マンション管理相談室

2011年06月14日
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テーマ: ひとり言(81)
カテゴリ: ひとり言




当時、まだ、バブルの後期で、人材募集は大変な時期でした。
責任者である直属の上司は各大学の就職部を訪問し、学生を推薦してもらっていました。
長年の経験を生かし、それなりの成果を挙げていました。

しかし、私が配属されてからの3年間、大卒採用は、不調が続きました。
時代の変化に伴い、就職部の推薦は、一般的ではなくなってきていたのです。

担当役員から、新たなアイデアがないか? と聞かれ、レポートを提出しました。
私の提案は、学生自らの気持ちで志望してもらえるように工夫することでした。
具体的には、就職ガイドなどに、広告を出し、合同セミナーに参加するのです。

就職部からの推薦だと、内定を辞退されるケースが多く、長年の課題になっていました。
自分で志望していれば、辞退者が減り、入社人数を考えやすくなると思っていました。
また、就職部へ使っていたエネルギーを直接学生との面談に使いたいと思っていました。

そして、この方法の最大のメリットは、担当者が変わっても継続できることにありました。
ノウハウは必要ですが、大学との信頼関係を築くよりも、はるかにやりやすいはずです。
このような内容のレポートを出すのは、とても勇気の必要なことでした。
なぜなら、直属の上司を否定することになるからでした。

しかし、決断しました。
会社全体を思えば有効な手段であり、保身を考えるべきではない、と思いました。
担当役員は、レポートに賛成し、全面的なバックアップを約束してくれました。
当然、上司は、ひどく怒りました。

それ以後半年近く、私とは一切、言葉を交わさなくなりました。
また、巧妙な罠を仕掛けられたり、嫌がらせを受けたりしたこともありました。
考えていた以上につらい日々を過ごすことになりました。

しかし、おかげで絶対に成功させてやる、という気持ちが強くなりました。
今まで以上に、早く出勤し、最後まで残って仕事をしました。
自分でやるべきことを考え、それを実行するためには、時間が必要だったからです。

不思議なことに仕事自体は、少しもつらくはありませんでした。
たくさんの仕事で疲れますが、気分よく眠り、周囲の雑音も聞こえませんでした。

就職活動のピークには、毎日、会社説明会を開きました。
以前は、人数が集まらず、いきなり個別の面接をしていましたから、大きな変化です。
何度も面接を繰り返し、本人の長所を観察して、内定を出す理由を伝えました。
結局、就職活動シーズンを終えるころには、明らかに大きな成果を得ることができました。

何よりも嬉しかったのは、入社後の彼らの働きぶりでした。
自分で選び、自分で決めた会社でしっかり働こう、という気持ちが表れていました。
そして、その翌年、翌々年も、同様の実績を残すことができました。













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最終更新日  2011年06月14日 13時43分02秒
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