BLACK CAT

たんぽぽ




雨降りの放課後

 ボクはひとりきり

 泣きながらいつもの道を歩いて行く

 ゆっくりゆっくり

 傘を差しながら・・・

 薄暗い雲に嫌気が差して

 下を向く

 そしたらそこに

 キミがいたんだ

 キミの名前

 ずっと前から知っていた

 笑顔の似合ぅ可愛らしぃ

 その姿のキミは

 たんぽぽだ

 優しさとぬくもりに溢れている

 たんぽぽだ

 キミは泣いているボクに

 そっと笑いかけた


     ボクの心に キミが咲いた


  「また明日」

 その言葉と傘を残して

 ボクは雨の中を走って帰った


 次の日は

 よく晴れていた

 帰り道にはみずたまりが出来ていて

 覘くとそこには真っ青は空と

 笑顔のボクがいた

 昨日と同じところで

 キミはボクを待っていた


   「ボクの傘
      雨宿りになった?」


 笑いかけるボクに

 「ありがとぅ」って

 囁くようにキミは風に揺られた


 次の日

 ボクはまた泣いていたんだ

 辛いこと

 いっぱぃあったから

 それでもボクは

 キミに会いに行った

 キミの笑顔が見たいから

 そんな時

 キミはボクを優しく包んでくれた

 何も言わないで

 ボクの頬に伝わった涙は

 ぃっの間にか

 止まっていた

 気づかないうちに日は暮れていて

 ボクはキミに

 手を振った

 いつしか時間(とき)が流れ

 春が過ぎようとしていた

 ずっと前からわかってた

 出会った時から

 別れなければいけないなんて

 キミの笑顔を

 2度と見られない日が来ることなんて

 わかってた

 それでも

 キミを離したくない

 お願いだ

 戻ってきてよ

 大空へ舞うキミを見て

 涙が止まらなかった

 もぅこの涙を

 拭ってはくれないんだね

 もぅキミの笑顔を

 見ることは出来ないんだね

 でもまだ伝えてない

                   キミが好きだ

 キミはボクに

 一度も弱いところを見せてはくれなかった

 守ってあげたかった

 だから行かないで

 今度こそボクがキミを守るから

    キミが好きなんだ



 伝えてない言葉

 今なら言える




                 キミが好き       


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