ウエスティ Benの部屋

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フィレンツェ 最終日


朝から中央市場に出かけて、パルミジャーノ・レッジャーノ、カラスミ、ポルチーニ、リソット用のお米、オリーブ・オイルなどを探した。
パルミジャーノ・レッジャーノはできるだけ大きな塊で買いたいし、値段も店によって多少のバラツキがあるようなので、まず市場を一周。
ポルチーニ茸が5種類ほど置いてある店先で品を吟味していると突然ソフィア・ローレンを崩したような長身・金髪の女性が店の中から現れて 「We can 真空パック!」 と叫ぶ。

う~む、すごい英語だ。
否、すごい日本語、というべきか。
しかしその調子のよさと店の品揃えの豊富さに負けてポルチーニ茸を2種類買い込む。このソフィア・ローレン崩れの女性はなかなかの商売上手だ。

地元の人によると、この市場も観光客が大挙して訪れるのでかなり価格が上がったらしい。
そこで安く買うため地元の人の多くは市内を離れたスーパーに行くことが多くなったと言う。
確かにフィレンツェ市内には大きなスーパーは見当たらない。
アカデミア美術館の前に小さなスーパーがあったので水とちょっとした身の回り品を買うため訪れたが、水は観光客向けの店で500mlで1~1.5ユーロで売られている物が66セントくらいだった。確かにスーパーは安いようだ。
しかし、肉屋の店先に並べられた頭とトサカつきの鳥や豚の頭、見たこともないような牛の内臓のいろいろなど市場ならではの豊富な品揃えと賑やかさは街中の小さなスーパーでは見られなかったものだ。

チーズも2.5キロくらいの塊を手に入れ、その他目的の物もゲットし、メディチ家礼拝堂の前辺りのサン・ロレンツォの市でグリーンのヘビ皮のベルトも安く手に入れた。
さぁ、カプチーノで一息いれよう。

カプチーノ

訪れたのは、サンタ・マリア・ノッベラ教会前の広場からちょっと入ったVia del Moroにある『Cafe Vitali "Il Bacchino"』。
なぜならここにいるフェルナンドの淹れるカプチーノが絶品だからだ。
半年ほど前に新装したばかりの内装はとてもモダン。
トイレもバリアフリーで広い。フィレンツェ市内にある店では珍しい。

カプチーノは、香りがよくてクリーミーでとても美味しい。
ほっとして、歩き回った疲れも取れる感じ。
写真のハート型が少し崩れているのは、出てきて待ちきれずに一口頂いてしまったからで、元は綺麗なハート型をしていた。
もし、フィレンツェを訪れる予定のある方は是非寄ってみてくださいね!

それから1612年創業のサンタ・マリア・ノッベラ薬局に行き、香りを試してからバラの香水などを買う。
ここはハンニバルがマッコウクジラの体内から取れるAmbergris(龍涎香)入りのハンドクリームを買った店だ。
龍涎香は店に置いてあった目録には見当たらなかったが、聞けば出してくれるのかもしれない。

サンタ・マリア・ノッベラ教会



その後、老舗のPineiderを訪れた。夫がブリーフケースを買った。
私も旅行鞄に思わず食指が動いたが、今回は我慢。

これで、予定の買物はほぼ終わり。
共和国広場などをぶらつき、フィレンツェ名物T-bone steakをお昼に。
4時半過ぎに名残惜しい気持ちでフィレンツェからタクシーで空港に向かった。


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