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葉室燐『おもかげ橋』読了この作品は友情を描くにあるたまたま葉室作品を多く(10冊ほど)読んでいるので「あれ?また、この人間関係とこの状況!」と鼻白む思いがするのでもあるが、、、葉室さんの文学テーマのひとつでま、「友情」と「三角関係」は切っても切れないしそこにストーリーの展開のおもしろみもあるのだからところで「友情」と「恋愛」を描くのに男同士の小説が多い気がする古くは夏目漱石『こころ』、武者小路実篤その名も『友情』で、この小説の男二人から恋される女性『源氏物語の宇治の巻』の浮船みたいなのだ自分がどちらを好きか最後の最後までわからない設定友だち同士にとっては友情は壊れないし、神秘的であるしかし両方にいい顔した悪女じゃないのわたしなどそのほうがおもしろいし「それがこのストーリーのキモ」などとほくそえんだのだ言ってはなんだが、女はしたたかなものだからしかし、それは違っていたでなければ『おもかげ橋』などとロマンティックなタイトルにはしない男性作家は悪女を書きたくない?!
2015年10月29日
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時代は19世紀始め、ジェーン・オースティン描く『説きふせられて』の世界8年前準男爵の娘と将来性がわからない平民の若者とが恋に落ち、婚約までしたけれども婚約解消の憂き目にあう周囲に反対される理由は相手の経済力が胡乱で、しかも社会的地位も釣り合いがとれないとのことなのである説得されて独身のまま27歳になったヒロインが寂しく、無為の日々を過ごしていたところひょんなことで元婚約者と再会、またいろいろあって...というストーリー娘の父親は自分の美貌と社会的地位に虚栄心の塊なのだ若いときは水も滴る美青年、54歳のいまでもまだまだ美男子なので自分の容貌を鼻に掛けるのは、女性でも珍しいようであり自分の社会的地位(準男爵)を有難がるのは、新興貴族の召使いより甚だしいとオースティンの筆は辛辣「虚栄心の塊」の親を持つと苦労するヒロインは次女だが、長子の姉は父親そっくり美人で気位たかく意地悪、独身妹も結婚してはいるが性格悪く、ヒロインの日常は荒涼としているしっかりした母親が亡くなると、父と姉の虚栄心浪費で財政逼迫広大な家屋敷を貸家にしてしのぐことに相成り借り手の海軍軍人妻の弟がヒロインの元婚約者というわけで元婚約者との思いがけない出会になるいという皮肉な状況のヒロインであったとまあ、ストーリーは進むが結婚をめぐる状況の悲喜劇は現在も同じ周囲に反対されてというより、自分の思惑で非婚化している現代いわく経済的の問題男女の役割分担の不公平そして非婚化したあげくの社会的弊害わたしはみな結婚すればいいとは思っていないがその非婚化の世界は荒涼としてさびしい厳しいものになる一面もあるだろうに今回は岩波文庫『説きふせられて』(富田彬訳)を読む、少々古めかしい訳が19世紀のオースティンの文らしく思え、前回読んだちくま文庫『説得』(中野康司訳)は新訳とうたっているだけに現代の会話に近い
2015年10月18日
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自分のログも煮詰まった感じになってそれも気に食わないが他の方のを覗くといってもリンク友の決まった方々を拝見するだけになり言ってはなんだけどやっぱりマンネリになっていてだからと言ってやめたいとも思えなくてというより、そのやめた後の寂しさに耐えられなさそうでふがいないブログ運営である煮詰まろうと、マンネリになろうと自分の勝手であるとわれ関せずに、せっせとアップしている方もありそれはそれで可もなく不可もなく害もなく続けようとやめようと「自由なのではある」がいまだにわたしはやめない何がそうさせるのかつらつら考えるにやっぱりやめた後の手持無沙汰が恐ろしいのよねどうもわたしの本の「断捨離」作業に似ているなあ
2015年10月11日
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『一路』 浅田次郎NHKTVドラマは原作の迫力がなくて途中で見るのを止めた山中雪の場面を予算の都合で無にしたからだろうか脚本で全く違うストーリ展開になってた『新宿鮫』(第1巻) 大沢在昌再読、すごくおもしろいのにすっかり忘れているそうなるとお得感があるから、ま、いいか10巻ぐらいあるシリーズを全部読むつもりで再スタート『秋月記』 葉室燐『家族という病』 下重暁子あと『蒼穹の昴』 浅田次郎は上巻のみ
2015年10月11日
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ここのところ、毎朝30分ばかりトラックを早歩きをしている運動場に出かけてするのだが、その行き帰りも合わせて一時間以上かかる全部で8,000歩ばかり散歩はしていたこの辺は起伏が多く、坂道ばかり一時間かけて歩いても4、5,000歩心臓への負担が重くなって、ちょっと「やだなあ」と思っていたので平坦な運動場での早歩きはなかなかいい今までになかったこの予定が入ってそのあとの日常生活(家事)が押せ押せになってせわしなく日々くらしているのに、大好きな本を読まにゃならぬ畑も種まき時、ほんとに忙しいだからブログも休みがち、かな(笑吉村昭『破獄』を読了実に充実した小説であった準強盗致死罪で無期懲役中、4度も脱獄し脱獄中にもまた強盗殺人を犯す、ひとりの男それを追う、官憲や刑務所の看守たち時代背景は日本が太平洋戦争に向かってひた走りな時に始まり戦中、戦後のアメリカに占領された混沌とした中をくぐりようやく落ち着いたともいえる時代に入り昭和高度経済成長のまっさかり期に終わるのであるもちろん厳重な監獄(刑務所)からどうやって脱獄したのか?つかまるだろうか?というスリルはあるまた、この男の異常さはどうであろう、という興味読み方いろいろに出来る小説でも、わたしは昭和史をあらためて感じ自分もいたのに時代を知らなかったような気がしたのであったまた(刑務所という)閉じ込められた場所にしのびよるさまざまな影響人生という限られたものにも「破獄」という手段もあったのかなどと夢想してしまったのである
2015年10月04日
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