Running&Climbing

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第24回豊平川サーモン駅伝

第24回豊平川サーモン駅伝


2009年9月23日(水・祝)



『4年ぶりの参加』


昨秋入会させてもらった走友会。走力は千差万別といえメンバーの年齢が近く、とても居心地の良い環境です。サブ3ランナーであり中心選手でもあるAさんからのお誘いを受けて参加したのが豊平川サーモン駅伝です。これは4年ぶりのこと。

当日は札幌市営地下鉄南北線の南平岸駅で下車し、ゆっくりと20分歩いて会場へ到着しました。時刻は9時50分。

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懐かしい光景です。


集合場所へ到着するとまずは北海道マラソン以来の再会をメンバーと愛でます。その大会直後に発覚した体調不良によりすっかり調子を崩してしまった私とは違い、メンバーは好調の様子。おにぎりを1個平らげてから軽くアップを始めます。

今大会、我が走友会は2チームを編成し、一般混成組に参加します。私はその片方のチームのアンカーという大役かつ分不相応な役を任じられました。11時15分がスタートで8km~5km~3km~5kmと襷を渡されるので、私が出走するのは完全に午後のこと。なのでアップをしつつ我がチームやよそのチームを応援したり、旧友との軽い会話を楽しんだりして時が経つのを待ちました。

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1走のエースが予想に違わない力走を見せて2走へ。徐々に私の心臓は高鳴ってきます。しかし慌てても仕方がないので軽いアップを継続。

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4走の人がスタートするのを見届けたいと思っていましたが、襷渡し場所は混乱を極め何がなんだかわからない状態。スタッフのお姉さんは退屈そうに伸びをしていますが(笑)

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4走のメンバーが苦しげに走ってきました。いよいよ襷を手渡されてスタート。

右側からおおひろさんが声援を送ってくれています。若干の追い風と少々の下り坂を利してまずは体感で4分程度。まもなくユウトパパさんとすれ違います。速い!

後ろから走り寄る足音が聞こえていますが、私の目は1.5km先の折り返し地点を見やります。南22条大橋と南19条大橋をくぐるとその先に折り返しがありました。クルッとUターンすると結構な向かい風。ほんのわずかとはいえ上り坂になっている豊平川河川敷なので、この先の2.5kmがポイントとなりそうです。走友会のメンバーとエールを交換。

真っ赤なウェアに身を包んだランナーにまずは抜かれます。この人は大会でもよく顔を見かける人で、その走力を知っているので脱帽です。続いて軽く手を挙げながら追い越していく人が。スタート前に会話を交わしたUGさんです。速い速い、さすがのスピード。全くついていけません。

襷渡し場所で声援を送られて更に上流へ。ミュンヘン大橋と藻岩橋までがとにかく遠い。練習不足とウェイトオーバーとで激減している走力。特にスピードがガタ落ちです。ここいら辺りでの体感は4分10秒ぐらいまで落ち込んでいたことでしょう。

ようやく第二折り返しを過ぎてゴールを目指します。苦しい。苦しくてなりません。しかし現段階で最良のパフォーマンスを体現します。走友会のメンバーと2度目のエール交換。

ミュンヘン大橋を過ぎて軽く右にカーブすると人垣が遠くに見通せます。苦しさのあまり内心(あそこがゴールなのか?そうであって欲しい)と願いますが、さに非ず。実はそこからまだ4~500mあるのです(汗)



全力で私は走る走る。腹を揺すらせながら走る。呼吸が苦しく脚もシンドく腕も重たくてたまらない。しかし私は全力で走る。旧知の人たちがチーム名と名前とを叫んで応援してくれている。軽く手を挙げることしかできないのを胸中で詫びながら私は走る。

緑色のテントが見えてきた。いよいよゴールだ。一般男子組の人が猛スピードで私を追い抜く。私は腕を振る。懸命に振る。私は息を吸い吐く。懸命に吸い吐く。私は懸命に走る。懸命に走る。 


そして苦悶のゴール。ランニング唯一のチーム競技である駅伝。襷をゴールさせられて本当に良かった。


8km:33分06秒










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