-蒼 イ 月 ノ 兎 ト 鬼-

+++母+++

母が何故、出て行ったのか。

それは、お解りの方もいらっしゃるかと思いますが祖父のドメスティックバイオレンスによってです。

ダメ男が実家へ帰ってしまい、事実上別れたので母は実家へ戻りました。

私は既に、その前からダメ男がうるさいので母の実家へ住んでいました。

私は、みんな一緒に暮らせてよかったなぁとその時は思っていましたがそんな夢もあっさりと打ち砕かれました。

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元々、母と祖父は仲が悪く犬猿の仲でした。

母も、昔は悪いことばかりしていたので怒られてばかりいたそうです。

それが険悪になった理由といえば、理由みたいなものなんですが。

兎に角、祖母への暴力や暴言より母へ向ける暴力や暴言のほうが遥かに酷いものでした。

へーきで、ボールでも蹴飛ばすかのように母を蹴っ飛ばし、

物を投げてぶつけたり、熱湯をかけたり、冷水をかけたり、母の持ち物を勝手に捨てたり…etc

子供の虐めだってそこまでしないだろう、ってくらいのことをやってました。

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母が実家へ帰ってきてからは、毎日毎日暗い雰囲気とピリピリとした緊張感。

家族とは思えぬ、ただならぬ雰囲気でした。

母は日に日に痩せていき、精神的にも肉体的にもボロボロでした。

そんな母と祖父の暴力沙汰を傍で見ていた私の精神も少なからずボロボロでした。

母が、こんなになっているのに私は助けてあげられない。

とてももどかしい気持ちでした。しかし、私も怖くて祖父にそんなこと言えませんでした。

そして、母は市役所や相談する施設へ行き祖父とのことを相談したりした結果

「家を一刻も早く出なさい」との事。

しかし、子供を二人も抱えて仕事など出来る筈も無くお金も無い中で家出など不可能なこと。

しかし、今はそういう家庭が増えているので女性や子供を一時的に保護する施設があるそうです。

母は、私にも施設の場所を告げず、突然下の子を連れて家出をしました。

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私は一切、そんな施設へ行くなどというのは聞かされていなかったので必死になって母を捜しました。

警察へも届け出をして、あたれるところは全てあたりました。

そんな私を見て、不憫に思ったのか何なのか解りませんが家出をさせるようなことをした

祖父、本人も母を探し始めたのです。私はちっとも嬉しくありませんでした。

この頃から、祖父に憎しみを覚え始めました。中学3年の後半頃です。

卒業式にも母は現れませんでした。他の子は学校を離れる淋しさや友達と離れる淋しさで泣いていたのに

私は母が来ないという淋しさで泣いていました。

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それから、高校の入学式も終わり少しした頃に、やっと市役所から居場所が私にだけ伝えられました。

この祖父母と私が暮らしている場所から、自転車で20分程の場所へ家を借り住んでいるとのこと。

祖父とのこともあり、精神的にも病んでしまった母は仕事も出来る筈は無いので生活保護で暮らしているそうです。

そして私だけが、母と会うことを許されました。

それからは、自転車で行けない距離ではないので会えるようになりましたが、一緒には住めないようです。

母は、生活保護でやっと暮らしているので、私がそこへ住人として増えると市からの援助では無理だそうです。

一緒に暮らすには、私がアルバイトをして稼いだお金で学費や生活費に充てて下さいと市役所の方は言います。

しかし、私はアルバイトなど出来る状態では無いのです。

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その理由は、また次に書きます。 


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