漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

2014.11.01
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カテゴリ: こんな夢をみた


温泉宿


















ひなびた温泉宿である。
僕は今この温泉宿の階段の上に立っている。
下にはなにやらの撮影クルーがスタンバイしている様子がなんとなく雰囲気的に判る。

僕は上着は着ているがズボンをまだ穿いていない。
2段ほど上の女性は浴衣を着てカーテンのようなものを右の肩からさげている。

階下から声がするのを待っている。



撮影とパンツ



下のほうで撮影を始めますという声が聞こえる。
声はすれども撮影クルーの姿は見えない。
早く準備をしてくださいという声が再度聞こえてくる。

僕はズボンを穿いていない。
後ろ側に立つ女性は既に用意万端で何時でも撮影してくださいと言っている。
僕はあわててズボンを穿こうとするがつい下に落としてしまう。



キネダツクと



落としたズボンを拾うより先に薬を飲まねばならない事に気がついた。

プロサイリンは高価な経口血流促進剤である。
糖尿病でネットリとした糖分量の多い血液を極力サラサラにする薬である。
キネダックは糖尿病で抹消血管が目詰まりして、
血流不足になった部分の神経が痛みを発するのをなんとか解消しようというよく判らない薬である。

どっちだかひとつ階段の上から落としてしまった。
あわてて先ず手に残った錠剤をひとつ水無しで飲み込む。
もうひとつの落ちたほうの薬剤を捜さねばならない。



ひとつ落とす



プロサイリンだかキネダックだかどちらかは不明である。
ひとつ落としてしまったのであわてて捜してみる。
プロサイリンはキネダックよりほんの少しだけちいさい。

階段の下のほうの隅っこに白い錠剤が落ちている。
飲み込む。
水が無いけれどそのまま飲み込む。

階段を下りると霧とモヤのかかった露天風呂で松岡修三がCM撮影をしている。
少年と年長の少女は浴衣を着て左側のモヤの中に立っている・



作りかけの篆刻



ドライアイスを使ったようなモヤと煙である。
CM撮影は何度も中断しては撮影を続けているがあまりそんな事には興味が無い。

帰ろうとすると岩道に篆刻作品が置かれている。

先ず最初に目に入ったのはつくりかけの篆刻であった。
秋月春風等閑渡を作りかけてやめたものである。

手に取ろうとするがスルッと手から落ちて岩道の隙間に入り込んでしまった。
岩戸岩の隙間は複雑で手が届きそうにない。
諦めるしかない。

すると



篆刻が道に



目の前には登りの岩道のあっちこっちそっちもここにも篆刻作品が落ちている。
数十本はある。
みな全て印面を表にしてとても綺麗だ。
不合時宜 世の中に合わないとか受け入れられない。
間雲萬里 雲は悠々として万里をめぐりゆく。

ひとつひとつ見ているとおもしろい。
僕がある時期集中的に作った篆刻作品は100本以上ある。



カボチャの花



長谷川恒男さんにチョモランマのベースキャンプまで日本酒の缶入り8本を差し入れた。
長谷川恒男さんが中国で印材を買って帰国し自分で僕の名の篆刻作品を送ってきた。
大事にしまってある。

道端には大きなカボチャの花が咲いている。
ハロウィンの夜だろうか。
登りの岩道はみょうに薄明るい。

カボチャの花は黄色い色で座っているようにみえる。


朝食



温泉やどの近くまで登ってきたのだろうか中居さんの声だけ聞こえる。
朝食です。
ああもう夜があけたのか。
朝食を食べることにしよう。
プロサイリンもキネダックの錠剤もついさっき飲んだ事だし血流は良いはずだから。

なんだかこの温泉宿の朝食はシケてるなあ。



温泉宿



温泉宿はいまだ暗い夜である。
登って来た道はそんなに暗くはなかった。
朝食だからお帰りくださいと聞いたのになぜこんなに暗い夜なのだろうか。

まあいい。
朝食



こんな夢をみた












                                 玉地俊雄





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最終更新日  2014.11.01 10:42:04
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