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2011年03月24日

福島県の某氏からのものが転送されてきました。地元の思いがあふれています。無断転載も良くないだろうと思いますので、要約して、一部抜粋してお送りいたします。

福島県よりの緊急アピール　　（平成２３年３月２３日）
・・・・として一民間の方ですが書かれています。

今事故を起している原発は東京電力のもので、東北電力のものではないこと。つまり、ここで発電された電力は、全て首都圏の生活を支える電力として使われており、福島や東北で使われるものではないこと。
首都圏の三分の一を供給し、それが事故を起したため、首都圏の電力が足りなくなり、そのための計画停電であり、被災地のための計画停電では決して無いこと。
その点を強調した報道は見られず、首都圏の計画停電は、被災地の為・・・と言う誤った知識が蔓延している。そういう報道は福島県民の心をいためることになっていること。

原発から半径２０キロ、３０キロと言う範囲では避難や屋内退避のため、行方不明者の捜索や瓦礫の片付けもまったく手付かずで、そこにとどまらざるを得ない方には、まったく支援は届いていないこと。
さらに近辺すら風評で物資もガソリンも手に入らず、支援にすら出向けず、圏外にあっても日々発表される環境放射線量の測定値と風向きに神経をとがらせ、
家では換気扇も回せず、放射性物質の吸入や付着を避けるために外出は極力避け、家
の中でじっと息をひそめ、街はゴーストタウンと化していること。
このままではやがて食料も枯渇するばかりか、放射能汚染による見えない恐怖という経験したことのないストレスに絶え間無く苛まれ、精神的に変調を来す事態に陥りかねないこと。

マスコミは放射線の数値をあおるだけあおり、付け足しでこのレベルなら大丈夫というが、「放射線の数値が通常より若干高い値を示していますが、体に影響のある数値ではありません。各地の数値は～」
と言うのが報道の仕事ではないのでしょうかとありました。

福島県民はガソリンさえ手に入らず、バスも救急車も支援のトラックも動かず、暖もとれず、遺体の火葬もごみも焼けない。救援物資を積んだトラックも寄り付かない。それが現状であり、現在観測されている放射線数値は人体に全く問題のない数値です。レントゲンやＣＴ、温泉の方がよっぽど高い数値を示しています。とありました。

風評被害がもう出始めています。国はもちろんですが、全国の方々には福島県の置かれている立場にご理解を頂くとともに、放射線に対する正しい理解をもって風評被害がこれ以上広まらぬよう、原発の被災地福島県の復興をバックアップして頂きたいと、ここに強くアピールする次第です。　　
と結んであります。

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