情報を鵜呑みにしている彼らに、何を伝えたら良いのでしょう?国家試験で点数を取らせるためには、教科書の足りない情報で十分であり、さらに間違った知識でさえも、そう覚えさせるべきなのか?ん~。だとすれば、私がここにいる意味は皆無・・・彼ら、すごくプライドが高いんですよね。彼らのプライドを尊重しつつ、科学や真理の追究、学ぶ楽しみを伝えるなんて、野望を抱きすぎていたのかも。以前、友人が、教師に対する縛りが多すぎるという話をしていた時、「先生がラクにならな、生徒もラクになられへん」と言っていました。ほんま、教師が無理をしていたら、生徒もしんどいやろし、教師が楽しんでたら、生徒にも伝わるはずという、実感があります。相変わらず、ここで楽しめていない私・・・人気blogランキングへ
May 23, 2007
先週の土曜、Tedから「火曜にバーベキューをするから、おいでよ」と誘ってもらったので、Fさんと一緒に行ってきました。前回も不思議だったのですが、彼らのバーベキューって、外でハンバーグを焼いて、中で食べるんですよね。今回はハンバーガーになりました。「ハンバーグを7枚焼くだけで、あんなにチャコールいらないんじゃ?」と、Fさんも不思議がってはりました。先週末、ドマシに着いたばかりのアメリカ人女性も一緒でした。人気blogランキングへ
May 22, 2007
はじめの一歩(80)これも全然知らなかった漫画ですが、データをもらった78巻まで、10日くらいかかって読みました。おもしろいですね。一歩だけでなく、周りの人たちのドラマも、また、実際の試合ではあり得ない試合中の詳細な描写や、選手の気持ちなど、大変おもしろかったです。思わず吹き出してしまった小ネタも満載。久しぶりに観たくなりました↓ チャンピオン
May 21, 2007
前日のランチでお出ししたタンシチューの残りと、同じく残ったパン(1個9円弱)を簡単なサンドウィッチにしました。シチューは木曜から煮込み始めたのですが、土曜よりも日曜の方が断然、美味しかったです。時間かかるな・・・人気blogランキングへ
May 20, 2007
同じ敷地に住んでいるアメリカ人ボランティアのTedが、来月帰国してしまうそうで、近くに住んでいるBillと一緒にランチをしに来てくれました。写真を撮るタイミングを逃してしまったので、代わりに?夜ご飯の写真。回鍋肉と麻婆なす、卵豆腐、常備菜の五目豆、お昼の残りのポテトサラダです。また作りすぎちゃった以前は感激して食べていたこれらの食事も、あまり美味しく感じられなくなってきました。舌が肥えたのか、私の腕が落ちているのか・・・?人気blogランキングへ
May 19, 2007
SMASSE(理数科教師再訓練プログラム)のコアトレーナーたちによるミーティングがありました。今は、8月の研修会に向け、模擬授業案を作ってはります。生物ではすでに、アクティビティの内容を精査する段階に入っているそうですが、家庭科はまだ、授業案の添削の段階。学校の職員会議でもそうなんですが、こちらでは書類を延々読み上げ、誤字脱字のチェックを、みんなでしていくんですよね。みんなが集まれる時間は限られており、文法や体裁のチェックよりも、他に話し合うべきメインテーマがあるんじゃないか、時間がもったいないと感じる、せっかちな私。また、英語が全然わからないことに焦りました久しぶりに脳をフル回転させましたが、授業案が理解できず、内容までつっこめませんでした。悔しかったです家庭科の教科の目的や方法論といった本質にたどり着くまでに、英語という大きな壁が立ちはだかっていることが。訓練所、もしくはこちらに来た直後にこういう機会があれば、この7か月をもっと有効活用できたのではないかと悔やまれました。が、他人と過去は変えられない。今から、がんばらなきゃしかし、これだけ英語のできない私を、公教育の場に立たせてくれるマラウイの懐の深さというか、いい加減さというか、改めて感謝しました。最近、司馬遼太郎著の明治期の小説『坂の上の雲』を読み始めたのですが、小学校も出ていない登場人物が教員養成学校へ行き、教壇に立っています。マラウイのセカンダリースクールの教師も、約半分が無資格なのだとか(2000年)。マラウイのセカンダリースクールは、日本で言えば、明治期なのかもしれません。人気blogランキングへ
May 18, 2007
ハウスキーパー、マーガレットの次男、コータローは、ごはんが大好きです日本の名前をもらったからでしょうか?マラウイアンのなかでも白とうもろこしの粉を練ったシマが好きな人と、ごはん好きな人と二分されるようで、長男のサムはシマの方が好きなようです。今朝、私がおにぎりを作った残骸?調理台の上に、米粒をぱらぱら落としたままでしたマーガレットが掃除をすべく、それらの米粒を床に払い落としたところ、1粒ずつ拾っては、自分の口に運ぶコー・・・さっきポリッジ(おかゆのようなもの)を食べたばかりだったので、決して空腹に耐えかねてではないと思うのです。いくら米好きだとは言え、コーは、まるで鳥のようだと言ったところ、マーガレットも笑っていました。いやいや、笑ってないで、止めようよ私が子どもの頃、近所に、ありんこが運んでいるあめちゃんを取り上げて食べてしまう子がいましたが(日本人です)、子どもってすごいな・・・コー チェッカーズ『鳥になった少年の唄』人気blogランキングへ
May 17, 2007
先週の金曜、近くの町ゾンバへ行った際、ゾンバ近郊に住む日本人が、必ずと言っていいほど立ち寄るU-saveというスーパーの前に、白衣を着たお姉さんたちがいました。彼女たちの足許には、家庭用体重計が数台。吸い寄せられるように、ふらふらっと乗ってしまいました。げっ! 4月中旬に首都で計った時より、5kg も増えている一瞬、頭の中が真っ白になりましたが、よく考えれば、私はリュックサックを背負ったままリュックサックを白衣のお姉さんに持っていただいて、再度計ったところ、1か月前と変わらず。良いのか、悪いのかと、複雑な感情のまま、その場を立ち去ろうとしたところ、白衣のお姉さんに、声をかけられました。「フィフティ クワチャ」へっなんだかよくわかりませんが、有料の体重測定だったようです。一緒にいたFさんも、白衣のお姉さんに誘われてしまいました。Fさん「自分の体重、知ってるから。62kgだから」白衣「62kgなの? じゃあ、確かめなきゃね」まったく、商売上手ですFさんは毅然と断ってはりましたけどね。その50クワチャ(=60円弱)には、血圧計測も含まれているというので、貧乏性な私は、計ってもらいました。別に知りたくもなかったけど。上が110台、下が80台だったかな?脈拍数が、88 でした。かなり動揺していたに違いありません・・・ちなみに測定器は、オムロンでした。 デジタル自動血圧計オムロン HEM-762人気blogランキングへ
May 16, 2007
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