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まず県内5小選挙区すべてを自民が制した群馬県。自民が全区を独占した県は8県あるが、熊本は全4区、他は全2、3区で、全5区自民一色の群馬はやはり目立つ。
逆に全区を立憲民主が制したのは新潟県と佐賀県で、特に全5区立民一色の新潟は目を引く。
極端な結果になった理由は一応あるようだ。
群馬は5人中4人が世襲で、しかも3人は元首相の直系である(中曽根康隆氏、福田達夫氏、小渕優子氏)。群馬は強力な政治家一族が君臨する自民王国。裏金もどこ吹く風の無風区というか無風県で、そのせいか投票率も50%を切る。
新潟は最近まで野党共闘のモデル県だった。 テレビ新潟の報道によると今衆院選でも1区以外の4選挙区に共産は候補を立てず、間接的な支援に回ったという。協力的な関係が奏功した形だ。
しかし、どこより異質なのは府内全19区を維新が制した大阪府だろう。ほかでは完敗でもここでは全勝。熾烈な戦いで公明の4議席を奪った結果というが、謎の独裁国家がぽつんと存在するかのよう。在阪のマスコミも芸能事務所も味方につけた維新帝国。でも外には支持が広がらない。
どんな事情で選ばれたにせよ1議席は1議席。さて勢力図が変わった国会は?
(文芸評論家)
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