「思いつくまま、気のむくまま」

「思いつくまま、気のむくまま」

初めての入院


ボス家には98歳で今年1月に天寿を全うした祖母がおりました。

〔平成14年〕

この年ボスは自分がやりたいことがあって、4月~10月までの間に一泊の研修に5回出掛けました。

5月研修から帰ってくると、腰が痛くて起き上がれないおおばばがいました。

それまで週3日通っていた デイサービス&デイケア には当然通えなくなりました。

それから家で週3回の訪問看護&入浴、マッサージ、リハビリ、往診の生活がはじまりました。

介護保険制度が適用になった時点でベットでの生活を始めていましたが、
さらに家の中の改築(一部業者、一部はうちのパパ日曜大工)、ポータブルトイレの購入をしました。

ボスが出掛けるときはショートステイを利用するようにもなりました。

まだこの頃痛みがおさまれば、動く事の出来たおおばばが
ショートステイに出掛けると「今日はハワイにいってきた」と必ず言うのです。
?(゚_。)?(。_゚)?と思っていましたが、ある日そこへ見学にいくと・・・。
茶髪や金髪でかつ今時の言葉をはなす若い職員が大勢いました。
(・ー・)ノ ウイウイわかりました。
100歳近いおおばばから見れば、確かに異国の人だわこりゃ。

夜中におおばばにしか見えないお客さんがきたり、
天井から豆やお米がこぼれてきたりといわゆるボケの症状も少し出始めました。
家へ帰りたいと夜中に騒ぎ出したりもしました。

この時本当に不思議なのは昼間自分の力では家の鍵を開けられないし、
杖をつかないと歩けない人が、ボケの症状が出ている時は鍵あけて杖なしで脱走?します。それも真夜中や朝方。

そんなこんなでボスの研修が10月の頭に終了しました。
そして、土日に地元のお祭がありベットから目の前を通る屋台をうれしそうにみることができました。

そして忘れもしない10月10日。
その日は目覚めが悪く朝ご飯も食べたくないと目を閉じたまま。
それでもとウインダーゼリーを器に移し、スプーンで食べさせたのが午前10時ごろ。
数分後近所に住むおおばばの弟が訪ねてきてくれた。
「今日は寝てるよ、さっきようよう朝ご飯すませたとこ」
とりとめもない話をしながら、ふとおおばばの様子をみると、
何かが違う・・・(?_?)

呼吸が浅い苦しくなると時々ためいきをつく感じになる。
そして体がなんだか冷たい。
当時プータローだったパパさんやおおばばの弟とじいじと
即相談して救急車の手配。

ボスが入院に必要なものを用意している間におおばばが自分の弟に
「世話になったな」といったそうだ。

消防署が比較的近いところにあるので、すぐに救急車が来た。
かかりつけがT病院である事を告げ搬送してもらう。
病院につくと酸素マスクなどの処置のおかげか意識を取り戻し、
「あーよかった助かった」と本人。
人間の生への執着心をかいまみたような気がした。
今のように医療体勢が確立されていない時代は、
そのまま自宅で息を引き取ったのだろう・・・。

診断は肺炎でした。
熱があったわけではないのでえ?っとおもったが、
老人特有のものだと後からわかった。

でもその日以来2度と自分の足で歩く事が出来なくなり、
口から食べ物を取る事もできなくなってしまった。

おおばばは丈夫な人で97歳にしてこれが初めての入院だった。

入院中の出来事


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