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全国の高校で社会の必修科目を履修していなかったことが次々に明らかになっている。最初にみつかって問題になった富山のなんとか高校はさぞかしホッとしていることだろう。しかし、それにしても今日までに全国で400校以上が明らかになっているというのは驚きである。もう30年前になるが自分が高校生の頃を振り返ってみると、一応進学校として名の通った学校だったが受験のために必修科目をやらないなんてことは無かった。理系クラスなのに3年生にもなって社会が確か世界史、日本史、政治経済と3科目も並行して授業があったのを憶えている。受験前ということを考えればずいぶんと非効率なことをやっていたものだ。ゆとり教育云々というが、ある意味当時の方が教師にも気持ちにゆとりがあったからこそ受験前というのに関係のない必修科目の授業ができたのかもしれない。大体ゆとり教育と称して週5日制にしたことが大間違いだったのである。器の小さくなったのに相応して詰め込む内容が減っていなければむしろゆとりは無くなる。結局受験に関係ない社会の科目が割愛されたということだろう。本当のゆとりは勉強を無理なく理解させることで生まれると考えるべきで、授業時間を減らすことでは絶対に生まれない。学力低下とか今になって騒いでいるが当然の帰結である。今からでも土曜半ドンの週6日制に戻すべきである。それにしても割愛された教科の担当教師はどんな思いだったんだろう?「お前らいらんわ」とか学校から言われて泣き寝入りしていたのかねー。これこそいじめの構図に通じるような気がするが。
2006.10.30
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中学生がいじめを苦に自殺するという痛ましい報道が続いている。本当になんとかならなかったものかと思う。親御さんの悲しみは察するにあまりある。こういう事件が起こるたびにマスコミは「学校はいじめの事実をつかんでいなかったのか?」などと言って学校や教師を批判する。しかしいじめの責任は学校にあるのだろうか?悪いのはいじめを行っていた生徒であり、またそんな生徒を育ててきた親にこそ責任があるのではないか。何か事が起こればなんでもかんでも学校に責任を持ってこられたのでは教師もたまったものではないだろう。いじめとは陰湿な行為であり、通常教師の陰に隠れてこそこそと行われている。もしいじめられている側が教師に救いを求めたりすると、チクッたということでさらにいじめられる。それがわかっているから教師にも言えない。そもそも教師が把握できる性格のものではないはずだ。極論を言えば本当に悪いヤツを追求したいのならいじめを行っていた生徒達を調べ上げて実名で親とともに報道すればよい。そうすれば各家庭で「いじめはよくないことだ」ということを必死で教えるようになるだろう。ただ、いじめというものはそう簡単に無くなるものではない。これは誰しもわかっているだろうし、子供の頃軽い気持ちからいじめる側に回ってしまった苦い経験をお持ちの人も多いだろう。子供というものは純真なぶん非常に残酷にもなりうるのである。そう考えるとしつけや教育でいじめが根絶されるとも考えにくい。もちろんその努力は続けて行かなくてはならないが。誰もがいじめの被害者になりうることを考えると、常日頃からいじめへの対処法を教えておく方がはるかに重要だし、自殺という悲劇を防ぐためにも有効ではないかと思う。例えば登校しないのが最も手軽な対処法である。死ぬほどイヤな思いをしてまで行くだけの価値が学校には無いということを普段から親や教師が教えておくことだ。少子化のせいでどこの学校も生徒数が減ってきている。気軽に転校を考えても受け入れてくれる学校はいくらもあるだろう。いじめと対決するのではなくてそこから立ち去ってしまうという考えでもいいのではないか。
2006.10.29
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奈良県で脳内出血を起こした妊婦が受け入れ先病院が無いために亡くなられた。お気の毒なことだと思う。医学的に詳細な情報が入ってこないのでいろいろ推察する他はないが、それにしてもこのような事例のマスコミ報道をみていると実に一方的である。基本に「これほどの悲劇が起こったのだから誰かに責任が無いといけない。」という前提があるのだろう。お決まりの医師批判、病院批判である。一体いつになったらそのようなステレオタイプの報道から卒業するつもりなのだろう。詳細をろくに知りもしないで安易に医師批判につながる報道を垂れ流してきたことこそが正に産婦人科医師不足を招いてきたのに、性懲りもなくまた繰り返しである。自分は最も安全な位置にいて、医師側を責めることで大衆に迎合しなおかつ正義の味方面もできるのだからマスコミというのは本当にお気楽な商売である。「医師はCTを撮るべきだったのに撮らなかった」・・・これが批判の一つに上がっているが自分がもし担当医で子癇発作を疑っているのならCT撮影のために患者を動かすことは不利と判断するだろう。第一CTを撮っていたら助かったかのような報道をしていること自体がおかしいではないか。CTはあくまで診断のための補助手段である。最初の病院で仮にCTを撮っていて脳内出血とわかったところで脳外科医がいなくて何もできない状況だっただろうし、結局は転院先を必死で探すことになるだろう。結果において何ら変わるところは無いのである。家族の「CTさえ撮ってくれれば」という思いは充分に理解できるが、公正たるべきマスコミがその気持ちに便乗していかにもなご批判を垂れるのはプロの仕事ではないだろう。転院先として問い合わせがあった県立病院がNICUが1床空いていたのに受け入れを断ったことも批判的に報道されているが、県立病院にはまもなく未熟児を出産しそうな妊婦がすでに入院していたのである。その未熟児のために空けてあるNICUを今回の患者さんのために塞がれると、入院していた妊婦をどこかに搬送しなくてはならないのだ。すでに入院している患者の治療を優先するのは医師としては当然の判断である。こんなことすら批判的に報道されるようではまともな仕事はできない。今回の騒動で来年の産婦人科志望者がさらに減少することは確実である。残された数少ない産婦人科医は過剰労働からミスを冒す危険にさらされ、もしもミスでもあればさらにマスコミにたたかれますます産婦人科医のなり手が少なくなる。この悪循環をどこかで止めなければと思いながら現場の医師は目の前の症例と戦うのに必死で社会に対して声を上げるヒマもなく、限界が来ると戦線離脱していくのである。
2006.10.28
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不動産屋にはそうそうお世話になることは無いが、自分が住んでいるマンションの契約についてはつきあわざるを得ない。今契約更新の時期がきたので新たに書類を書かされている。この賃貸契約書をみていて不思議に思うのは、借り主本人である私の印鑑は三文判でOKなのに、保証人の印鑑は実印が必要であるということだ。いざというときに金を払ってくれる保証人だけは実印が必要というわけか。そういえば入居時にも保証人に関する提出書類の方が私本人に関する書類よりずっと多かったように記憶している。ハナから借り主本人が信用されていないようにも思える。面と向かって話をしている本人より、見ず知らずの保証人の方を最初からアテにしているというのがどうもなじめない。もう一つなじめないのは「契約更新料」と称してお金を徴収することが平然と行われている点である。貸し主にしてみれば最悪の事態は空き部屋になって賃貸料が稼げなくなることである。長年家賃を滞納することもなく住み続けている善良な借り主は歓迎されこそすれ忌み嫌われる存在では無いはずである。なのになぜ契約更新料のような正に坊主丸儲けのようなお金を徴収して借り主を苦しめる必要があるのだろうか。どこのマンションもそんなもんなのだろうが腑に落ちない。
2006.10.27
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