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毎夜、孫の「大ちゃん」に電話で、
聞かせているグリム童話の一部を紹介したい。
そのお話は、若いご夫婦には4歳になる子供がおり、
父方のお父さんである、お爺ちゃんが同居しておりました。
そのお爺ちゃんは、よぼよぼに年をとり、目はかすむし、
耳はつんぼで、おまけに膝を悪くし
膝が何時もブルブルと震えておりました。
お爺ちゃんは、食事のテーブルに着いても、
お匙をちゃんと持っている事が出来ず、
スープをテーブル掛けの上にこぼしました。
その上、口からもスープがもどって、
ダラダラ流れる始末でした。
お爺さんの息子とその妻は、それを見ると胸がむかつき、
お爺さんをストーブの後ろの隅の所へ追いやり、
素焼きの小皿に盛り付けて、
その上お腹一杯食べさせてくれませんでした。
ある時、お爺ちゃんのブルブル震える手は、
小皿をちゃんと持っていられなくなり、
お皿が下へ落ちて、こなごなに砕けてしまいました。
若い妻は小言を言われましたが、
お爺ちゃんは何にも言いませんでした。
妻はお爺ちゃんに、木の小皿を買って来てやり、
それ以来お爺ちゃんは、
その木のお皿で食べる事に決まりました。
ある時、4歳になる小さな孫が、
床の上で小さな板切れを集めていました。
「そこで何をしてるの?」とおとうさんが尋ねました。
「木のお皿を作っているの、僕が大きくなったら、
これでおとうさんとおかあさんに食べさせてあげるんだ。」
夫と妻はちょっとの間、顔を見合わせていましたが、
とうとう泣き出してしまいました。
そしてすぐさま、年とったお爺ちゃんを
食事のテーブルに着かせ、それからはいつも、
自分達と一緒に食べさせてあげました。
お爺さんがお皿を壊しても、怒ることなく、
新しい小皿に取り替えてあげました。
・・・・・・・・――――――・・・・・・・・・・
以上でこの童話は終わっています。
これを読まれて、どの様に感じましたか???