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「日本共産党の95年は、日本国民の利益を擁護し、平和と民主主義、社会進歩をめざして、その障害となるものに対しては、相手がどんな強力で巨大な権力であろうと、正面から立ち向かってきた歴史である」
大会決議案はこう強調し「歴史が決着をつけた三つのたたかい」に光をあてています。
◆戦前の暗黒政治とのたたかい-戦後に生きる先駆性
第一は、戦前の天皇制の専制政治・暗黒政治とのたたかいです。
1922年7月15日、日本共産党は、侵略戦争反対と主権在民の旗を掲げて結成されました。 天皇制政府は、日本共産党に激しい弾圧を加え、作家の小林多喜二をはじめ、多くの党員が命を落としました。 それでも日本共産党は国民主権と反戦平和の旗を降ろさず、不屈にたたかいつづけました。
日本共産党のたたかいの先駆性は、歴史が証明しました。敗戦で受諾したポツダム宣言は、日本の戦争を侵略戦争だと認定し、軍国主義の排除、日本の民主化を明記。日本国憲法は国民主権を明記し、 戦前の日本共産党の主張が戦後日本の根本原理となった のです。
12年間獄中でたたかい抜いた故・宮本顕治元議長など戦前の日本共産党のたたかいは、戦時を知る良心的知識人からも高く評価されています。(別掲)
◆評論家・加藤周一さんの当時の談話
「宮本顕治さんは反戦によって日本人の名誉を救った。戦争が終わり世界中が喜んでいるのに 日本人だけが茫然(ぽうぜん)自失状態だった時に、宮本さんは世界の知識層と同じように反応することができた 」(訃報に接しての談話、「しんぶん赤旗」2007年7月21日付)
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