ロボザムライ( 飛鳥京香・ 山田企画事務所)

ロボザムライ( 飛鳥京香・ 山田企画事務所)

ロボサムライ駆ける第七章 血闘場(8)


作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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http://ameblo.jp/yamadabook/ 



第七章 血闘場(8)

「よいか、反乱ロボットの諸君。今回は大目に見よう。首謀者を出せば全員を許そう」水野が言った。
「そうだ、その通りだ」斎藤が続けた。
「貴様たちも我々人間がいなければどうにもならんのだぞ」
 斎藤は憎々しげに言う。
 主水は反乱ロボットたちを助けようと
「いかん、ロボット旗本の方々、存分にお味方くだされい」
 主水は、飛行船で到着して傍観していた徳川空軍・旗本に言った。
「主水、止めるのじゃ」
 徳川公があわてて制した。
「なぜでございます。お上」
「よいか、我々は西日本を征服するのが目的ではない。我々東日本と西日本は政治体制が異なる。この制度、壊すこと、相成らぬ」
 徳川公のきつい怒りの言葉であった。
「さようでございます。さすがは徳川公」
 水野が喜んで言う。
「主水殿、お恨みもうす」
 山本が言った。
「主水のおじさん、肝心のとき、役にたたないねー」
 知恵がいう。首をうなだれる主水。
 反乱ロボットは、西日本都市連合政府軍によって収容されそうとなる。反乱ロボットは、軍に収容されるため動きはじめる。
(続く)
■ロボサムライ駆ける■第七章 血闘場(8)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
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