亜矢羽ノ国

049+迷路



手探りで進む。


ここは1度通った場所なのか。

それとも。

まだ通った事のない場所なのか。

それすらも分からない。


気付いたら。

暗闇の中にいた。

そっと歩くとすぐ壁に手がついた。

壁伝いに沿って歩くと道は曲がっていた。


何の手がかりもない。

ひたすら歩き続けるだけ。


どれぐらい歩いたのか。

時間の感覚もない。

どこをどう歩いてきたのかも覚えていない。


どうやって迷い込んだのかは知らない。

誰かの意図で置き去りにされたのかもしれない。


でも。

そんなこと。

全てがどうでも良くなるほど。

ここは暗く。

何もない世界だ。


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