AYSA'S DAYS

妊婦の日々


抱えての手術・・。誰も頼れる人がいなくて旦那と二人、不安な気持
でいっぱいだったな。結局入院中、病院には実家からは手術日だけ
継母が来てくれたのみ。祖母の介護をしている母はすぐに家に戻らなきゃ
いけなくて、やっぱり私は旦那と二人っきりだった。
後に、この時の事が旦那の心に影を落としてしまう事になるのだけど。
「僕が嫌いなのは、構わない。
  結婚を快く思ってない事も解ってる。
  でも、あの日あの時、君のDADDYは、君に会いにくるべきだったんだ」
 って・・・。色々な想いや不平、不満・・・いっぱいあったのは
わかってる。でも、それは全て置いといて、君は彼の娘なのだから。
彼は父親として娘に会いにこなければならなかったんだ、って・・・。

彼は今でもその事を思い出す度に胸が痛くなるそうだ。
そうだね、思い出せば結婚してから私達二人、いつもいつも二人ぼっちだったね。
それが嬉しくもあり、そして時にとてもとても不安だった。
自分の選んだ道、自分の選んだ人だけど・・・。
時にその寂しさや不安に押しつぶされそうになった。
そんな心からお互いを思いやる気持を忘れかけて、醜い喧嘩もいっぱいいっぱい
したね。諦めかけた事も何度もあった。
でも、私達夫婦が忘れかけてきた絆を又、取り戻してくれた人・・・
MY BABY GIRL!!!
出産へ続く・・・


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: