c - Rakuten Inc
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
023955
ホーム
|
日記
|
プロフィール
【フォローする】
【ログイン】
ハルジオン
ハルジオン
(私・・・ここで死ぬかもしれない・・・)
闇が、すべてを覆い尽くしている。
前も後ろも、今ここが何処なのかもよく判らない。
ただ判るのは、私は今大きな木の幹にもたれて、死にかけてるってことぐらい。
(・・・そっか、任務・・・ちゃんとできなかったんだ・・・)
やっとのことで、それだけ思い出して、私は荒い息をつきながらうずくまった。
(思えば・・・なんてない生き方してたな、私って。)
里で育って、忍の修行をして・・・一人前になって・・・それなりに、任務もこなしてきて・・・
他の人たちと、何ら変わらない・・・・下っ端の、忍者。
忍として、優れているわけでもない。皆も認めるようなすごい功績を残したこともない。
至って、並に育ってきた。
(たしか、死ぬ間際って、走馬灯みたいになるんだよね・・・?)
昔の思い出を、思い出す、走馬灯。それすらも・・・
(全然、思い出せないな・・・・いいことなんて、何もなかったから・・・)
突然、涙が出てきた。
それは、死ぬかもしれないから悲しいのではなくて。
今まで、生きてきて・・・・自分が、なんの変哲もない雑草に思えて・・・別に、私なんかが死んだって、誰も悲しまないんじゃないかって思って・・・だから、悲しかった。
(私が死んで、誰かが、悲しんでくれる?泣いてくれる?)
(・・・ううん、そんなことないよね。きっと、何もなかったかのように・・・皆、私のことを忘れてしまうよね・・・)
「・・・もう、いいよ・・・」
「・・・ぶ?」
(・・・何?私、死んだんじゃ・・・?)
「大丈夫?」
「!!?」
あれ・・・?
「私、生きてる・・・?」
「?びっくりしたよ。任務帰りに、この森を通りかかったら、君が倒れていて。俺がみつけたからよかったものの、他の里の奴らに見つかってたら、えらいことになってたと思うから。」
「あ、貴方が・・・助けてくれたの?」
「うん、まァ、そうだけど。」
そうなんだぁ・・・私なんか、助けても・・・何も、ないのに。
「ん?・・・どうしたの?嬉しそうじゃないね。」
「えっ?いいえ、別に・・・なんでもないわ。ただ・・・」
「ただ?」
「なんで・・・私なんか助けたの?」
ちょっと聞いてみただけだったのに、彼は面食らった感じで、私を見た。
「なんで、助けただって!?」
私は、ちょっと怖くて、小さく、コクリ、とうなずいた。
「そんなこと!!何言ってるのさ!!君は俺の仲間じゃないか!!なんで助けたのって・・・俺が訊きたいよ、何でそんなこと言い出すのか。」
「だって・・・」
瞬時迷い・・・私は恐る恐るいってみた。
「私って、誰にも必要とされてないから・・・」
「・・・ハイ・・・?」
「?・・・おかしい?」
「あ・・・いや、おかしいっていうか・・・君って・・・どうして、そう思うのさ。」
「・・・私、里のために尽くしたこともないし、すごい功績を残したこともないの。それで・・・いざ死ぬかもしれないって思ったら・・・誰も、私が死んだって、なんにも思わないんじゃないかって・・・そう、思うの。」
彼は少し考えると、今度は穏やかな眼で私を見た。
私は・・・何故だか知れないけど・・・その眼が、すごく好きになった。
(綺麗・・・この人の、眼・・・)
ぼんやりと、そんなことを考えてたら、彼か口を開いた。
「・・・馬鹿だなぁ。誰も、そんなこと思っちゃいないよ。寧ろ、皆悲しむだろうさ。きっとね。」
「でも・・・」
「少なくとも」
「え・・・?」
「俺だけは・・・・君のために泣けるよ・・・必ず・・」
あれ・・・なんだろう・・・何故だか判らないけど・・・すごく、どきどきしてきた。
こんなこと、今まで一度だってないのに・・・
「あのね。」
「!?何?」
「俺から見たら・・・君は、雑草だよ。」
(!!やっぱり・・・そうだよね・・・)
「でも、俺も雑草さ。底ら辺に生えている、なんの変哲もない、雑草。」
「そうなの?」
「・・・それでもね、そんな草花にも、立派な名前もある。生き方って言うのがあるんだ。」
「立派な、名前・・・生き方・・・」
「そう。何もしなければ、その名前も、存在も腐っちゃうだけだしね。」
何も、しなければ。
その名前も、存在も腐ってしまうと、彼は言った。
(私は・・・)
(私は、自分から、何かをしようと、したことがあった・・・?)
(皆が認めないのはそれは、私が、そうしようとしなかったからじゃないの・・?)
(だったら・・・!!)
そうなるよう、前に進めばいい。皆が認めるまで、頑張ればいい。
何で、こんなことに気がつかなかったんだろう。
今まで、全部、人の所為にしてた。
自分から、頑張ろうともしなかった。
なのに勝手に、自分でいろいろ決め付けて・・・何もしようとしなかった。
「・・・人には、その人にしかない価値ってものがあるもんさ。誰でもね。」
それ以来、私は積極的にいろんなことに取り組んだ。
そして、もう一つ。
私は、彼のことが好きになった。
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
絵が好きな人!?
妄想: 第15首その⑤ サブタイトル: 【…
(2026-03-05 13:25:14)
がんばれ!地方競馬♪
ナダル産駒 メモリアカフェ🏇 第72回…
(2026-05-15 00:57:34)
『眠らない大陸クロノス』について語…
三ペン神(完)
(2026-04-27 04:29:39)
© Rakuten Group, Inc.
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Create
a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
評判のトレンドアイテム情報
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: