泡雪の日記

泡雪の日記

日本のにいた天才。芥川龍之介。


芥川龍之介を私から遠ざけていた理由。
明晰すぎて、凡人の私には、清すぎた。

私は、子供の頃から、聡明と評価されたが、天才や頭脳明晰な人と何処が違うかよく知っている。

天才では無い私が天才がどんなものか語ることは出来ない。
私には、凡人の持つ毒を語ることは出来る。
お調子者。
怠け者。
気分や。
自己愛。

責任の有る事に自分から、進んで取り組まない。
誰かが、必ずどうにかしてくれる甘え。
自分でするしかない事しか、着手しない横着者。

嫌いな言葉、「努力と根性。」
自分に拘りに対する潔癖性。
接しても交わらない。

凡人は悪人的な要素の自覚がある。
聖人君主や英雄を好まない。

凡人は自分の限界を見ることを恐れる。
自己愛故だ。

その≪毒≫が人間を守る唯一の物とさえ思って居た。
清さに危うさを感じていた。

そして、芥川龍之介は若くして、自害した。

凡人は要領や器用さばかりで、全て適当極める事が無い。
自殺からさえも、逃げ道を用意している。

人間として、芥川龍之介の苦悩を理解する年になった。
天才が15歳で気がつくことも、
凡人が3倍時間をかければ、理解できるようになる。

凡人が優れていることは1つ有る。
どんな場合にも逃げ道をどこかに用意している事。

天才は救う師を見出せないが、
凡人は必要なときに、天才の智慧を見出す。





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