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Running&Climbing
2008北海道マラソン
2008北海道マラソン
2008年8月31日(日)
『全く気乗りのしないお祭り』
この大会に初参加した2004年は7月上旬だったかに参加承認証が自宅に郵送されてきただけでうれしく、また感動さえしたものだった。しかし今年は全く違う。6月22日のサロマ湖100kmウルトラマラソンを欠場し、7月6日のピンネシリ登山マラソン30kmはどうにか参加したがその後3週間に亘る完全ランオフ。その間2度あった週末は休日出勤仕事と真っ昼間からの酒に明け暮れた結果、夏の大一番前月としては異例の87kmという月間走行距離に終わった。
そんな私だったが振替休日の8月4日に突如こんなことが脳裏を過ぎった。(このままじゃいかん。こんな生活を送っていたら俺は全てを失うことになる。走ろう) しかし約1ヶ月ロング走を怠ったツケは大きく、17~8km付近でガス欠とめまいと持病の不整脈にヤラれて散々な経験をした。北海道マラソンの胸突き八丁場所である新琴似一番通りをこの大男がランシャツ・ランパン姿でトボトボと歩く姿はさぞ人目を引いたことだろう。
その後は女房の実家を訪問した時の3時間走とお盆休み中の北海道マラソンコース試走+αの40km走を重ねたためそれ相応の手応えを得ることができた。(出走さえすればこの大会念願のサブ3.5はイケそうだな)と。しかしその後の不愉快な出来事で私のモチベーションは再び急降下。ある重大な決断に加えて北海道マラソン不参加を決めたのだ。
ところがここで私を救ってくれる人が現れた。女性走友のマミックさんである。退社後に所用で実家に寄り、母親に北海道マラソン不参加を伝えてから帰宅する途中で携帯にメールをいただき、あるサプライズ記事を教えてくれたのだ。そして大会前日のナンバーカード引替え時さえも出走の決意ができず、正午過ぎまでパジャマ姿でゴロゴロしていた私を「そろそろパークホテルに行きましょ」と誘ってくれたのだ。上記お盆休み中の北海道マラソンコース試走+αの40km走にもお付き合いいただいたマミックさんの北海道マラソンへ向けた純粋たる熱意で私の胸は大いに高鳴った。結果『すったもんだ』 『二転三転』 『右往左往』 いろいろとあったがこれをもって5年連続となるナンバーカード引替えを済ませることができた。
『不惑不動』
当日は目覚まし時計を使うことなく自然な朝を迎えることができた。筋トレを全くしないでこの大会に臨むのは去年に続いて2度目のことだが、今年はもう一つ試したことがある。ハーフ以下は前日、ハーフは2日、フルは3日、それ以上の距離の大会に参加する場合は4日を休肝日とする私が初めてフルの前日に第三のビール500mlを2本あおって休んだのだ。おかげで前夜の寝付きもスンナリで当日の目覚めもスッキリ。1年365日のうち間違いなく350日は酒を飲む私なので、大会前日だからといって不慣れな休肝日設定を無理にすべきではないのだと痛感した次第だ。
去年までは自宅の最寄り駅や真駒内駅で走友と待ち合わせてワイワイガヤガヤと真駒内競技場まで向かった私だが、今年は全くの単独行動に終始した。一緒の行動に誘っていただけなかったこともあるが、単独行動をすることで無用な?会話や気遣いを避けマイペースで行動したかったから。真駒内駅からゆっくりと30分近くかけて集合場所に到着してからも、傍目には仏頂面と映ったであろう程に無表情で単独行動をした。心がザワザワしそうになったこともあったが内心で(不惑不動)を唱えて平静状態に身を置くことを心がけた。競技場に入る前もあちこちに顔を出して再会を喜ぶことでの疲労を招くことなく心静かに号砲を待ったのだ。その間5ッ切りのロールケーキとおにぎりと素甘と食塩とアスリートソルトをふんだんに腹に流し込んだ。
競技場内に入ってからも旧友の姿を確認できたが一切のコミュニケーションを図ることなく400mトラックを軽~く2周して集合場所へ着く。4~5人横の真っ赤なウェアに身を包んだ人が私に合図を送ってくれた。旭川の高速ランナーaonoさんである。aonoさんありがとうございます。今度は3~4列前に位置するサラサラヘアーのランナーが私を見つけて目配せしてくれた。(元祖)パパさんだ。パパさんありがとうございます。俺には仲間が大勢いてくれるのだから妙な疎外感を覚える必要はないのだ。そうなのだ。血の一滴まで燃焼し尽くして5年連続のゴールを目指そう。
号砲一発。
『マイペース』
ロスタイムは13~4秒。ほとんどストレスは感じない。札幌マラソンの時とは逆に南側から公園内走路へと足を進める。渋滞がひどいがストレスとなるほどではない。陸連未登録選手との合流地点では少々混雑する。ここで少々驚いたのは大きな番号の選手が私の前を走っていたこと。私レベルだとよほど良いタイムでエントリーをしないと陸連登録の前方からスタートできないが、未登録の部だと3時間20分弱の持ちタイムでエントリーするとほとんどロスタイムなしでスタートが叶うらしい。来年は一般の部で参加してみようか。
ここでレース前に私が目していたラップを公開しよう。それは、
スタート~5km:26分00秒。
5km~10km:23分30秒。
10km~15km:23分30秒。
15km~20km:24分00秒。
20km~25km:24分00秒。
25km~30km:24分00秒。
(スタート~30km:2時間25分)
30km~35km:25分30秒。
35km~40km:26分00秒。
40km~42km:11分30秒。
42km~42.195km:01分00秒。
ゴール:3時間29分00秒。
5km~15kmまでの下りに乗じてペースアップし、30kmを2時間25~6分で通過すれば5月までの旺盛な走り込み貯金でサブ3.5を成し遂げられるというもの。
黒人選手を含む先頭集団を見送り、己がT字路になっている第一折り返し地点をUターンするとほどなく5km。
5km地点通過:25分31秒。順調。
スタート直後のロスタイムとその後の渋滞を割り引くと順調すぎるラップを刻んでいる。右折して一ヶ所目の給水では上手い具合に水を手にすることができた。下りを利して加速すると走友会の面々を次々と交わしていく。真駒内アイスアリーナの前から左側通行となり私を含むランナーたちは極力木陰を選ぶのだが、センターライン側を走る背中が見える。ミッキーかミニーかわからないが派手な帽子をかぶった人だ。この人とはこの後何度も遭遇することになるのだが、この時は露ほどもそんなことを知らないのだ。
自衛隊を右に見ながら走りを進める。ミュンヘン大橋に向かう道の右側には大規模書店が見える。初めて札幌マラソンに参加した6年前は10kmだったので両親がこの辺りで応援してくれたのを思い出した。沿道の大観衆に目をやり終えて前を向くと程なく10km地点。
10km地点通過:49分36秒。この5kmのラップ:24分05秒。ほぼ予定通り。
平岸街道へ。平岸小学校のマーチングバンドの姿が見えず、オヤッ!と感じたがすぐに思い出した。去年から演奏場所がもう少し先に移ったのだった。そして彼・彼女等はいた。今年もいてくれた。曲の記憶はないのだが今年も鳥肌を立たせてくれた。やはりこの大会に参加して良かったと痛感した。
西友の前には給水場所がある。しかしここでは泡を食って水をもらう必要はない。何故ならばこの先すぐのところに両親が塩水を持って待ってくれているから。そして両親は今年もいてくれた。この不肖の息子を待っていてくれた。母に紙コップとバナナ半分とを手渡され、100m前方にいる父に空きコップを手渡す絶妙のコンビネーションだ。
(ありがとう、親父・お袋。俺、この先のレースも、そしてこれからの人生も走り続けるよ)
勇壮な平岸天神太鼓に見送られて平岸街道を進む。北海学園大学の前には元得意先の女性、それに私と同じ勤務先の人が応援に来てくれているのを知っていたので自然とペースアップする。そしてその女性はいた。しかしその人は私の目の前を走っている小柄な中年女性に目を奪われていて私には気付いていない。止むに止まれず 「○ちゃん! ○ちゃん!!」 「おお~っ!頑張るんだよ!!」 私より8歳も年長のこの人を(ちゃん)呼ばわりしたことに今でも良心の呵責を禁じ得ないのだが。
そのすぐ先のセイコーマート前にも勤務先の人がいてくれた。この人は私が号泣初ゴールを果たした2004年に同じくこの大会に初参加し中島公園で歓喜の抱擁をしたものだが、その後は参加を見送ったりDNFが続いている。生意気ながらその人へのエールであり自分へのそれでもある 「絶対にゴールしますから!」 の言葉を残してそこを走り去った。
15km地点通過:1時間13分07秒。この5kmのラップ:23分31秒。計画通り。
如実に感じられるぐらいの下りが一段落したことでここからは己の力だけが試される。JRの下を潜るアンダーパスでは橋上で何か撮影していることに気付く余裕さえ。アンダーパス内は普段走ることが許されないのでセピア色の壁は一年ぶり。軽やかに上りを駆け上がるが疲労感は微塵もなし。サロマ前までと8月に入ってからの旺盛な走り込みが今のところ吉と出ているようだ。ある先輩ランナーに追い付き追い越す。この方は7月下旬にハムストリングスの肉離れで参加が危ぶまれた人。よくぞここまで力走してきたものだ(結果:肉離れがレース中に再発し20kmでリタイヤ)。 「調子が良いので行けるところまで行ってみます」 「はい、頑張ってよ」 この方には本当にお世話になったのだ。
元得意先の前を通過して北24条通りを西進。打ち合わせ通り創成川の橋上に母がいてくれるはずだと思いながら沿道に目をやっていると 「アザラシさん!」 「ん!」と振り返るとそれはNO.71さんだった。内心(おおっ!よくぞここまで俺を先行してきたものだ)と感心しつつ後ろを振り向きながらしばらく走ったので母からのバナナを手渡されずに終わってしまった。その先にはシックなスーツに身を包んだジュンジュンが。 「○○(本名)さ~ん!」 大きく手を振り 「おお~っ!」 ありがたかった。そうか、元祖仲良し女性走友のジュンジュンは長期研修から帰札していたのか・・・。迂闊だった。
20km地点通過:1時間37分08秒。この5kmのラップ:24分01秒。予定とほぼ一致。
いつもならば違法駐車の車でごった返す北24条駅付近が今日は整然としている。響くのは鈴なりになった沿道からの声援。その声援全てが自らへのそれだと置き換えてパワーにするのだ。
ハーフ地点通過:1時間42分22秒。この1.0975kmのラップ:5分14秒。
新川通りへ右折すると間もなく大ベテランの知り合いが何かを手にして待ってくれていたが、ほんのわずか手が届かず残念。更に右折して琴似栄通りへ。ここで例年男子先頭ランナーとすれ違うのだがそのタイミングで今年の己の位置関係を憶測するのが楽しみなのだ。そして佐久長聖高教と書かれた先頭ランナーを見かけたところで自分の位置を確認する。速い。今年は速い。間違いなく先頭ランナーとすれ違った位置が例年よりも遅い。遅いということはタイムが良いことなのだ。中だるみ気味だった己の精神に俄然凛とした何かが充填されるのを実感した。
新琴似一番通りへ左折。300m程行った先の沿道には女房の姿が。温い番茶と小さな塩むすびを2個手に待ってくれていた。去年はロールケーキを預けていたのだが、受渡しが上手くいかず蟻のエサにしてしまったので注意深く手に取ることが出来てホッとした。よし!元気百倍だ! その前後にYOKKOさんが給水エイドにいてくれた記憶がある。 FRUNの幟の下にはNAOJIさんの姿も。嗚呼ありがたい。
レース前に母から言われていたことがある。25kmの手前辺りで母の知り合いが私の応援をしてくれているそうなのだ。ナンバーを事前に教えてあったかららしく、老年女性(失礼!)がコースに飛び出してきて私にペットボトルを手渡してくれる。突然のことではあったがおおよそ聞いていた場所だったので驚かずに済んだが、これが突然の出来事だとアテネオリンピック男子マラソンのバンデルレイ・デ・リマ選手のような状況になるのじゃないかとさぞビビッたことだろう。
25km地点通過:2時間01分13秒。この5kmのラップ:24分05秒。順調順調。
福ちゃんに洞爺湖マラソンでサブ3を達成したランナー、更に元同僚にエールを送る。あまりに大声だったからか楽走のとしちんさんに声をかけられる。左折して追分通りへ。ここの私設エイドにゼリー飲料を預け入れてあったのだが、手渡されるのではなく数多い中から自分で探し当てて持っていかなければならないので速度を緩めるのがイヤだった私はそこをパスした。そのゼリー飲料が私の手元に戻る機会は未来永劫ないだろう。
峻険な崖の如く立ちはだかる稲積橋。2週間前に単独コース試走をした時も合同試走をした時も緩やかに映ったこの橋が今日は私に牙を向けている。ましてやその橋に臨む直前で持病である左腸脛靱帯に激しい痛みが走ったのだ。距離は28km。まだ全体の3分の2に過ぎない。これは困った。潤沢に用意されているエイドで紙コップを手にして痛む部分に水を集中的にかけることでいくぶん症状が治まったが暗雲が立ち込めた28kmだった。しかし私の意欲に水を注されることはない。例えジョグ状態に陥ったとしても私は前を目指すのだ。
第二折り返し地点の赤いコーンに軽くタッチ。ちかたんがいるのが目に入る。いつもながら絶妙の位置にいる。知り合いのランナーが苦しげに走っていて沿道からバナナをもらっている。その先にいた別の人に私もバナナをいただいた。稲積橋上の反対側走路には知り合いの姿が大勢見えるが私はもう声が出ない。唯一今年の洞爺湖マラソンを3時間17分台で走った知り合いが苦しげに喘いでいる姿を見て檄を送ったぐらい。
30km地点通過:2時間25分55秒。この5kmのラップ:24分42秒。腸脛靱帯の痛みと稲積橋の起伏でラップが急激に落ちている。
『胸突き八丁』
去年11月に参加したつくばマラソンでは3時間20分を切りたいあまりに30km通過タイムからその後のラップを計算してしまいひどい目に遭ったので今日は無駄な計算をすることは止す。右折して再び新琴似一番通りへ。正直言ってこの先の記憶はほとんどない。ただただ左膝が痛み、太腿を中心とした全身に疲労が蔓延し、とにかくシンドかったことぐらい。しかし8月4日の単独LSD時にガス欠と熱中症になってトボトボとここを歩いたことを思い出せばこれぐらいの疲労が何だってんだ! 例年ならば塩むすびを差し入れてもらったところに女房が復路でもいてくれるのだが、今年は私のたっての希望で中島公園にいてもらうことになっている。故に今日の復路に女房の姿がないのは明白。
「はい、○○○○番、沿道へ上がってください」噂には聞いていたがこの冷酷なアナウンスを耳にするのが実は初めてのこと。続いて「こちらは大会事務局です。ただいま週末ランナーが通過いたしました。皆様のご協力ありがとうございました」 その先には収容バスが数台。その周りとその中には無念の表情表情表情・・・。
(くそっ!俺は頑張るぞ!)
長い長い3.8kmにも亘る新琴似一番通りを経て琴似栄通りへ右折。私の口は開き鬼の形相になっていることだろう。ここでお母さんに連れられてきたらしい幼い女の子が両手に持っていた3個の氷をいただき大声で「ありがと~」 この氷は今の私の命綱だ。1個を口に入れて残りの2個を両手に鷲掴みし、首筋と肩と両腕と両太腿とをアイシングして痙攣を防ごうとする。その間も紙コップの水とスポンジとで頭の先から膝までをとにかく冷やした。もしかすると42km強のうちでこの辺りが最も苦しかったかもしれない。
35km地点通過:2時間51分36秒。この5kmのラップ25分41秒。ついに5分/kmを上回った。
新川通りへ。去年の完走記にも書いたはずだが、2度目の参加となった2005北海道マラソンで完全にガス欠状態に陥った私はめまいさえ起こしながらフラフラとこの通りを走っていた。そこに見知らぬ人からもたらされた1本半のバナナとチョコレート2個。これ等によって私は立ち直ったのだった。今日のレースは事前にかなりのカロリーを摂っていたためかバナナ1本と小さな塩むすび2個だけでここまで至り、また空腹に苛まれる感覚がなくて済んだのは幸甚だった。
太腿を筆頭とする身体全体の疲労感と腸脛靱帯の激しい痛みに耐えながら北24条通りを渡ると、再び大ベテランの知り合いが固形物を手に待ってくれていた。しかし前述のように空腹感を覚えていない私はその申し出を断った。この方にもう会う機会はないのでありがたく拝受すべきだったかもとほんの少しだけ後悔している。
その先の石山通りの直線はとにかくつらかった。右後方から照り付ける西日と延々と続く直線。しかし腕を振り、2m先だけに視線を落としてひたすらに進む進む進む・・・。
父がいる。バナナか何かを私に手渡そうとするが、ほんのわずか迂回することが出来ず受け取れずに終わった。その先200m程のところに母もいる。やはりチョコレートか何かを手渡そうとしてくれるのだがどうしても迂回することが出来ないのだ。人間の身体は限界にまで至ると逆にそれまで粛々と行ってきた行為に変化をつけることが出来ないのだと改めて知った次第である。
植物園の手前でこんな声援がかかった。 「あと20分頑張ったら3時間半を切れるぞ!頑張れ!」 応援のプロのようだ。その先を左折して北大通りへ。ここがまたキツかった。しかしここでの救いは木陰があったこと。一番右側の道路を走って後方からの強い陽射しを避けつつ喘ぎつつ40km関門を目指したのだ。そしてここに力強い援軍がいてくれた。楽走の幟だったかを掲げたみっちぃさんとOgakunの姿だ。みっちぃさんとは洞爺湖マラソンのレース中以来でOgakunとは昨日のパークホテル以来の再会。みっちぃさんがここにいるということは故障が原因なのに違いないし、Ogakunも記念すべき初フルを今大会で飾るはずだったのがやはり故障でDNS。口幅ったいことを言うつもりはないが、この人たちの無念の分まで中島公園へ全力で向かおうと決めたのだった。
40km地点通過:3時間17分20秒。この5kmのラップ:25分44秒。どうにか5km26分まで落ちずに済んだようだ。
札幌駅前通りを右折。どこだろう・・・、三越の辺りだろうか 「○○(本名)さ~ん!」 と声援が飛ぶ。シックなスーツに身を包んだジュンジュンだ。 思わず 「3時間半切れそうだ~!」 と大声で叫ぶ。 ついにゴールタイムを予想してしまった。これは禁断の行為なのだが、残り2kmの看板のところでサブ3.5まで11分以上の余裕があったのでかなり大目標達成を確信した。
最後の給水でも紙コップを2~3個手にして頭と首筋と肩と両腕と太腿と膝に水を浴びせる。ガス欠兆候はない。よし、これは3時間28分台を狙ってやろう。すすきの駅の交差点を進む。南5条の交差点を進む。南6条の交差点を進む。ボランティアとして沿道整理に立っている人から声援がかかる。しかしキツい。苦しい。シンドい。膝が痛い。
南10西3の看板が見えてきた。いよいよ聖地『中島公園』だ。前日コース下見をした時にはあれこれと余計なことを考えてしまったが今日はレースに集中している。というか他の事に頭が回らないと言うべきか。黄色いテープが貼られて走路の確保がなされている。ありがたいありがたい。そう思うと苦しいながら笑顔が込み上げてきた。良かった、本当に良かった。この大会に今年も参加して本当に良かった。いろんな人の手助けがあって私は今年もここまで来ることが叶ったのだ。
ラスト100mの直線で帽子とサングラスを外す。(2004:号泣) (2005:歓喜) (2006:気合) (2007:感謝) に続く今年のキャッチコピーはズバリ (笑顔) バンザイしながら最高の笑顔でゴールラインを割る。
参加して本当に良かった。
以下計画
~5km:26分00秒。
5km~10km:49分30秒。(23分30秒)
10km~15km:1時間13分00秒。(23分30秒)
15km~20km:1時間37分00秒。(24分00秒)
20km~25km:2時間01分00秒。(24分00秒)
25km~30km:2時間25分00秒。(24分00秒)
30km~35km:2時間50分30秒。(25分30秒)
35km~40km:3時間16分30秒。(26分00秒)
40km~フィニッシュ3時間29分00秒。(12分30秒)
以下実績
~5km:25分31秒。
5km~10km:49分36秒。(24分05秒)
10km~15km:1時間13分07秒。(23分31秒)
15km~20km:1時間37分08秒。(24分01秒)
20km~25km:2時間01分13秒。(24分05秒)
25km~30km:2時間25分55秒。(24分42秒)
30km~35km:2時間51分36秒。(25分41秒)
35km~40km:3時間17分20秒。(25分44秒)
40km~フィニッシュ:3時間28分11秒。(10分51秒)
~ハーフ:1時間42分22秒。
ハーフ~フィニッシュ:1時間45分49秒。
もう一度言おう。今年もこの大会に参加して本当に良かった。
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