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【購入した本】『山峡の章』 松本清張(光文社文庫プレミアム)『ゴメスの名はゴメス』 結城昌治(光文社文庫)『 夏の闇』 開高健(新潮文庫)『 輝ける闇』 開高健(新潮文庫)『告訴せず』 松本清張(光文社文庫プレミアム)本が手放せない者にとっては、月が替わっても何ほどのこともないのであるがこうして今月、新たに買った本をラインナップしてみるとひとつひとつ、その本を手にした時には子供っぽい喜びがわいたのであるこのような文庫本は今やたやすく手に入り(買えて)昔のようにやったぁという感じではないけれども、けれどもインクのにおいのする新本はわくわくするような嬉しさがこみ上げるのであるほんと、どうしょうもない!結城、開高は今年ベトナムへ行こうかなと思い読みたくなった本 【読了本】『ひとり旅』 吉村昭( 文春文庫)『夫婦茶碗』 町田康( 新潮文庫)『山峡の章』 松本清張(光文社文庫プレミアム)『ふおん・しいほるとの娘』 吉村昭( 毎日新聞社)『ゴメスの名はゴメス』 結城昌治(光文社文庫)『ぐるりのこと』 梨木果歩(新潮文庫)
2014年01月31日
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最近読み終わった町田康『夫婦茶碗』同時収録の「人間の屑」の書き手もそうだがとにかく主人公(語り手)、働かないので困窮しまくりなんだかかだと理屈をつけ、仕事をしても続かない主人公困る困るといいながらだらだらと暮らしているので妻ともども食べるのにも事欠くのであるがそのことで喧嘩しながらも野草をゆでて食にする妻ものんきそう(そんなこと、わたしだって趣味でしてるわい)あげくのはてにメルヘン作家を目指そうなんて いわゆる現代社会の貧困スパイラルの問題提議でもなくじゃ、夏目漱石時代の高等遊民とも違うようななんともおもしろい落語を聴いているような語り口で寓意も読み取れるし、文章も巧みなのだ芥川賞作家の所以であるな~と思うのだけれどもわたしなど「いいかげんにせよ!」と怒りたくなるのもほんとうま、芸術を理解できないのだろうけどやっぱりこのままいったら破滅じゃないかと思うわたしはまともなんだか、無粋か?
2014年01月28日
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『ゴメスの名はゴメス』結城昌治ミステリアスなタイトルに惹かれ、今年はベトナム旅行も計画しているのでベトナムに舞台をとった小説シリーズ第一弾 として読んだけれども舞台となるベトナムサイゴンの街がくっきりと浮かんでこないスパイが登場するミステリー部分も今となっては凡庸だしいまひとつ不満であったところがこの文庫本(光文社文庫)結城さん自身のあとがきが5文章もついているではないか そのあとがきや「ノート」として補足してある文を読んでびっくりした作者は現地(ベトナム)に行ってもいないのに書いていらっしゃるま、そういうこともあろうか天国にいってもいないのに行ったような物語もあるので…当時(1962年)サイゴンの街の地図もなかなか手に入らない時代だったというやっと手に入れた情報で自分が作った街の地図を見ながら雰囲気などは現地特派員なった新聞記者に聞いて想像で描いたすごい想像力(創造力?)なのではあるのである当時まだベトナム がそれほど問題化していなかったそれが本が出版されてからベトナム戦争のニュースが出始めだんだん注目されるようになってきた多くの読者は当時ベトナムなんて詳しくは知らなかったのだうーむベトナムとはこんなところかと当時新聞のニュースや記者もの(?例えば『南ベトナム戦争従軍記』など)読んで想像力のふりかけとして多くの人に読まれたのではないかしらんともかくもこの21世紀2008年にこの文庫本は出版されているずいぶん何回も再版されて加筆訂正されている本なのである「筆者愛着の作品」と「日本スパイ・ミステリーのハシリ」らしいのであるタイトルが秀逸と思うのはわたしだけ?それがネタではあるんだが
2014年01月25日
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若き女性にとって「結婚がゴール」 となされていた時代があった「その一年前、朝川昌子は女子大を卒業した。一人で九州を旅行してみたいというのがかねての望みだったが、それが在学中は実現せずに、学校を出てから初めてかなえられたのである。」松本清張『山峡の章』の冒頭この一節をとってみても時代がわかろうというもの今とは全然違うのであるその旅行中にひょんなことで、東大出の経済官僚の堀川と知り合う朝子は交際一年もしないうちに結婚することになる旅行中に知り合ったとはいえ「三高」高学歴、収入安定おまけに背が高い理想の結婚のはずところが、ところがであるうまくいかないエリート意識の高い堀沢の冷たさばかりではない朝子のほうもいけない旅行で知り合った時に堀沢の友人も一緒だっただだし、彼の職業も履歴もわからずおまけにずんぐりむっくり、朝子は堀沢を選んだしっくりしない新婚生活に悩む朝子に妹と夫の失踪、死体発見の展開が待っていたと、ミステリーは流れるわたしは文藝春秋社の松本清張全集の38巻までしか持っていないから未読がかなりある最近、光文社でプレミアムミステリーと銘打ってあった文庫本を本屋で見つけた(おやおやもう第二弾か)読んであるのも、ないものもあるけどまだ読んでいないものを見つけると嬉しくなるやはり清張さんの文章は落ち着く(うまいのである)冒頭の文章からして安心してはまった(その時代に同時に生きていたいう安心感もあるのだろう)
2014年01月23日
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『ふぉん・しいほるとの娘』吉村昭シーボルトの娘「いね」の波乱の生涯あるいは女性自立ものがたり&教養小説とみてもいいのであるが事実上スパイだった医師シーボルトと遊女の間に生まれ江戸時代末期、女でありハーフがゆえに辛酸刻苦して女医第一号になったというそれはそう強調してなくて淡々吉村さんの筆は末と維新後の歴史事実にものすごく詳細に詳細に書かれてあったので、その雰囲気にのまれたつまり、その裏打ちがあるからこそおいねさんがぴかりと光った女性だったのねとの読後感なのであるなるほどね、思うには思うがすっかり維新前夜維新後の歴史事実に目を覚まされたそりゃそうでしょ、港にゃ、外国軍艦押し寄せ大砲ガンガン、略奪や乱暴狼藉もあったつまり侵略対して日本の中は喧々諤々、まとまりゃしない長い鎖国の平和ボケ、陰謀あり、暗殺あり時代の急激な波に右往左往する人々(まったく、今もってしてないか)吉村氏の調べて書くという魅力にはまってしまいちょうど教科書のようにも読めたわたしだった今後この辺のものを読むのが楽しいかもしれない
2014年01月22日
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『若書き』(わかがき)という言葉があります画家や作家の若いときの作品のこと例えばわたし画家河合玉堂さんの絵はシンプルで好き黄葉の川に線描きの船掉さすおひともちょいちょいと描いてあり ひょっとするとおへたかな、なんて(笑でも玉堂さんの写生帖山水編をみてみると微に入り細を穿つように山水草木が描かれているのもちろん下のようなものもはちょっと細かいけど これは有名ですね、やはりぼかし加減で美しい 常識ですね、単純なような線も才能と鍛錬によるものとそこで文学今、吉村昭『ふぉん・しいほるとの娘』を読んでいるでも、それがさ、読むのが大変なの上下巻670ページ2段組み、活字小さいしかも微に入り細を穿つような歴史的事実の文章の合間にシーボルトの娘のお稲の生涯が描かれている吉村さんの若書きかなと思う次第もちろん脂がのっているいい文章なのだがなんだか目が悪くなりそうよ
2014年01月14日
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人間年をとると話が繰り返しになりますねしかもなぜだか前とそっくりにしゃべりますよ(笑わが連れ合いもしかり、しかもまだ70代ですよわたしも嫌になっちゃいますが「おとうさん、またおんなじ話している」という息子娘のなさけない顔がたまらん作家の文章もそうですあんなかしこい作家野上弥生子の最後の作品『森』も終盤は「あれれ~!」と思うほど繰り返しとみだれがありましたでも、百歳なら仕方ありませんねだから編集者もそのまま本にしたんですね(このことをわたしは前に『森』の感想ブログで言ってるかもわたしも繰り返しだなあ 笑)吉村昭の最後の著書エッセイ『ひとり旅』を読了しましたがやはり同じ話題を繰り返してあるのがおさまっておりますエッセイと講演からおこしたのやら対談ですからまとまった小説ではないのでそれはそれでよいのです吉村さんは徹底的に調べて書く作家さんなんですねそれもひとりであちこち出掛けて行くのです普通は出版社の編集者さんがついていく方が多いらしい題材の関係者たちにも会うし、関係地の図書館にも通うそういう時の費用も自前がモットー、ひとり旅だから、作家とは思われないで警察関係や土建業者に思われ挙句の果て「作家吉村昭」の名をかたっている詐欺まがいにそういうおもしろいエピソードが満載また、吉村さんの作業苦労やその醍醐味が語ってあって作品が読みたくもなる、宣伝効果ありのエッセイひとり、満悦したのであったがそれではもったいないでこれは詳しく感想を語らねばと思ったの
2014年01月06日
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入院したら退屈で本がたくさん読めるというのはうそ退院しても後遺症で頭が痛くて読めなかったむしろ忙しい12月に合間をぬって読んだときが多く読めたそういうもんだ 『海賊とよばれた男』 百田尚樹 『一週間』 井上ひさし 『終わらざる夏』 浅田次郎 『台湾紀行』 司馬遼太郎 『人間にとって成熟とは何か』 曽野綾子 『高野聖』 泉鏡花『シュンポシオン』 倉橋由美子『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』 竹田恒泰 『いとま申して』 北村薫 『シングルガール』 落合恵子『風の武士』 司馬遼太郎 『天上紅蓮』 渡辺淳一 『だから荒野』 桐野夏生 小説を読む楽しみは文字の間から立ちのぼってくる「かたち」を想像するにあるだからあまりにもわかりやすい文章だと拍子抜けする凝りに凝った文章でも嫌味だが、解説ではないのだからそこに味なり、濃さなり、舌触りなりがほしいやはり泉鏡花はいい倉橋由美子の『シュンポシュオン』は当然手練れだし井上ひさし、北村薫、桐野夏生の文はわかりやすいのとは違う
2014年01月05日
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まだそうご挨拶してもいいでしょ最近は日々が速い(く感じる)のでもう正月気分も抜けたようになっております本年もよろしくお願いいたしますということは今年もだらだら続ける気でいる(らしい) 旅行から帰って、暮れまでの忙しかったこと!障子張替、ガラス拭き、換気扇掃除浴室掃除、寝具の点検、買い物等々ま、おせち料理を全面廃止にしたのがせめてもの「楽」かなほんと若い人たちの不満もなく、わたしたちのノスタルジーもなくあれは不必要なものだったのねとわかりましたつまりお正月は普通においしいものを食べて楽しくすごせばいいのですというより普段から「盆と正月」のような食事をしているのですね12月29日から1月3日までばっちり孫、子家族(5+1)が「わいわい」しておりまして帰ってくれましての、きのう、また(汗)大掃除をしてやっと、ほっと(笑)でございます本日は冷蔵庫がカラになったのでスーパーへこれでふたりの日常がはじまるのでして これ、何年かまえのお正月にアップしたものなます、酢ダコ、黒豆、数の子、栗きんとん、かまぼここんなシンプルなお正月料理の用意でも大変だった!
2014年01月05日
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