Calligraphy



「カリグラフィー」とは,古代ギリシャ語の「美しい書法」「良い文字」という言葉を語源にもつ、アルファベットを用いた手書き芸術・手書きの文字のことをいいます。書道と言えば,日本の毛筆書道も含まれますが,日本で「カリグラフィー」といえば,主に「アルファベット書道」を指します。

今日,Driesたちが使っているローマ字アルファベットの一番古いものは、紀元前3世紀に遡り,石に彫刻された石刻文字という形で発見されているそうです。そして,エジプトにはパピルスという植物から作った紙のルーツのようなものに書かれた絵文字、ヒエログリフがあります。その後,時代時代に適応した美しい書法・書体がたくさん生み出されて来ました。印刷技術のなかった中世になると、聖書や福音書を美しく残すために,それを写す作業(写本)が盛んになり、それが今のカリグラフィーの始まりだといわれています。美しい絵を配した装飾写本は今でも博物館などで見ることができます。そのひとつが,Driesが感銘を受けた,アイルランドトリニティカレッジにある「ケルズの書」です。

現代では,均等な文字を確実に,しかも早く書けるパソコンがありますが、カリグラフィーは全く違うものです。アマ~プロ問わず色々な人の作品をインターネット上で見せていただきましたが,ワープロでは表現すること出来ない、本当に繊細で微妙なタッチの表れた美しい西洋書道だという印象を受けました。もちろん,Driesがその域に達するには相当の練習とセンスも必要だと思います。英語ではありますが,気持ちを詩にして表現したり,誰かの素敵な言い回しを借りて自分流に紙の上に表現したり・・・。世の中のデジタル化が進む中,このような手書きの世界を大切にするのは本当に素敵なことだと実感しています。もちろん,日本の書道も同様です。

実際この2000年以上のアルファべットの歴史において,現代のカリグラファーが独自で創った書体まで合わせると,膨大な種類の書体が生まれているそうです。その中から特徴的なものを整理されたものが現代カリグラフィーの書体のようです。代表的なものに、イタリック体、ゴシック体、カッパープレート体,アンシャル体があります。他にもフラクチャー体、ハーフアンシャル体、ルタンダ体、カロリング体、ブックハンド体、ローマンキャピタル体、ラスティック体、ファンデーショナル体、ロンド体など豊富な書体があります。Driesは,「ケルズの書」で用いられていた「インシュラー・ハーフアンシアル体」からスタートです。



【Calligraphy Diary】

2004年7月Notenの留学のため、ラッキーにもあこがれのアイルランドに住むことになったDries。西洋書道に魅せられていた期間は長かったが、まさか学ぶことができるなんて。細々ですが、お稽古に通い学んだことを書き留めていきたい。Dries自身のための記録と反省、そして上達のためになればと思って。興味を持って頂ける方はぜひ読んでください。(画像はアップしておりません。)

・第1ターム [ 全10回 ]
    30 Sept 2004 1回目のレッスン~。初めて挑戦する字体は「インシュラー・ハーフアンシアル体」。


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: