Home Sweet Home

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素直になれなくて

     『素直になれなくて』


       逢えばいつも けんかばかり
       でも、となりには いつも 君がいてくれたね

       苦しい時には いつも手をひいてくれた
       そんな優しさに 素直になれなくて
       いつも 傷つけてばかりだった 

       君の想いは 伝わっていたよ
       でも 素直になれなくて
       気づかない ふりをしていた

       ごめんね

       あの時 君の想いに 少しでも
       答える 余裕があったら

       お互い もっと違ったかもしれないね

       素直になれなくて ごめんなさい



これも、中学生の頃なんだけど、クラスも部活も同じ男の子がいた。席も近くで、打ち解けるのには時間がかからなかった。もちろん、あたしが初恋の彼を好きだと知ってた。
ふざけあって、じゃれあって、1番仲の良かった男友達だったかな。

でも、凄くつまんない事で喧嘩して、それっきり口を利かなくなった。卒業まで同じクラスだったけど一言も話さなかった。
あたしの、初恋の彼が引っ越して落ち込んでるときにも、冗談とか言ってくれて元気づけようとしてくれてたあの姿が思い出されるよ。

『オレじゃぁ、かわりになれないかな』
あの一言は、驚いた。
『あんたじゃ 無理』と思いっきり言ってしまった。
傷つけるつもりではなかったけど結果的には、傷つけちゃった。
その後は、しばらく何事もなかったように過ごしてたんだけど、もちろんあいつの気持ちも知ってた。今までみたいに、ふざけあって、じゃれあったりもした、あたしには、あいつの気持ちに答える余裕もなかったし、今のままが心地よかったからあえて答えを出さなかった。ずるいんだよねあたしって・・・・。(自己嫌悪)

喧嘩の原因もあたしの我儘だし、誰かに『付き合ってるの?』って聞かれてそれがすっごく嫌で、他の人からそーゆうふうに見られてたんだと思ったら誤解されないようにしなきゃと思ってそれをあいつに伝えて、あいつは今のまんまでいいじゃんとか言ってたけど人目が気になる中学生・・・・。
私の我儘でその日を境に話さなくなちゃった。
今考えれば、ばっかじゃないと思う。そんなことであいつを傷つけてしまった自分が嫌だね。
あの頃、携帯とかあったらもっと違ったかもしれない。
でも、あの時代携帯なんてなかったし、想いを伝えるのは、言葉か手紙の時代でした・・・。(古っ!)
お互いに、何も言わず卒業して違う進路を選んだけどその頃、友達に言われたことがある。
『あいつさぁ、オレの気持ち知ってんのにずりぃよなぁ・・・。他のやつとは話できんのに、オレとは無理だってさ・・・。あいつの姿見てるとつれぇ』
↑の様に呟いてたんだって。

今思えば、ちょいかっこいいじゃん。


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