鎌倉日記(極上生活のすすめ)

難民キャンプの思い出


中国が経済開放路線を走り、もはや、社会主義経済とは思えない。だからと言って民主主義が確立されたわけでもなく。ときおり、起こる反日運動は政府批判をできない矛先を、反日運動なら当局も認めるという背景もあるようだ。

ロシアが崩壊して、東欧圏では貧富の差が広がっている。
そのためなのか。
アメリカでは、今、東欧圏の子供を養子にむかえるのがはやっている。
アメリカの若者の子は麻薬やHIVの関係で嫌われているようだ。
知り合いの話だと手続きにかかる費用は兄弟で10万ドルということらしい。
これが、相場なのか、高い金額なのかは、わからない。

養子をもらい育てるということは、微妙な心の問題とか、社会的な家族観、民族的な風習などいろいろなことが背景にある。
日本人はあまり養子を育てるということはしないが、欧米人のほうが抵抗なく、行うような気がする。

20年ほどまえだが、カンボジアの難民キャンプにいたとき、難民の子供たちを養子にむかえる人たちが定期的にバスに乗って現れた。体に障害がなく、顔立ちのいい子から、順番に引き取られていったような気がする。

彼らも、もう、大人になっているだろうな。と、ふと思う。
いろいろな国で、人生を送っているだろうな。とも、思う。
もう、彼らも子供を生み、次の人生が、どこかの国ではじまっているはずだ。



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