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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2006.05.14
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マーラーとヒトラー
 私は、かなりのマーラーファン。
 とりあえず、交響曲は全曲について複数のCDを持っているし、
 「大地の歌」や他の歌曲についても、結構(ほとんど?)CDを集めました。

 演奏会も結構聴きに行きましたが、
 一番印象に残っているのは、
 朝比奈隆さんの指揮による大フィルの「第2交響曲復活」。
 とても素晴らしい演奏で、その時の模様はTVでも放送されました。

さて、そんなマーラー好きの私ゆえ、この作品も読んでみようかと思ったわけです。
でなければ、誰でもが皆、手にしようと思うような書籍ではないですよね……。
表紙には、スコアを背景にグスタフ・マーラーの写真。
副題は『生の歌 死の歌』。

ところが、この一冊から私が得たものは、
ヒトラーという人物について、これまで自分が何も知らなかったという事実への気付き。
彼が、なんと芸術家志望だったとは……
しかも美術大学受験に2度も失敗し、その後、建築家への夢も破れる……。
また、生まれはオーストリアで、兵役を免れようとミュンヘンに移住した……。
ところが、第1次世界大戦が勃発すると、オーストリア国籍のままドイツ帝国の志願兵に……。

ヒトラーという人物を「歴史的大悪人」という看板でしか見ていなかったこと、
そして、彼もまた人間であったと言うことを気付かせてくれた一冊になりました。

もちろん、それ以外に、音楽作品や音楽家についての新たな発見もとても多く、
この本を先に読んでいれば、
メータ指揮のイスラエルフィルの演奏を聴きに行った時の感動は、
より一層深いものになっていただろうと、少し悔やまれました。






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Last updated  2006.05.14 12:21:27
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