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2016年07月02日
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テーマ: ニュース(96601)
カテゴリ: 政治問題
 イギリスがEUからの離脱を選択した朝の東京新聞コラムは、次のように書いている;




 うまい題材で、この崖から平然と落ちていく男は、英国のコメディー集団モンティ・パイソンによる有名なスケッチ(ギャグ)の「バカ歩き省」の官僚。EU離脱の選択を気付かぬまま死に向かう歩き方とこき下ろしている。

 もっとも、EU離脱を支持する人びとには、この種の皮肉や警告もまったく効果がなかったのは確かだ。今回の投票結果を 残留派による「プロジェクト・フィアー」(恐怖作戦)の失敗 とする分析が英メディアなどに出ている。

 EUから離脱すればGDPは降下し失業率は悪化する。英国は貧乏になる。日本人が聞いても震える警告だが、離脱派にはそれが怖くない。

 なぜならその恐怖は自分たちの生活を顧みることのなかったエリートという敵の宣伝にしか聞こえぬから信じるはずがない。異なる意見への不信。敵意。英国の分裂はそこまで悪化していたか。離脱派には移民に職を奪われるという恐怖の方が排外的であろうと現実的に聞こえてしまう。

 さて、「バカ歩き」の行進は欧州全土や米国へ。日本? 互いに聞く耳持たぬ意見対立という意味ならばとうに始まっているか。脅しではなく。


2016年6月26日 東京新聞朝刊 11版S 1ページ「筆洗」から引用

 米雑誌「ニューヨーカー」をはじめ、多くのメディアはイギリスのEU離脱を「愚かな選択」と考えているらしい。EUを離脱すると大企業が商売をやりにくくなるのだから、大企業から見ればこれは明らかに「愚かな選択」ということになるが、労働者階級の立場から見ると、残留派の「離脱するとイギリスは貧乏になる」という脅しはまったく効果を発揮しない。それというのも、既にこれ以下はないという貧乏に達しているからで、だから「自分たちの苦境は移民に仕事を取られているせいだから、離脱したほうがいい」という発想に容易に同意できるのであろう。結局、今までEUに加盟してメリットがあったのは1%の富裕層のみで、99%の労働者階級には何のメリットもなかったのであるから(その割には国民投票は接戦だったが)、今回の国民投票が「バカ歩き」などと揶揄されるような愚かな投票行動だったとは言えないと思います。







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最終更新日  2016年07月02日 19時57分44秒


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