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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2016.01.17
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カテゴリ: 文芸
上巻 を受け、「第三章 白秋」の昭和22年から28年までと、
 「第四章 玄冬」の昭和28年から49年までが描かれている。
 日本の石油業界を牛耳ろうとする外油と、それに与する国内石油会社が、
 鐵造率いる唯一の民族資本・国岡商店をつぶしにかかるところからスタート。

 鐵造は東京銀行やBOAから多額の融資を受け、
 石油タンクを購入したり、日本最大のタンカーを建造したりして、
 アメリカ、そしてイランから石油を運び込み、販売することに成功する。
 特にイランからの石油輸入は、このお話の中でクライマックスと言えるもの。

そのイランでクーデターが起こり、契約解除と価格通告を受けた鐵造は、
またしてもBOAから多額の融資を受け、
全米一の石油精製技術開発会社UOPに依頼して、
徳山に世界一規模の環境と調和する美しい製油所を、短期間で建設する。

その後、鐵造を支え、見守り続けた日田が逝去し、
石油業界の生産調整が廃止され、鐵造は社長の座を退く。
さらに、武知が去り、弟・正明が社長を退き、東雲が三代目社長となる。
その東雲が社長を退いた後は、四代目に姉・ミツの息子・落合隆が就任。

そして、昭和56年3月、鐵造は95年の生涯を終えた。
お話しも、きっぱりとした潔い終わり方で、好感が持てた。





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Last updated  2016.01.17 19:40:37
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