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『あちらにいる鬼』井上荒野1970年の初め、瀬戸内晴美氏が出家するというころ、『かの子繚乱』やなどの作品を夢中で読んだ頃が懐かしく、面映ゆく読んだ。なぜかと言うと、チャプターに年代がきちんと示されていて、その頃の自分もついでに思い出してしまうからだ。『いづこより』は半自叙伝の作品、中心をなす不倫相手の作家が誰ともわからなくてもどうでもよく、そんなこと詮索しなくても、突き刺さる作品と感じただけでよかった、わたしの30代(主婦子育て真っ盛りを普通に過ごしていての)それから晴美氏が寂聴さんとなり、マスコミをにぎわしても、それは横目で見ていたのだけど、モデルが誰だとか、やはり興味がなかった。井上荒野さんという作家は興味がありつつ未読、いっきにいろいろなことがわかった。井上光晴さんだったのか(でも作品は知らない)と、荒野さんの作家力にますます興味が湧いて、魅せられてしまったことなどだ。この作品の魅力は文庫本解説の川上弘美氏のが秀逸。
2022年06月19日
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Internet Explorer11のサポート終了のこと。15日までと勘違いして、一昨日14日に慌てて夫のPCを設定し直しました。わたしのPCは購入時にもうMicrosoft Eedgeになってましたから、関心がなかったのですが、「はた?」と気が付いて 笑というのも「お~い、ボタンがどこかにいってしまった!」と時々騒ぐ夫ボタン=アイコン自分がデスク上をあちこちやたら触って移動させたのにねその度に調節するのはわたし文字倍率を大きくしているのですが、それも触って変えてしまい、戻せない出困るってる。まるでわかってませんパソコンの使い方なのに超高級(FMV Windows7で高価だったのでそう思う)のPCを欲しがり、使っているのでか(?)11年もたっても壊れません。いや、この頃は昔のようにすぐトラブル起きませんね。もうバッテリー交換しなくてはならないのですが、高級ですからモニター画面も超きれいですし、何せ使えて、使い慣れていているから「いい」と言っていて、そういえばEdgeに変えるとわからなくなるからと拒否されていたんでしたっけ。というわけで、アップグレードも滞りがちな Windows7のネット環境を整えるのに半日騒ぎましたのが(わたしだってそう詳しくなく、サラッと出来るわけではない)おとといのことでした。鉢植えのネモフィラ一輪 いつ群生を見に行けるのでしょう~
2022年06月16日
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『罪と罰 3』ドストエフスキーさて、この複雑で面白いたくさんの登場人物たちとラスコーリニコフというトンデモ青年の物語を読み終わって、思い上がり青年の無謀な殺人は、本人の罪だけでなく、家族はもちろん、周りの人たちをも否応なく巻き込む複雑なストーリーになるのだなあ、と。(名作なれば)世界中の読者も「これは何なのか!あれは何だったのだ!」と懊悩するのだよ。主人公の名前ラスコーリはロシア語で叩き割るの意味だそう。さすが主人公…、名に恥じない!?似たようなことは現実世界にもあった、ありますね。それを19世紀に予言したドストエフスキーは偉い。トルストイもそうだけど、その他大勢のロシア近代文学者の作品はとても奥深くすごい、近代文学の祖ですよ。その発祥の人々の国!!と言っていてもしょうがない。物語のご本人さんが反省したのだから、その後どうなるのはわからないけど、一応終わったと思いたい。しかしこの作品、読みどころが多くてね、3回ぐらいでは読み切れないのもほんとう。
2022年06月12日
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『罪と罰 2』ドストエフスキー3回目なのにすっかり忘れているから、やっぱりおもしろいなあと読み進む。忘れるからと、第1部と第2部はあらすじを追って書き出したが、何のことはない『罪と罰 2』巻末の「読書ガイド」に、翻訳者の亀山先生が第1部と第2部のあらすじを完璧にまとめてくださっていたのだ。第3部と第4部は最後の『罪と罰 3』の巻末にあった(それも忘れていて)。この文庫本がある限り、そこを見ればよい、ということで、ここからはラクをしよう。第3部の感想もうろうとして母と妹に再開し、妹ドゥーニャの犠牲的婚約の話が面白くないラスコーリニコフなんだけど、自分の罪にもおびえて複雑。そりゃそうだ。でも、妹アヴドーチャ(ドゥーニャ)がすごい美人で、だから家庭教師先でも追いかけられ、お金目当てで婚約したルージンにも執着されるのだが、嫌気がさして彼を振りそうな時に、ラスコーリニコフを献身的に看護してくれた人のいい友人ラズミーヒンとも速攻、恋に落ちるとは…、都合よすぎ。しかしそこがまた面白くさせ、うまいのかもね。ラスコーリニコフはちょっと変人。殺人を疑われていると知りながら、予審判事ポルフィリーや警察官にちょっかいを出すのだもの。幽霊や悪夢を見てしまうのも当然。過去雑誌に「犯罪の研究」の文章を発表していたのをバレるなぞ、SNS時代じゃないのに、わかってしまうのは昔の斬新なリアルかな。第4部の感想スヴィドリガイロフがラスコーリニコフの前に登場。妹ドゥーニャを子供の家庭教師なのに追いかけて困らせた張本人。この人もおかしな人、不思議なことを言う人で物語を複雑にしている。登場人物多数なのに皆がみな、個性的で饒舌で、長い長いセリフ。策士策に溺れる、じゃなくて小説家小説に溺れて、読者読みに溺れるというところ。妹ドゥーニャのしみったれ婚約者ルージンをみんなでやっつけるところは痛快。しかし予審判事ポルフィリーとの息詰まるやり取りは真に迫ってすごい。ソーニャとの邂逅は唐突感を抱くのだけど。
2022年06月04日
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