war 愚か者の詩

暗空


ある日 僕等に

軍部のお偉いさんが

有り難い有り難い

言葉をくれました


どうやらこの国は

戦争に巻き込まれ

そしてこの僕は

戦力になるそうです


今やっと整理がつきました

僕は...

僕は...


僕は戦争に行かなきゃならない


僕は戦争で死ななきゃならない


この腐った御国とくだらない大義のため


僕は戦争に行かなきゃならない



出兵前日に


女の子が一人


僕の袖を掴んで


大泣きしながら


「行かないで死なないで」って


日が明けるまで


離してくれませんでした


一緒に逃げよう


そうだ逃げよう



今やっと理解しました

僕は...

僕は...


ごめん僕は戦争に行くよ


僕は戦争で殺されるだろう


愛する君まで悲しみに暮れないように


僕は戦争に行かなきゃならない






誰もがが戦争に行きたくない


誰もが戦争で死にたくない



しかし誰も戦争を止める事は出来なかった


今まで誰かが戦争を止めた事はなかった


僕は愛したあの子に勝手な理由つけて


生きる事から逃げてる



ただ守りたいものがあるから...

それは腐った御国や大義じゃなくて...

ただ守りたいものがあるから...






今やっと辿り着きました

僕は...

僕は...



僕は戦争に行かなきゃならない

僕は戦争で死ななきゃならない

ほかでもない

かえられない

かけがえない

愛する君を守るために


僕は戦争に...!

僕は戦争に...!!

僕は戦争に...!!!






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