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2017年01月12日
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テーマ: ニュース(100322)
カテゴリ: ニュース
日本共産党の第27回大会議案書は、過去の3つの大きなたたかいに歴史が答えをだしてくれたとして、3つのうちの1つである「戦前の暗黒政治とのたたかい」について次のように記述していると、12月25日の「しんぶん赤旗」が述べている;




 「日本共産党の95年は、日本国民の利益を擁護し、平和と民主主義、社会進歩をめざして、その障害となるものに対しては、相手がどんな強力で巨大な権力であろうと、正面から立ち向かってきた歴史である」

 大会決議案はこう強調し「歴史が決着をつけた三つのたたかい」に光をあてています。


◆戦前の暗黒政治とのたたかい-戦後に生きる先駆性

 第一は、戦前の天皇制の専制政治・暗黒政治とのたたかいです。

 1922年7月15日、日本共産党は、侵略戦争反対と主権在民の旗を掲げて結成されました。 天皇制政府は、日本共産党に激しい弾圧を加え、作家の小林多喜二をはじめ、多くの党員が命を落としました。 それでも日本共産党は国民主権と反戦平和の旗を降ろさず、不屈にたたかいつづけました。

 日本共産党のたたかいの先駆性は、歴史が証明しました。敗戦で受諾したポツダム宣言は、日本の戦争を侵略戦争だと認定し、軍国主義の排除、日本の民主化を明記。日本国憲法は国民主権を明記し、 戦前の日本共産党の主張が戦後日本の根本原理となった のです。

 12年間獄中でたたかい抜いた故・宮本顕治元議長など戦前の日本共産党のたたかいは、戦時を知る良心的知識人からも高く評価されています。(別掲)


◆評論家・加藤周一さんの当時の談話

 「宮本顕治さんは反戦によって日本人の名誉を救った。戦争が終わり世界中が喜んでいるのに 日本人だけが茫然(ぽうぜん)自失状態だった時に、宮本さんは世界の知識層と同じように反応することができた 」(訃報に接しての談話、「しんぶん赤旗」2007年7月21日付)


2016年12月25日 「しんぶん赤旗」日曜版 4ページ「第27回大会決議案 その5 歴史が決着 三つのたたかい」から一部を引用

 戦前の国民は、日本が神様の国だから負けることはないと教え込まれていたのですから、それが負けたということはどういうことなのか、にわかには理解ができず茫然自失だったのは無理もありません。しかし、共産党は戦争が始まる前から政府と軍部がやろうとしていることは「侵略戦争」だから止めるべきだと主張していたのですから、いざ敗戦となったときは「だから、言ったじゃないか」という心境だったことと思います。本来であれば、国民のたたかいによって軍国主義を排除し、日本の民主化を宣言し、国民主権を確立するべきであったのですが、GHQの支援を受けることになったのは歴史の経緯であって、今さらこれを否定するわけにもいきませんし、否定しなければならない問題というものも存在しません。それよりも、軍国主義の排除や国民主権などという主張は、戦前は違法行為とされ取り締まりの対象であったのですが、戦後は軍隊の否定も国民主権も憲法に書き込まれることになった点に、共産党の主張の先見性が表れていると言えます。「真理は少数派の中にある」という格言がそのまま当てはまる事例と言っていいのではないでしょうか。





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最終更新日  2017年01月12日 18時58分47秒


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