第2回・サッカーゲームについて徒然と



 先日の話ですが、某100円ショップを訪れた際に、パソコンゲームが100円で売っているコーナーがあり、興味をそそられて見ていると「平安京エイリアン」というゲームがりました。
 私の記憶が確かならファミコン初期の時代に現役の京大生が作成したというゲームで、前にプレイした時にシンプルで面白い作品だと覚えていたので暇つぶしに買おうかと思ったのですが、その横に「ワールドリーグサッカー」というゲームがあり、サッカーゲームとしては全く期待出来ないと思いつつもネタになると思い、散々迷った挙句にネタの方を買いました。
 今、この文章を打っていて、
 (何で両方買わなかったんだろう?2本でも210円だべ!)
 とか、最もシンプルな解決方法を発見してしまいました・・・・。

 さて、その「ワールドリーグサッカー」ですが、またまた私の記憶が確かなら、フランスW杯の時のブームに乗ってゲームシーンに登場した作品だったと思うのですが、内容はWEと比較してしまうと、明らかに「クソゲー」です。グラフィックも微妙だし、操作感も劣悪で、とても長時間プレイする気にはなりません。

 しかし、そんな中で特筆すべきは日本代表です。選手名が実名でない(井原がIBARAだったり、城がJONだったり・・・。)のはライセンスの問題があると思うので仕方ありませんが、初期フォーメーションが5-1-4なのは何故でしょうか?そんなフォーメーションを実物の日本代表で見たことは一試合としてないです。
 これは、中盤が命の現代サッカーを真っ向から否定しており、MFに中田らしき選手(HAKATAという選手)がいるだけで何になるのでしょう?そもそも、FWを4人も並べるなんてありえません。監督が乱心したとしか思えません。
 ただ、それは現実の話であり、このゲームに限ってはフォーメーションが無茶苦茶でも戦えます。いちお、宿敵の韓国には1-0で勝てました。ただ、ブラジルには1-5でボコボコにされました・・・。
 しかし、このゲームも欠点だけではありません。WEに勝っている点もあります。それは、使える国の数です。WEでは現在・56ヵ国なのに対し、ワールドリーグサッカーは64ヵ国がエントリーしています。特に、強豪揃いのヨーロッパの中で最弱の部類に入るキプロスやマルタ、更にサン・マリノが普通に入ってるのには驚きです。
 ゲームモードに目を向けるとタイトル通りのリーグ戦モードが充実しています。全64ヵ国を4部のリーグに分けて1シーズンで30試合を行い上位3チームが上のリーグの下位3チームと入れ替えという方式を取っていますが、このゲームでここまで試合を重ねるにはかなりのモチベーション(例えば、1部で優勝しないと彼女を殺すと脅迫される)が必要になるでしょう。
 更に、様々なゲーム展開(ほとんど、ビハインド状態)から試合がスタートするシナリオモードがあるのですが気のせいなのか、みっつの好きなイングランドが負けている展開ばかりなので、思わず嫌がらせかと疑ってしまいました。

 ここまで検証してきたように「ワールドリーグサッカー」は、明らかに失敗作である。次回は、冒頭でも触れたように、数あるサッカーゲームの中でも最も成功した例、つまりはWEについて語ってみたいと思います。



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