アンチ国際結婚
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どうもお久しぶりです。転職、引越しや天災、パートナーの入院などが重なり2ヶ月近く放置しておりましたが、ちょこっとだけ復帰です。早速ですが、こんな記事を見つけました。http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20060825/108657/?P=3この筆者の方は共著で「幸せをつかむ国際結婚のススメ 「運命のヒト」は海の向こうにいた」という本も書いている方です。http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/4822244075/ref=cm_cr_dp_2_1/503-8315127-1917528?ie=UTF8&customer-reviews.sort%5Fby=-SubmissionDate&n=465392Amazonのレビューにしても、辛口コメントが目立つ一方、そのまま信じてしまっている方もいるようです。記事の内容に戻りますが、とにかくひどい!物書きとは思えない、非常にレベルの低いものです。「女性は生トリュフを食べている一方で、男性はマンガ雑誌片手に牛丼」というようなことを書いていますが、この人は何を考えているんでしょう?呆れてしまいました。そもそも、男性と女性では考え方が違います。アメリカ人男性なんて、さらにグルメ志向は低いです。なにせ、ファーストフード文化ですから。「ピザ食べてビール飲みながらフットボールのテレビ観戦」というのが典型的なアメリカ人男性の像。また、日本人男性は和食好きが多く、ご飯に合うものが好き。レストランでも男性はご飯、女性はパンを頼む人が多いですよね。この人の意見は男性の好みを考えずに一方的。また、お金の使い道も日本では性差がありますね。海外旅行やグルメにお金を使うことが好きな人が多いのが女性。逆に、食べるものにはそれほど執着せず、車や趣味の物集めなどに使ったり、飲みに行ったり。男性は将来の結婚資金や家購入などのためにお金を貯める人が多いですが、女性は海外旅行のために貯めたりする人も多く、結婚の資金や家購入とかは男性の役割と考えている人も多いです。家購入に関して言えば、独身女性が一軒家を買うことは日本ではまずありません。しかし、アメリカでは違います。私が学生時代に間借りしていた家の家主さんは高校卒業したての女の子。彼女はお金持ちのお嬢さんではありましたが、昼間は学校、夜はバーテンダーをして家の購入資金に充てて頑張っておりました。最近彼女と話したのですが、Law schoolを卒業し、弁護士試験を受けたそうです。結果はまだ聞いていませんが、自立しているのです。方や、彼女の言うような日本人女性は男性の収入に拘っている。というのも、相手に頼ろうとしているから。以前、「共働き家庭の方が子沢山」という日記を書きましたが、本当にその女性にしっかりとしたキャリアがあるのであれば、子供を預けてでも働き、裕福な生活はできるわけです。しかし、たいしたキャリアがないから男性に頼り、「永久就職」しようとするわけです。http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20060825/108657/?P=2ここに書かれているようなことは日本人女性には起きていません。これは大学進学について見ても明らかです。四大はまだまだ男性が圧倒的多数で、経済や法学、理工系などの将来の職探しに有利な学部は男性ばかり。女性は英文科などの文学系に偏り、就職の際も似たり寄ったりで企業にとっては誰をとっても同じに見えてしまう。彼女は慶応出身のようですが、その慶応出身者の人たちばかりを見てるのではないでしょうか?一般の女性とはかけ離れています。私も慶応出身の友人は多くいますが、彼女のような人たちは勘違いしている部類ですね。本当にエリートで家柄もいい人たちの見方とは異なります。私にはバブルに踊らされていた成金にしか見えません。彼女について詳しいことは知りませんが、共著の方の国際結婚紹介所が絡んでいるようです。要するに、日本人男性をコケにすることによって、日本人女性の欧米人への憧れの心をさらにくすぐり、自社のビジネスへと繋げる。あまりにもあからさま過ぎ。記事の中の彼女の話には収入に関する話ばかりが露骨に書かれておりますが、国際結婚と言ったとき、本当に収入が高い人たちと結婚するケースは稀だと思います。私の知る人の中にも、日本で一流企業に勤めていたキャリアウーマンなのに米軍陸軍兵と結婚した人がいます。かなりの美人です。彼女の弟さんと同級生なのですが、彼が英会話学校の先生に結婚写真を見せたそうですが、「この男は金持ちなの?」と聞き、陸軍兵と聞いた瞬間、「ありえない!」と言ったそうです。そのくらい、冴えない人だったようです。要するに、彼女が言うような「ハイスペックの男性を求めるために国際結婚」というのは現実社会では起きておらず、ただ単に欧米人男性と結婚したいというだけの人が多いのが現実なのです。以前某掲示板で見たのが、「ダブルスタンダード」という言葉。どういうことかと申しますと、「日本人男性に求めるスペックと欧米人男性に求めるスペックが異なり、差別的」ということです。日本人男性からはブランド物のバッグでも貰わないと喜ばない人が、欧米人男性からは100円ショップアクセサリーでも大喜びしてしまうといったケース。また、日本人男性だとハゲ、デブ、チビ、毛深いといったことは敬遠されるのに、欧米人男性だとこの中の3つくらいが揃っていてもOK。これでは日本人男性も不快になります。こういった、人種が異なるというだけで基準をひっくり返すということはどうなんでしょう?とりあえず、彼女の書いていることはナンセンス。よくもまあ、いい加減なことを並べて書くもんだと感心してしまいます。彼女の言う「負け犬世代」が結婚できないのは単純に我侭だから。男性も含め、日本人全体が甘やかされて我侭になっているのだと思います。我侭で結婚しなくても、男女ともお互い30代ともなると一人で生活してても苦にならないから「どうでもいいかな」と思ってしまうわけです。親と同居しているなら尚更その傾向は強くなる。日本人女性のキャリアやメンタリティーは欧米並みに進化などはしておらず、それどころか、男性に頼ろうとするメンタリティーは昔のままです。それが悪いと言っているのではなく、彼女の意見への真っ向から反対するために現実のままに書いているわけです。どうも、こういう女性たちは日本人男性をコケにし、"敵"と見る傾向があるようです。男女共同参画がテーマのコラムのようですが、"共同"の意味をしっかり考えてもらいたいものです。日本人の男女が共同で仕事をこなし、家庭を築き、子育てを行うのがこの共同参画の目的。それを「海外に出て結婚しちゃえ」というのはあまりにも無責任で、共同参画の意味を理解していないことの現われですね。それに、国際結婚というのはそんなに甘くないです。久しぶりのワンクリック、お願いします。あと、私書箱にも多くの激励と心配のメッセージを頂きました、どうもありがとうございます。人気blogランキングへ
2006年09月04日
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