BLUE MOON

BLUE MOON

「私の子」


冷たい瞳と 見えない壁で 遮断した

失うはずのない者への さらなる呪縛
歪んだ形の「愛」に名を変えた束縛

尽きることのない要求は
日常を蝕み 心を蝕み
愛は憎悪に 憎悪は憎悪に

触れられることが 見つめられることが
名前を呼ばれることが 想われることが

貴女の存在が
 「恐怖」そのものだった

過去、現在 そして未来
貴女の「私の子」は 
「私の子」から逃れることはできず
そう有り続けることで
貴女を愛することで
貴女が「貴女」でいられることを
願っている


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