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気まぐれ80s~12thシーズン(その5) 今回は、ヴァン・ヘイレン(Van Halen)の曲を取り上げたいと思います。1988年の「ホエン・イッツ・ラヴ(When It's Love)」というナンバーで、アルバム『OU812』(読み方は、“オー・ユー・エイト・ワン・トゥー”)からのシングル曲でした。 1988年のナンバーですので、デイヴィッド・リー・ロスがバンドを脱退し、その危機を乗り越えてバンドが成長し続けた時期、サミー・ヘイガーがヴォーカルを務めたいた時代の曲です。全米チャートで最高位5位とヒットし、ハード・ロック・バンドによるいかにもバラード系の曲だったわけですが、そういう商業主義的(?)な批判を横に置けば、やっぱり名曲に数えられんじゃないかと未だに思う次第です。 往時のライヴでのステージの雄姿もご覧ください。1990年代初頭のものです。サミー・ヘイガー色が全開で、デイヴのファンには異論があるかもしれませんが、ヴォーカリストの脱退を経たバンドが途切れることなくトップに居続けられたのは、紛れもなくこの人の功績と言っていいように思います。今ではもう見ることのできない、エディの姿と共にご覧ください。 [収録アルバム]Van Halen / OU812(1988年) 【輸入盤】Ou812 [ Van Halen ] 【売り尽くし】OU 812【CD、音楽 中古 CD】メール便可 ケース無:: レンタル落ち 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2022年04月30日
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2022年04月28日
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気まぐれ80s~12thシーズン(その4) カッティング・クルー(Cutting Crew)は、イギリスで結成され、1986年にデビューしたロック・バンドです。ファースト・シングルの「愛に抱かれた夜(アイ・ジャスト・ダイド・イン・ユア・アームズ・トゥナイト)」は、アメリカをはじめ4か国でチャート1位という大ヒットを記録し、一躍人気を獲得しました。今回ここで取り上げるのは、同じデビュー盤の収録曲の中からサード・シングルとしてカットされた「モッキンバード(One for the Mockingbird)」というナンバーです。 チャート的には全米38位、全英52位という結果で、ヒット曲というわけではなかったのですが、筆者は当時からなかなか気に入っていた曲でした。「愛に抱かれた~」のあの雰囲気も独特でいいのですが、ロック・バンドらしい疾走感と勢いが何よりもお見事です。そして、適度なキャッチーさも兼ね備えています。 もう1本の映像は、その当時のライヴの様子です。今からだと30年以上も前の映像ということになりますが、メンバーがとにかく若いですね。 [収録アルバム]Cutting Crew / Broadcast(愛に抱かれた夜/旧邦題:ブロードキャスト)(1986年) 【輸入盤CD】Cutting Crew / Broadcast (カッティング・クルー) カッティング・クルー / ブロードキャスト [CD] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年04月27日
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気まぐれ80s~12thシーズン(その3) アーケイディア(Arcadia)は、デュラン・デュランの一部メンバー(サイモン・ル・ボン、ニック・ローズ、ロジャー・テイラー)による、サイドユニット的な活動をしたバンド。1985年に『情熱の赤い薔薇』というアルバムを残しましたが、今回のナンバーは、そこからのシングル曲です。 「ザ・プロミス(The Promise)」は、上記アルバムからの3枚目(「グッバイ・イズ・フォーエヴァー」はアメリカのみだったので、イギリスでは2枚目)のシングル曲です。最初のシングルだった「エレクション・デイ」のようなヒットにはなりませんでしたが、個人的には「グッバイ・イズ~」とこの「ザ・プロミス」の方がお気に入りでした。 ちなみに、この曲のクレジットには記されていないようですが、バッキング・ヴォーカルでスティングが参加したことが知られています。 さて、この曲のライヴ映像をと思って探してみたのですが、見つかりませんでした。とはいえ、1986年のテレビ番組出演時と思われる映像がありましたので、ともあれ、彼らの若き日の姿をご覧ください。 [収録アルバム]Arcadia / So Red The Rose(情熱の赤い薔薇)(1985年) ↓プレミアがついているのでしょうか?↓ 【中古】輸入洋楽CD ARCADIA / So Red The Rose : Special Edition[輸入盤] ↓こちらはLP盤↓ 【中古レコード】アーケディア/情熱の赤い薔薇[LPレコード 12inch] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年04月25日
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気まぐれ80s~12thシーズン(その2) 1980年代アメリカを代表するアーティストとして、前回のビリー・ジョエルとくれば、今回はこの人です。ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の大ヒットしたアルバム『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』からのシングル曲、「カヴァー・ミー(Cover Me)」をお聴きください。 1984年のヒット曲で、上記アルバムからのセカンド・シングルとして、全米(ビルボード)7位を記録しています。筆者の個人的な話で恐縮ですが、そういえば、4ヴァージョンが入った12インチ・シングルのレコード盤なんてのも当時聴いていた覚えがあり、懐かしいところです。 その往時のライヴの姿をということで、続いては以下のビデオをご覧ください。今の感覚からすると、何とも暑苦しい雰囲気かもしれませんが、1980年代前半、『U.S.A.』ヒット当時の熱気そのまんまといった風情の映像です。 余談ながら、この「カヴァー・ミー」というシングルのB面は、「ジャージー・ガール」という名曲です。トム・ウェイツの曲で、当時はこのシングル曲のB面としてしかリリースされていない、いわば“ウラ名曲”のようなナンバーでした。[収録アルバム]Bruce Springsteen / Born in the U.S.A.(1984年) ボーン・イン・ザ・U.S.A. [ ブルース・スプリングスティーン ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年04月22日
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気まぐれ80s~12thシーズン(その1) 久々に80年代曲選をお届けしたいと思います。2020年3月(新型コロナ感染が広まり始めた頃ですね)以来、およそ2年ぶりの80年代曲選、第12集となります。全10回の予定ですので、よろしくお付き合いください。 最初のナンバーは、ビリー・ジョエル(Billy Joel)の「アップタウン・ガール(Uptown Girl)」です。1983年発表の『イノセント・マン』からの第2弾シングルとしてシングル発売され、全米ビルボード3位のヒットとなりました。 この曲のライヴでの演奏もご覧いただこうと思います。ウクライナ侵略で何かと取り沙汰される昨今のロシアですが、1987年、ビリー・ジョエルが崩壊前のソ連邦で行ったライヴの様子です。 ある種、閉じられた世界だったソヴィエト連邦の国民で、このコンサートで外部世界に触れた当時の若者(当時25歳だったなら今は60歳といった具合ですね)は、今起こっている状況、ロシア国内での情報のあり方に、果たして何を思うのでしょうか。[収録アルバム]Billy Joel / An Innocent Man(1983年) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年04月20日
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1980年代に向けてバンドの行先の模索 フォガット(Foghat, フォグハット=“霧の帽子”の意)は、1970年代初頭にサヴォイ・ブラウンから分派したバンドで、ブルース・ロックからハード・ブギーへと進む道を切り開いていった。1980年代に入るあたりからは、メンバーの交代や音楽性の模索で停滞期を迎え、挙句の果てには、分裂して双方がフォガットを名乗る事態まで起こった(後に改めて再結成にこぎつけている)。 1980年にリリースされた『タイト・シューズ(Tight Shoes)』は、そんなバンド停滞期の入口での模索を示す盤と言えるように思う。全体としては、その当時、隆盛にあったニューウェーヴへの歩み寄りが顕著である。ジャケットもそのような志向を如実に反映していて、靴(赤いバッシュ)、蛍光色、バンド名は従来のロゴではない表示は、これまでの彼らのジャケットにはなかった趣である。そのようなわけで、コアなファンからは否定的評価も受けてしまうことがある。とはいえ、個人的には、フォガットというバンドの歴史の中でどうかは横においておけば、この当時の音楽シーンの中での単独作品として見れば、なるほどな仕上がりの作品だったと評価できるように思う。 全体的に、ブルース・ロックを控え、ロッド・プライスのギターも抑えめで、デイヴ・ぺヴァレット(ロンサム・デイヴ)中心のポップ・ロック調というのが本盤の中核となっている。曲作りも、ギターソロも意図的にこうした目標を定めた作品を目指しているように見受けられる。曲作りはもともとデイヴが主に担っていたものの、本作では8曲すべてがデイヴのペンによる。ギターに関しては、この音楽的志向はロッド・プライスにとって不満の種となったのだろう(実際、本作をもって彼はバンドを脱退した)。 さて、ポップな収録曲のいくつかに目を向けておきたい。冒頭の1.「ストレンジャー・イン・マイ・ホーム・タウン」は、シングル・カットされたナンバーで、上で述べたような本盤の特徴を如実に示す曲である。バンドが得意とするブギー・ロックを基調としてポップ風なアレンジを加えたと言えそうなナンバーも散見される。3.「フル・タイム・ラヴァ―」はそのよくできた例である。5.「トゥー・レイト・ザ・ヒーロー」もそうした例の一つ。少々奇を衒い過ぎのエフェクトなんかも見られるけれど、なかなかキャッチーに仕上がっている。8.「ノー・ハード・フィーリングス」は、フォガットの作風からするとかなり新傾向と言えそうな曲調のナンバー。デイヴの曲作りのよさが際立っている。[収録曲]1. Stranger in My Home Town2. Loose Ends3. Full Time Lover4. Baby I Can Change Your Mind5. Too Late the Hero6. Dead End Street7. Be My Woman8. No Hard Feelings1980年リリース。 ↓本盤を含む廉価版オリジナル・アルバム集↓ 輸入盤 FOGHAT / ORIGINAL ALBUM SERIES [5CD] ↓LP盤です↓ 【輸入盤LPレコード】Foghat / Tight Shoes(フォガット) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年04月17日
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2022年04月13日
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現代UKバンドのギタリストによるファースト・ソロ作 ダンカン・ロイド(Duncan Lloyd)は、2000年にマキシモ・パーク(Maxïmo Park)を結成したイギリス出身のギタリスト。マキシモ・パークは、2003年にポール・スミスを迎え、2005年にファースト作を発表し人気を獲得していく。その一方で、ダンカン・ロイドがバンド活動と並行して制作し、2008年にリリースしたソロ・アルバム作品が、この『シーイング・ダブル(Seeing Double)』である。 21世紀に入り、サイケやパンクどころか、オルタナの名で括られたり分類されたりするロックすらも一巡した後の時代。そんな時代的な流れの中で、それがうまく消化され、音に体現されている好盤というのが、このアルバムを最初に聴いたときの、筆者の第一印象だった。実際、彼の中には1990年代のインディー・ロックやガレージ・ロックなどリアルに体験した音楽と、それ以前のロック史の積み重ね(邦盤ライナーによれば、例えばキャプテン・ビーフハートなんかにも触れている)の双方が流れていると言えそうだ。 特に注目したいナンバーをいくつか挙げておきたい。筆者が気に入っているのは、1.「セヴン・レターズ」や4.「ナイトフライ」といった、本盤収録曲の中では“やや地味”なナンバー。表題曲の8.「シーイング・ダブル」もどちらかと言えば、その流れに近いかもしれない。あと、アコギに持ち替えての6.「ヴィクトリー・アンド・サレンダー」と、10.「アナザー・チャンス」は、いずれもシンプルながら聴き手を妙に惹きつける魅力があり、聴けば聴くほどソングライティングのよさに頷いてしまう。 日本盤ではさらに地味な2曲が追加されているが、それらを含めても総収録時間は38分弱。本来の10曲だけなら30分ちょっとなので、一気に聴けてしまう。それでもって、この長さの中に詰まっている曲の密度は、なかなか濃いものだと言えると思う。[収録曲]1. Seven Letters2. Make Our Escape3. Suzee4. Nightfly5. Misfit6. Victory and Surrender7. You Are Partly to Blame8. Seeing Double9. 3 Times Over10. Another Chance~以下、日本盤ボーナス・トラック~11. All Ours (I Guess I’m at a Loss, Part 2)12. Waiting for Thee2008年リリース。 【国内盤CD】ダンカン・ロイド / シーイング・ダブル ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年04月09日
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成熟の域に達したアコースティック・ライヴの好盤 ハート(Heart)は、1976年にデビューしたバンドで、1980年代にはポップな方向性を盛り込んだりして人気を博した。1995年に発表した『ザ・ロード・ホーム(The Road Home)』は、このバンドの成熟をよく示すライヴ盤だと思う。 1990年代、MTVの“アンプラグド”という企画が一世を風靡した。本ライヴ盤は、その流れの中で出来上がったものだったが、当時の流行とは関係なく、後から聴いても実によくできたライヴ作品になった。 その理由というか背景としては、いくつかのことが指摘できると思うのだけれど、一つは、ハートというバンドのバックグラウンド。周知の通り、レッド・ツェッペリンの影響を強く受けており、アコースティックな演奏というのは、ハートにとって付け焼刃ではなく、体内に消化されたものだと言える。次に、アン・ウィルソンのヴォーカリストとしての成熟も挙げられる。当時のアンはちょうど40歳代半ば辺りで、ヴォーカリストとしての味(それはさらに年齢を重ねて深みを増していった)が成熟の域に達していった頃だった。さらに、彼らが敬愛するレッド・ツェッペリンの元メンバー、ジョン・ポール・ジョーンズが演奏とプロデュースで参加している。これらの要素が組み合わさってのこのライヴ盤の出来栄えという結果になったのだろう。 そのようなわけで、アコースティックな演奏とアンのヴォーカルのよさが存分に楽しめる盤と言えるように思う。本盤所収のお気に入りの演奏を挙げ始めるときりがなくなりそうなのだけれど、いくつか触れておきたい。冒頭の1.「夢見るアニー」、2.「ドッグ・アンド・バタフライ」は、70年代のハートらしくアコースティック向きの好曲。これらの曲の間のMCで“私たちのリヴィング・ルームへようこそ”と聴衆に話しかけているのもいい。80年代のヒット曲である5.「アローン」や6.「ジーズ・ドリームズ」もアコースティック向けのアレンジで、特に前者のヴォーカルはアンの実力発揮のナンバーで、ジョニ・ミッチェルのカバーである12.「リヴァー」と合わせて、ヴォーカルの聴きどころとなっている。 さらに、ロック調のヒット曲である10.「クレイジー・オン・ユー」や13.「バラクーダ」は、元の曲のイメージを保ちながら、アコースティック・ギターでの盛り上がりの演奏を披露している。なお、カバー曲としては、上記12.(ジョニ・ミッチェル)以外に、7.(エヴリブラザーズ)や11.(エルトン・ジョン)も含まれており、“リヴィング・ルーム”感がある。さらに、シークレット・トラックとして、アルバム表題になっている15.「ザ・ロード・ホーム」が収められている。[収録曲]1. Dreamboat Annie (Fantasy Child) 2. Dog and Butterfly 3. (Up on) Cherry Blossom Road4. Back to Avalon5. Alone 6. These Dreams 7. Love Hurts 8. Straight On9. All I Wanna Do Is Make Love to You10. Crazy on You11. Seasons12. River13. Barracuda 14. Dream of the Archer15. The Road Home1995年リリース。 Heart ハート / Road Home(Live) 【CD】 【輸入盤CD】Heart / Road Home (ハート) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年04月05日
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ロック・ギタリストによるポップ志向の強い盤 かつて“ギター小僧”などと評されることが多かったニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)は、1980年代以降、ブルース・スプリングスティーンのE・ストリート・バンドの活躍でも知られる米国人のギタリストである。1970年代は確かにギター少年がそのままアーティストになって自身のバンド(グリン)やソロで作品を発表していったかのようなイメージに当てはまるところも多分にあった。しかし、そんな彼は、1980年代に入る頃から、エレキギターに重きを置きながらもポップな方向に進み、1990年代以降になると、再びロック寄りでなおかつヴォーカルで聴かせることにも長けていった。 以上のようなアーティストとしての変遷の中で、とくにポップなサウンドに傾いた作風と言えるのが、7作目となった本盤『ワンダーランド(Wonderland)』(1983年発表)である。このような特徴ゆえに、ファンの間でも好みが分かれるかもしれない盤だが、筆者はかなり気に入っている。ポップな方向性を持つとは言っても、ギターを聴かせる場面というのも随所に見られるし、聴きやすい明るいサウンドという志向は、成功したと思われるからだ。 筆者お勧めの聴きどころをいくつか挙げてみたい。冒頭の1.「アクロス・ザ・トラックス」は、本作のポップ度とロック度のバランスをよく表していると思う。全面的にポップというわけでは決してなく、ギターを積極的に生かしながらの演奏という好ナンバーだと思う。これと似た方向性で成功している注目曲としては、8.「コンフィデント・ガール」もある。 よりポップな方向性の曲としては、表題曲の6.「ワンダーランド」がある。肩の力の抜け具合もいい感じで、筆者的にはニルス・ロフグレンのお気に入りナンバーの一つになっている。少しテンポを落としたバラード風のナンバーが目立つのも本盤の特徴と言えそうで、2.「イントゥ・ザ・ナイト」や7.「ルーム・ウィズアウト・ラヴ」が個人的にはおすすめ。 収録曲は基本的にニルス本人のペンによるが、カバーの3.「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ」もいい。ローリング・ストーンズで知られる曲(アルバムとしては、こちらに収録)だが、ストーンズ加入もささやかれたニルス・ロフグレンらしい、聴かせどころの一つとなっているナンバーだと思う。[収録曲]1. Across the Tracks2. Into the Night3. It's All Over Now4. I Wait for You5. Daddy Dream6. Wonderland7. Room Without Love8. Confident Girl9. Lonesome Ranger10. Everybody Wants11. Deadline1983年リリース。 ワンダーランド [ ニルス・ロフグレン ] [枚数限定][限定盤]ワンダーランド/ニルス・ロフグレン[CD]【返品種別A】 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年04月01日
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