Running&Climbing

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第14回ほっかいどう24時間走

第14回ほっかいどう24時間走


2008年5月3日(土)~4日(日)



『今年はどんな楽しいことが』


興味はありつつなかなか参加の運びへと至らなかったこの大会。ようやく去年初参加しました。初日72km+2日目38kmの合計110kmを走破したことで当時(アノ大会)と表していたサロマ湖100kmウルトラマラソンに対する何かこう得体の知れない恐怖心を払拭することができたと自負しています。サロマでのサブ10というとてつもない目標を掲げた今年、謹んでこのほっかいどう24時間走にエントリーを済ませました。

当日は受付開始時刻の10時30分過ぎに会場であるモエレ沼公園へ到着し大会本部近くに荷を解きます。

公園1公園2公園3


走友会のメンバー2人が不参加となりそれは淋しくなりましたが、旧来からの仲間が数名今年も参加していました。 順不同にとし坊さん、ヨーイチさん、Beanさん、おまちゃさん、kuriさん、naruちゃん、やすさんetc。最後に登場は台車に荷物を満載し、その意気込みを猛烈にアピールしているyagiさん&いづみさんペア。著名女性ウルトラランナーであるNさんの顔も見えています。トン子さんも応援に来てくれました。

エントリー総数は男性:90名に女性:32名。例年よりもちょっぴり少ないかな。

距離表示1


4月20日に突如発症し、その後は一時的に治まった右足親指付け根の痛み。しかし4月29日の豊平川河川敷LSDが良くなかったか再び発症したその痛み。内科で血液検査をすると尿酸値は痛みが出るほどの値ではないとの診断。速やかにK先生の治療を受けました。いつも以上に献身的な治療により私は今日この場に立っています。当日早朝にはスペシャルドリンクの作り方さえ携帯メールで送ってくれました。指示通りのそれをこしらえてスタート30分前に至ったところで何とそのK先生が奥様を伴って現れるではありませんか?!この大会に参加している少なくとも4名の患者の応援に駆けつけてくれたのです。ありがたかった(感涙)

参加総数120名前後とコンパクトな大会のため、スタート10分前に点呼を取ります。五十音順にナンバーを振られたので私は若い番号。おっとり刀でスタート地点に出向くと間もなく名前を呼ばれ元気に返事をします。

開会式本部2


上は去年『がんばろう!夕張マラソンフェスティバル』大会会場で購入したサロマの 売れ残り Tシャツ。下はCW-X。シューズは過去にピンネシリ登山マラソンで一度だけ履いて出走した経験のある厚底タイプ。晴れ渡った青空に急に雲がかかりパラパラっとにわか雨が降ってきた。わずか3日前の4月30日には親指の付け根が痛み、得意先でも勤務先でも足を引きずっていたっけなぁ。K先生の治療でここまで甦り今日のこの日を迎えることができた。先生と奥様が温かい眼差しを我々に注いでくれている。俺がマラソンと出逢う遥か以前から心酔している治療に今後もこの身を委ねよう。

2008年5月3日正午:号砲一発。



『徐々に厚着へ』


案の定ヨーイチさんが突っ走っていく姿が見えています。去年はサロマでの設定ペースである6分/kmを厳守しつつ走ったものですが、今年はそうではなく自分自身が快適と感じられるペースでいくことに決めています。1周回目は12分03秒。スタッフである名物オジサンがハンドマイクを片手にナンバーを本部に伝えて我々の周回数をカウントしていくのです。

以下:11分42秒、11分37秒、11分29秒、11分18秒、11分12秒、11分12秒。ここで7周回の14kmを走破。喉の渇きと空腹感を覚えたので初めてエイドで足を止めます。アクエリアスとバナナとで腹ごしらえを済ませると再びモエレ沼公園内走路へ。

以下:14分02秒、11分10秒、11分29秒、11分25秒、11分29秒。午後2時20分11秒、24kmを走破したところで再び休憩。今度はしっかりと休憩を取り、徐々に重さが気になってきた厚底シューズからサロマでは100kmもの間この巨体を支え続けてくれたライトレーサーへ。そして長袖シャツへ着替えます。午前中よりかなり気温が下がった模様。

以下:21分49秒、11分27秒、19分25秒、11分30秒、10分57秒、11分26秒、11分19秒、14分30秒、10分50秒。フル通過タイムは4時間23分29秒でした。去年のサロマよりも休憩を多く取っている分5分ほどタイムが遅いようです。

応援に来てくれる人も多士済々。順不同にひでさん&なおちゃんご夫婦、kanapapaさん、そうたママさん、おおひろさん。おおひろさんは徐々に強まってきた風の下、1周回を並走してさえくれました。参加者のウェアも徐々に厚着になっていきます。かなり厚手と思われるウィンドブレーカーを着込む人さえ。

以下:10分53秒、24分26秒、18分30秒、11分18秒。ここで50km走破。タイムは5時間28分37秒。休憩を取る間隔が狭くなってきた理由の一つが、さすがにバテてきたこととウィンドブレーカーを羽織ったことも上げられます。特に第二折り返し地点から大会本部に向かう道筋がキツかった。モロに向かい風なんだもの。それでもあの伝説的悪天候だった2004年大会と比べたら生易しいものなのでしょう。

以下:11分39秒、11分50秒、39分28秒。←カレーうどんを頬張ったためと推測します。21分21秒、13分37秒。ここで60km走破。タイムは7時間06分36秒。

ここで右足の甲と付け根に痛みが生じてきました。先日発覚した親指の付け根とは異質のそれです。付け根の痛みはマラソンを始めた年の秋口に悩まされた経験がありますが、甲は初体験。1周回するごとに休憩を取っては屈伸等でその痛みを紛らわせようとします。

以下:16分39秒、12分54秒、12分47秒、18分27秒、12分49秒、24分33秒、13分05秒。ここで昨年を上回る74kmを突破。

本部3本部4


ここまで口にしたものはバナナ・コカコーラ・ウーロン茶・おにぎり十数個・カレーうどん・チョコレート・ビスケット・レモン・オレンジ・梅干・漬物(これが一番イケた) 74kmを走破しながらも体重が増加した公算大(汗)


朝の本部距離表示2


腹ごしらえをしようと大会本部に近づくといづみさんが「アザラシさん、おはよう」おそらくや不眠不休なのでしょう。恐れ入りました。更に粛々と静々と単調な走路を走るのはyagiさんとBeanさん。早朝からご立派です。

ここで登場するはユウトパパさん。明日の豊平川マラソンでは疾風の如き走りを見せてくれることでしょう。これは応援に行かねば。足の調子を尋ねると快復傾向だそうで一安心。続いてはじろーさん。なんとお懐かしや(感涙その2)。更には昨日に引き続いてそうたママさん。早朝からありがとうございます。

ここで今大会の走路をご紹介しましょう。広大なモエレ沼公園内にあるアスファルト道路の片道1kmを利用し赤いコーンが置かれている第一第二折り返し地点をただただひたすらに往復するのがこの大会です。左から右へどうぞ。

走路7走路8走路9走路10走路11走路12走路13走路14走路15走路16走路17走路18走路19走路20走路21走路22走路23走路24走路25走路26走路2走路3走路4走路5走路6走路7


大会本部から第一折り返し地点へは700m、第二折り返し地点へは300mなのでたとえ重篤な故障をしたとしても最長700mを這うことさえできれば救護班が待ち受けてくれているので精神的にもとても安心です。

午前何時頃だったでしょう。おそらくや8時台ではなかったか、走路脇にひっそりと佇む男性の姿に気が付きました。瞬時にして2004年の記憶が甦りました。(59ゴール)を果たした2004北海道マラソンの中島公園で真っ赤な目をした私やミノルトト同志と一緒に私の父が構えるカメラに向けて笑顔を送ってくれたスーパーペガサスさんです。じろーさんに続いてお懐かしや(感涙その3) 大会本部へ取って返しそこでしばしの会話を。どうやらこの春の転勤で北海道へ、それも札幌勤務になったそうなのです。さっそく携帯のアドレスを交換したのは言うまでもありません。ホントに懐かしかった。スーパーペガサスさん、酒席へのお付き合いはいつでもOKですよ~。

以下:12分14秒、13分38秒、11分40秒、11分47秒、11分30秒、19分05秒、17分28秒、10分05秒。←この88kmから90kmの区間は疾走したっけなぁ・・・(笑)

そろそろシンドくなってきたところなのでスーパーペガサスさんの登場は渡りに船でした。それが証拠に次の2kmは25分05秒もかかっているもの。
以下:20分44秒、28分22秒、15分39秒。休憩のする時間の方が遥かに長くなっていますね。



『突如終焉』


胸突き八丁を迎えたところで至ったのは100km。スタート後21時間53分58秒を経過していました。しかし去年のように派手なガッツポーズをすることは控えました。何故ならちょうどこの時、走路脇に・・・。詳細を記すことも敢えて控えます。去年の走破距離110kmを何としても破る決意で臨んだ今大会でしたが、このことで一気に意欲が消え失せてしまいました。その結果としてこのあと2往復4kmを加えた104km、22時間26分32秒(5月4日午前10時26分)、大会フィニッシュまで1時間半と少々を残し、私の第14回ほっかいどう24時間走は突如終焉を告げたのです。なんとも残念で不完全燃焼の幕切れでした。来年は走路脇に惑わされない強靭な精神力を身に着けたいものです。


~50km:5時間28分37秒。

50km~100km:16時間25分21秒。

100km~104km:32分34秒。




本部5距離表示3戦いの跡




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