全22件 (22件中 1-22件目)
1
プレジデント 2011.1.17号のテーマは「迷い、希望、突破」全課題55+αの解決法全予測「働き方、生き方、悩み方」。これは、毎年恒例の新年企画であり、仕事や自分・家族、暮らし・マネーについて、様々な分野の著名人が、一つのテーマについて私見を述べるもの。読者は、それぞれのコメントについて、頷いたり首を捻ったりしながら楽しめる。さて、これらの記事の中で、私が最も興味を持ったのが「中国人と付きあう際、最低限知っておくべき歴史は?」という、ソフトブレーン マネージメント・アドバイザーの宋文洲さんの記事。(p.46)それによると、尖閣列島の問題で、中国で起きた反日運動が、日本でよく取り上げられていたとき、宋さんが中国にいる親戚や友人に電話すると、「いったい何の話?」という感じだったそうだ。 だいたい、「国家」としての中国と、個々の「人間」としての中国は関係がないんです。 中国人は、“カタマリ”としての中国は意識しません。 世界中にいる華僑と呼ばれる人々だって、別に国の意志で活動しているわけじゃない。 多くは国を追われた人たちです。言われてみれば、「そりゃそうだ」という、当然のこと。私たち日本人だって、いつも日本という国家の意志を反映しながら、カタマリとして活動してるわけでは、決してない。中国の人も、同じだったのである。 単一民族国家と多民族国家の違いもある。(中略)日本は単一民族といっていい。 でも、中国は正反対。(中略) こういう人たちを同じ中国人だからと一括りにするのは、明らかに無理があります。 そんな中国人と付きあうには、まず、あらかじめ細かな取り決めをした契約書を交わして、 起こりうる悪い材料はすべて先に相手に言っておく。これが最初の注意点。背景の違う者同士が行うビジネスにおいては、悪い話も含めて、細部まできちんと詰めておくのが当然。背景の似通った日本人同士なら通用するアバウトな契約は、後々の大きなトラブルの元になりかねないので絶対厳禁、と宋さんは指摘。 西洋人もそうですが、「ケンカも礼儀のうち」が二番目の注意点。 だから、温家宝首相やきょうゆ報道官の剣幕を怖がる必要はないんです。 上手にケンカができるようになれば、交渉はむしろ佳境に入ったといっていい。 逆に遠慮して何も言わないと、押される一方ですよ。そして、第三の注意点は、「同じアジア人」という発想をやめることだ、と指摘。確かに、見た目や使用する文字が、まるで違う欧米の人たちに対するときと、中国や韓国・朝鮮の人たちに対するときとで、私たちの構えは微妙に違っている。そこに「同じアジア人だから、分かってくれるはず」という期待感を込めがちだ。 もちろん、肉親を日本軍に殺されたという中国人が、 日本に対していい感情を持っていないことはわかりますよ。 でも、そういう人は少数派というのが現実。 昔、チンギスハンが中国人を大勢殺したからといって、 今モンゴルを嫌っている中国人などいないのと同様、 歴史の問題は時間が解決してくれます。こういった、宋さんの指摘を受けても、「本当にそうなのかな?」と心配になってしまうのが日本人。それは一にも二にも、本当の中国、本当の中国人を私たち日本人は知らない、知らされていないということなのだろう。
2010.12.30
コメント(0)
プレジデント 2010.10.4号のテーマは 「年代・役職別」昇進・抜擢・左遷の分かれ目 エラくなる男、用済みになる男さて、今回の特集ページは大いに興味深いものだが、そこに至る前、ページをめくる手が止まったのが『経営時論』のコーナー。今回の担当は、神戸大学大学院経営学研究科の加護野忠男教授。このコーナーの担当者の中でも、私が特にお気に入りにしている方の手による記事。 ***「ガバナンス」とは「統治」のこと、日本では、多くが「コーポレートガバナンス(企業統治)」の意味で使われている。ガバナンスで難しいのは、よい経営が行われているかどうかの判断。よい経営が行われているかどうかの重要な条件には、売上成長率や利益率等の数字で表されるもの以外に、不祥事防止がある。そして実際には、ガバナンス問題は、不祥事の問題をきっかけに認識されることが多いため、ガバナンスを論じる際、不祥事防止だけが過度に強調されてしまいがちだという。ところが、次のような現実がある。 不祥事を防ぐ制度、つまりよくないことが起こらないようにする制度と、 よいことが起こるようにする制度とは違うのである。 よくないことを防ぐ制度はよいことを起こさせなくしてしまう傾向すらある。(p.22)まさに目から鱗が落ちる指摘である。現在の企業は「失敗しない」ことばかりに目がいってしまっており、「成功する」ことへの貪欲な姿勢が失われているようにさえ感じる。この空気は、企業だけでなく非営利組織にも同じように出口のない閉塞感を産み出している。そして、不祥事防止のためにメリットがあるとして、近年流行しているのが、外部からトップを招聘することである。この現状に対して、加護野教授は次のように指摘する。 モニタリングは、事情に精通している内部者のほうが よりよい情報をより速く集めることができる。 最高意志決定機関にどのような情報を提出するかを決めるのは内部者であり、 外部者は、どのような情報が隠されているかを知ることが難しいからである。(p.23)これは、内部にいるものなら誰もが知り、感じていることではないだろうか。内部に精通していないものだけが、過度に外部に期待してしまいがちだ。「餅は餅屋」なのであり、餅屋をどれだけシャンとさせるかが、最も重要な問題なのである。外部人材は、餅屋にシャンとさせるカンフル剤的役割・存在以上にはなり得ない。 実際に組織体がよい経営をしていても新聞の記事になることはないが、 不祥事が起こると記事になり、多くの人々の注目を集めてしまう。 その結果、不祥事を再発させないということがガバナンス改革の目的になり、 よい経営をするという本来の目的は忘れられてしまう。(p.23)よい経営とは何か、企業や非営利組織の本来の活動目的は何なのかを、今一度問いなおすべき時期である。
2010.09.12
コメント(0)
プレジデント 2010.3.1号のテーマは 10年追跡調査!知らないと損する知恵満載 土地・駅、マンションの目利き入門さて、私は数年前からプレジデントを予約購読しており、2週間に一度、最新刊が宅配便で自宅に送られてくる。本棚には1年分のプレジデントが並んでおり、新しいものが送られてくると、前年分を処分している。そこで気付くのが、最新刊と言えども、そこで扱われているテーマは、1年前とほぼ同じだということ。もちろん、最新刊は新しいデータを取り入れ、内容が更新されている。それでも、何年か読み続けていると、多少のマンネリ感を抱くことになる。しかも、発行される全ての号の内容が、私にとって興味あるものかといえば、それほどでもない場合も結構あり、本当に読みたいものはある程度限られている。1万円払って予約購読すれば、1年に24冊のプレジデントが送られてくる。予約購読しない場合には、1万円あれば年間に14冊程購入できる。本当に自分が読みたいものだけ購入した場合、その数が年に14冊以内でおさまるかどうかが、予約購読するべきかどうかの分岐点となるわけだが、私にとってなかなか微妙な数字である。予約購読なら本屋に足を運ぶ手間が省けるし、購入漏れもないし……色々思案したのだが、最終的に今年は予約購読しないでおこうと決め、入金しないでいた。ところが今日、予約購読期間が切れているにもかかわらず、最新刊が自宅に届いた。なぜだろうと思って、先日送られてきた振り込み用紙入りの封書の中身を読んでみると、「継続しない場合は、お手数ですがご連絡ください」とキッチリ書いてあった。入金しないだけでは、予約解除にならない仕組みになっていたのだ。ちょっとハメられた気がしないでもないが、連絡しなかったのは当方のミスに違いない。送られてきたものの分だけ代金を支払うことも可能だとは思うが、当然、電話で折衝したり、色んな手続きを踏まねばならないことになるだろう。面倒なので、明日年間購読料をコンビニで振り込むことにした(相手の思うつぼか?)。そして、送られてきた最新刊と昨年分を入れ替えたとき、あることに気付いた。昨年のテーマと今年のテーマが違っているのだ。そう言えば、確か前号も違っていたような気がする。ひょっとしてプレジデント、紙面作りに新たな展開を推し進めようとしているのか?それでも、今号のテーマは、私にとっては魅力薄だった。確かに、これから家を購入しようとする人たちにとっては興味深いテーマだろう。しかし、一大決心して高い買い物をしたはずなのに、その資産価値が今では急降下、なのに、高いローンを返済し続けるしかない人たちが、こんな記事を読みたいわけがない。1年前のテーマの方が、よほど多くの人たちにとって興味が持てるものだったのではないか。しかも、今号はいつも以上にテーマに関する記事だけで埋め尽くされており、それ以外の内容のページが極めて少なかったため、本当に読みたくなるページが少なかった。やっぱり、面倒でも予約購読解除の手続きをとるべきか……
2010.02.06
コメント(0)
プレジデント 2009.5.4号のテーマは 会社・役職・学歴・年齢別4543万人全データ 給料の格差 税金の不平等さて、今回は、特集ページを斜め読みしながら、ページをめくり続け、真っ先に目にとまったのが『歴史に学ぶ仕事道』のコーナー。作家の楠木誠一郎氏が書いた「もし謙信が景勝だったら関ヶ原はどうなったか」という記事。「天地人」を毎週楽しみに見ている私には、とっても興味深い内容。結論から言うと、景勝は豊臣家への「義」を貫き、関ヶ原の戦いで西軍に味方したため、会津120万石から米沢30万石へ減封されてしまった。しかし、謙信のように己をしっかりと持ち、国力第一を考え、時代の趨勢を見て、東軍に味方していれば、上杉家は伊達家ほどの力を持つ大名になっていたかもと、楠木氏は言う。「う~ん、それはどうでしょうか……」というのが、私の感想。豊臣家による「会津120万石への加増」や「五大老の一人に列する」処遇を「義」に厚い謙信なら、どのように捉えたのだろう?その捉え方が、関ヶ原の戦いで、いずれの軍に与するかを決めるポイントになったはず。もちろん、それは、関ヶ原に至るまでの上杉家の状況の変遷や当時、上杉家が置かれた状況を踏まえての判断であって、川中島で信玄と戦っていた頃の、上杉家の状況の中での判断ではない。そう考えれば、私は、謙信も景勝と同じ選択をしたような気がするのだが……。もちろん、謙信が、必要以上に「義」に振り回されることなく、私のイメージよりも、ドライに状況判断を為し、行動できる人物であったならば、楠木氏が言うように、関ヶ原で勝利の美酒に酔い、以後、東北の大大名となったかもしれない。でも、それでは、ちょっと謙信らしくないような気もする……。
2009.04.11
コメント(0)
プレジデント 2009.2.2号のテーマは 09年版「役職・課目・場面別」厳選600冊! 勝ち残る人が読む本 落ちる人の本さて、今回の特集ページでは、三菱電機の野間口会長、NTTCOMの和才社長、日本生命の宇野会長、JTの本田相談役といった名立たるトップの方々が60冊を紹介すると共に、「新入社員」「中堅社員」「部課長1」「部課長2」「役員・社長候補」「女性リーダー」といった役職別で105冊を紹介。そして、「独立・転職」氷河期に成功率を上げる20冊や、30場面別「あなたの困った!」を救うベストガイドとして300余冊、さらに、「マーケティング」「営業」「企業経営」「金融・経済」「科学・技術」「法律・社会」「世界情勢」「論理・哲学」「会計・財務」「政策・政治」という10大課題について150冊を紹介しています。「厳選」と銘打ちながら、600冊もの大量の本を紹介。にもかかわらず、私が読んだことのあるものはと言うと、『ザ・ゴール』『7つの習慣』『十五少年漂流記』『となりのクレーマー』『社長を出せ!』『親の品格』『東京タワー』『100万回生きたねこ』『子育てハッピーアドバイス』『子どもが育つ魔法の言葉』『dancyu』『女性の品格』『三国志』『夢をかなえるゾウ』『人を動かす』『武士道』『高学歴ワーキングプア』『もものかんづめ』『鈍感力』『ワンピース』『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』『スタバではグランデを買え!』『食い逃げされてもバイトは雇うな』『英語は絶対、勉強するな!』『モモ』『成功はゴミ箱のなかに』『バカの壁』『ウェブ進化論』『こころ』『人間失格』『坊ちゃん』『雪国』『走れメロス』『吾輩ハ猫デアル』『蜘蛛の糸』『話を聞かない男、地図を読めない女』『女はなぜ突然怒り出すのか?』『負け犬の遠吠え』『少女パレアナ』『流星ワゴン』『共産党宣言』『不思議の国のアリス』 以上。そして、今回紹介されており、私の手元にありながら、まだ読み終えていないものは、『文明の衝突』『失敗の本質』『水滸伝』『田中角栄研究』『愛の流刑地』の5つ。 2008.3.31号「役職別、課題別……厳選300冊!一流社員が読む本 二流が好む本」では、私が読んでいた本は、たった6冊しかなかったから、それに比べるとレベルアップした(?)かも知れないが、「本の世界は、まだまだ想像を絶するほどに広い」という思いは、あの時と同じだ。 そして、今回の紹介のなかで複数回登場し、 改めて、読んでおかないといけないなと思ったのが『ビジョナリーカンパニー』。 この手の書籍紹介では、必ず登場する名著であるが、 なぜか、これまで、手にする機会がなかったもの。 ただし、手元にありながら、まだ読めていないものもあるので、 まずは、そちらを読んでからの購入ということにしたい。 特に『文明の衝突』は、とても面白かったのだが、忙しさのなかで中断し、 そのままになってしまっているので、何とかしたい。『文明の衝突』は内容が濃く、きちんと理解しながら読み進める必要があるため、新書等のように、一気に読み進めるわけにいかない故に、このような状況にあるのだが、そうこうしているうちに、著者のハンチントン氏が亡くなってしまった。ご冥福をお祈りすると共に、この本だけは、必ず早めに読み切りたい。
2009.01.11
コメント(2)
プレジデント 2008.3.31号のテーマは 役職別、課題別……厳選300冊! 一流社員が読む本 二流が好む本さて、今回の特集ページでは、キャノンの内田社長、リコーの桜井会長、キリンの三宅社長、オムロンの作田社長といった名立たるトップの方々が12冊を紹介すると共に、プレジデント掲載の「経営者の一冊」において、2007年2月から2008年1月までに登場したものの中から15冊を紹介。そして、「新入社員」「中堅社員」「部課長1」「部課長2」「営業マン」「女性社員」「役員・社長候補」といった役職別で126冊を、加えて、東大の玄田教授らがお勧めを21冊、さらに、「マーケティング」「ロジカルシンキング」「心理学」「ITの潮流」「会議の運営」「日本経済の土台」「世界経済の土台」「戦略」[組織運営」「財務・会計」という10大課題について150冊を紹介しています。これだけの数の本が紹介されていながら、私が読んだことのあるものはと言えば、カーネギーの『人を動かす』、小川洋子の『博士の愛した数式』柳井正の『一勝九敗』、ミヒャエル・エンデの『モモ』鳥山明の『ドラゴンボール』(全巻は読めていませんが……)河合隼雄の『コンプレックス』と、たったこれだけ……。本の世界は、まだまだ想像を絶するほどに広いですね。 そんな中、今回紹介されているものの中で、私が読みたいと思っていたのは、ハンチントンの『文明の衝突』(これは、「経営者の一冊」と「部課長2」の両方で紹介されている)、中公文庫の『失敗の本質』、講談社現代新書の『不機嫌な職場』。さらに、特集ページではないけれど、「本の時間」の方で紹介されている『明日の広告』。ハンチントンは、以前から気になっていたもので、あとは、本屋さんで見かけて「面白そうだな」と感じていたもの。 ***今回は、本の紹介ももちろん興味深かったのですが、「読み方」や「読んだ後、どうするか」についての記事が、とても参考になりました。また、ビジネス三国志は、「マック、モス、ロッテリア」のハンバーガー40年戦争は、前号の「ユニ・チャーム、花王、P&G」の記事に引き続き、とっても面白かった!!しかし、私が今回一番気になった記事は、『若者を三年で辞めさせない「初期鍛錬」の方法』という神戸大学の加護野教授の記事。親方が逮捕されるに至った相撲部屋における新弟子の死亡事件は、もちろん言語道断ですが、「初期鍛錬」の効用というものについては、誰もが認めるところでしょう。それを、今後、どのような形で行っていくのかは、これからの日本社会全体の課題と言えるかもしれません。
2008.03.09
コメント(0)
プレジデント 2007.12.17号のテーマは わが家に一冊!「医療機関との付き合い方」大全 頼れる病院 危ない病院さて、今回の特集ページ、「全国4000病院」の実力ランキングは、要保存版。1.心臓病(心カテーテル治療)のベスト2002.心臓病(心臓外科治療)のベスト1503.脳疾患治療のベスト1004.肺ガン治療のベスト1005.食道ガン治療のベスト506.肝臓ガン治療のベスト1007.乳ガン治療のベスト508.胃ガン治療のベスト509.大腸ガンの治療ベスト5010.内視鏡治療のベスト100以上について、日本全国の病院がランク付けされている。直接、生命に関わってくることだけに、今話題の、ミシュランガイド東京2008における、飲食店の星の数を眺める時より、このランキングを見る時の、読者の真剣さの度合いは、高まるはず。「治療・入院・手術」いざというとき いくら必要か?ノンフィクションライター山田清機氏による、この記事も参考になる。胃ガンにかかって1か月入院しても、サラリーマンの場合、公的医療保険や高額療養費制度を利用すれば、自己負担額は約8万円。差額ベッド代も、公立の病院であれば、保険会社が宣伝するほどには、入院費を押し上げるものではないらしい。また、三大疾病(ガン、心筋梗塞、脳卒中)は、死因のトップ3に違いないが、医療費がかかるトップ3ではない。統合失調症や認知症等の精神疾患の方が、平均入院日数が長くなってしまい、ずいぶんお金が、かかるのである。だから、三大疾病などの特約は、ナンセンスの極みとのこと。入院期間ではなく、働けない期間に対して保険金が支払われる「所得補償型の保険・特約」に入る方が合理的。どうしても、病気の治療にかかる費用に対して保険をかけるなら、「実損填補型の医療費用保険」がお勧めとのこと。つい先日、私も、これまで加入していた傷害保険から医療保険へと。切り替え手続きを済ませたばかりだが、この記事を読んで、ちゃんと理解してからにすればよかったと、少々後悔している最中である。
2007.11.24
コメント(0)
プレジデント 2007.10.29号のテーマは 実証!短時間、低コストで成果5倍 年収2000万の勉強法さて、今回の特集ページ、100人調査!「年収2000万」稼ぐ人の共通点は、とっても興味深い。 目的 - 7割が仕事に役立つスキルを磨いている お金 - 8割が書籍、学校、セミナーに年10万位上投資 読書 - 5割が月間読書量3冊以下。厳選図書を反復読み 成果 - 9割は勉強は収入アップに直結すると思っている 時間 - テレビは平均1日30分以下、ネットは60分以下ん~っ……、年収2000万……、私には、やっぱり、ほど遠い世界……。お金の使い方も、時間の使い方も、かなり遠い生活ぶりです……。さて、中でも、私が興味深いのは、読書についての記述。年間100冊くらいのペースで読み飛ばす私にとって、月間3冊以下というのは、結構意外な結果。まあ、1年に2000万も稼ぐ人は、読書ばかりに時間を使ってなんかいられないということでしょう。でも、厳選図書を「反復読み」については、見習うべきかも。それに加えて、一番衝撃的だったのが、 「彼らは1500円の単行本を迷わず買います。 文庫本になるのを待つような時間を 浪費と考えているのです。」という言葉。なるほどねぇ……これも、見習うべき態度かも……。だからこそ、「厳選図書反復読み」なんですね。それでは、今回、紙面で紹介されている「頭のよい大人になる課題図書135冊」を参考に、よいものを、じっくり読んでみますか。
2007.10.06
コメント(0)
プレジデント 2007.9.3号のテーマは 知っている人だけが得をする お金の新常識60さて、今回は、特集ページに辿り着くまでに、ちょっと引っかかる記事が。それは、松井秀喜の「大リーグ日記」。この連載記事も、今回で100回目を迎えました。この連載記事、プレジデントのページをめくり始めると、最初の方に掲載されているものなので、野球好きの私は、とりあえずは、ここはちゃんと読んで先に進んでいくのですが、たいてい、そんなに引っかかることもなく、次のコーナーへと向かうのです。ところが、今回はちょっと違った。私としては、個人的に、かなり引っかかってしまった。それは、次の部分 イチローにはワールドチャンピオンになることよりも大切なことがあったのか。 落胆したのは、大型契約を結んだ際のイチローのコメントであった。 「平均年俸500万円だとしたら、 弥生時代からプレイしないと達成できない数字なので、 その評価ってすごいと思うんですよ」 もし松井秀喜がイチローと同様の契約を結んでも、 こうしたコメントを口にすることはないだろう。以下、松井の「チーム優先」の考え方を賛美し、それは、松井が何度も優勝の美酒を味わい、勝つことの喜びを知り尽くしているから。それに比べてイチローは、オリックス、マリナーズと新興チームで、自分の存在をアピールすることを生きがいにしてきたので……まぁ、こういう論調です。松井秀喜の「大リーグ日記」というタイトルで、会社組織で生き抜いていく人たちをターゲットに書かれた記事だから、まぁ、こういう事になるのかも知れませんが、この文を書いた人って、本当に、イチローのこと、ちゃんと見ているのか?と思ってしまったのは、私だけでしょうか? ***オリックス時代には、阪神大震災の起こった1995年にリーグ優勝。翌年には、長嶋巨人を4勝1敗で倒し、日本一に上り詰めている。また、マリナーズにおいても、入団した2001年には、アメリカンリーグ西地区で優勝している。確かに、オリックスは、日本一になった翌年に3位、それ以後はBクラスに低迷。マリナーズも、2002、2003年は2年連続で93勝をしながら、プレーオフ進出は逃し、それ以後低迷(今年は、ちょっと頑張っていて西地区2位につけている)というように、常に勝ち続けているチームではなかった。しかし、WBCにおける、日本代表チームでの活躍を見ても分かるように、彼のチームに対する献身ぶりや、勝利への執念は、並々ならぬものがあると感じます。イチローが個人を優先し、チームを軽視するような選手とは、とても思えないのですが、皆さんは、いかがお考えですか?
2007.08.11
コメント(0)
プレジデント 2007.7.16号のテーマは 100万人調査!「高生産人間vs低生産人間」ここが違う 「人付き合い革命」さて、今回の特集ページは、私にとって、たいへん興味深い内容ですが、しっかりと腰を落ち着けて読まねばならないので、いつも通りに後回し。そして、最初読んだのが、『ハーバート式 仕事の道具箱』の『なぜ「直感」を使うとうまくいくのか』という、リチャード・ルエックス氏の記事です。直感のプラス面(「何かがおかしい」という有益な警告を発してくれる)とマイナス面(過信すると「客観的分析」を省略してしまおうという誘惑に駆られる)をまず最初に提示した上で、直感をうまく利用するコツ、即ち、直感を信用すべき二つの状況を紹介してくれています。その一つ目は、客観的分析では「進め」と出ていても、直感が待ったをかけたときは、決定を保留すべきだというもの。これは、論理と直感が一致しないときには、分析で何か重要な点が見落とされている可能性があるので、もう一度証拠を見直し、結論を再検討せよとアドバイスしてくれています。そして、もう一つは、人を採用するときの「参考」にするというもの。採用基準に直感的印象を組み合わせることで、うまく言葉にはできない候補者の特性を、具体的にとらえるのに役立つそうです。内なる声が聞こえたとき、その言葉に耳を傾け、その背後にある多くの経験や無意識の記憶を素直に受け入れる。そして、「信頼せよ、されど検証せよ」というロナルド・レーガンの有名な言葉を併て心がければ、きっと、うまくいくこと間違い無し!?
2007.06.24
コメント(1)
プレジデント 2007.7.2号のテーマは 1万世帯調査で判明!浮かぶ家計、沈む家計 「金持ち」家族、「貧乏」家族さて、今回も特集ページは、ざっと眺めて後回し。最初に、腰を据えて読んだのは「本の時間」世の中の読み方。そのタイトルは、『免許更新制に?「うまくいくのか」教師の資質向上策』東京大学大学院・勝野正章准教授の手による記事。大卒者の3割が3年で会社を辞める現在、教員はというと、昨年度、ある大都市では、数百人採用した小学校教員の3割が、1年以内に退職したのだそうだ。これは、なかなかの数字だと私も感じるし、勝野氏も次のように述べている。 どちらかと言えば社会的栄達に対する関心が低く、 子どもたちと接することや教えることが好きだからという理由で、 この職業を選んだ若者たちが次々とやめていくのは やはり異常なことなのである。もちろん、これは新しく教員になった者だけでなく、これまで教員を続けてきた者においても、早期退職や精神性疾患による休職という形で表れており、その予備軍ともなれば、相当数になると予想される。ここで、勝野氏は、教育改革における、世間の認識のずれについて指摘する。 実は、教師の資質能力向上を図るという数々の施策を 積極的に推進している人々も 教師の資質能力が一般的に低下してきているとは言っていない。 大部分の教師は優秀であり頑張っていると認めているのである。このような指摘がなされることは、極めて少ないのではないか。ともすれば、「昔の教師に比べ、今の教師はダメだ!」という論調の報道や情報が、溢れかえっているような気がする。それを素直に受け容れた人々は、ダメ教師なんだから、非難されて当然とばかりに、ありとあらゆる場面で、教師・学校へのバッシングを繰り返す。その結果、また一人優秀な人材が、学校現場を離れていくことになるのも知らずに……。本当に学校をたて直すには、何が必要なのか、よく考えてみる必要がある。そこで必要なのは、やはり優秀な人材の確保である。どうすれば、そのような優秀な人材を確保できるのか。そして、その資質をより高めていくことができるのか、2007年度問題が叫ばれる今、この点をきちんと明らかにせねばならない。その上で、それに見合った教育改革を進めていかねばならない。
2007.06.09
コメント(0)
プレジデント 2007.2.12号のテーマは 幻の名著『成功はゴミ箱の中に』から学ぶ 大富豪の行動習慣 特集は、「これが僕らの人生のバイブルだ」ということで、 ソフトバンク社長の孫正義氏と ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏との対談から始まります。 両氏が「人生の教科書」にした人物が マクドナルドの創業者であるレイ・クロックという人物。そして、そのレイ・クロック氏の自伝が、『成功はゴミ箱の中に』というものであり、今回、プレジデント社から刊行されました。要するに、今回の特集は、そのためのPRということでしょうか。でも、対談の中身は、結構新たな発見がありました。孫氏と柳井氏との繋がりや、考え方の共通点と相違点は興味深かったし、日本にマクドナルドを持ってきた藤田氏に若かりし孫氏が、初めて会いに行った時のエピソードなどは、「やっぱり孫さんは、昔から孫さんだったんだな。」と感じることができるものでした。アウトサイダーとして業界に挑み、マスコミに叩かれても挑戦し続ける二人。「仕事が、他のどんなことよりも面白い。」と言い切れるからこそ、「困難を乗り越えていくのが生きる実感だ。」と思えるのでしょう。
2007.02.12
コメント(0)
プレジデント 2007.3.5号のテーマは発想力とアタマの出来は関係ない!思いつく力パラパラとページをめくりながら、斜め読みしていって、最初に、ページをめくる速度をゆるめたのが「大前研一の日本のからくり 12 なぜ急ぐ?国民投票法案にこだわる自民党の本音」またしても、テーマとは全然関係ないページから熟読することになってしまいました。大前氏は、世界スタンダードである「18歳=成人」にすることで、フリーターやニートの問題もたちどころになくなるとしています。また、「高校卒業時に厳粛なセレモニーを行って、立派な社会人として生きることを誓約させる」ことを提案されています。これについては、現在の学校システムと進学率とを考えると、たいへん良いタイミングだと私も思います。ただし、大前氏の場合には、さらに先を考えておられ、義務教育期間を18歳までとし、それを修了した18歳からを成人にしようと主張しています。これについては、現行の小・中学校9年間の義務教育期間をそのまま3年間延長する形で、高校教育を行おうとすると、かなり難しい問題が生じるのではないかと、私は思います。小・中学校における日々の学習に辟易し、「こんな状態を続けるくらいなら、 実社会に出て働いてみよう」と、意識を切り替えることで、新たな活路を見いだしている生徒たちが、確実に存在します。そんな彼らを、いかにしてあと3年間学校に通わせ、学習させ続けるのか、また、その3年間の学習の意義は、彼らにとって何なのか、これらの点を明確にしておく必要があるでしょう。彼らにとって、本当に必要な教育を行える高校をつくること、その高校へ、彼らが進学できる状況やシステムをつくっておくことが大前提となります。
2007.02.09
コメント(0)
プレジデント 2006.7.17号のテーマは、脱出!組織の歯車間仕事意識が変わる「簡単な仕かけ」しかし、今回、私が真っ先に読んだのは、特集テーマとは全く関係のない「スペシャルレポート」の部分で、「ウェブ2.0」に関する記事。まずは、「ウェブ2.0」身近な革命 事始め。この記事は、作家・エッセイストの蝶々さんとNTTレゾナントgooサービス統括の上原仁さん、ネットレイティングス社長の萩原雅之さんの対談ですが、「ウェブ2.0」とは何か?が、読み進めるうちに分かってくるという内容。こんな風に、ブログに書き込みながらも、「ウェブ2.0」という言葉さえ、今まで知らなかった私には、今、インターネットの世界で起こりつつあることが端的に理解できるという、とっても有り難い記事でした。続いては、糸井重里さんの特別コラム、「誰もがコンテンツ化する時代がやってきた」。糸井さんが2001年に発行した『インターネット的』という新書には、「ウェブ2.0」と驚くほど似た考え方が、すでに描かれていて、最近、また注目され、読まれているとのこと。そんな糸井さんのコラムは、インターネットの過去・現在・未来を見事に表現。ブログや口コミマーケティング、ロングテールに対するコメントは、いつか、近い将来に、「糸井さんの言ってたことが、また、現実になったなぁ」と、皆が気付く日がやってきそうな気がします。そして締めは、注目の「国産」2.0企業。ここまで読み進めてくると、知識として、かなり身に付いたし(?)併せて、記事に紹介してあるサイトをネットで見て回ったので、「ウェブ2.0」について、結構理解できた気分になれました。しかし、これらの記事のなかで、私が最も印象に残ったのは、「ウェブ2.0」身近な革命 事始め の対談のなかで、ネットレイティングス社長の萩原さんが、ネット業界の「第三世代」を説明する際、 「三十五歳で初めてネットをやった人間と十五歳でやった人間とでは ネットに対する世界観がもう全然違う。」という発言をしたのを受けての、蝶々さんの次の発言。 「恋愛も一緒ですよ。 だって十五歳で初体験した人と三十五歳でした女の人とでは、 女の人生が全然違いますもの。 普通にやってきた人にとっては自転車に乗るようなことなのに、 やったことのない人にはもう宇宙に旅立つような話で……。」さすがに、それを聞いた萩原さんのコメントは 「……」でした。
2006.06.25
コメント(0)
プレジデント 2005.3.20号のテーマは、9割の人は「頭の使い方」が間違っている「考え方」革命しかし、私が真っ先に読んだのは、特集ページではありません。それは、J・ウェルチの「ビジネス問答」。「有能なリーダーは生まれつきですか?」という質問に、本当に納得の見事な回答でした。そして、次に読んだのが、「学歴の結婚力」女のホンネと男の勘違い。「成果主義」とか「実力主義」とか、世間では言われていますが、実は、こんなところで「学歴」が、大きく幅を利かせていたとは……。でも、この記事に書かれていることは、本当に「ホンネ」でしょう。「男性」と「女性」、そして「夫」と「妻」の関係は、21世紀の現在になっても、これが実態。「女性」が結婚して「妻」になった時、「男性」である「夫」に頼る部分が、未だにこんなに多いのなら、特に、それが「経済的」なものであるとするならば、当然、将来稼いでくれそうな、高偏差値大学卒の男を相手に選びたくなる。なぜなら、就職に際して「学歴」は、まだまだ、その成否を決める大きな要素として残っているから。「顔」「性格」だけでは、彼女たちの欲求は満たされない……。それだけでは、将来の生活に灯りをともすことはできないから。かくして、女性たちとその両親たちは「上方婚」を目指す。「男性」が、この壁を越える手だては、学歴のコンプレックスから、自らを解き放ち(つまり、開き直り)、「仕事」で自分自身を思いっきり輝かすしかなさそうです。
2006.02.26
コメント(0)
プレジデント 2005.12.19号のテーマは、解決!「三日坊主、掛け声倒れ、中途半端」の悩みやり抜く力今回、何と言っても気になったのが、「アクティブ・ノンアクション」という言葉。これは、『挫折する人は「戦略的サボり」が下手である』という記事に出てくるもので、「不毛な多忙」という意味。 忙しく毎日を過ごしているののにもかかわらず、 本当に必要で意義があり、 真の充足感をもたらしてくれる何かについては、 まったく達成できていないことをいう。これを読んだとき、ホント恐ろしくなったというか、溜息が出でるのが止まらなくなったというか……何か、日々の営みが、少し悲しくなってしまいました。確かに、いつも忙しいのです。でも、それがどういう意味があるのかと問われると、行動しているように見えて(アクティブ)、実は何の行動もしていない(ノンアクティブ)のかも……。無駄に時間を過ごしているのかなぁ……。と言ってしまいそうな自分がここにいるのがもどかしい。偽りの満足感から脱出し、本当のアクションを起こすのは、とても勇気のいることですね。 ※ この記事は、他サイトに2005年12月01日に投稿した記事を 移転したものです。
2006.02.20
コメント(0)
プレジデント 2005.8.29号 特別増大号のテーマは、これが「頭の良い人の勉強法」だ!最新「学び方」その中に、最近、私が注目している大前研一さんの記事を発見。それは、『大前流・金のなる木が見つかる「W現場主義」』で、特に2つのことが、印象に残りました。まずは、「ネットから効率よくトレンドを読み解く方法」について。驚いたのは、氏がRSSを用いて、タイトルだけとは言え、1日500本の記事、1週間で3500本の記事に触れていること。その中から重要と思われるものをピックアップして読み、効率よく必要な情報を獲得していると知り、感心することしきり。私のネットサーフィンは、いつも行き当たりばったりで、全然、系統立っていない情報へのアクセスの仕方だったので、時間の割に、身に付くものが少ないのは当然のことと深く反省。早速、「RSSリーダー」をダウンロードし、「大前研一のニュースの視点」をRSSサイトに登録、今後、さらに他のサイトも追加していくことにしました。次に、「中堅ビジネスマンの99%は再教育が必要」だという現実。私たちは、毎日、毎週、毎月、毎年、勉強し続けなくてはならない。そして、それは先輩から習うのではなく、できる限り若い世代から学ぶことが重要だということ。確かに、言われてみれば、現実場面で、思い当たる節は、いくらでもあります。 ITを駆使して必要な情報を掴み取り、 どこへでも出かけていって現場から学び、 仮説を立ててデータや証拠を揃えて検証する。 そういう姿勢が大切なのである。リアルとバーチャルの併用、これこそが21世紀を生き抜くための“超”現場主義勉強法だそうです。「デレ~ッ」とした日々を過ごしている私にとって、とても刺激になる記事でした。 ※ この記事は、他サイトに2005年08月10日に投稿した記事を 移転したものです。
2006.02.19
コメント(0)
プレジデント 2005.8.15号のテーマは、40代「勝ち方」この先10年「働き方」の答えがわかった!その中でも、目を引いたのが「君たちは、仕事も人生も中途半端だ」という記事。そんな風に言われても、「何を!!」と言い返すことができず、「そうかも知れない……。」と半ば受け入れてしまうのが、何と言っても、一番辛いところ。パワフルでエネルギッシュに行動し、一時代を築いた団塊世代。既存の常識にとらわれることなく、怖いもの知らずで突き進む30代。この二つの世代に挟まれて、今や40代は「いらない世代」だとか。そんな40代に対し、上下の世代からの有難いお言葉が並びますが、40代としての感想は、「……………」。30代の方達のように「現在を生きる」ことだけを考えていたのでは、やっていけないし、団塊世代の方達のように「どこを目指すのか」明確だった時代を生きているわけでもない。「どこを目指し、現在をいかに生きるか」この答えを出すことこそが、40代の指命であり、その答えを出すことができた時、「いらない世代」から「新しい生き方を創造した世代」へと、変われると思います。※ この記事は、他サイトに2005年07月24日に投稿した記事を 移転したものです。
2006.02.19
コメント(0)
プレジデント 2005.5.30号今回のテーマは、「儲ける人」は知っている!数字の謎、お金のカラクリ40。まず、目を惹いたのは「ビジネスの正解を導く割り算思考」。物事を数字として表現し、考えていくという姿勢は、ビジネスマンとして生きていうえで、とても大切なことだと思います。記事の中には、「数字に強いか弱いか」の判定問題も掲載されており、「なるほど!」と納得するものもあれば、かなり強引で、「それって、本当?」と思ってしまうものもあるような……。まぁ、東大に入学することよりも、プロ野球選手になる方が簡単だと思っていた人にとっては、目から鱗が落ちる内容だったでしょう。私としては、「割合」や「確立」に加えて、「関数」という視点で物事を見ることが出来れば、さらに良いんじゃないかと思います。さて、今号で最も驚いたのは、プレジデントで、草なぎ剛君がこんなに大きく取り上げられたということ。現在放映中の、彼が主演するドラマが、色々な事情で何かと話題になっているからなのでしょうが、「ある時点の成功が、本当の成功かといえばそうじゃない気がするんです。大失敗だと思えたことが、のちに大いに役立つこともありますからね。……」という彼のコメントは、なかなか良いですね。「人間万事塞翁が馬」、明るい明日を信じて、生きていきましょう!※ この記事は、他サイトに2005年05月08日に投稿した記事を 移転したものです。
2006.02.19
コメント(0)
プレジデント 2005.5.16号のテーマは「学力と学歴」「ニート・フリーターを生み出す家庭」の特徴分析、良い子の心が歪む「夫婦の日常会話」、親が知らない!「教科書劣化と迷走」の現場、男親の出番「社会で生きる力」を鍛える法、等々興味を引く見出しが目白押しの今号。しかし、結論から言うと、別に目新しい内容は、ほとんどなかったように思いました。普段、教育関係の情報に全く接していない人にとっては、貴重な情報になったかも知れませんが……。そんな中で、最も「キラリ」と光ったのは、「受験・就職」に成功する親子、負ける親子 の中の広島県尾道市立土堂小学校の陰山英男校長の次の一言。「……例えば公立は学校五日制で私立は六日制であるとかね。でも両方とも実は同じようなことを勉強しているんですよ。……」現場で実際に授業に携わってきている者だからこそ言える一言。世間では私立志向が高まっており、両者は「全くの別物」というイメージが出来上がっているけれど、実はそうでもない。もちろん、全く同じではないし、違いは厳然と存在するでしょう。でも、基本的には同じだということ。これ以外にも、教育現場の実情をもっともっと伝えて欲しい。その窓口になってくれると期待しているのが、東京都杉並区立和田中学校の藤原和博校長や横浜市立東山田中学校の本城愼之介校長。こういった民間出身でマスコミが注目している方たちが実際の現場というものを伝えてくれれば、「本当のところ」が皆に伝わるのではないでしょうか。普通の現職の先生方やOBの方達の言葉では、どうも世間の人達は、ストレートに受けとめることができにくくなってしまっているようなので。(これが最も深刻な問題か……。) ※ この記事は、他サイトに2005年05月03日に投稿した記事を 移転したものです。
2006.02.19
コメント(0)
プレジデント 2005 2.14号の特集ページは、セブン-イレブンの鈴木敏文社長による「仕事のウソ、数字のウソ」。今回の特集記事の中で、特に印象に残ったのは、 「気持ちの世界で買い物をする顧客に対し、売り手が理屈で接すると、 とたんに顧客は離れていきます。 その理屈は多くの場合、売り手の都合を正当化しようとするものです。」という一文と、 「“顧客のために”は自分の経験がベースになるが、 “顧客の立場で”考えるには過去の経験を一度否定しなければなりません。 同じように見えて、考え方がまったく異なるのです」という鈴木氏の言葉でした。「こだわりおむすび」、カップラーメンの「有名店シリーズ」、高級アイスをヒットさせ、アイワイバンクを黒字化させるなど、それまでの常識(?)を、ことごとく覆し、25期連続増収増益達成を目前にするセブン-イレブン。鈴木社長の慧眼を見習って、私もいい気分になりたいものです。それにしても、先日食べた、博多一風堂のカップ麺、本当においしかった!!※ この記事は、他サイトに2005年04月27日に投稿した記事を 移転したものです。
2006.02.19
コメント(0)
プレジデント 2006 3.6 の特集は、「数字のウソ、決算書の秘密」。そして、私の注目記事は、「日常業務の『ムダ、ムリ、ムラ』はこう炙り出せ」。ノンフィクションライターの野口均さんの手による文章で、経営コンサルタントで会社業務研究所客員研究員の藤永伸一氏と北見式賃金研究所所長の北見昌朗氏、JMACプリンシパル・コンサルタントの秋月隆男氏のコメントを軸に、日常業務の効率の悪さの原因を追及し、どうすればムダやムラを減らすことができるかを述べています。日々の業務の中で、経費のムダというと、すぐに思いつくのが文房具、光熱費、オフィス賃貸料、通信費、交際費等々。そして、これらを何とか減らそうと、日々努力……。しかし、実際には「それらは知れた額」だそうで、「コスト意識を植え付けるためには効果がある」程度のものらしい。そして、ムダが一番潜んでいるのは「人件費」だと言うこと。部下の1時間あたりのコスト把握をし、その面から考えていくと、長々とした会議が、いかにムダかがわかり、その点を改善していくことが、ムダ、ムリ、ムラをなくすことに繋がる。「なるほど!」言われてみれば、「全くその通り!!」ですね。しかし、後半部分の「業務内容と時間の把握」については、何か……。「業務日誌法」も「業務内容記録法」も「ワーク・サンプリング法」もそれを元に、個々の活動管理があまりに過度になりすぎると、ストレスフルな職場になってしまうのではないかと、やや心配。ただし、最後に「人と人との対応業務はムダという観点から検討するよりも、ムリ、ムラを見つける方向で検討した方がよい」としたうえで、ムリ、ムラについて述べている部分は、本当に参考になりました。
2006.02.12
コメント(0)
全22件 (22件中 1-22件目)
1