この人の名を耳にしてピンと来る人もいるだろうけれど、“誰それ?”という反応を返す人も案外いるかもしれない。確かにブームタウン・ラッツとしてはイギリスのチャートもにぎわしたが、ソロ作としては特別ビッグなヒットは飛ばしていない。むしろ上記のチャリティ・ライヴ等の活動でならその名前を聞いたという人が多いかもしれない。その作品群の中でも、世界的に見ていちばん成果を残した作品はというと、1990年発表の本作『ヴェジタリアンズ・オブ・ラヴ(The Vegetarians of Love)』ということになるだろうか。全英チャートで21位となり、シングルの3.「グレイト・ソング・オブ・インディファレンス」は同チャートで15位を記録している。
1. A Gospel Song 2. Love or Something 3. The Great Song of Indifference 4. Thinking Voyager 2 Type Things 5. Big Romantic Stuff 6. Crucified Me 7. The Chains of Pain 8. A Rose at Night 9. No Small Wonder 10. Walking Back to Happiness 11. Let It Go 12. The End of the World