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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ラテン編:その4) ここらで少し気分を変えて、フレンチ・ポップスのお気に入り曲を取り上げたいと思います。シャンソンやジャズの要素を取り入れた心地よいポップスを聴かせてくれるパトリシア・カース(Patricia Kaas)は、1980年代にデビューし、1990年代には世界に知られるようになったフランスの女性シンガーです。 筆者が最初に聴いたアルバムは、1993年の『永遠に愛する人へ(Je te dis vous)』だったのですが、その中で最初にお気に入り曲となったのが、この「オテル・ノルマンディ(Hôtel Normandy)」というナンバーでした。 20歳そこそこでデビューしたパトリシア・カースも、そろそろキャリア30年を迎えるころです。もちろん、現在も変わらず活動を続けています。以下は20年ほど前と思しき、まだ20歳代の頃のライヴ映像です。 [収録アルバム]Patricia Kaas / Je te dis vous(永遠に愛する人へ)(1993年)↓上記を含むオリジナルアルバム5枚セット↓ 【送料無料】 Patricia Kaas パトリシアカース / Original Album Series 輸入盤 【CD】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2016年02月29日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ラテン編:その3) コロンビア出身の歌姫シャキーラ(Shakira)は、母語のスペイン語に加え、英語でもアルバムを出し、世界的に知られた女性シンガーです。 そんな彼女の国際的な飛躍のきっかけになったのは、1995~96年に発表された3枚目のアルバム『裸足のままで(ピエス・デスカルソス)』でした。母国コロンビアでは1995年、その他の国々では翌1996年に発売されましたが、このアルバムの売れ行きを牽引したのが、このシングル曲「エストイ・アキー(Estoy aquí)」でした。 まずはオフィシャル・ビデオをどうぞ。 このヒット曲も、はや20年前のものとなりましたが、それにしてもこのビデオのシャキーラは若いですね(髪もまだ黒かったですし)。もう1本は、少し新しめの映像ということで(といってももう5年前ということにはなりますが)、2011年のライヴの模様をどうぞ。 [収録アルバム]Shakira / Pies Descalzos(裸足のままで)(1995年)下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2016年02月27日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ラテン編:その2) 世にはクリッシー・ハインドやジョーン・ジェットなど、“姉御”といったイメージの女性シンガーがいます。でもって、ラテン系ロック/ポップスの世界で“姉御”といえば、筆者的としては断然この人。メキシコ人女性シンガーのセシリア・トゥーサン(Cecilia Toussaint)です。そして、彼女の代表曲の一つが1980年代半ばのこのナンバー、「アマメ・エン・ウン・オテル(Ámame en un hotel)」です。 この曲には原曲があります。カフェ・タクバ(Café Tacuba, 参考過去記事)がカバーした「チランガ・バンダ」の作者としても有名で、メキシカンロックの礎を築いた一人である、ハイメ・ロペス(Jaime López)が作曲者です。そんなわけで、ハイメ・ロペスによる「アマメ・エン・ウン・オテル」もお聴きください。 ちなみに、動画に出てくる写真のネオンですが、“ホテルのガレージ”ではありません(笑)。メキシコの“Garage”と表示されたホテルは、いわゆるラブホのことで、歌の歌詞に因んでいるということなんでしょう。[収録アルバム]Cecilia Toussaint / Arpia(1985年) ブログランキングに参加しています。応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓
2016年02月27日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ラテン編:その1) 100万アクセス突破の記念ということで、長丁場の“いま聴きたい名曲”集となっていますが、今度は“ラテン編”をお送りします。ラテン系(欧州、中南米問わず)のポップスやロックの曲で思いついたものを10曲お届けの予定です。よろしくお付き合いください。 第1回は、一度聴いたら忘れられないこの曲(名曲というよりは迷曲?)です。かすかな記憶をたどると、筆者がこれを最初に耳にしたのは、たしか1990年代末頃だったように思うのですが、調べてみたら元々は1988年に発表されているナンバーでした。 歌も演奏もあまりにも印象的なのに加え、この長ったらしいタイトル(「メ・ドゥエレ・ラ・カラ・デ・セール・タン・グアポ(Me duele la cara de ser tan guapo)」)は、“おいらはハンサムすぎて顔が痛えよ”という、何ともシュールな意味のスペイン語だったりします。初めて聴いてなぜだか大笑い。以来、自分の中では忘れ得ぬナンバーになってしまっています。 これを演っているバンドは、ロス・イヌマーノス(Los Inhumanos)という、スペインはバレンシア出身のグループです。1983年にデビューし、現在も活動を続けています。このバンド名は英語に訳すと“The Inhumans”(人間離れした者たち)という意味ですが、アメリカのコミックと関係あるのかどうか、その辺りはよく分かりません(ご存知の方がいればぜひ教えてください)。[収録アルバム]Los Inhumanos / 30 hombres solos(1988年) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 “ぽち”応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2016年02月26日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ジャズ編:その10) 実のところ、100万アクセス記念第2弾のジャズ編、締めくくりは、この曲にしたいと少し前から考えていました。もうだいぶ前に所収のアルバム(過去記事)を取り上げたのですが、この名曲を単独で取り上げていなかったことに気づき、ずっと機会を狙っていました(笑)。 ともあれ、『ブルーズ・ムーズ』に収録の「アイル・クローズ・マイ・アイズ(I’ll Close My Eyes)」をお聴きください。この爽快さが何とも言えない名演だと思います。 ブルー・ミッチェルのおかげでこの曲自体も好きになってしまったのですが、他の奏者によるこの曲の演奏を追加でいくつか紹介したいと思います。まずは、ギターをメインとした「アイル・クローズ・マイ・アイズ」というと、まず筆者の脳裏に浮かんできたのは、ケニー・バレルによるこの演奏(『2ギターズ』に収録)です。 次はテナーでの演奏です。セルダン・パウエル、この人ほど甘い演奏をしながらもしゃきっとした端正さが同時に出る人はそうそういません。演奏時間が短くアドリブが少ないのが残念ではありますが、伸びやかで甘い雰囲気ながらも軟派にはならない「アイル・クローズ・マイ・アイズ」(『セルダン・パウエル・セクステット』に収録)をどうぞ。 でもって、最後は再びトランペット奏者です。ライアン・カイザーの『カイザーII』(2000年録音)に収められた「アイル・クローズ・マイ・アイズ」です。ブルー・ミッチェルとは異なる感じの爽快感を残す、これまた見事な演奏だと思います。 ジャズ編はこれにていったんおしまいとなりますが、“100万アクセス記念・拡大版”はまだまだ続きます。引き続きラテン系ポップス&ロック編をお楽しみいただければと思います。[収録アルバム]Blue Mitchell / Blue’s Moods(1960年録音)Kenny Burrell and Jimmy Raney / 2 Guitars(1957年録音)Seldon Powell / Seldon Powell Sextet(1956年録音)Ryan Kisor / Kisor II(2000年録音) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ブルーズ・ムーズ [ ブルー・ミッチェル ] 【メール便送料無料】ライアン・カイザー / カイザー2[CD] 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2016年02月25日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ジャズ編:その9) ボビー・ティモンズ(Bobby Timmons)は、ソウル・ジャズの典型みたいに言われたりもし、きっと毎日のように聴くと元気をもらうのを通り越して聴き手側が疲れてしまうんじゃないかと思ったりもします。けれども、その一方で、筆者にとっては“突然、無性に聴きたくなる”タイプのピアニストです。 今回は「モーニン(Moanin’)」を取り上げますが、他にもキャノンボール・アダレイのクインテットによる「ジス・ヒア(ディス・ヒア)」(収録盤過去記事)や「ダット・デア」(収録盤過去記事)の作者としても有名です。まずは、1960年録音の、ティモンズ自身のトリオでの演奏をどうぞ。 言うまでもなく、この曲はアート・ブレイキーによって広く知られています。アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ(Art Blakey and the Jazz Messengers)の『モーニン』所収の「モーニン」もお聴きください(ピアノを演奏しているのは、作曲者のボビー・ティモンズです)。 今回はもう一つ、ライヴ演奏の様子も追加したいと思います。1985年、ニューヨーク市のタウン・ホールでの晩年のアート・ブレイキーの姿です(ブレイキーは1990年に71歳で亡くなっています)。ボビー・ティモンズは1974年に38歳の若さで亡くなっていますから、この映像でのピアノ演奏は別人で、ウォルター・デイヴィス・Jr.(参考過去記事、この人もブレイキーと同じ年に鬼籍に入りました)がピアノを弾いています。 [収録アルバム]Bobby Timmons / This Here Is Bobby Timmons(1960年録音)Art Blakey and the Jazz Messengers / Moanin’(1958年録音) 【2500円以上お買い上げで送料無料】【CD】[UCCO-99033]ジス・ヒア [ ボビー・ティモンズ ] 【楽天ブックスならいつでも送料無料】モーニン [ アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ ] 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2016年02月24日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ジャズ編:その8) どうもここのところ更新ペースが速いのですが、それだけ聴きたい曲が次々に浮かんできているということなのかもしれません。今回は少し趣向を変えてこんな曲を取り上げてみますが、よろしくお付き合いください。 さて、日本のジャズはあまり聴かないし、フュージョン的なのも得意ではありません。けれども、“ナベサダ”こと渡辺貞夫の曲はいくつか気になるのがあって、頭の片隅から離れないというのがあります。今回はその一つをお届けします。1984年に録音・発表された『ランデブー(Rendezvous)』に収録の表題曲「ランデブー(Rendezvous)」です。 この曲が含まれるアルバムは、内容のみならず、ジャケットも洒落ていて、ヒット盤(ビルボードで2位)となりました。渡辺貞夫という人は1960年代にアメリカに渡り、日本のジャズ・ミュージシャンとしての先駆的活動に加え、独自の音楽を追求していった人です。今回は、この曲の発表当時のライヴ演奏の様子もご覧ください。 そんな彼も今年(2016年、既に誕生日を迎えておられます)で83歳。アルバム制作もライヴ活動もまだまだたくましく活躍されているようで、末永くお元気でいていただきたいものです。[収録アルバム]渡辺貞夫 / ランデブー(Rendezvous)(1984年) [CD] 渡辺貞夫(as)/ランデブー 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2016年02月22日
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ここしばらくの動画付き記事がだいぶたまってきましたので、INDEXページを更新しました。INDEXページでは、ジャンル別、アーティストのアルファベット順に過去記事のリンクを整理しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ右欄(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-L)・つづき(M-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-C)へ → つづき(D-H)・つづき(I-L)・つづき(M-R)・つづき(S-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系(ロック・ポップス)編へ アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでもありがたいです)をクリックお願いします! ↓ ↓ にほんブログ村 : 人気ブログランキング:
2016年02月22日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ジャズ編:その7) ミシェル・ペトルチアーニ(Michel Petrucciani)は、フランス出身のジャズ・ピアニストで、先天性の生涯を克服して歴史に名を残す奏者となり、1999年に36歳で亡くなっています。1980年代初頭から活躍しその名を知られるようになりましたが、筆者が初めてペトルチアーニの作品を聴いたのは、それよりもずっと後でした。今回は、初めて聴いた彼の曲、ということで、この「ルッキング・アップ(Looking Up)」です。 のびのびとしたタッチで始まり、鍵盤楽器らしいピアノを聴かせるかと思いきや、のってくると打楽器的な要素を含む激しいピアノタッチへと変わっていく…。この表現力は、一聴でノックアウトものです。 でもって、これがライヴ演奏だとどうなるのか。その質の高さは目をみはるばかりなのです。以下は、1992年のライヴ演奏の様子です。 ベースがエレキなのが少々残念ではあるのですが、まさしく文句のつけようのない好演です。きっと初めて聴いた作品が『ミュージック』というのもよかったのでしょう(最初にどの盤を聴くかは偶発性もあるので、個人的には、ペトルチアーニ作品とのいい出会いを偶然体験できたというわけです)。しかも冒頭がこの曲で、ペトルチアーニの天才度がよく示された、そして個人的に思い入れのあるナンバーであるといったところです。[収録アルバム]Michel Petrucciani / Music(1989年) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】【輸入盤は全品ポイント5倍!】【輸入盤】Music [ Michel Petrucciani ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2016年02月21日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ジャズ編:その6) さて、折り返し地点の6回目は、少し趣向を変えて、アート・ペッパー(Art Pepper)によるちょっと変わったナンバーです。1982年はセロニアス・モンク、ソニー・スティットに加え、アート・ペッパーと、大物ジャズ奏者が相次いで亡くなった年でした。若き日の輝き(参考過去記事(1) ・(2) )、麻薬中毒によるブランク、50歳代半ばでの死と波乱万丈の人生でした。彼が亡くなる前月(5月)と前々月(4月)にはジョージ・ケイブルスとの録音が行なわれていましたが、これらが遺作となってしまいました。今回はそのラスト・レコーディングから、「ゴーイング・ホーム(Goin’ Home)」です。 お聴きいただいてすぐわかるように、いわゆる「家路」あるいは「遠き山に日は落ちて」、すなわちドヴォルザークの「新世界より」です。英語の詞をつけた“Goin’ Home”としては1922年に発表されているそうです。 今回は一気にジャンルを超えて、もう一つ、本田美奈子によるこの曲をご覧いただこうと思います。21世紀に入り、クラシックとのクロスオーバーに取り組んでいましたが、2005年、急性白血病により38歳の早すぎる生涯を閉じることになりました。彼女の生前最後のシングルとなった「新世界」をどうぞ。 [収録アルバム]Art Pepper & George Cables / Goin’ Home(1982年録音)本田美奈子 / 時(2004年リリース) Art Pepper アートペッパー / Goin' Home 輸入盤 【CD】 【送料無料】時/本田美奈子.[CD]【返品種別A】 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2016年02月21日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ジャズ編:その5) 「処女航海」に続き、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)でもう1曲です。1995年、彼は、マイケル・ブレッカー(テナー、ソプラノ・サックス)、ジョン・スコフィールド(ギター)らと共に、『ザ・ニュー・スタンダード』を吹き込みます。その名の通り、従来とは違う種類の曲をジャズ・スタンダードとして取り上げたもので、相変わらずジャズ界をリードするチャレンジ精神が発揮されたものでした。 その中で筆写が最初に魅かれたのは、「ニュー・ヨーク・ミニット(New York Minute)」という曲でした。アルバムがリリースされた1996年、日本でのライヴの模様をご覧ください。 原曲は1989年のドン・ヘンリーのソロ・アルバムに収録されていた曲です。言わずもがな、イーグルスのメンバーとして、あの「ホテル・カリフォルニア」の声として知られる人物でもあります。折角ですので、アルバム『エンド・オブ・ジ・イノセンス』に収められたドン・ヘンリーの元のヴァージョンもどうぞ。 [収録アルバム]Herbie Hancock / The New Standard(1995年録音)Don Henley / The End Of The Innocence(1989年)←原曲Eagles / Hell Freezes Over(1994年)←原曲ライヴ 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ザ・ニュー・スタンダード +1 [ ハービー・ハンコック ] 【メール便送料無料】ドン・ヘンリーDon Henley / End Of The Innocence (輸入盤CD)(ドン・ヘンリー) 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2016年02月19日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ジャズ編:その4) これまた知名度の高いナンバーですが、今回もよろしくお付き合いください。 ジャズの世界に新たな流れが形成されていった時代、ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)による『処女航海(Maiden Voyage)』の表題曲です。このアルバム作品自体が、海をテーマにした各曲から構成されていますが、タイトル通りの海とそこを進む船の静と動が見事に表現された表題曲をまずはお聴きください。 “新主流派”という括られ方をしたりしますが、特定のジャズ・ミュージシャンたちが新た音楽を作り、新たな流れを作ってそれでおしまいだったわけではありませんでした。今や死語(?)となった“ジャズ・ロック”という言葉からもすぐに連想されうるように、1960年代~70年代前半にかけては、一度は別の道を歩んだはずのジャズとロック音楽が接触する場面もありました。一般にロック側からのリスポンスは少なかったと言われたりもしますが、BS&T(ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ、参考過去記事)によるこの曲の解釈なんかを聴いていると、本当にいろんな“クロスオーバ―”の可能性に満ち溢れていた時代があったんだな、というのを実感します。 [収録アルバム]Herbie Hancock / Maiden Voyage(処女航海)(1965年録音)Blood, Sweat & Tears / New Blood(1972年) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】処女航海 [ ハービー・ハンコック ] Blood Sweat&Tears ブラッドスウェット&ティアーズ / New Blood / No Sweat / More Than Ever 輸入盤 【CD】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2016年02月18日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ジャズ編:その3) 先のソニー・ロリンズ(「セント・トーマス」)に続き、さらにもう一つ超有名曲を取り上げてみようと思います。中身だけでなくジャケットも有名なソニー・クラーク(Sonny Clark)の『クール・ストラッティン』に収録の表題曲「クール・ストラッティン(Cool Struttin’)」です。 よく言われることですが、この盤は日本で異様に人気が高い一方で、米国ではさほど記憶にとどめられている作品ではありません。ソニー・クラークの没後20年以上を経て(彼は1963年に31歳で亡くなっています)、1986年に日本で第1回マウント・フジ・ジャズ・フェスティバルが行われました。この場でジャッキー・マクリーンをフロントに据えたトリビュート・バンドがこの曲を演奏しています(ちなみにピアノはセダー・ウォルトンです)。 演っているミュージシャンが驚いてしまうほどの、この異様なまでの聴衆の盛り上がり。会場にいたら、この映像で見るよりもさらにすごかったのだろうと思います。[収録アルバム]Sonny Clark / Cool Struttin’(1958年録音) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】クール・ストラッティン+2 [ ソニー・クラーク ] 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2016年02月17日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ジャズ編:その2) さて、第2回は一転してスロー・バラード、しかもトロンボーンのワンホーンによるこのナンバーです。カーティス・フラー(Curtis Fuller)の『ジ・オープナー』に収録されている「素敵な夜を(A Lovely Way To Spend An Evening)」。フロント楽器としてのトロンボーンの魅力がよく伝わってくる演奏です。 表題は日本語では「素敵な夜を」となっていますが、原題では“イブニング”ですので、正確には “宵”あるいは“夕宵”といったところでしょうか。つまりは、夜更かしして過ごす“夜”というよりは、日暮れ頃から普通に就寝するまでの“夜”の時間ですので、この曲を聴いたからといって、深酒などなきように(笑)。 さて、もう少し新しい吹込みによるこの曲の演奏もあげておきたいと思います。2009年に亡くなったエディ・ヒギンズ(Eddie Higgins)の晩年のスタンダードの吹込みにおけるこの曲をお聴きください。 日本語の表題は「恋に過ごせし宵」となっていて、同名アルバムの表題曲として収録されています。[収録アルバム]Curtis Fuller / The Opener(1957年録音)Eddie Higgins Trio / A Lovely Way To Spend An Evening(2006年録音) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ジ・オープナー [ カーティス・フラー ] 恋に過ごせし宵/エディ・ヒギンズ・トリオ[CD][紙ジャケット]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2016年02月16日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ジャズ編:その1) さて、ここからは100万アクセス記念の第二弾として、ジャズ編(全10回)をお届けします。どんな曲を取り上げるかは進めながらその時の気分で考えることにしますが、今まで曲単位で取り上げる機会のなかった有名曲もなるべく取り込んでいきたいなどと考えています。 そんなわけで、第1回はソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)の「セント・トーマス(St. Thomas)」です。このサックス奏者のみならず、ジャズという音楽そのものの代表盤とされることも多い『サキソフォン・コロッサス』所収の名演です。 いまさらこれを評するのも野暮と言われそうですが、冒頭のテーマ(1分程)の後、“ブブッ”あるいは“バブッ”という意味不明音が聞こえてきます。間合いをはかりながらタイミングがあったところで一気にアドリブが展開していくのが聴きどころの一つです。それから、何と言っても中盤のドラムソロ後のサックスが入る瞬間の爽快感! 上の動画では3分53秒にその瞬間が訪れます。 これだけ素晴らしい演奏をされては、後進たちには試練の曲になるんじゃないか、そう思った人もいるかもしれません。楽器が異なるとはいえ、何とも爽快なピアノのこんな演奏があったりしますので、ついでにもう1本動画をご覧ください。1980年代に登場し、“超技巧”で鳴らしたピアニスト、ミシェル・カミーロ(ミッシェル・カミロ、参考過去記事(1) ・(2) ・(3) )の解釈による「セント・トーマス」です。 [収録アルバム]Sonny Rollins / Saxophone Colossus(1956年録音)Michel Camilo / Thru My Eyes(1996年録音) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】サキソフォン・コロッサス [ ソニー・ロリンズ ] 【送料無料】 Michel Camilo マイケルカミロ / Thru My Eyes 輸入盤 【CD】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2016年02月16日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その10) ロック/ポップス編の10回目、締めくくりは、なぜだがこのブログでまだ一度も取り上げていなかったクイーン(Queen)のナンバーということにしたいと思います。1970年代~80年代に人気を博したこのイギリスのロック・バンドは、1991年、フレディ・マーキュリーのHIVによる衝撃的な死によって、伝説のバンドと化しました(正式には解散はなく、現在までクイーン名義の活動は続いています)。 彼らの代表曲と言えば、「ボヘミアン・ラプソディ」、「ウィー・ウィル・ロック・ユー」、「伝説のチャンピオン」などいろいろ思い浮かぶでしょうが、今回はあまり素直な選曲といかず、80年代のこちらのナンバーをいってみたいと思います。 この「レディオ・ガ・ガ(Radio Ga Ga)」は、1984年に発表され、全英2位(全米は16位)のほか、世界19か国でチャート1位を飾った曲ですが、それに加え、近年では、あのレディ・ガガ(Lady Gaga)の名前の元になったことでも知られています。 今回は、往時の人気と熱狂の様子が伝わってくるライヴの模様もご覧ください。1986年、ウェンブリー・スタジアムでのコンサートの映像です。 ロック/ポップス編はこれにておしまいですが、引き続きジャズ編、ラテン(ロック/ポップス)編に続きますので、懲りずにお楽しみいただければと思います。[収録アルバム]Queen / The Works(1984年) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ザ・ワークス [ クイーン ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓
2016年02月14日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その9) ベタな選曲ではありますが、今回は、1990年代初頭の、エリック・クラプトン(Eric Clapton)の超有名曲「ティアーズ・イン・ヘヴン(Tears In Heaven)」です。 よく知られているように、高層階から転落死した幼い息子に捧げた歌です。息子の死で引き籠ったクラプトンはこの曲を作ることでその悲しみを乗り越えたという感動的ストーリーが語られる一方、息子の死を題材にした曲がコマーシャリズムに乗っかって大ヒットという事実に対してクラプトンの商魂を批判する見方もあり、筆者としてはどう判断していいのかいまだによく分からないというのが正直なところです。 ともあれ、「ティアーズ・イン・ヘヴン(Tears In Heaven)」をお聴きください。 当時は40歳代だったクラプトンも、時の流れとともに老境に入り、今年(2016年3月)で71歳になります。息子コナーが事故で亡くならずにそのまま育っていれば、今頃は20代の青年になっているであろうほどに年月は流れました。ともあれ、クラプトンはこの歌を封印などはせず歌い続けています。数年前のライヴの様子をどうぞ。 [収録アルバム]Eric Clapton / Rush(1991年) 【メール便送料無料】エリック・クラプトンEric Clapton (Soundtrack) / Rush (輸入盤CD) (エリック・クラプトン) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、“ぽち”応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2016年02月14日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その8) さて、今回は、独特の世界を持つ女性シンガーソングライター、トーリ・エイモス(Tori Amos)の3rd作『ボーイズ・フォー・ペレイ~炎の女神』からのお気に入り曲です。「ホーシズ(Horses)」という曲ですが、アルバムではイントロとなる「ビューティー・クイーン」とセットで収録されています。 アルバムを紹介した際に書いたように、全体を通して聴くのがお勧めですが、この6分間だけでも彼女の音楽のいい意味での内向性とそこから生じる独自の世界の表現といったものが伝わってくるのではないでしょうか。 でもって、これがライヴ演奏になるとどうなるか。“観客と一体化”というのではなく、トーリ・エイモスの世界を聴衆に見せる/魅せるという、(おそらくは演出による部分も含めての)ナチュラルさに好感が持てます。 曲が醸し出す世界も独特(ユニーク)なら、そのヴォーカルもまた独特(ユニーク)。アルバムが出た頃、何度も何度も繰り返し聴いたことを思い出します。[収録アルバム]Tori Amos / Boys for Pele(ボーイズ・フォー・ぺレイ~炎の女神)(1996年) 【メール便送料無料】トーリ・エイモスTORI AMOS / BOYS FOR PELE (輸入盤CD)(トーリ・エイモス)下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2016年02月12日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その7) レオン・ラッセル(Leon Russell)は、スワンプ・ロックの代表とされるオクラホマ出身のシンガーソングライター。先日の記事(『カーニー』)でも少し触れましたが、ソングライターとしての知名度に基づいた評価とスワンプ・ロックのカリスマとしての評価、二通りの知られ方をしているアーティストです。一般的な知られ方は前者で、これに納得いっていない後者の見方をするファンがいる、といったところでしょうか。筆者も最初は前者の見解でレオン・ラッセルのことを知り、アルバムを聴き進むに至って後者の意見に近づいていったという経験があります。 とはいえ、今回は万人に知られた名曲「ア・ソング・フォー・ユー(A Song For You)」を取りあげようと思います。結局はソングライティングの素晴らしさは否定できず、要は上の2つの評価は対立するものじゃなくて両立する評価だと思っています。 カーペンターズがカバーしたことでも知られるこの曲ですが、今回は少し捻くれた(?)チョイスで、別のアーティストが歌ったものを聴いていただこうと思います。大物中の大物、レイ・チャールズ(Ray Charles)が1993年発表のアルバムでこの曲をカバーしています。以下は、1994年のライヴ演奏のシーンです。 今回は調子に乗って、さらにもう一つ。別アーティストによるこの曲のカバーは数知れずあるわけですが、最後に筆者のお気に入りをご覧いただこうと思います。残念ながら絵は動きませんが、ダニー・ハサウェイ(Donny Hathaway)による、なんとも秀逸なヴァージョンです。 [収録アルバム]Leon Russell / Leon Russell(1970年)Ray Charles / My World(1993年)Donny Hathaway / Donny Hathaway(1971年) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】レオン・ラッセル [ レオン・ラッセル ] 【メール便送料無料】レオン・ラッセル / 追憶の日々~ベスト・オブ・レオン・ラッセル ソング・フォー・ユー35周年記念エディション[CD] 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ATLANTIC R&B BEST COLLECTION 1000::ダニー・ハサウェイ [ ダニー・ハサウェイ ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2016年02月12日
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100万アクセス記念のシリーズ途中ではありますが、だいぶ間が空きましたので、INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここ2週間ほどの記事を追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ右欄(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-L)・つづき(M-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-C)へ → つづき(D-H)・つづき(I-L)・つづき(M-R)・つづき(S-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系(ロック・ポップス)編へ アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでもありがたいです)をクリックお願いします! ↓ ↓
2016年02月11日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その6) 続いては、オーストラリアはメルボルン発のバンド、リトル・リバー・バンド(Little River Band)の曲です。彼らの代表曲と言えば、1970年代後半の英米のみでシーンが回っていた時代に、豪州バンドとして先駆的役割を果たしたヒット曲「リミニッシング(追憶の甘い日々)」がありました。 その後、バンドは低迷期を迎え、メンバーが入れ替わりながらも、結局は現在に至るまで長く活動を続けていくことになります。1980年代半ば、オリジナル・メンバーはグレアム・ゴーブルだけとなり、ヴォーカルもグレン・シャロック脱退によりジョン・ファーナム(彼もまたこの作品の後に脱退)だった時期のナンバーで、案外気に入っているのが、この「ノー・レインズ・オン・ミー(No Reins On Me)」というナンバーです。 ライヴ映像も見たいと思って探してはみたのですが、残念ながら、それらしきものは見当たりませんでした。とはいえ、なんだか名残惜しいので、上記の有名曲「リミニッシング」をジョン・ファーナムのヴォーカルで演っている映像をおまけとしてご覧ください。 元の曲とだいぶ雰囲気が違っていますので、筆写も含め「リミニッシング」に思い入れがある聴き手は違和感を感じるかもしれません。でも、LRBは長く続いてきたバンドですから、これも歴史の1ページといったところで楽しんでみるというのはいかがでしょうか。[収録アルバム]Little River Band / No Reins(1986年) 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2016年02月11日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その5) ブライアン・アダムス(Bryan Adams)と言えば、1980年代を代表するカナダ出身のロック・ヒーローですが、前回のビリー・ジョエルと同様、1990年代のナンバー(ただしこちらはさしてヒットせず)をお届けしたいと思います。 1996年にリリースされた第7作となるアルバムのタイトル・チューンで、「18ティル・アイ・ダイ(18 Till I Die)」です。文字通り、“死ぬまで若いまま行く”といった具合の、ロック少年そのままな詞のナンバーです。 アルバム『18ティル・アイ・ダイ(18 Till I Die)』には、前年の映画『ドン・フアン』のヒット曲「リアリー・ラヴド・ア・ウーマン」(全米1位)も収録されましたが、アルバムやそこからのシングル曲は、全英でこそチャート・アクションがあったものの、全米チャートではさっぱり受けませんでした。う~ん、それにしてもなぜこれが受けなかったのか…。90年代半ばを超えたアメリカでは、こうした“正統派”ロックは、もはや時代遅れだったからと言えばそれまでなのでしょうか。 とまあ、“売れませんでした、受けませんでした”でオチがないと悲しいので、最後に現在も元気にやっているところをご覧いただきたいと思います。現在56歳になったブライアンですが、昨年のライヴの様子です。個人撮影の映像のようですが、80年代的カッコよさそのままの熱い演奏がこの年齢でも続けられているというのは、何だか元気をもらえるような気がします。 [収録アルバム]Bryan Adams / 18 Till I Die(1996年) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】18 TIL I DIE +3 [ ブライアン・アダムス ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2016年02月10日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その4) 100万アクセス記念の第4回目は、1990年代、まだ現役の第一線だった頃のビリー・ジョエル(Billy Joel)のヒット・ナンバーです。1989~90年にかけて「ハートにファイア(We Didn’t Start The Fire)」のヒットがありましたが、その後90年代前半もまだまだ元気でした。 1993年リリースのアルバム『リヴァー・オブ・ドリームス』のタイトル曲で、全米3位のヒット・シングルとなった「ザ・リヴァー・オブ・ドリームス(The River of Dreams)」をどうぞ。 結局、このあたりを境にビリー・ジョエルは徐々に半引退生活に入ってしまいます。まだ完全に現役だったと言えそうな最後の時期(1995年、阪神大震災直後の大阪ドーム公演)のライヴを見たのも今となってはよき思い出です。 その後、新作発表は基本的になくなった(クラシック・アルバム制作なんてのもありはしましたが)ものの、結局、現在に至るまでライヴ活動は継続しています。以下は、2006年、東京ドームでのライヴ映像です(原詞と和訳つきです)。 [収録アルバム]Billy Joel / River of Dreams(1993年) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】リヴァー・オブ・ドリームス [ ビリー・ジョエル ] 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2016年02月09日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その3) 第3回です。マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)が亡くなってもう30年以上経ちます。1984年、父に拳銃で撃たれて45歳足らずの生涯を閉じたソウル・シンガー…。と言っても、ピンと来る人が少なくなってきているのかもしれません。いやはや、時代の流れとともに、案外、『マトリックス』(第2作と第3作)に出演のノーラ・ゲイの父という方がわかりやすくなっていたりして…(苦笑)。 さて、今回はそんなマーヴィン・ゲイの代表曲、「ホワッツ・ゴーイング・オン(What’s Going On)」です。彼のキャリアは一般に2つのピーク(それぞれ60年代と70年代)があったと言われますが、この第二黄金期のスタートとなったのが、1970年代初頭のこの曲でした。 21世紀の今となっては何と言うことはないかもしれませんが、当時、黒人系中心の音楽の世界で、単発のシングルではなく、自らのプロデュースでコンセプトのあるアルバム、それもベトナム戦争などアメリカ社会が抱える問題を取り上げてアルバム制作をするなど、なかなか容易ならざる事態でした。実際、モータウンの社長はこの曲のリリースに反対で、下手をすると、今知られるような形で日の目を浴びなかったかもしれない状況だったと言われたりもするようです。 曲の内容は、当時の反戦運動や自身の弟のベトナム出征に影響されたもので、“泣いている母”、“死んでいく兄弟”を歌い、“戦争は、愛が憎しみに打ち勝つための答えではないのだ”とストレートに声を上げています。まさしくタイトルの“ホワッツ・ゴーイング・オン”、“何が起こっているんだ(いったいどうなってしまっているんだ)”という、直球な詞です。 さらにもう1本、1980年のモントルーでのライヴ映像もご覧ください。 ベトナム戦争が終わっても、イラク戦争などに象徴されるように、結局は外に出ていって“世界の番人”として戦争を仕掛けていくアメリカ。彼の “どうなってしまっているのか”というアメリカへの問いかけは、21世紀になってもまだまだ現在進行形で続いていると言えそうです。[収録アルバム]Marvin Gaye / What’s Going On(1971年) Marvin Gaye マービンゲイ / What's Going On 輸入盤 【CD】下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2016年02月08日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その2) 続いては、あまりに有名な曲ではあるものの、以前から取り上げたいと思っていたエルトン・ジョンの代表曲「僕の歌は君の歌(Your Song)」です。説明の必要などないほど超有名ナンバーですが、1970年のエルトンのセカンド・アルバムに収録ですから、既に45年以上も前の曲ということになります。 まずは、歌詞付きの映像でオリジナルのヴァージョンをお聴きください。 二度と同じ歌い方のヴァージョンがない、などと言われる「僕の歌は君の歌」ですが、数ある(音源としてよく知られた)ヴァージョンの中で、お気に入りの一つも今回はご覧ください。1980年代後半、こちらのライヴ盤に収録されたものをどうぞ。メルボルン交響楽団との共演ライヴの映像です。 さらにもう一つ、21世紀に入ってからのものも見ておきたいと思います。10年近く前(?)の映像と思いますが、名曲はエルトンによって今も歌い続けられているといったところでしょうか。 [収録アルバム]Elton John / Elton John(僕の歌は君の歌)(1970年)Elton John / Live in Australia(エルトン・スーパー・ライヴ)(1987年) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】僕の歌は君の歌 +3 [ エルトン・ジョン ] 【メール便送料無料】エルトン・ジョンElton John / Live In Australia (輸入盤CD)(エルトン・ジョン) ブログランキングに参加しています。応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓
2016年02月08日
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100万アクセス記念 いま聴きたい名曲~拡大版(ロック/ポップス編:その1) 100万アクセス記念ということで、これまでの10万アクセス単位の時のパターンと同じく、“いま聴きたい曲”を動画とともに紹介していくことにしたいと思います。 今回は、いつもと違っている点が2つほどあります。一つは、アルバムの記事がこれまでないものからも自由に選んでみようという点。それからもう一つは、アクセス数が大台に乗った記念ということで、今回は拡大版として、ロック&ポップス、ジャズ、ラテン・ロック&ポップスの3ジャンルでそれぞれ10曲ずつやってみようなどという少々無謀なことを考えています。30回分の更新に何日かかるのか不安ではありますが、よろしくお付き合いください。 まず最初の曲はこちら。1969年、別々の場で既に活躍をしていた3名のアーティストが合流し、共演を果たしたアルバム『クロスビー、スティルス&ナッシュ』から、「組曲:青い目のジュディ(Suite: Judy Blue Eyes)」です。 この曲と演奏は40年以上前の“伝説”なわけですが、3人とももちろんご存命です。デヴィッド・クロスビーとグラハム・ナッシュが現在74歳、スティーヴン・スティルスは現在71歳。以下は数年前のものですので、もう何歳か若いわけですが、文字通り“生ける伝説”を見ている気になる映像をどうぞ。 [収録アルバム]Crosby, Stills & Nash / Crosby, Stills & Nash(1969年) Crosby, Stills&Nash (CSN) / Crosby Stills & Nash 輸入盤 【CD】↓こちらは廉価ベスト盤↓ 【2500円以上お買い上げで送料無料】【CD】[WPCR-16966]グレイテスト・ヒッツ <ウルトラ・ベスト 1200> [ クロスビー、スティルス&ナッシュ ] 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、“ぽち”応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2016年02月07日
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今朝方、合計アクセス数が100万に達しました。この場をお借りして、ご覧の皆さまに感謝申しあげます。6年半ほど前、このブログを始めた時にはここまで長く続くことは想像していませんでした。こうやって続いているのも、たくさんの方々にご覧いただいているおかげです。これからもよろしくご愛顧ください。 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓
2016年02月07日
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モーリス・ホワイト追悼 昨年末のナタリー・コール(参考過去記事)以来、デヴィッド・ボウイ(参考過去記事)、イーグルスのグレン・フライ(参考過去記事(1)・参考過去記事(2))と訃報続きですが、今度はアース・ウィンド&ファイアー(Earth, Wind & Fire,略してEWF)のリーダー、モーリス・ホワイト(Maurice White)死去のニュース(新聞記事リンクはこちら)が報じられています。 1970年代~1980年代にかけていくつものヒットを飛ばしたEWFですが、黒人系バンドとしてのソウルやR&B、ファンクのノリのよさに加え、ホーンセクションや電子楽器を思い切って取り入れ、大人数で楽しくやっているという雰囲気が印象的なバンドでした。バンド自体は解散しませんでしたが、1990年代後半からは一線を退いた感じで、モーリス・ホワイトは1997年に神経性障害と診断され、後にパーキンソン病とわかったということです。 今回はモーリス追悼ということで、EWFのヒット曲のいくつかを以下に貼り付けておきます。まずは、代表曲の一つ、「セプテンバー(September)」(1978年リリース、全米8位、全英3位)をどうぞ。 続いては、1981年のシングル「レッツ・グルーヴ(Let's Groove)」です。上で述べた“みんなで楽しく演っている”という雰囲気がよく出ていて、サービス精神旺盛なバンドだったことが感じられるビデオです。 最後にもう一つ。上の「セプテンバー」と同年のヒットになりますが、個人的に気に入っている曲を挙げておきたいと思います。ビートルズの「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ (Got to Get You Into My Life) 」のカバーで、映画『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』のためのものですが、シングルとして全米9位のヒットを記録しました。 ご冥福をお祈りします。R.I.P.[収録アルバム]Earth, Wind & Fire / The Best of Earth, Wind & Fire, Vol. 1(1978年)←「セプテンバー」、「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」収録。Earth, Wind & Fire / Raise!(1981年)←「レッツ・グルーヴ」収録。Earth, Wind & Fire / The Best of Earth, Wind & Fire, Vol. 2(1988年)←「レッツ・グルーヴ」収録。Various Artists / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(Original Soundtrack)(1978年)←「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」収録。その他、各種ベスト盤類にも各曲とも多く収録。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ベスト・オブ・EW&F Vol.1 [ アース・ウインド&ファイアー ] ↓上記3曲ともを含むベスト盤です↓ 【送料無料】ファンタジー~パーフェクト・ベスト/アース・ウインド&ファイアー[CD]通常盤【返品種別A】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓
2016年02月06日
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トム・ウェイツの名バラード選(その7、最終回) 年が明けてから徐々に更新してきたトム・ウェイツ(Tom Waits)の名バラード選、この7回目が最終回です。ここまで取り上げなかったナンバーにも美曲は数知れずありますが、ひとまずは最後を締めくくるにふさわしいと思って取ってあったのは、この曲です。時代をさかのぼり、1985年作の『レイン・ドッグ』所収の「タイム(Time)」というナンバーをどうぞ。 この曲は、1988年のベスト・ライヴ盤『ビッグ・タイム』にも収録されています。同盤に所収のライヴ・ヴァージョンもお聴きください。 この美曲のカバーといえば、トーリ・エイモスが2001年発表のアルバム『ストレンジ・リトル・ガールズ』の中で披露しています。ついでにこちら(同アルバム発表頃のライヴ映像)もよろしければご覧ください。 アルバムも曲も魅力的なものがまだまだたくさんありますので、今後もトム・ウェイツのレヴュー記事をちゃんとサボらずに書いていきたいと思っています。[収録アルバム]Tom Waits / Rain Dog(1985年)←オリジナル・ヴァージョン収録。Tom Waits / Big Time(1988年)←ライヴ・ヴァージョン収録。Tori Amos / Strange Little Girls(2001年)←トーリ・エイモスによるカバー。[記事リンク(トム・ウェイツの名バラード選)]その1:「グレープフルーツ・ムーン」その2:「ジャージー・ガール」その3:「フー・アー・ユー」その4:「ホールド・オン」その5:「オール・ザ・ワールド・イズ・グリーン」その6:「イフ・アイ・ハフ・トゥ・ゴー」その7:「タイム」(本記事) 【送料無料】レイン・ドッグ/トム・ウェイツ[SHM-CD]【返品種別A】 [CD]TOM WAITS トム・ウェイツ/BIG TIME【輸入盤】 【メール便送料無料】トーリ・エイモスTori Amos / Strange Little Girls (輸入盤CD) (トーリ・エイモス) 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーを“ぽちっと”応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2016年02月04日
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レオン・ラッセル最大のヒット作 レオン・ラッセル(Leon Russell)は1942年オクラホマ生まれで、10代の頃からキーボーディストとして活動。1969年にデビューし、ロサンゼルス発の“スワンプ・ロック”のカリスマとなっていった。泥臭さとルーツ音楽色の濃さから、一般には、いくつかの有名曲の作者としての方が知られていると言えるかもしれない。 そんな彼にとって、最もセールスを上げたアルバムはというと、1972年発表の本作『カーニー(Carney)』である。全米2位のヒットとなり、シングルの1.「タイトロープ」も全米シングルチャートで11位となった。いずれも彼のチャート記録としては最高位である。 その1.「タイトロープ」に見られるような、ルーツに根ざしたロック音楽が本盤の注目点の一つだろう。同じような観点からは、2.「アウト・イン・ザ・ウッズ」、6.「ローラー・ダービー」あたりが好ナンバーだと思う。一方でソングライターとしての実力発揮度が特に抜きんでているのは、4.「マンハッタン島のセレナーデ(マンハッタン・アイランド・セレナーデ)」で、ヴォーカルのかっこよさと合わせて、個人的には、彼のキャリアの中でもベスト曲の一つに数えられる名ナンバーであるようにすら思える。その他、5.「ケージャン・ラヴ・ソング」や9.「イフ・ザ・シュー・フィッツ」なんかに見られるように、音楽性の幅広さも感じさせる。 ここまで述べた特徴が凝縮された1曲が、11.「マスカレード(ディス・マスカレード)」。後にカーペンターズやジョージ・ベンソンで知られることになる曲だけれど、ソングライティング、音楽的な幅、アレンジにヴォーカル…すべての面でのよさが凝縮されている。全編にわたって聴き逃せない作品だけれど、この曲と上記4.の二つは“死ぬまでには一度に聴きたい名曲選”を作ったら絶対にランクインさせたいなどと考えてみたりする。[収録曲]1. Tight Rope2. Out In The Woods3. Me And Baby Jane4. Manhattan Island Serenade5. Cajun Love Song6. Roller Derby7. Carney8. Acid Annapolis9. If The Shoe Fits10. My Cricket11. This Masquerade12. Magic Mirror1972年リリース。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】カーニー [ レオン・ラッセル ]下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2016年02月02日
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トム・ウェイツの名バラード選(その6) トム・ウェイツの楽曲をシリーズで取り上げていますが、今回は、さらに時代を進めて、2006年発表の超大作(『オーファンズ』)からのこのナンバーです。CD3枚組で全56曲(シークレット・トラック含む)という大作ですが、この中からこの美曲をお届けします。“Bawler”と題されたCD2枚目に収録の「イフ・アイ・ハフ・トゥ・ゴー(If I Have To Go)」というナンバーです。 歌詞も思いっきりバラード向きです。彼女を置いてどこかへ行かなければならない男性の心情を歌った曲といったところでしょうか。何と言っても、決めゼリフが“君を温めるためにジャケットを置いていく、それが自分にできるすべてのこと”なわけですから。 前回の「オール・ザ・ワールド・イズ・グリーン」のところでも同じことを書きましたが、こうした男性目線からの曲を女性シンガーが美しくカバーする、というパターンの登場を待ち望んでしまいたくなります。ホリー・コール(1995年に全曲トム・ウェイツのカバーから成るアルバムを発表)に少なからず影響されているのかもしれませんが、オリジナルはオリジナルで楽しむ一方、秀逸なカバーも期待したい曲の一つです。[収録アルバム]Tom Waits / Orphans : Brawlers, Bawlers & Bastards(2006年)[記事リンク(トム・ウェイツの名バラード選)]その1:「グレープフルーツ・ムーン」その2:「ジャージー・ガール」その3:「フー・アー・ユー」その4:「ホールド・オン」その5:「オール・ザ・ワールド・イズ・グリーン」その6:「イフ・アイ・ハフ・トゥ・ゴー」(本記事)その7:「タイム」 【楽天ブックスならいつでも送料無料】オーファンズ(3CD) [ トム・ウェイツ ] 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2016年02月01日
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