ＢＬＵＥ　ＲＯＳＥ

第７４回アカデミー賞

第７４回アカデミー賞（２００２年３月２５日）

【作品賞】　「ビューティフル・マインド」（Ａ　ＢＥＡＵＴＩＦＵＬ　ＭＩＮＤ／ロン・ハワード監督）
　　※受賞コメント　「ぎりぎりで我々が受賞したことでしょう。
　　　　　　　　　　　私はプロデューサーとして努力してこの作品の成功に尽力しているのですが、
　　　　　　　　　　　大勢のみなさんに感謝をいたします。
　　　　　　　　　　　ロン・ハワードはすばらしい監督だと思っています。
　　　　　　　　　　　ここに立つことができるのも、ラッセル・クロウのおかげです。
　　　　　　　　　　　なさん本当にどうもありがとうございました。」

【監督賞】　ロン・ハワード（「ビューティフル・マインド」）
　　※受賞コメント　「ありがとうございます。　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　私は俳優としては、あんまりうまくなくなってしまっているのですが、
　　　　　　　　　　　一生クリエイティブなプロダクツに参加できて良かったと思っています。
　　　　　　　　　　　今は亡き私の母は、私が監督した作品すべてに、私が監督賞をとると言っていたものですが、感謝、感謝です。」

【主演男優賞】　デンゼル・ワシントン（「トレーニング・デイ」）
　　※受賞コメント　「私にとって最高の栄誉です。
　　　　　　　　　　　大学の時世界一の俳優になりたいと言った私を、
　　　　　　　　　　　学友は信じられないと言ったものでしたが、
　　　　　　　　　　　アカデミーのみなさんに感謝いたします。」

【主演女優賞】　ハル・ベリー（「チョコレート」）
　　※受賞コメント　「お母さんほんとに愛してます。
　　　　　　　　　　　これまで行けると思っていなかった領域に到達することができました。　　　　　
　　　　　　　　　　　私にこのチャンスを与えてくれてありがとうございました。」

【助演男優賞】　ジム・ブロードベント（「アイリス」）
　　※受賞コメント　「アイリスという映画は、非常に重要な経験となった。
　　　　　　　　　　　ジョン・ベイリー、そして私の妻にありがとうと言いたい。」

【助演女優賞】　ジェニファー・コネリー（「ビューティフル・マインド」）
　　※受賞コメント　「愛より大切なものはありません。
　　　　　　　　　　　すべての人にお礼を申し上げます。」

【オリジナル脚本賞】　「ゴスフォード・パーク」

【脚色賞】　「ビューティフル・マインド」
　　※受賞コメント　「大勢の人たち。そして私に勇気を与えてくださった方たちに感謝したい。
　　　　　　　　　　　精神的な障害を持った人たちにも人生が大いなる意味を持つのだということをお知らせしたかった。
　　　　　　　　　　　ラッセル・クロウ、ロン・ハワードはすごかった。
　　　　　　　　　　　彼らがこの映画に息を吹き込んだ」（アキバ・ゴールズマン）

【外国語映画賞】　「ノー・マンズ・ランド」（ボスニア・ヘルツェゴビナ）

【美術賞】【衣装デザイン賞】　「ムーラン・ルージュ」
　　※受賞コメント　「アンガスに感謝しています。
　　　　　　　　　　　これは私たちだけんでなく、バズ・ラーマンも一緒にとった賞です。」（キャサリン・マーティン：衣装デザイン賞）
　　　　　　　　　　「家族や大勢の人々、とりわけキャサリンに感謝しています。」（アンガス・ストラティ：衣装デザイン賞）
　　　　　　　　　　「本当に感謝しています。
　　　　　　　　　　　努力さえすれば夢はかなうんですね。
　　　　　　　　　　　すばらしい旅に出させてくださってありがとう。」（キャサリン・マーティン／ブリジッド・ブロック：美術賞）

【編集賞】【音響賞】　「ブラックホーク・ダウン」

【撮影賞】【作曲賞】【メイクアップ賞】【視覚効果賞】　「ロード・オブ・ザ・リング」
　　※受賞コメント　「メイクアップはいろんなものを厚く塗っていくため、俳優は小顔じゃないといけない（笑）」（ピーター・オーエンとリチャード・テイラー：メイクアップ賞）　　　
　　　　　　　　　　「この機会を与えてくれてありがとう。
　　　　　　　　　　　すばらしいキャスト・クルーの人たちと仕事ができました。」（アンドリュー・レスニー：撮影賞）
　　　　　　　　　　「我々は超現実な視覚効果を狙ったがスタッフは最初から全力投球してくれた。」（視覚効果賞）
　　　　　　　　　　「ほんとにスタッフのみんなはがんばってくれた。
　　　　　　　　　　　物語を映画にするというこの「ロード・オブ・ザ・リング」の制作に携われたことに感謝します。」（ハワード・ショア：作曲賞）

【オリジナル歌曲賞】　“Ｉｆ　Ｉ　Ｄｏｎ’ｔ　Ｈａｖｅ　Ｙｏｕ”「モンスターズ・インク」

【音響編集賞】　「パール・ハーバー」

【長編ドキュメンタリー映画賞】　「Ｍｕｒｄｅｒ　ｏｎ　ａ　Ｓｕｎｄａｙ　Ｍｏｒｎｉｎｇ」
　　※受賞コメント　「我々が何故、ドキュメンタリーを撮るのかというと物語を語る上で、夢の実現の助けになるだろうと思ったのです。」

【短編ドキュメンタリー映画賞】　「Ｔｈｏｔｈ」
　　※受賞コメント　「ある男性をフィーチャーしたかった。
　　　　　　　　　　　愛により報われたことが分かってもらったらと思っています。」

【長編アニメ映画賞】　「シュレック」

【短編アニメ映画賞】　「Ｆｏｒ　ｔｈｅ　Ｂｉｒｄｓ」
　　※受賞コメント　「１０億人の皆様が見てるなんてすばらしいですね。
　　　　　　　　　　　たくさんの人に感謝を！また一人一人と仕事したいと思っています。」

【短編実写映画賞】　「Ｔｈｅ　Ａｃｃｏｕｎｔａｎｔ」
　　※受賞コメント　「（短編なので）もっと短い像かと思ってました（笑）。
　　　　　　　　　　　二人のパートナーと妻に感謝します。」（レイ・マッキノン）
　　　　　　　　　　「私の人生は扉は閉じていると思っていたのに、夫（レイ・マッキノン）が開いてくれたのです。」（リサ・ブラント）

【ジーン・ハーショルト友愛賞】アーサー・ヒラー
　　※受賞コメント　「お父さん、お母さんどうもありがとう。
　　　　　　　　　　　信じられないほど思いやりのある両親に、尊敬や愛について教えてもらった。」

【名誉賞】　シドニー・ポワチエ
　　※プレゼンターコメント　「名誉賞とはとても難しい賞です。
　　　　　　　　　　　　　　　映画の歴史の中で、大変ユニークな方をご紹介します。シドニー・ポワチエです。
　　　　　　　　　　　　　　　映画の中で黒人の位置づけというのは大変厳しく、黒人として初の主演を演じた彼の功績は大きいのです。」（デンゼル・ワシントン）

【名誉賞】　ロバート・レッドフォード　
　　※受賞コメント　「僕は恥ずかしがり屋です。でも感謝しています。
　　　　　　　　　　　ここにいる人たちは1週間すると今夜のことを忘れてしまうかもしれない。
　　　　　　　　　　　しかし、受賞した人はこのことを忘れないでしょう。」

74th academy

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《　授賞式の入場＆オープニングの模様　ａｔ　コダックシアター　》

　６５０フィートのレッドカーペットを通って次々にスターたちが会場へ・・・。　まず、ジュリア・ロバーツ、ハル・ベリー、シシー・スペイセクが登場！
　夕暮れの会場にはスターとプレスでいっぱい！
　ジュリア・ロバーツはアルマーニのシックな黒ドレス、
　ハル・ベリーはエリック・ベネイ同伴で上半身が透ける大胆なドレス。
　その後、シャネルのピンクドレスを着たニコール・キッドマン、マリサ・トメイは
　黒いチューブドレス、シシー・スペーシクは白いスーツで来場。

　観覧席は完全予約制。大通りは封鎖するという徹底的なセキュリティ管理で、
　４２年ぶりのハリウッドでの開催。

　ラッセル・クロウが長髪＆黒のタキシードで来場。
　「ウーピ－・ゴールドバーグがどんなパフォーマンスを見せてくれるか
　今日は楽しむつもりで来ている。」受賞スピーチの準備はしてない模様。
　そして同伴のお相手はダニエル・スペンサー。
　以前におつき合いしていて別れたはず・・・。
　確かゴールデングローブ賞の時もご一緒でした。（愛が復活？！）
　続いて助演女優賞ノミネートのケイト・ウィンスレットが赤のドレスで、
　イーサン＆ユマカップルもご到着。
　デンゼルは深い黒のタキシードで来場。もちろん奥様をエスコートして・・・。
　ジェニファー・コネリーはベージュのドレス。
　「映画は見るのも出るのも好き。すばらしい役に恵まれてうれしい」
　とコメントした。
　イライジャ・ウッドはノリノリで「今夜は楽しむつもり！」、
　ジョシュ・ハートネットは「この場に来られたことが一番の誇り」と謙虚なコメント。
　レニー・ゼルウィガー（「ブリジット・ジョーンズの日記」）も黒いドレスで、　初ノミネートにうれしさいっぱいで登場。
　続いてキャメロン・ディアス。「レッドカーペットは楽しむものよ。」と魅力的な笑顔で来場。
　個性的なドレスについてふれられると
　「このドレスを見たときは私のものと思ったから即、手に入れたわ。
　パジャマのように、リラックスできるの」とコメント。

　会場が華々しく受賞者で埋まり、黒のタキシード姿のトム・クルーズが
　自分の映画観を交えて最初の挨拶。
　「映画はマジック。映画を楽しんで欲しい。」
　司会のウーピー・ゴールドバーグが「ムーラン・ルージュ」のように
　天井からゴンドラで入場。会場は一瞬にして大拍手の渦。
　羽とスパンコールのセクシー（？）な衣装で
　「ワタクシこそまさしくセクシー・ビースト。」とコメントした。
　「今回の受賞は大混戦。みんな黒い噂がマックロケ。
　こんなことはこれでヤメにしたいわ、ＮＹは大変な悲劇だったけど安全対策は大丈夫？と確認したら、
　ビリー・クリスタルを用意したからと言われたわ。」
　とブラックユーモアも連発！（笑）

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