本の虫の読書ノート

本の虫の読書ノート

2023.04.07
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カテゴリ: 一人暮らし





新築で入居した団地は、55年過ぎた今ではすっかり古くなりました。
でも、すっかり居心地がいい「私のお城」と美智子さんは書いています。

ご主人が亡くなったのは7年前の79歳の時だそうです。
以来、この団地でのひとり暮らしを積極的に愉しんでいます。

この本を読んで一番私がホッとしたのは、80近くなって夫を亡くしても
しっかりした気持ちさえあれば大丈夫だと思えた事でした。

私は若いころも一人暮らしをした経験もなく、夫の親との同居でしたから、
常に誰かがいて「ひとりで暮らす」ことがまったくありませんでした。

だから、一人暮らしになったら生きていけるか?心の隅に不安があります。
夫がまだ元気なのに、ひとり暮らしの本があると読んでしまいます。

この本を読んで安心した部分は、好きなことが似ていたからです。

「自由に使える時間が贅沢にある。長生きのご褒美ね」と読書・裁縫・
映画鑑賞~家で過ごす時間が一番好き、と基本的にひとりが多い。

それでいて、安い料金で習える習いごとには積極的です。
その幅は広く、歌うことからマージャンまで。

私は還暦の時友人と「運を変えよう」とピアスの穴を開けたのですが、
美智子さんはお洒落を楽しみたくて、80歳でピアスをしたそうです。

そして一番驚いたのは、お孫さんと85歳で始めた「You Tube」。

見本になる人生の先輩がいるって心強い、と思えた一冊でした。

65歳で専門学校に1年通い調理免許も取得したからお料理にも工夫が一杯です。
88歳ひとり暮らしの元気をつくる台所(仮) [ 多良 美智子 ]

こんな風に年をとれたらいいな!とわくわくしてきましたよ。







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Last updated  2024.08.01 07:08:57
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