本の虫の読書ノート

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2023.05.05
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カテゴリ: ミステリー

脅迫電話と手紙で3度の身代金要求があったが…犯人は姿を現さなかった。


真犯人 小学館文庫 / 翔田寛 【文庫】

そして、事件発生から23日後、その子が遺体となって発見された。

犯人が捕まらないまま、あと1年で時効を迎えるという昭和63年、
特別捜査班を編成させ、事件の見直しを命じた男がいた。

それでも犯人はあぶり出せることなく、特別捜査班は解散された。

平成27年8月、静岡県裾野市で一人の男が殺された。
身元を調べるうち、誘拐された男の子の実の父親だった。

事件を追う刑事たちの執念で物語が進むので、面白かった。
しかし、事件の背景にある親子の愛憎が哀しい。


読んでいて刑事たちの苦労、苦悩、キャリア志向の上司への反感、
手に取るようにわかり、読みごたえがある一冊でした。


テレビでドラマ化されていたのは知りませんでした。
テレビでは、どう描かれているのか、ちょっと興味深いです。









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Last updated  2023.05.05 04:19:06
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蒼い芥子

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