КАПЛЯ В МОРЕ

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ジゼル。




そして、次の発表会。
私はこの時、中学1年生。
私が通っていたバレエ教室は、中学生になると必然的に大人の部にも出される。
その為、今までより発表会の練習がハードになるのは言うまでもない。
更に私はこの時期くらいからコンクールにも出場するようになっていた。
発表会は春、コンクールは夏。
発表会が終わるとコンクールの練習で休む間もなかった。
私のバレエバレエバレエな人生はここから始まった。

今回の発表会、子供の部は「人魚姫」。
役は「人魚姫の姉妹(私は長女☆)」。
この年、幼い頃から一緒に頑張ってきた仲間が病気でバレエを辞めた。
仕方のない事だが、とても仲の良かった友達だったのですごく悲しかったのを覚えている。
「人魚の姉妹」は4人から3人になったが、他に誰か代わりを入れるわけでもなくそのまま練習が進んだ。
大人の部は「ジゼル全幕」。
役は、1幕「村娘」、2幕「ウィリー達(妖精)」云わば群舞だ。
中学生はペエペエなのでそれは仕方のない事だ。
が、「ジゼル」の群舞は全員の踊りが揃わなければ舞台全体が台無しになると言われるくらい完璧さを求められるものなのである。
その為、先生方も気合の入り具合が違う・・・。
普段よりもヒステリックになっている先生方・・・。
踊れば怒鳴られ、踊れば怒鳴られの毎日。
そんなある日のリハーサル。
私の友達、Mちゃんが2幕のウィリー達の踊りの場面で、後ろに上体を反らせた時・・・。
Mちゃんはどうやら息を止めて、上体を反らせていたらしく、苦しくなって、
「ぅんはぁ・・・」
と、ため息をついた。
何をやっても怒られる中学生の私達・・・。「やばい!!また怒られる!!!」と私を含め他の中学生達も息を呑んだ。
レッスン場に冷た~い沈黙が流れる。
そして、次の瞬間・・・。
踊っていた全員が爆笑の渦へ・・・。
「く・・・苦しいぃ~もぅだめ~あははははは」
先輩が笑い出し、中学生軍団は呆気にとられた。
そして先輩方と楽しく(?)笑っていると・・・
「いい加減笑うの止めて練習に入りますよ!」
と先生の声。
ビクッとして先生の顔を窺うと、先生も笑いを堪えた、何ともいえない顔をしていた。
そして、また厳しい練習が再開した。

それから、何度も怒られ、何度も涙を堪える日々が続き・・・
やっとこさ本番当日。
「ジゼル」は髪型も普通とは違い、クラシックと言う髪型にする。
あの髪型はどう表現すれば良いのだろう・・・。い、犬・・・?
と言ってしまえばそうなのだが、それじゃあまりにも失礼か・・・。
中学生になるとそういった髪型も自分でやらなければならない。
が、何度頑張っても、どうしても上手く髪が結べない・・・。先生方は本番当日は例の如く苛々しており、とてもじゃないけど
「やって下さい」
と言えない・・・。
どうしようと困っていると、あの怖い先生が・・・
「何?あなた達、まだ髪やってないの!?」
と不機嫌そうにやって来た。
本番当日も怒られるのか・・・。と半分諦めかけた瞬間・・・。
「しょうがないわねぇ~・・・。ほら、此処に座りなさい。やってあげるから。」
私達は耳を疑った。あの、怖い先生が・・・。
もたもたしているとまた怒られるので、そそくさと椅子に座り、やってもらった。
私の髪をやってくれている先生の顔を鏡越しに眺めつつ、意外といい人なんだ・・・。と思ったのを覚えている。
いよいよ本番。
まずは第二部の「人魚姫」。
高鳴る鼓動を何とか抑え、舞台に立つ。
緊張で少し動きがぎこちなかったように思ったが、なんとか無事に幕を閉じた。
そして第三部の「ジゼル」。
一度舞台に出ているので、そんなに緊張しなくて済んだ。こちらも何とか無事に幕を閉じた。
そして、カーテンコールを終え、閉じた幕の後ろで先生方の顔を見た。
二人とも、満足したような表情をしていて、中学生一同ホッとした。

人魚の姉妹。
衣裳が想像と違って、ちょっぴり
がっかりした。
一番右側にいるのが人魚姫。
この写真は丁度、人魚姫を地上へ送るシーン。
こんな衣裳が着たかった・・・涙
続いて真ん中にいるのが、イルカ役の私の妹。
人魚姫のお供として、話の中ではかなり重要な役。
そして左側で遠くを指差しているのがХАТИБЭЭ。
もう少しで舞台袖へ引っ込めるので安心した様子・・・笑






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