亜矢羽ノ国

022+ガラスの靴



絶対に王子様なんかと縁はないと思っていた…。


でも。

一目見てしまったら。

この気持ちを止められなくなってしまったの。


どーしても。

なんとしてでも。

王子様と結婚したい…。


そんな時に。

家へガラスの靴が回ってきたの。


もちろん。私じゃない。

舞踏会には行けなかったもの。


でも。

足が入れば。

王子様と結婚できる…。



痛い。

ガラスの靴は、私には小さい。

でも。

平気。

苦しそうな顔なんて見せられない。

我慢して。

我慢するの。


計画通り。

王子様と結婚できた。


だけど。

靴を脱ぐわけにはいかない。


血が滲んで。

透明な靴が赤く染まろうとも。


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: