AYSA'S DAYS

VISITER


白いシャツを第一ボタンまできっちりと閉めて、とってもジェントリーだったっけ。
その日、彼は慣れない東京の気温や天候などで風邪を引いてしまい熱があったにも関わらずシャツを汗でびっしょりにしながら、訪ねて来てくれたんだっけ・・・。

そうそう、私の記憶が曖昧で・・。話が前後するかもしれないのだけど。



彼は来た直後から、私の家族に会うのをとても楽しみにしていた。
君のDadに会うのが楽しみだなーなんて嬉しそうに話す彼の横顔を見つめながら内心私は”???”って思ってたっけ・・・。


そんなある日・・・


あれは確かまだ朝の9時前だったと思う。
ピンポーンって私の家のチャイムが鳴った。
まだ寝ぼけ眼だった私は、なにやらEちゃんが慌てて玄関から戻って来て私を呼ぶのをぼんやりと聞いていた。

"Aysaちゃん、大変!!!!Jが来てるわよ!!!”

”え~~~~~っ!!!????”


どうしてここが???って。
しかも、ノーメイクでボロボロの姿を見られてしまう事に腹が立った(苦笑)私は、かなりぶっきらぼうにドアを開けた。
そうしたら彼の爽やかな笑顔(笑)
正装した彼が立っていた。



"what are you doing here??"


"I came to see you baby!!"


どうやら彼は、ホテルのフロントの人に私の住所を見せて、電車での行き方、乗り継ぎ方を教えて貰い、駅に着いたら通行人に聞き(?)・・って日本語をほとんど喋れなかった彼がどの様にして辿り着いたのかは未だ不明なのだけど。
anyway.無事に我が家の前へとなったそうだ。


だけど、よりによってこんなに朝早く・・・。
しかも私はパジャマだし、父親は奥でまだ寝ているし・・・。


あまりにもBad timing.


私の殺気(!)に気づいたのか彼はシュンとして


"I am sorry ...I supposed to call you first."

って、うなだれてしまったっけ。

慣れない土地で。
地図だけを頼りにrush hour の地下鉄を乗り継いでわざわざ会いに来てくれたというのに・・・。

まだ全然支度が整っていないからっていう理由だけで私は。
彼を家に上げることもなく、ホテルへと今来た道を帰らせてしまったんだっけ・・。



ひどい女だったね・・

本当に。




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