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2024.10.09
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カテゴリ: I whisper


30年来の友人が店を訪ねてくれた。

「友人」と言うには、少し遠い存在なのかもしれない。
が、仕事ではあるが、一緒に海外ロケに行って
食事や買い物を楽しんだり、
プライベートでも数年に一度は食事に行ったり、
メール交換したり、何より今年になって、3度会っている。
先日は、彼女が趣味でやっているダンスの発表会(?)を観に行った。

「友人」と呼んで問題ないだろう。

彼女は短大を卒業してからずっと、
フリーのアナウンサー、ナレーター、タレントとして活躍している。

テレビやラジオで彼女の姿や声を観た、聴いた
という人は多いと思うのだが、
ここでは詳しくは語らないことにする。

彼女をK子さんとする。

病気のことを話す延長線上で、怖い主治医の画像を見せた
(入院中に無理を言って撮影したツーショット。
撮ってくれたのは怖い主治医だが)。

地獄の前の生き地獄 ③ 〜怖い主治医〜


K「ふーん」

虫「これは笑顔だけど、診察室では無表情で怖いんです」

K「わかるわぁ」


…何か含みのある言葉。

K子さんのご主人も医師。
いまは、臨床から離れているみたいだし、
不運なことに、虫けらと同じ病気で、
抗がん剤治療中だとか。
以前も発症したけれど、寛解して4年以上経ってからの再発。


K「虫けらちゃんの話、よくわかるのよ。
     主人の状態と重なるところがあるから」

虫「そうだったんですか。でも、ご主人のがんは
  抗がん剤がよく効くから」

K「副作用が強くて。前回と違って、年をとったし」

虫「そうですか。つらいですね」

K「自分も医者だったから、主治医に余り無理を言えないみたいで」

虫「そうか。でも、小さなことでも伝えないと。
  副作用は怖いです」

K「虫けらちゃんは、先生に、何でも言える?」

虫「……主治医は、とても心配してくれるので、
  遠慮してしまいます」

K「わかるわー。先生の気持ち」


え? 虫けらの気持ちじゃなく?
さっきの「わかるわぁ」はここにつながるの?
主治医と虫けらのツーショットを見て、
そんなことまで察知してしまったのか、この人は。


K「主人も、患者さんにどう伝えるか、よく悩んでいたわ。
     ナーバスな患者さんだと、言葉の順番を間違えたら
     えらいことになるって、診察の前日の夜、
     告知のシミュレーションをしたりしてたのよ」

虫「私はナーバスじゃないし、主治医のひどい言葉にも
  動じないですよ」

K「虫けらちゃんは、何でも知ってるし、
     すぐに言葉を返せる賢い患者さんだから、
     先生も大変だと思うわよ」

虫「主治医はクレバーだし、冷静沈着で
  的確な物言いをしますけど、
  虫けらの前で言いよどむとか、
  表現を選択している感じは……」


ないとは言えない。
抗がん剤治療を開始するにあたっての解説や
手術内容を説明するときは
長い時間をかけて言葉を尽くしてくれたし、
発する言葉を選んでいたのを覚えている。


K「虫けらちゃんを前にするとき、すごい緊張してると思う。
     中途半端なことを言ったら、虫けらちゃんに
     バカにされるかもしれないし、
     言い負かされるかもしれないもの。
     うちの主人も、賢い患者さんを相手にするのは
     とても苦労するって言ってたわよ」


そ、そうなの?

あの怖い主治医が、虫けらの前で緊張しているの?
そうは見えないんだけど。


虫「虫けらのことを異常に心配してくれるのは確かです。
  この間も、抗がん剤の抜針を自分でする、しないで
  一悶着ありましたし……(事と次第を説明)」

人間力の低下が原因か ⤵️


K「そうでしょう? 虫けらちゃんのことが
      気になるのよ。
      ほかの患者さんとは違う気持ちで接してるんじゃないかしら」


違う気持ち……どんな気持ち?
鬱陶しい、面倒臭い、ストレス……、
そうか、ストレスだ!

この一年余りで、怖い主治医に体調のことを4度聞いた。
余りにも体調が悪そうだったからだ。
いつも、「体調が悪い」と返された
(最後は2週間前。返事すらしてくれなかった)。

虫けら自体が体調を悪くする原因……ストレスだったのか!

よくものうのうと
「体調、お悪いんじゃないですか?」
なんて聞けたものだ。

多分、K子さんは、そういう意味で
「虫けらちゃんのことが気になるのよ」
と言ったわけではないと思う。

しかし、昨年6月からの、怖い主治医と虫けらが
対峙したシーンを思い返すと、
怖い主治医が発する言葉の端々、
虫けらに向ける視線、
沈黙の時間、そのあとに出た言葉、
虫けらが返した言葉……。。

虫けらは、実に浅はかな人間であったと痛感した。

これではいけない。

虫けらの勝手な思いが強過ぎたのだろう。

怖い主治医の虫けらに対する思いや
その奥にある思いやりや心配などを
推し量ることをしなかった。

結果、主治医にとって、
虫けらがストレスになってしまったのだろう。


次回の診察はあさって。

浅薄な人間性は、そうそう改まるものではないが、
少し時間と心を使って、怖い主治医と対峙してみよう。

……なんて言っているが、点滴中(診察の後。ベッドの上で
PCをいじくる)にこのブログを更新して、
泣き言、愚痴、後悔を書き連ねることになるのは
予測に難くない。


あーあ、死ぬまで治らんのだろうな、浅薄な人間性。。


                撃 沈





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Last updated  2024.10.10 23:39:17
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